2005年06月05日

【す】スカットコーラ

スカットコーラ


 これって、♪さッわやか〜♪の、アレ?
 いえ、炭酸タブレットなんですよ
 (マジにならないでね)






スカットコーラ(松山製菓):松山製菓といえばスカットコーラというくらいの主力商品。タブレットとも呼ばれる錠菓で、昔ならハイシーA→レモンドライ→MIO(ちょっと違うなあ)→スカットコーラという由緒ある伝統を引き継いでいます。1本で18粒。ドライブの乗物酔い防止に活用できます。包装が赤と白というのは、やっぱり某メーカーのコーラのイメージが強いからですね。
※すいません、キャラ横で使っている商品写真の色が悪いですねえ。本物はこちら(松山製菓)でごらんください。一覧表の中の「清涼菓子/スカットコーラ」をクリックしてください。

●なんとなくなんとなく、ですが、れっきとしたオリジナル商品です。でも、その割にデザインもなんとなく…
●19世紀終わり頃のアメリカで起こった禁酒運動のさなか、お酒の代わりになりそうな禁酒用飲料の研究をしていた男性が、1886年(日本では明治19年)、なんと水と炭酸水を間違えて使っちゃったという、とんでもないミスのために生まれた偶然の産物。それが、コカコーラの始まりでした。

 (参)コーラの歴史2 コカコーラ誕生

●この男性、人生の最後まで不運の連続だったみたいで、売り出し当時はそれなりのヒット商品であったコーラを、まあ、いろいろ事情があったらしいのですが、結局はE.G.キャンドラーという企業家に売り渡してしまったのです。しかし、そのおかげで、コカコーラは20世紀のアメリカ文化のシンボルのような存在にまでなったという、面白いというかすごいというか哀れというか、一筋縄ではいかないむずかしい人生の教訓です。

●コカコーラに関するうんちくをひとつ。ペットボトルは、コカコーラ社とペプシコーラ社の開発競争の中で生まれたものらしいですよ。情報源

●そんなコカコーラとはまったく関係のない炭酸タブレットのスカットコーラですが、松山製菓さんでは昭和36年から粉末ジュースの製造を開始、昭和38年に「パンチコーラ」という粉末の発泡清涼飲料を製造開始しており、スカットコーラはその延長線上で作られた駄菓子なんでしょうね、たぶん(すいません、ここは未確認情報です)。

●ともあれ、子どもたちから若い大人たちまで、食事のときもコーラを放さない新人類(これも古い流行語!)たちによって、きょうもスカットコーラは食べ続けられております。終わり。


松山製菓

キャラメル横丁 突撃!!メーカーさん第10回 松山製菓

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