どうも、 Carlです。

今学期、僕たち3年生は各自5分のショートフィルムを監督するという大きな課題が出されます。
何が苦しいって、45人が1ヶ月の間に限られたギアを使って、授業の間を縫って撮影しなければならないということです。
さらに、監督一人じゃあ映画は撮れませんから他のクルーとしてクラスメートをボランティアで雇わなければならないのです。
つまり単純計算、一人6、7本の映画に何かしらの仕事で関わらないといけないわけです…
楽しいけどだいぶ忙しいです笑




Focal Length
焦点距離

Previously, on The Cinematography...(前回まで)
さて、前回ではカメラの動きについて軽く説明しました。
ズームの話をした時にFocal Length(焦点距離)の話が出てきましたね。
(日本語でなんていうのかわからなかったので調べたら焦点距離っていうらしいですね)


まずレンズの話をしましょう。
レンズは人でいう瞳の枠割をするもので、カメラに内蔵されたセンサーに画を映していきます。
主にZoom Lens(ズームレンズ)Prime Lens(プライムレンズ)の2つがあります。

ズームレンズは前回お話しした通り、ズームを可能にするレンズで焦点距離を自在に行き来できます。
一方、プライムレンズはズームができません
1レンズ2付き1つしかFocal Lengthがありません。


いやいやだからFocal Lengthってなんやねんって思っていますね。
FLとはおなじみ単位のmmで表されてレンズ自体の長さではなく、レンズが拾った光が圧縮されてからカメラのセンサーに届くまでの距離のことを言います。
(わかりにくいですね笑)
レンズ(mm)が長くなればなるにつれて映るイメージの範囲は小さくなり、短くなるにつれて範囲は大きくなります。
簡単に言えば、今我々が裸眼で見ている世界が短い(mm)レンズで、望遠鏡を通して見た世界が長い(mm)レンズという感じですね。
l12_01


ここで気をつけなければならないのが、長いFL(Longer Focal Length)と長いレンズ(mm)は違うということです。
FLが長い場合、意味は遠くに焦点距離があるということで小さいズームされたイメージのこと。
対してFLが短いというのは、焦点距離が近いのでより裸眼に近づいたイメージになるということです。
例)35mmのレンズは大きい範囲
  85mmのレンズは小さい範囲

(ややこしいですよねw)
なので、長い短いはFLのことを指しているのか、レンズの長さのことを指しているのかよく聞きましょう。



長いレンズと短いレンズにはそれぞれTerephoto Lens(望遠レンズ)Wide-Angle Lens(広角レンズ)と言います。
Telephoto Lens(望遠レンズ)
特に決まりはありませんが、だいたい70mmかそれ以下少しあたりから長くなるものは望遠レンズとやばれます。
先程も説明した通り、拾える範囲が狭くなり、その分スペシフィックな部分を拡大して捉えることができます。
つまり、遠くのものをアップで見れます。
このレンズで撮られたイメージは背景と被写体までの距離がぐっと縮まったように見え、圧縮されたような形になります。
授業で出たいい例は卒業(1967)より2:18〜

このダスティンホフマンが走っているシーンは望遠レンズで撮影されており、彼が長距離を思いっきり走っているにもかかわらず彼の大きさは全く大きくならず全然こっちに来れていないように見えます。
これぞ映画にしかなりえない技ですね!

Wide-Angle Lens(広角レンズ)
広角レンズはその逆で広い範囲のイメージを捉えることができます。
だいたい35mmからそれ以上短いレンズは広角隣ます。
レンズが短ければ短いほど広い範囲を同じ画面に詰めようとするので画面の端が歪んできます。
たまに大学生になってカメラを趣味にしました〜みたいな人や、インスタグラマーが使っているのを見かける魚眼レンズはものすごく短い広角レンズの類ですね。
focal-16-vs-200-900x299

上記の画像は広角レンズと望遠レンズの比較です。
16mmレンズの方は、女の子の顔の中心から外側に大きくなっています。まさに魚眼効果ですね。
そして、彼女が腰掛けている段差のラインが曲がっているのが伺えます。
このように極端にすると見える範囲だけでなく映るものの見え方まで変えてしまうのです。


ちなみに、望遠レンズと広角レンズの間に位置するだいたい50mmくらいのレンズをスタンダードと呼び、一番人間の目で見る形に近く映ります。


実はこの焦点距離を変えるにはデメリットがあります:
映るイメージのExposure(露光)を変えてしまうのです。つまりカメラ内のセンサーに届く光の量を変えてしまうので、同じ照明の元でも望遠レンズは暗く、広角レンズは明るくしてしまうのです。
これの治し方についてはまた後日説明したいと思います。

今日も僕の復習にお付き合いいただきありがとうございました!笑
では。





P.S.
監督とかDoP(撮影監督)が話し合って何かしらの目的の元でどのレンズが使われるのか決まります。
まあ映画製作全て何かしらの目的の元で決められてるのですが笑