どうも、Carlです。

ツイッターでも行ったのですがついこの間スタバでブログ書いてたんですよ。
おさらい程度に1年の頃に使っていた教科書を出してパソコンで作業していました。
そしたら、隣のテーブルに座っていたハゲたおっさんが「その本ちょっと見せてくれない?」と話しかけてきました。
おっさんはしばらく眺めていると本を僕に返しながら「映画勉強してるの?」と聞いてきました。
僕がそうだ、と答えると出身を訪ねてきたので日本だと言いました。
すると、話題は黒澤明や小津安二郎に!
「だいぶ映画話せるぞこいつ…」などと思っていたら、なんと映像インダストリーの方でした!
なんでも故郷トルコで映画を勉強してからトロントに来て映像関連の仕事の企業を立ち上げたみたいです。
いやあ、名刺も貰い、思わぬところでコネができました。
それにしても、僕が教科書を出してこのブログを書いていなければ起こりえなかった奇跡なので人生何があるかわからないものですね〜笑



How To Do A Basic Edit part 2
超基本編集の仕方:後半

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Previously, on The Editing...(前回まで)

前回はもう編集とは何かみたいなところからめちゃくちゃ基本のテクニックの話をしましたね。
今回も映画編集ではよく使われるテクニックを紹介したいと思います。
(カメラワークの単語も混じってくるのでカメラワークの記事に目を通しておいたほうがいいかもしれません: ①はこちら



Transition(トランジション)
まあそのままの意味は画面の切り替わりですが、たくさんの映画ではただただハードカットをするのではなく特殊効果を使うことがあります。

主に使われるのはフェードイン、フェードアウト、クロスフェードですね。
フェードイン: 画面が少しずつ黒い画面に切り替わっていく
フェードアウト: 黒い画面が少しずつ次のイメージへと切り替わっていく
クロスフェード: 1つのイメージが次のイメージへと少しずつ切り替わっていく


トランジションは現代の映画よりも白黒映画時代の方がよく使われていたのではないかな、と思います。
あと有名なのは黒澤明、そして彼に影響を受けたスピルバーグやジョージルーカスの使うワイプですね。





Match Cut(マッチカット)
マッチカットはシーンの移り変わりでよく使われるクリエイティブ度の高いテクニックです。
まあ、これは編集の時点で思いついてできることはまずないので監督が想定してあらかじめ撮影しておかないと何ですが笑

簡単に言うと、前シーンのイメージと同じ、または似たようなイメージをハードカットで繋げるというものです。

有名なのはこちら↓

2001年: 宇宙の旅(1968)
映画を見た人ならわかりますが、このマッチカットでは”人類最初の道具””人類最新の道具”をマッチさせることによってコントラスト、及び時代の移り変わりを1つのカットで表しているのです。
(素晴らしい…)
(もしもまだ2001年宇宙の旅を見ていない人がいるならとてもお勧めします!映画を製作する者にとって避けては通れない作品です)

他の有名な例としてはこちら↓

ロストワールド/ジュラシックパーク2(1997)
こちらでは女の子の母親の叫びとジェフゴールドブラムのあくびがマッチしていますね。
母親の恐怖ジェフGのつまらない日常のコントラストを上手く表しています。
さらに、母親の叫び声地下鉄の電車の音もマッチしていますね。
(アルフレッドヒッチコックの三十九夜(1935)のオマージュだと思われます)



Whip Pan & Blocking with Objects(ウィップパンと者で隠す)
クリエイティブなトランジションについてはいくつか存在し、YouTuberやTiktokerの間でも多用されているようです。
これもマッチカットと同様、編集時にすることはほとんどないです。


ウィップパンとは被写体から素早くパンをしてカット。そして、次のフッテージで素早いパンからの被写体を写すというものです。

パン中の動きの中でカットするのでよほど2つのイメージが違う限りすごくスムーズなトランジションが可能です。

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エドガーライトなんて編集の魔法使いですからね。
彼の映画はここまでダイナミックでなくても何気ないシーンでナチュラルに、スムーズに画面を切り替えていきます。


もう一つは物で隠す技法です。
画面が近くの物で覆われて、次のシーンでカメラが物陰から現れるという感じです。

わかりやすい例としてはヒッチコックのロープ(1948)ですね。
動きはめちゃくちゃ不自然ですが、やがてバードマン(2014)で完全に自然になり最早どこでカットがあったのかも気づきません笑




Inserts(挿入)
エロくないです。
これはすごくよく使われますね。
ただ前フッテージではAを映してカット、Bを映してカット(またAに戻る)
ほとんどの場合はAのPOV(一人称ショット)としてAが見ている物または人を映します。

Cutaway(カットアウェイ)というテクニックにとても似ています; メインで起こっていることとは違うものを映す技法です。
キャラクターが思っていること、思い出していること、見ている物など。

カットアウェイとの微妙な違いは、見る側にすでに提示されているアクションまたは場所、物をクロースアップなどで注意して見せてい時に使われるという感じですかね。
(まあ結構ごっちゃに考えてるフィルムメーカーも多いそうですが笑)

裏窓(1954)




今回の記事はなんかカメラワークよりの話になってしまいましたが、それほどカメラワークと編集は切っても切り離せない存在なのです。
編集については脚本やカメラワークみたいに0から何かを作る能力が必要なのではなく、100の中から最高の1までトリムしていくクリエイティブさが必要となります。
決して簡単な作業ではありません。
(しかも、たかが数分の編集に何時間を要します…)

と、ここまで紹介したのはただの道具です。
次回からはこの道具を使ってどうやって、何を目指して整えていくべきか、を話していきたいと思います。

では。




P.S.
ソフトウェアに関しては最初はiMovieやFinal Cut Proから始めるといいと思います。
慣れてきたらAdobe Premiere Proに乗り換えていきましょう。

ちなみに、僕の好きなアーティストの好きなMVでは編集がすごく美しいですので紹介させてください。
この記事で紹介した技法が盛りだくさんですw