69(日) 1400~ パナスタ

 

J3リーグ 第11節 G大阪23x讃岐(22

 

天気:曇り 気温:26℃ 風:弱風 動員:2,662

 

・讃岐の最近5試合

 

長野 ●0-1H) ※初の敗北

 

相模原 △1-1A) ※判定に救われる

 

藤枝 〇2-1H) ※ファインゴール2

 

北九州 ▲1-1H) ※負けなくて良かったが

 

鳥取 ●0-1A) ※いい所なく完敗

 

ここまでの成績 第3位 勝点 18 得失点 +3

 

・対戦相手(G大阪23)の最近5試合

 

熊本 ●1-2H

 

群馬 △0-0A

 

秋田 〇3-1H

 

富山 ●1-3A

 

藤枝 〇2-1A

 

ここまでの順位 第7位 勝点 15 得失点 +6

 

雑感

 

 今日は引き分けであった。2-0から追いつかれてのドローという事で大変悔しい。初めてのU23との対戦という事で、トップチーム同士の対戦とはひと味違う感覚もあった。ただ今日のゲームに関しては良い部分もあったので、Aでドローという結果に無理やり納得を求めようと思う。

 今日のゲームの会場はパナソニックスタジアムであった。先週も鹿島のゲームをここで見たのだが、全く異なる表情を見せていた。先週は3万人ぐらい入っていたが、今日は2,600人ぐらいである。私の座った席も上階の席からメインスタンド前列へと変わった。そして先週はナイターで今日はデーゲームである。何もかもが違う訳だが、どちらもサッカーであり等しく素晴らしい。初めてあのような良い席で見たが、大変見易かった。やはり現地観戦は最高である。また讃岐のサポーターの人々も大勢駆けつけていた。メインスタンドからのチャントであったので新鮮であった。

 スタメンに関しては3枚の変更であった。市村に代わって荒堀が起用された。市村は疲れてしまったのだろうか。ここは荒堀に期待である。両ベテランで疲労をシェアしていけばいいだろう。次に中村に代わって渡辺が起用された。渡辺はドリブルが長所であるのでどんどん仕掛けてほしい。最後に福家に代わって我那覇が起用された。このチームでは1トップにポストプレーが求められる。福家はそういうタイプではないようなので、我那覇の方が適任であろう。重松の離脱が痛い。

 システムは引き続き4-1-4-1であろう。ただアンカーは永田が担当していたように思う。佐々木はかなり前の方でプレーしていた。永田の調子が上がらないので、視野を確保し易くするためであろうか。これまで佐々木は攻撃面では消極的な印象であったので、前でプレーする事には賛成である。ただそもそも永田にこだわるべきではないように思う。中盤には他に若い選手がいるので、彼らを育ててほしい。まさか永田ほどの実力者がJ3で苦労するとは、私も思っていなかった。そういう意味では復活を信じて監督が起用する気持ちも理解はできる。結果が出ない現状では、スカッドを中途半端な若返りに留めた、強化担当者の判断ミスという事になる。監督はなんとか現在の攻撃を良くしようと工夫している。

 試合の内容としては、序盤は讃岐がペースを握っていた。前述のポジションチェンジが良かったのか、前線からのプレスが利いていた。相手選手は大人のコンタクトに不慣れなようで、ミスを連発していた。球際でまさっていた。また右サイドの渡辺がドリブルで圧倒していた点も印象深い。彼のドリブルが脅威であったので、パスも簡単に通っていた。これは讃岐の新たな武器となる。

 先制点は相手のミスから生まれた。裏へ蹴ったボールの処理を相手DFがミスした。その隙を逃さなかった我那覇がうまくヘディングでゴールへと流し込んだ。キーパーも飛び出していた。讃岐の攻勢を得点という形に繋げられた点が素晴らしい。

 その後も讃岐ペースは続いて、続々とチャンスが訪れた。これらの中の一つである、右サイドからのクロスのこぼれ球を西がシュートした。これは力ないシュートであったが、キーパーが弾いてしまいGとなった。これも相手の致命的なミスであるが、讃岐の良い攻撃の形でもあった。

 2点あれば讃岐の守備力であれば大丈夫である。あとはうまくコントロールしてカウンターを狙うだけで良い。そういう心の隙が私にはあった。見ている側はそれで良いと思うのだが、選手まで弛緩していたようだ。前半の中で1点返された訳だが、これは油断が災いしたように思う。ガンバの良いクサビが入ったにも関わらず、1歩目が遅かった。その後のシュートフェイントに引っかかってシュートブロックが間に合っていなかった。人間であるから常に張りつめている訳にはいかない。ただペナの中であのような対応は良くない。

 後半は意外な事にガンバが圧倒してしまった。1点差なので讃岐が油断するような展開ではなく、単純にガンバが良かった。特に球際の部分が改善して、讃岐は中盤を失ってしまう。これはガンバがコンタクトに慣れたという事であろう。また足もとの技術自体は高いので、もともとポゼッションは得意なのであろう。一方讃岐はリードしているので受け身であった。その事自体は良いのだが、いかんせん運動量が不足していた。さほど暑い環境でもなかったので、足が早々に止まった点には失望を感じた。基本的にはブロックを築いてよく弾き返せていたが、ガンバの攻撃が単なるボール回しではなく、縦パスやランニングを含んでいたので苦労していた。同点に追いつかれた失点は残念であったが、よくあの1失点で済んだなという印象である。それよりも問題なのはカウンターの迫力不足である。かなりガンバはバランスを崩して攻めていたので、カウンター自体は何度かあったのだが、それらに絡む人数が少な過ぎる。運動量が少ない印象を受けたのは、こういうシーンが原因である。これからますます暑くなるので心配である。

 讃岐の良かった点としては、前からの守備やシュートシーンが久々に見られた点である。監督の采配が奏功したという事であり信頼感が増した。悪かった点としては後半足が止まった点である。これは走れないベテランを起用している事が原因であろう。プレーの質が下がってでも、走れる選手の方が良い。そういうリーグで今讃岐はプレーしている。

 システムを4-1-4-1として、アンカー佐々木、2列目右から渡邊、池谷、林、中村という中盤を一度見てみたい。もう各人経験は積んだので一本立ちする時期であろう。ガムシャラにやってバテたら経験のある選手と交代すれば良い。

 対戦相手のガンバは2面性を持っているように思う。経験不足から来る軽いプレーと、勢いに乗った際のポテンシャル溢れるプレーである。今日はそれらを見せてもらったが、これは良い経験になるだろう。今季トップチームで試合に出ている選手が何人かいるようだが、良い循環が生まれつつあるようだ。

 

選手個人について

 

・池谷 今日も走り回ってくれた。最近ではスピードに乗った中でも技術が落ちなくなってきた。もともと良い選手であると思うが、更に伸びている。次はパワーで負けないようにレベルアップしてほしい。

 

・渡辺 前半は最高のプレーであった。他のチーム相手でも、今日のようにドリブル突破が成功するようになれば、完全にレギュラーであろう。周囲のヘルプがあまり必要ではないレベルであったので驚いた。中村や林と同時起用すれば良いと思う。途中交代になる点は中村と同様であったが、その点が課題である。

 

次節に向けて

 

 次節は久々にHでのゲームとなる。相手はYS横浜である。どのようなチームか知らないが、おそらくよく走るチームであろう。走り負ける姿だけは見たくないものだ。

 

コメント歓迎です。

 

以上

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