Appleは,iPhone 5Sと5Cの2機種を同時発売しました.開始後3日間で900万台を販売したと,予想を上回るペースですが,iPhone 5Sと5Cはどちらが売れているのでしょうか.Localyticsのレポートから
iPhone 5s Outsells 5c by a Factor of 3.4x in the United States Opening Weekend

Localyticsは,スマートフォンアプリ解析のリーディンカンパニーで,アプリ管理サーバのログ解析で,アクセスするデバイスの種別を分析しています.今回は,iPhone 5S/5Cの発売開始に伴い,全iPhoneの中で,iPhone 5S/5Cの割合を調べました.調査期間は,発売開始から3日間の9/20-22です.
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上のグラフは,米国4大オペレータ(AT&T, Verizon, Sprint, T-Mobile)からのアクセスで,全iPhoneの中の新機種の割合をまとめたものです.発売開始3日間でiPhone 5Sの割合が1.03%,iPhone 5Cの割合が0.31%と,iPhone 5Sが,5Cの3.4倍となっています.
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それでは,世界全体ではどうでしょうか.iPhone 5S/5Cを9/20に販売開始したのは,アメリカ,オーストラリア,カナダ,中国,フランス,ドイツ,日本,シンガポール,イギリスを含む11ヶ国とあります.上のグラフは,これを国と地域別に分けたもので,iPhone 5Sは,5Cの3.7倍と,アメリカと比べて,差が大きくなっています.
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iPhone 5S/5Cの割合を,国別に分けたもので,アメリカが圧倒的なシェアを取っています.日本が1ヶ国で西欧(フランス,ドイツ,イギリスの合計)を上回っており,日本はiPhoneの人気があるのですね.

スタートダッシュではiPhone 5Sが5Cを大きく引き離しましたが,5Sの販売台数が5Cをずっと上回るかを考えると,注意が必要です.一つは,今回の調査期間は販売開始直後で,early adopterが多数を占めること.新型機種が発売されてすぐに買うのだから,フラグシップ機を選ぶ人が多いのが当然と思います.もう一つは,この数字はアプリ管理サーバへのアクセスログ解析の数字であり,販売台数と比例しているかは検証が必要なことです.多くのアプリをダウンロードして使う利用者は,フラグシップ機の方が多いと思われます.

この記事も,今後,数週間の動向を見守る必要がある,とまとめられており,Appleの2機種同時販売戦略がどのような結果となるかは,注目していきたいと思います.