2008年03月04日
What A Cool We Are! 1
えー九州旅行のことについて書こうと思ったんですが、時系列的にただその日起こった出来事をつらつらと述べても面白みに欠けると思ったので、結構ピックアップして書き込んでいこうと思います。もしかして日にちとかごっちゃになったり急に話がぶっ飛んだりすることもあるかもしれませんがその辺はご容赦のほどよろしこ。まぁ結論から言うと無茶苦茶楽しかったぜ!
そんじゃ(σ・∀・)σハジマルヨー
春の訪れを感じさせる暖かな日差しが辺りを包み込んだ。天候は快晴。時たま吹く風は予想していたよりも遥に強く、春一番といったところだろうか。近くの木々はその風に気圧されまいと必死に抗い、擦れた葉がザザザッという何とも春らしい音色を奏でていた。
不思議な感覚だ。数時間前には確かに日本の首都・東京にいたというのに今俺は遠く離れた九州の都・福岡にいる。そう、今回の旅のスタート・最初に辿り着いた所は福岡県だった!
福岡の街並みはと言うと思っていたほど込み入った様子もなく、広々とした道路と閑静な住宅街が印象的だった。街全体が落ち着いた雰囲気を醸し出しており、ストレンジャー的オーラ丸出しだった俺達までも優しく、寛大に、迎え入れてくれた。それにしても素晴らしい天気。旅のスタートに相応しい雲ひとつない空だった。
飛行機がトラブルにより少し遅延してしまったため俺達は足早に空港を後にし、すぐさまレンタカーショップへと駆け込んだ。
さて、俺は今現時点『免許』と呼ばれるものを一切有していない。公共交通機関の鬼と呼ばれる俺の移動手段は須らく電車である。若しくは自転車。ないしは徒歩。
そんな粗末なちんこ(略して粗チン)的存在・俺はもちろん今回の旅で運転などてんでできるはずもなく、『本当すまんなー』と口では言いつつも内心得をしたような気分でいた。長時間運転するのって疲れそうだしラッキー☆みたいに考えていたと思う。一見揶揄嘲弄されそうなこの浅ましいマインドだが、後々後悔することになる。“運転しない=楽ちんこ”こう決め付けるのはやはり早計だったのだ。その旨について詳細は後述することにしよう。この経験を通して俺は今猛烈に免許が取りたくて仕方がない。
『よろしくお願いします』
心の中で一週間お世話になるHONDA・Fitに頭を下げ、颯爽とカーのインサイドに俺達はインした。運転するのはナッシュ。助手席にレミー。そして後部座席にカーター。何とも欧米チックなネーミングだがプライバシーの保護のため是非とも穏健に見守って戴きたく早漏。だが内部漏洩の可能性が…如何せん高い。バスケ部からしたらもう変に本名出すよりも分かり易いかもしれない。
と言ってもメンバーがばれたところで特別不自由が生じるわけでもない。だから気にせずに話を進めていこうと思う。(なんじゃそら)ちなみにこの一週間で出来上がった序列としては一番偉い人→運転手・次に偉い人→助手席に座る人・どうでもいいヤツ→後部座席…といった按配である。9割方後部座席だった俺は確かに何もしていない。
『ナッシュ>レミー>カーター』
アンシャンレジームを想起させるな。(引用:シェイエス『第三身分とは何か』)
バスティーユ牢獄襲撃したろか。
ところで旅に欠かせないものとは一体何だろうか。基本的にお金さえあれば旅というものはどうにかなる…と俺は思っている。お金さえあれば移動できるし買い物ができるし飯も食えるし宿泊だってできる。不足した物資は諭吉兄さんで補充すれば良い。ただそれだけのことだ。旅に仰々しい荷物など必要ない。それが分かったらみんなも財布だけ持って両手を振り回し、最高の笑顔で、全裸になって素敵な旅に出かけよう!
とこの一週間登山者が抱えるような巨大な荷物を背負って移動していた愚か者がほざいてみる。重くて途中で何度も挫折しそうになった、そんなカーターの性感帯は内腿。ゾクゾクゾク…!と来る感じがもう…ね。アッー! はい、すいません。みなさん、旅は出来るだけ軽装備で。
基本的に金さえあればこと足りる旅行だがレンタカーを利用する旅行となると少し話が右に反れてくる。like 俺の一物。
移動にかなりの時間を要するため、必然的に車の中で過ごす時間が増し、車内の環境が今回の旅行の明暗を分ける重要な存在となってくるのだ。
車内環境を快適なものにする。それは今回の旅行の隠れたテーマでもあった!それを支える縁の下の力持ち的存在…それこそズバリ“music”!変化をあまり感じることのできない退屈なドライブにはやはり気を紛らわすための音楽が必要だ。そう考えた俺達は旅に見合った音楽をチョイスするため一週間前からi-Podの整理を始めた。ツタヤと自宅を往復する毎日。繰り返されるCDの取り込み・録音の日々に耐えかね、iTunesが潮を吹くこともあった。そんな汗と涙と潮の入り混じる苦難の日々を乗り越え、苦慮に苦慮を重ね完成したのは俺という人間をありのまま表現したと言っても過言ではない白色に輝く金属生命体。心なしかヤツの横顔が以前に増して逞しく見えた。
『No Music No Life』とはよく言ったもので人の聴く音楽によってその人の人格が見えてくるとかこないとか…。今回の旅でよく聴いたのはアヴリル・チャットモンチー・いきものがかり・Kinki Kids・SEAMO・MINMI・aiko。基本的に俺は女性ボーカルの曲が好きでしてね。特にアヴリルとチャットモンチーの再生回数はやヴぁかったと記憶しています。飽きないよね、両者とも。そして両者ともボーカルが鬼可愛いっていうね。言うことなし。これ以外にもたーくさん俺の好きな曲が収録されていたんですけどナッシュとレミーが『知らない』『普段聴かない』とか言い出して次々と却下されていきました。i-Podの中で玉置成実がさめざめと泣いていたと記憶しております。
あと遊吟の『Fate』もよく聴いた記憶が。残念ながらこのラブワゴンには女の子一人もいませんけどね。これも何かの運命…ってやかましいわ!!
閑暇休題はこのくらいにしておいて、次に進みましょうか。
福岡空港からレンタカーに乗り込んだ俺達はひとまず博多へ向かうことにした。博多と言えば真っ先に思いつくのがラーメンではないだろうか。
13時ちょうど。博多駅に到着。
まず博多駅周辺を見て思ったのは福岡と同様、道路の広さがマジハンパねぇということ。ぎっしりと高層ビルが肩を寄せ合うようにして立ち並んでいるが、この広い道路が鉄筋コンクリート群の隙間に一定の空間を発生させ、不思議と閉塞感なるものは感じられなかった。ビルとビルの隙間から降り注ぐ日光がとても眩しく綺麗で心地よかった。青い空(×蒼井そら)がよく映える美しい街並みが印象的。
街並みだけではなく人も東京のそれとは多少異なっていたように思う。
始めに気がついたのは女の子の服装。これは比較考察してみると面白いと思うんだけど微妙にその地域でのトレンドみたいなのが違うみたいだ。
博多の女の子を一言で言うと“究極のはずし技を身につけた女”と言ったところだろうか。顔が貞淑というか素朴な感じの女の子がものっすぉい露出してたり、逆にギャルっぽい女の子が清楚な感じのフォーマルな服を纏ってたり…といった感じ。実は結構チェックしていた抜け目の無い俺。とにかく顔と服で“はずす”という面白い現象が博多では起こっていた。色じゃなくて顔ではずすっていう。なんじゃそら
特に目についたのはやはり清楚ギャルの“露出”。乳と尻出しすぎ。ムチムチしすぎてムラッときそうになりましたが硬派で有名な俺なのでとりあえず記憶のブックマークに登録するくらいでその場は済ませました。まぁ良い子が多そうでしたよ。博多弁の訛りも可愛い。
そして博多駅に着いてからは運転手がナッシュからレミーに交代。レミーの運転は一言で言えばちんちんだった。って免許持ってない俺が言う資格ないんですが。
(ちなみに俺の免許合宿は今月の6日にスタートします。妹の友達がたくさんいるのでミスは許されません。)
急ブレーキを踏んだ後に
レ『オートマはこれだからやりにくい』
苦し紛れに放ったレミーのこの意味深げな弁明が最高にうけました。
キャナルシティと呼ばれる大型デパート(?)に到着した一行はそこで今一番売れ行きが良いと言う『初代だるま』へと足を運んだ。もちろんとんこつラーメン専門店だ。
おいしかった。以上(ラーメン食べすぎて味忘れた)
一週間弱のこの旅で食べに行ったラーメン店は5〜6。細かな違いなど忘れてしまい、残っているのはカメラで撮った画像と“おいしかった”という満足感のみ。それぞれの特徴をメモしておくべきだったと今になって後悔している。それにしても九州で食べたラーメンはどれもハズレが無く本当においしかったです。東京のラーメンより好きかもしれない。
再び車に乗り込みカーナビの目的地を長崎にセット。今の時代は便利だ。
BGMはチャットの『生命力』
それを聴き生命力に溢れ過ぎた俺は全力で寝た。
何と言うKY。自分で初めて「死ね」と思った。
目覚めたときのナッシュとレミーの冷たい視線が痛かった。すまんこ。
途中佐賀県を経由。佐賀県自体は通過しただけなので思い出と呼べるものは皆無なんだがここで初めて俺の一眼レフが火を噴くわけで。
途中海の綺麗な道に出て、あまりに美しいもんだから写真を撮ろうという如何にも的な流れになって車を寄せて外に出た。美しいものを何よりも好む男根たち。
佐賀の風景というのは非常に伝えにくいんだけど収斂して言うならば“田舎”。この一言に尽きる。県道沿いには田畑が広がり、その向こうには威風堂々と猛々しい山々が連なっている。そして伝統的な日本家屋が立ち並ぶ自然豊かな地域…と言えば聞こえは良いが詰まる所ただの田舎だ。
でもそんな田舎だからこそ一面に広がる広大な海が活きるであって。
浮き立つ白波、香る磯のフレイバー、岸壁にぶつかり音を上げて飛び散る波飛沫、それが日光に照らされ白色に光り輝く水面が映えて、筆舌に尽くし難いほどの幻想的な風景を現出する。またとないシャッターチャンス。これを逃していつシャッターを切るんだ!
だが風が思ったよりもきつかった!ふとドアから手を離した刹那その威力を証明するかのように「バタン!」と勢いよくドアが閉まった。イッツオートマティック!
念入りにセットしたはずの俺の髪型は瞬時にキダ・タローのそれに可憐に変貌を遂げ、正面から風速80メートルの風を受けたレミーは一瞬にしてオールバックの衆議院議員へと昇格し、ナッシュのそれは以前非難轟々であった過去の俺(パイナップル)へと劣化の一途を辿ってしまった!
新メンバーが自ら「乗りたくないです…」と苦言を呈してしまいそうなほど残念フェイスとなったラブワゴンの住人達だったが、当の本人達は全くと言っていいほどそんなことなど気にせず、笑顔で写真を撮り合っていた。それは近くに女の子がいないからなのかどうかは分からないが、童心に帰ったように俺達は夢中でシャッターを切っていた。それほどその風景は魅力的で人を惹きつけるものがあったのだ。
俺の一眼レフは青色がとても綺麗に写るらしく、ここでとった写真は最初に撮ったものにしては中々の出来で個人的には満足している。だが写真の出来云々よりもそこには大事なものがあったような気がする。
世知辛い世の中だ。俺達はいつの間にか人の目・顔色を伺い生活するのが常となってしまった。何かに没頭するにもそこには必ずと言って良いほど他人の評価が付きまとう。頑張りたいと思う気持ちは徐々にその色を変えていき他人に凄いと思われたい・他人から評価・支持を得たいという打算的な目的意識へと移行し、始めて抱いた純粋な気持ちは泡のようにふわふわと浮かび弾けて消えていく。半ば他人に媚びるように、嫌われないように苦心し自分の気持ちと行動が次第に通わなくなり辛酸を嘗めたことのある人も多いのではないだろうか。
他人が介在することによって原動力が産まれ努力するということはもちろんある。それが今の世の中ほとんどだと思う。だけどそれは時にストレスとなって個々人を苦しめることだってあるのだ。実寸以上に他人の存在を過大なものと捉え、自分の素直な気持ちや行動を呈することができなくなってしまった人間が一体何人この地球にいるだろうか。
子供を羨ましいと思う、その純粋な気持ちを忘れてはいけない。時には自分のためだけのことを考えて生きていくことも大事なんじゃないかな。
誰の歌かは思い出せないけどこんな歌詞があった。
“時には風で乱れる前髪なんか気にしないで自転車を全力で漕いでみようよ”
全てが収斂されている。“喜んでもらいたいから”そういう理由で何かを頑張る人は個人的にすごく好きだ。応援したくなるし自分もそういう人間でありたいと思う。だけど時々そういう人たちを見てると息が詰まりそうになる時があるんだ。時には自分も労わってあげなよって。
写真が好きだから写真を撮る。何げない日常生活の1コマだけど色々考えることがあった。だからこの時は本当に楽しかったし、いつまでもこういう気持ちを忘れないで生きていきたいと思う。人との関わりを絶つことは不可能だけど一人でこうして趣味に没頭する時間も必要なんじゃないかな。心許せる仲間が側にいたらそれはそれで猶良い。老後はそうやって暮らしてみたい。
なーんていつも通りクサイことを考えながら車に戻る。そして撮った写真をもう一度落ち着いて見る。そうすると意外と新たな発見があるものだ。
そこには内股でピースサインを繰り出すレミーの姿が。
女子かっ!
そうこうしている間に辺りは暗くなり、俺たちは次なる目的地、長崎へと辿り着いた。
2へ続く
帰省した後に先述のフレーズが何の歌詞だったか気になって探してみたが終ぞ思い出すことは叶わなかった。だけど似ている文章を偶然見つけたのでここに記しておく。
『スピードを殺さずに!!ブレーキという名の弱音を殺せ!!風を感じて!!肌で感じて!!たまに虫が鼻の穴に入っても気にせず!!コーナーでは心がうちふるえるほど体をナナメに!!体を!!内輪差ぁ!!?そんなもん巻き込んで巻き込んで!!歌を口ずさんでいるのを後ろから追い越した奴に聞かれてもそのまま歌いつづけて!!恥ずかしがらずに!!何を言われても事実無根だと言い張って!!フラット3ってなんだ!!?教えてくれ!!「ビューティフルライフ」の最終回どーなんだ!!?教えてくれ!!誰か教えてくれ!!』
※出典:島袋光年【世紀末リーダー伝たけし!】VOL.14 リーダー124 レッツゴーサイクリング!!
神は意外と身近なところにいた
そんじゃ(σ・∀・)σハジマルヨー
春の訪れを感じさせる暖かな日差しが辺りを包み込んだ。天候は快晴。時たま吹く風は予想していたよりも遥に強く、春一番といったところだろうか。近くの木々はその風に気圧されまいと必死に抗い、擦れた葉がザザザッという何とも春らしい音色を奏でていた。
不思議な感覚だ。数時間前には確かに日本の首都・東京にいたというのに今俺は遠く離れた九州の都・福岡にいる。そう、今回の旅のスタート・最初に辿り着いた所は福岡県だった!
福岡の街並みはと言うと思っていたほど込み入った様子もなく、広々とした道路と閑静な住宅街が印象的だった。街全体が落ち着いた雰囲気を醸し出しており、ストレンジャー的オーラ丸出しだった俺達までも優しく、寛大に、迎え入れてくれた。それにしても素晴らしい天気。旅のスタートに相応しい雲ひとつない空だった。
飛行機がトラブルにより少し遅延してしまったため俺達は足早に空港を後にし、すぐさまレンタカーショップへと駆け込んだ。
さて、俺は今現時点『免許』と呼ばれるものを一切有していない。公共交通機関の鬼と呼ばれる俺の移動手段は須らく電車である。若しくは自転車。ないしは徒歩。
そんな粗末なちんこ(略して粗チン)的存在・俺はもちろん今回の旅で運転などてんでできるはずもなく、『本当すまんなー』と口では言いつつも内心得をしたような気分でいた。長時間運転するのって疲れそうだしラッキー☆みたいに考えていたと思う。一見揶揄嘲弄されそうなこの浅ましいマインドだが、後々後悔することになる。“運転しない=楽ちんこ”こう決め付けるのはやはり早計だったのだ。その旨について詳細は後述することにしよう。この経験を通して俺は今猛烈に免許が取りたくて仕方がない。
『よろしくお願いします』
心の中で一週間お世話になるHONDA・Fitに頭を下げ、颯爽とカーのインサイドに俺達はインした。運転するのはナッシュ。助手席にレミー。そして後部座席にカーター。何とも欧米チックなネーミングだがプライバシーの保護のため是非とも穏健に見守って戴きたく早漏。だが内部漏洩の可能性が…如何せん高い。バスケ部からしたらもう変に本名出すよりも分かり易いかもしれない。
と言ってもメンバーがばれたところで特別不自由が生じるわけでもない。だから気にせずに話を進めていこうと思う。(なんじゃそら)ちなみにこの一週間で出来上がった序列としては一番偉い人→運転手・次に偉い人→助手席に座る人・どうでもいいヤツ→後部座席…といった按配である。9割方後部座席だった俺は確かに何もしていない。
『ナッシュ>レミー>カーター』
アンシャンレジームを想起させるな。(引用:シェイエス『第三身分とは何か』)
バスティーユ牢獄襲撃したろか。
ところで旅に欠かせないものとは一体何だろうか。基本的にお金さえあれば旅というものはどうにかなる…と俺は思っている。お金さえあれば移動できるし買い物ができるし飯も食えるし宿泊だってできる。不足した物資は諭吉兄さんで補充すれば良い。ただそれだけのことだ。旅に仰々しい荷物など必要ない。それが分かったらみんなも財布だけ持って両手を振り回し、最高の笑顔で、全裸になって素敵な旅に出かけよう!
とこの一週間登山者が抱えるような巨大な荷物を背負って移動していた愚か者がほざいてみる。重くて途中で何度も挫折しそうになった、そんなカーターの性感帯は内腿。ゾクゾクゾク…!と来る感じがもう…ね。アッー! はい、すいません。みなさん、旅は出来るだけ軽装備で。
基本的に金さえあればこと足りる旅行だがレンタカーを利用する旅行となると少し話が右に反れてくる。like 俺の一物。
移動にかなりの時間を要するため、必然的に車の中で過ごす時間が増し、車内の環境が今回の旅行の明暗を分ける重要な存在となってくるのだ。
車内環境を快適なものにする。それは今回の旅行の隠れたテーマでもあった!それを支える縁の下の力持ち的存在…それこそズバリ“music”!変化をあまり感じることのできない退屈なドライブにはやはり気を紛らわすための音楽が必要だ。そう考えた俺達は旅に見合った音楽をチョイスするため一週間前からi-Podの整理を始めた。ツタヤと自宅を往復する毎日。繰り返されるCDの取り込み・録音の日々に耐えかね、iTunesが潮を吹くこともあった。そんな汗と涙と潮の入り混じる苦難の日々を乗り越え、苦慮に苦慮を重ね完成したのは俺という人間をありのまま表現したと言っても過言ではない白色に輝く金属生命体。心なしかヤツの横顔が以前に増して逞しく見えた。
『No Music No Life』とはよく言ったもので人の聴く音楽によってその人の人格が見えてくるとかこないとか…。今回の旅でよく聴いたのはアヴリル・チャットモンチー・いきものがかり・Kinki Kids・SEAMO・MINMI・aiko。基本的に俺は女性ボーカルの曲が好きでしてね。特にアヴリルとチャットモンチーの再生回数はやヴぁかったと記憶しています。飽きないよね、両者とも。そして両者ともボーカルが鬼可愛いっていうね。言うことなし。これ以外にもたーくさん俺の好きな曲が収録されていたんですけどナッシュとレミーが『知らない』『普段聴かない』とか言い出して次々と却下されていきました。i-Podの中で玉置成実がさめざめと泣いていたと記憶しております。
あと遊吟の『Fate』もよく聴いた記憶が。残念ながらこのラブワゴンには女の子一人もいませんけどね。これも何かの運命…ってやかましいわ!!
閑暇休題はこのくらいにしておいて、次に進みましょうか。
福岡空港からレンタカーに乗り込んだ俺達はひとまず博多へ向かうことにした。博多と言えば真っ先に思いつくのがラーメンではないだろうか。
13時ちょうど。博多駅に到着。
まず博多駅周辺を見て思ったのは福岡と同様、道路の広さがマジハンパねぇということ。ぎっしりと高層ビルが肩を寄せ合うようにして立ち並んでいるが、この広い道路が鉄筋コンクリート群の隙間に一定の空間を発生させ、不思議と閉塞感なるものは感じられなかった。ビルとビルの隙間から降り注ぐ日光がとても眩しく綺麗で心地よかった。青い空(×蒼井そら)がよく映える美しい街並みが印象的。
街並みだけではなく人も東京のそれとは多少異なっていたように思う。
始めに気がついたのは女の子の服装。これは比較考察してみると面白いと思うんだけど微妙にその地域でのトレンドみたいなのが違うみたいだ。
博多の女の子を一言で言うと“究極のはずし技を身につけた女”と言ったところだろうか。顔が貞淑というか素朴な感じの女の子がものっすぉい露出してたり、逆にギャルっぽい女の子が清楚な感じのフォーマルな服を纏ってたり…といった感じ。実は結構チェックしていた抜け目の無い俺。とにかく顔と服で“はずす”という面白い現象が博多では起こっていた。色じゃなくて顔ではずすっていう。なんじゃそら
特に目についたのはやはり清楚ギャルの“露出”。乳と尻出しすぎ。ムチムチしすぎてムラッときそうになりましたが硬派で有名な俺なのでとりあえず記憶のブックマークに登録するくらいでその場は済ませました。まぁ良い子が多そうでしたよ。博多弁の訛りも可愛い。
そして博多駅に着いてからは運転手がナッシュからレミーに交代。レミーの運転は一言で言えばちんちんだった。って免許持ってない俺が言う資格ないんですが。
(ちなみに俺の免許合宿は今月の6日にスタートします。妹の友達がたくさんいるのでミスは許されません。)
急ブレーキを踏んだ後に
レ『オートマはこれだからやりにくい』
苦し紛れに放ったレミーのこの意味深げな弁明が最高にうけました。
キャナルシティと呼ばれる大型デパート(?)に到着した一行はそこで今一番売れ行きが良いと言う『初代だるま』へと足を運んだ。もちろんとんこつラーメン専門店だ。
おいしかった。以上(ラーメン食べすぎて味忘れた)
一週間弱のこの旅で食べに行ったラーメン店は5〜6。細かな違いなど忘れてしまい、残っているのはカメラで撮った画像と“おいしかった”という満足感のみ。それぞれの特徴をメモしておくべきだったと今になって後悔している。それにしても九州で食べたラーメンはどれもハズレが無く本当においしかったです。東京のラーメンより好きかもしれない。
再び車に乗り込みカーナビの目的地を長崎にセット。今の時代は便利だ。
BGMはチャットの『生命力』
それを聴き生命力に溢れ過ぎた俺は全力で寝た。
何と言うKY。自分で初めて「死ね」と思った。
目覚めたときのナッシュとレミーの冷たい視線が痛かった。すまんこ。
途中佐賀県を経由。佐賀県自体は通過しただけなので思い出と呼べるものは皆無なんだがここで初めて俺の一眼レフが火を噴くわけで。
途中海の綺麗な道に出て、あまりに美しいもんだから写真を撮ろうという如何にも的な流れになって車を寄せて外に出た。美しいものを何よりも好む男根たち。
佐賀の風景というのは非常に伝えにくいんだけど収斂して言うならば“田舎”。この一言に尽きる。県道沿いには田畑が広がり、その向こうには威風堂々と猛々しい山々が連なっている。そして伝統的な日本家屋が立ち並ぶ自然豊かな地域…と言えば聞こえは良いが詰まる所ただの田舎だ。
でもそんな田舎だからこそ一面に広がる広大な海が活きるであって。
浮き立つ白波、香る磯のフレイバー、岸壁にぶつかり音を上げて飛び散る波飛沫、それが日光に照らされ白色に光り輝く水面が映えて、筆舌に尽くし難いほどの幻想的な風景を現出する。またとないシャッターチャンス。これを逃していつシャッターを切るんだ!
だが風が思ったよりもきつかった!ふとドアから手を離した刹那その威力を証明するかのように「バタン!」と勢いよくドアが閉まった。イッツオートマティック!
念入りにセットしたはずの俺の髪型は瞬時にキダ・タローのそれに可憐に変貌を遂げ、正面から風速80メートルの風を受けたレミーは一瞬にしてオールバックの衆議院議員へと昇格し、ナッシュのそれは以前非難轟々であった過去の俺(パイナップル)へと劣化の一途を辿ってしまった!
新メンバーが自ら「乗りたくないです…」と苦言を呈してしまいそうなほど残念フェイスとなったラブワゴンの住人達だったが、当の本人達は全くと言っていいほどそんなことなど気にせず、笑顔で写真を撮り合っていた。それは近くに女の子がいないからなのかどうかは分からないが、童心に帰ったように俺達は夢中でシャッターを切っていた。それほどその風景は魅力的で人を惹きつけるものがあったのだ。
俺の一眼レフは青色がとても綺麗に写るらしく、ここでとった写真は最初に撮ったものにしては中々の出来で個人的には満足している。だが写真の出来云々よりもそこには大事なものがあったような気がする。
世知辛い世の中だ。俺達はいつの間にか人の目・顔色を伺い生活するのが常となってしまった。何かに没頭するにもそこには必ずと言って良いほど他人の評価が付きまとう。頑張りたいと思う気持ちは徐々にその色を変えていき他人に凄いと思われたい・他人から評価・支持を得たいという打算的な目的意識へと移行し、始めて抱いた純粋な気持ちは泡のようにふわふわと浮かび弾けて消えていく。半ば他人に媚びるように、嫌われないように苦心し自分の気持ちと行動が次第に通わなくなり辛酸を嘗めたことのある人も多いのではないだろうか。
他人が介在することによって原動力が産まれ努力するということはもちろんある。それが今の世の中ほとんどだと思う。だけどそれは時にストレスとなって個々人を苦しめることだってあるのだ。実寸以上に他人の存在を過大なものと捉え、自分の素直な気持ちや行動を呈することができなくなってしまった人間が一体何人この地球にいるだろうか。
子供を羨ましいと思う、その純粋な気持ちを忘れてはいけない。時には自分のためだけのことを考えて生きていくことも大事なんじゃないかな。
誰の歌かは思い出せないけどこんな歌詞があった。
“時には風で乱れる前髪なんか気にしないで自転車を全力で漕いでみようよ”
全てが収斂されている。“喜んでもらいたいから”そういう理由で何かを頑張る人は個人的にすごく好きだ。応援したくなるし自分もそういう人間でありたいと思う。だけど時々そういう人たちを見てると息が詰まりそうになる時があるんだ。時には自分も労わってあげなよって。
写真が好きだから写真を撮る。何げない日常生活の1コマだけど色々考えることがあった。だからこの時は本当に楽しかったし、いつまでもこういう気持ちを忘れないで生きていきたいと思う。人との関わりを絶つことは不可能だけど一人でこうして趣味に没頭する時間も必要なんじゃないかな。心許せる仲間が側にいたらそれはそれで猶良い。老後はそうやって暮らしてみたい。
なーんていつも通りクサイことを考えながら車に戻る。そして撮った写真をもう一度落ち着いて見る。そうすると意外と新たな発見があるものだ。
そこには内股でピースサインを繰り出すレミーの姿が。
女子かっ!
そうこうしている間に辺りは暗くなり、俺たちは次なる目的地、長崎へと辿り着いた。
2へ続く
帰省した後に先述のフレーズが何の歌詞だったか気になって探してみたが終ぞ思い出すことは叶わなかった。だけど似ている文章を偶然見つけたのでここに記しておく。
『スピードを殺さずに!!ブレーキという名の弱音を殺せ!!風を感じて!!肌で感じて!!たまに虫が鼻の穴に入っても気にせず!!コーナーでは心がうちふるえるほど体をナナメに!!体を!!内輪差ぁ!!?そんなもん巻き込んで巻き込んで!!歌を口ずさんでいるのを後ろから追い越した奴に聞かれてもそのまま歌いつづけて!!恥ずかしがらずに!!何を言われても事実無根だと言い張って!!フラット3ってなんだ!!?教えてくれ!!「ビューティフルライフ」の最終回どーなんだ!!?教えてくれ!!誰か教えてくれ!!』
※出典:島袋光年【世紀末リーダー伝たけし!】VOL.14 リーダー124 レッツゴーサイクリング!!
神は意外と身近なところにいた

