2004年08月29日

吾妻連峰 中津川(2004/8/27-29)

日程2004/8/27-29(2泊3日)
メンバー真野(単独)
参考資料沢登り 入門とガイド

今年の真のメイン山行。前々回の恋ノ岐川があまりに不完全燃焼だったので、もう1本組んでみた2泊の遡行。ひさびさの単独での野営は味わい深く、沢自体も予想を遥かに上回る充実度で、これまでの中でも最高の遡行となった。

8/27(金) 晴れ

9:55 秋元湖入口バス停→11:15-11:55 中津川河原→12:45 レークライン中津川橋下→13:15 白滑八丁入口→14:05 同出口→14:55 魚留滝→15:40 取水堰堤→15:55 幕場

泊りがけの単独行では、持てる装備がかなり限られる。ハンマー等を携えて果敢なクライミングを狙うか? それとも食糧たんまりのお気楽遡行にするか? ほとんどの場合この二択を迫られ、そしてほとんど「酒と食糧重視」の結論に落ち着く。今回も結局、登攀具はギリギリまで削られ、逆に食糧はギリギリまで詰め込まれた。出発前に計った荷物の総重量は20kg、やや重いが個人的には許容範囲。

朝イチの新幹線で郡山まで行き、さらに磐越西線に乗り換えて猪苗代まで。途中までは今にも雨が降り出しそうな天気だったが、猪苗代付近でトンネルを抜けた途端に晴れ間が広がる。今回の遡行、初日だけは絶対に晴れてほしかったのでこの晴天は嬉しいかぎり。猪苗代駅でバスのダイヤ改正にはまり30分ほど余計に待つ羽目になるも、10時少し前には秋元湖入口バス停に到着。

ここからはしばらく徒歩。バス停から15分ほどで秋元湖の展望台に出る。湖と遠くの山々が一望できて気持ちがいい。展望台の先は湖岸沿いのサイクリングロードを行くが、平坦な木陰の道で快適そのもの。木々の間から見える湖を楽しみながらハイキング気分で進むと、1時間ほどで中津川の河口に到着した。合計80分程度の歩きだが非常に充実感があり、アプローチというよりは山行の一部として楽しめるものだった。

中津川の一般的な入渓点は中津川橋の先であるが、今回は河口付近から入渓することにした。アプローチが30分ほど短縮できるのもあるが、むしろ中津川橋と河口の間にある「黒滑八丁」に興味をひかれたのが大きい。有名な白滑八丁と対をなす存在でありながら、ネット上で調べてもいまいち正体のはっきりしない謎のポイント。これを素通りする手はないだろう。サイクリングロード終点の駐車場の少し先で道づたいに河原へ下り、そこで遡行準備を整える。

好天の下、いざ遡行開始。水は夏場とは思えない冷たさ。5分も進むと河原は終わり、両岸は見事な花崗岩に覆われるようになる。真っ白な岩の間をとうとうと流れる碧い水、初っ端からこの上ない美しさ。心地よいナメ歩きと困難のないヘツリを繰り返しながら進むと、水に濡れた花崗岩が黒光りする廊下帯に突入する。どうやらここが黒滑八丁のようだ。高さ5mほどの垂壁に挟まれた沢底を幅いっぱいに流れるトロ、豪快だが威圧感はあまりない。穏やかな水流の中を、胸までの渡渉や泳ぎを交えながら遡る。黒滑八丁を越え沢が開けると、目の前にレークラインの橋が見えてくる。ここまでの1時間弱の行程で、すでに大渓谷酔い全開だ。

橋の先の河原には観光客がちらほらいて、こちらもちょうどいい息抜きになる。「この先はまる2日間、誰にも会わないだろうな」と考えつつ、気を引き締めなおして遡行を続ける。ところが意外なことに、その先で小学生の大集団が下降してきた! これにはちょっとビックリ。引率の人に話を聞くと、白滑八丁〜魚留滝下までを往復してきたとのこと。子供の頃にこんなところに遊びに来れば、きっと忘れられない思い出になるんだろうなぁ。

ほどなく中津川名物の白滑八丁。いやぁ、こいつはすごい。もうすごいなんてもんじゃない。超すごい。ていうか反則。ツルツルに磨かれた白いナメに緑色の淵。写真で見てあこがれていた景色がそのままに、もうずっと延々と続いている。両岸ともに45度くらいの傾斜だが、乾いたナメはフリクション抜群で吸い付くように歩いていける。平らなナメ上を歩く場所も多く、困難な個所はほとんど無い(1箇所だけ、ヘツるのが面倒なので泳いだけど)。1時間ほどの至福の体験。ここは何も考えずにただただ夢中でたどった。つねづね「沢はバカなことをすればするほど楽しい」と考え、無意味に泳いだり潜ったりしながら遡行するスタイルこそ最上だと思っていた。だが、ここではそんなものは全く必要なかった。あるがままを受け容れ、素直に、自然に遡行するだけで十二分に満足できる……世の中にはそんな名渓があることを心の底から実感した。

白滑八丁を抜けると、沢は再び河原状に戻る。気分的には既に終了モードだが、明日以降は天気があやしいのでもう少し頑張ることにする。途中で魚影を確認するも、釣りをする気は全く起きず。1時間ほどで最初の大物、魚留滝15m。最上部のチョックストーンがなかなか印象的な滝だ。どでかい釜は黒々としていて正直怖い。一体どれぐらいの深さがあるのだろうか。直登は不可能で手前右手のルンゼから高巻くが、濡れていてすべりやすい上に高度感もあり、かなり緊張する。初日で荷物がバカ重いとはいえ、ガイドには何も書かれていない高巻きでこんなに苦労するなんて……核心部の大高巻きは大丈夫なんだろうか? 激しく不安になる。

さらに進むとゴルジュの奥に取水堰堤。右側を登り過ぎないようにヘツっていけば、堰堤の正面に降りられる。堰堤自体は右側の魚道から簡単に越えられるが、漢はやはり正面突破。簡単そうで意外に難しかったりする。堰堤上では水量が一気に増加。もしここで取水していなければ、白滑八丁も相当な難所だったに違いない。取水堰堤さまさまか。堰堤の脇、左手の高台には立派な道。幕場としては安全この上ないが、道の上に幕営するのも味気ないのでスルー。さらに15分ほど進むと、左手に心地よさそうな砂地を発見。時間的にもちょうど良いので、ここを初日の幕場にする。流木も豊富で、手の届く範囲だけで薪が集まりそうなほど。増水すれば水没必至ということでもあるが、その時はその時。一晩の快適さも重要だ。夕食は生野菜をふんだんに使った鍋と米2合、デザートは4人分の杏仁豆腐。充実した遡行内容と食事に満足し、気分良く就寝した。

8/28(土) 曇り

7:00 起床→8:45 出発→9:50 観音滝→11:40-11:55 神楽滝下→12:25 同上→12:50-13:05 熊落滝下→14:20 不忘滝上→15:40 朱滝下(幕営)

2日目、天気は薄曇り。出発してすぐに大きな釜の銚子口。いきなり泳ぐ気にはなれず、釜の右からヘツって越える。小滝を軽快に越えて行くと大釜を持った5m滝。いったん右から越えるものの、滝壷の魅力に負けて思わずダイブ。観音滝手前のトロは左壁をヘツるが最後は泳ぎ。観音滝20mは右から巻く。10分とかからず困難もないが、ガイドにあるように「簡単」とまでは感じられず、この先の大高巻きへの不安がまたしても募る。

ここから神楽滝までの間には大きな滝こそ無いが、大渓谷のゴルジュはヘツリだけでも充分に楽しい。ちょっとした小滝や段差を越えるのに意外と苦労したり。やがて河原状になり、1時間ほど進むと右手枝沢にひときわ立派な権現滝。本流のほうにもすぐに40mの大滝、神楽滝が現れる。

時間はちょうどお昼。神楽滝を見ながら昼食でもと思ったが、滝下はものすごい爆風と水しぶきで全く落ち着かない。休憩だけしてさっさと高巻くことにする。少し戻って権現沢との間の小尾根を登る。明瞭な踏み跡を5分ほど登ると、なぜか巻き道のど真ん中にツェルトがある。下にあるものを恐る恐る確認すると……運動靴など雑多なものがデポしてあった。新しい感じだが昨日今日に置かれたものでもなさそうで、一体なんなのだろうか。いちおう丁寧に元通りにして先へ進む。くっきりした踏み跡をたどって尾根が平らになるところまで登り、再び傾斜がきつくなるところから踏み跡に沿って斜めに下ると夫婦滝の正面に降り立った。

夫婦滝10mは左から簡単に越えられる。静滝12mは釜の左をヘツって左壁を直登。上部は浮石が多いが、きちんとホールドを選べば問題ない。このあたりは次々と滝が出てきてテンポよく遡行ができる。そして懸案の核心部、熊落滝が登場。熊落滝自体は高さ15mほどの幅広滝。沢は滝の上部で直角に右折しており、下からは巨大な側壁が見えるのみである。ここの大高巻きが中津川最大の難所で、2時間ほどの藪漕ぎになるという。

小休止して気合いを入れなおし、水を汲んで高巻きを開始する。少し手前に戻って、左岸の踏み跡らしきところから登り始める。最初はルートに不安があったものの、次第に踏み跡が明瞭になってきて鎖なども現れる。どうやら正しい巻き道に乗れたようで一安心。とはいっても、高度感のある場所が多く気は抜けない。斜面が平らになるところまで登ると、踏み跡は向きを変えトラバースしはじめる。たどって行くと、踏み跡はすぐにまっすぐ下り始めた。「距離的にはまだ足りないのでは?」と思いながらも、ガイドにある

「一度小沢を下って見るがまだ岩壁の途中で(中略)対岸の岩壁はすさまじい迫力だ。」
という光景を見てみたく思い、そのまま踏み跡をたどる。岩がゴロゴロした小沢を下ると、そこは狙いどおり崖のど真ん中。好奇心から崖の端ギリギリまで近寄ってみるが、木が生い茂っていて沢底の様子は窺えない。対岸の様子から察するに、位置的には熊落滝よりもわずかに手前か。満足して小沢を登り返し、新たな踏み跡を見つけてそれに乗る。泥の急斜面を何度もコケながら下っていくと、今度はちゃんと滝の上部に出た……けれども20mの崖の上。懸垂下降で降りようにも、手持ちの20mロープでは下まで届かない。木などを頼りに適当に下れると思っていたのだが無理、濡れた垂壁でクライムダウンは論外。周辺を探ってみるも降りやすそうな所もなし。少し焦るが、10m下で崖がテラスになっていることに気付き、そこまで懸垂下降、残りはクライムダウンでなんとか沢底に復帰する。少し戻って落ち口から下を覗くと、そこは40mほどの豪快な直瀑になっていた。この滝には不忘滝という名がついているらしい。直下には円形の大釜、その周囲をぐるりと取り囲む垂壁……まさに想像を絶する光景。

最大の難所を越えても、沢はまだまだ終わらない。大釜を持った5m滝は、ヘツっていって右壁を登るがホールドが少なく苦労する。続く筋滝20mも、かぶり気味のところを乗り越えるのに少々てこずる。ダメ押しは次の大釜5m滝で泳ぎ必至。息もつかせぬ連続攻撃にさすがに疲れが見え隠れ。赤いゴルジュを皮切りに、沢には赤茶けた岩が目立つようになる。そして登場する最後の大物、朱滝60m。

15:30と微妙な時間。今日のうちに難所を越えてゆっくりしたい気もするが、大高巻きに時間を食えば幕営準備がおぼつかなくなる。一方、朱滝手前にはそれなりの幕営スペースがあり薪も豊富だが、ゴルジュの中なので大雨が降ったら流されかねない。少し悩んだ末、今日はここで幕営することにした。決め手は朱滝がガスでよく見えなかったこと。明日まで待てば、もっと良いコンディションでこの大滝を拝めるかもしれないから。これでもかと薪を集め、日が変わる頃まで焚き火をしながら飲み続ける。昔は独りの夜は心細かったものだが、今ではそんな感覚はまるでなく、むしろ静けさを好ましくさえ感じる。沢慣れしてきたってことなんだろうな。

8/29(日) 曇り一時雨

6:00 起床→8:10 出発→8:40 朱滝上→9:20 ヤケノママ→10:10-10:25 登山道横断点→12:00-12:55 大凹(登山道)→13:45 西吾妻山山頂→14:20 大凹発→15:00 北望台リフト乗り場

朝、ツェルトから顔だけ出すと気持ちよい青空。「こりゃラッキー」と思いつつさらに30分ほど寝るが、再び起きてみると曇っててガッカリ。朝食をとった後、朱滝の下まで行って最後の観賞タイム。曇ってはいるがガスは出ておらず、くっきりと全容を眺めることができた。名前の由来と思われる赤い壁の前に、幾筋もの流れを落とす見事な大滝。周囲は圧倒的な絶壁。迫力と優美さを兼ね備えたその姿は、秀渓・中津川の最後を飾るにふさわしい。晴れていれば滝の正面には虹が掛かるとか。残念ながら虹は見られなかったが、それでも一晩待った甲斐は充分にあった。

滝見学にも満足し、最後の大高巻きに入る。右岸から枝沢が合流するところまで戻り、正面の小沢状を登る。途中で右手の小尾根に移ると明瞭な踏み跡があり、あとはひたすらこの小尾根を登る。ところどころ急斜面だがヒヤヒヤするような場所はない。笹薮をかき分けつつ平らになるまで登り、そこから崖のふちに沿ってトラバース300m。左手斜面がなだらかになるところから斜めに下降する。正面に朱滝の落ち口らしきものが見えるので、そこに向かって真っ直ぐに進むとピタリと滝上に出ることができた。朱滝の落ち口だと思っていたものは、実際には朱滝のすぐ上にあるナメ滝だった。

この先はナメの美しい渓相になる。晴れ間が覗きはじめたので、最後のチャンスとばかりに泳ぎと滑り台を連発。やがて開けた河原状になり、インゼルを越えると左手にヤケノママ台地。硫黄がべっとりと付着したホクホクの泥壁があり、ところどころで湯気が立ち上っている。崖の上部がどうなっているのか興味を抱き、泥壁を登ろうとするが脆くて登れず断念。ホールドにした岩や土は地熱でほんのりと温かかった。

この先は河原状をひたすら歩く。二俣手前でイワナが2匹泳いでいたが、朱滝を越えて遡上してきたのだろうか。二俣を左に進み、しばらく行くと登山道が沢を横切る。緩傾斜の沢をさらに詰めていくと、最後は池塘と草原が点在する笹薮になる。奥の二俣では水量の少ない右に入り、笹薮を漕ぎながら進むと大凹(おおくぼ)と呼ばれる草原の木道に出た。

着替えと昼食を済ませ、空身で西吾妻山山頂と周辺部を散策する。ガスで景色はさっぱりだが、いちおうの百名山ゲット。大凹に戻ってくると雨が降り始めたが、気にせず人形石にも足を伸ばし、それから北望台リフト乗り場へ下った。ここからはリフト3台とロープウェーを乗り継いで麓の白布温泉まで。雨ざらし状態のリフトは楽チンだがちょっと負け組気分だった。

白布温泉では、白布大滝を見に行って思わず苦笑。2段の滝だが、上段が思いっきり石積み堰堤である。釜川遡行の後に寄った七ツ釜に続き、今年2回目のエセ大滝。温泉は有名な「東屋」に行こうとするが立ち寄り客は16:00まででアウト。同じく有名な「西屋」に希望を託すがこちらは15:00まで。仕方なく一度はスルーした公共温泉施設「白布森の館」へ戻って入る。内湯が1つあるだけの簡素な施設で、温泉マニアではないが少し物足りなかった。貸し切り状態のバスで米沢駅まで移動し、米沢牛、鯉の甘煮、米沢ラーメン?と当地の味覚を満喫した後、最終の山形新幹線で帰路についた。

大渓谷は格が違う。それをはっきりと認識した今回の遡行だった。谷のスケールと楽しさ美しさは間違いなく比例する。お手頃感覚なゲレンデで満足していてはもったいない。今後は徐々に大渓谷を狙っていこう、そう思わせた今回の中津川遡行。僕の沢登りにとって1つの岐路になりそうだ。下手すると人生の岐路になりかねないが。

秀麗な下部渓谷と白滑八丁に始まり、中流部には名のある滝を連ねる見どころたくさんの沢。高巻きも多いがそれぞれに個性的で、下手な直登よりもよほど冒険心をくすぐってくれる。高巻きを最小限に抑えれば登れる滝も結構多く、簡単すぎず難しすぎずで飽きさせない。沢底に古いレールが転がっていたり鎖が設置されていたりするが鬱陶しさはなく、むしろ適度な人の気配が心強さと歴史を感じさせる。ゴミは全く見当たらず。沢旅としてのストーリー性と感動は、東沢釜ノ沢とやや通じるものがあるかな。単独もオススメ。

買出し

JR猪苗代駅
駅前はけっこう閑散としている。最寄りのコンビニは1km先のセブンイレブン、バス路線沿い。ビールや菓子パン類は駅構内のキオスクで購入可能。

出発前に参考にしたURL

日本大学山岳部>Report
http://www.everest.co.jp/nac/kiroku/kiroku_file/20020809natsu-nakatsugawa.html (2002/8/9-13)
日本大学山岳部>BBS/Chat>NACアルパインレポート
http://www.everest.co.jp/cgi-bin/messageboad/report_nuac/board.cgi?exec=body&num=40 (2001/8/12-15)
森田真の山のホームページ
http://homepage1.nifty.com/_morita/1998/nakatugawa.html (1998/7/28-29)

写真

展望台から秋元湖を望む。

入渓点の河原。

中津川下部の渓谷。両岸を彩る花崗岩はまるで白い彫刻のよう。

黒い廊下の黒滑八丁。幅も高さもほぼ一定の箱状廊下だ。今回は水量少なく楽勝だったが、水が多いと遡行は困難そう。

レークライン中津川橋。河口〜中津川橋間は中津川全体でも最も美しい場所の1つ。秋元湖の湖岸歩きとセットでオススメしたい。

小学生軍団との邂逅。白滑八丁の少し手前にて。

中津川名物・白滑八丁。絶景かな絶景かな。この景色がどこまでも続くからすごい。

白滑八丁もう一丁。側壁も足元もツルツルのスラブ。これぞナメ!ナメの女王様!!

さらにもう一丁。青い空、白い岩、緑の水。これらのコントラストが織り成す極上の風景。ここだけはホント晴れてて良かった。天気の神様ありがとう。

沢全体が大きなゴルジュの中津川では、枝沢の多くが滝となって出合う。そんな滝の見物も楽しみの1つ。

15m魚留滝。かなり大きな釜を持つ。写真だと「絵になる」程度だが、実物は何か棲んでそうで怖い。

銚子口。大釜や淵が次々と。

20m観音滝。すらりと立派なこの直瀑も中津川では中堅クラス。

2段の小滝。上段を越えるのに意外な苦労。ヘツりきれずに最後はドボン。

ゴルジュ途中の石畳。こういう1つ1つのパーツにも大渓谷の風格が漂う。

30m権現滝。枝沢にかかる滝だが本流と同系列のネーミング。

40m神楽滝。中津川のナンバー2大滝。高巻きの難度も中ボスくらい。

10m夫婦滝。このサイズだとかわいく思えてしまう。左壁を直登。容易。

12m静滝。登れる滝は登らにゃソンソン。釜の左をヘツって水流左を直上。

15m熊落滝。景色のメインは滝自体よりも周囲の絶壁。右手奥には大滝・不忘滝が潜む。大高巻きで越える中津川の核心部。

熊落滝の高巻き途中でパチリ。

不忘滝上部からパチリ。円形の釜に垂直の壁。熊落滝の上はまるで井戸のよう。現実離れした光景は必見。

20m筋滝。水量が多い時には右のほうにも筋を引くとか。右壁を登るが中段ハングの乗り越しにやや苦労する。

泳ぎ必至の5m小滝。寒い。

赤いゴルジュ。ここを越えれば朱滝は目の前。

60m朱滝。下部の赤い壁が印象的な中津川最後で最大の滝。最強じゃないのが救いか。翼を広げた朱雀を連想させる神々しい大滝である。

朱滝上部はナメが続く。心の余裕も加わり美しさ倍増。

手頃な釜あり小滝あり。最後にもう一遊び。

そして開けた河原になる。写真中央、斜面がハゲているあたりがヤケノママ。

二俣。穏やかで心地よい。

詰めは最後まで緩やか。

源頭部では笹薮の中に湿原が点在する。

大凹の木道に出て遡行終了。ガスが濃いのは残念。

百名山は抜け目なくゲットしつつ。

リフトを使って楽チン下山。

おまけの白布大滝。こうしてまた騙されたわけだが。上段の小窓はダメにもほどがある。

Posted by まの at 23:59 │Comments(0)TrackBack(0)遡行記録

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