荒城BREAKDOWN

I AM IN RUINS.

工場BREAKDOWN

移転先

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今までありがとう
そしてこれからも

シャトー・ド・ガトー(その2)

[THE DAY, SUN]
[B]

最初からこうなることは解っていた。
目の前でコーヒーを啜る彼を見ながら、終始僕はにこやかで、別れ際彼は「元気だせよ」と、例の苦笑いを見せた。「また遊ぼうな。うん、近い内に」
孤独とか幸福とかとは無関係な、僕を構築する原初的なしんがりの部分が端からどろどろと溶けていくのに気づいていた。吐き出しそうだった。その覚えのない感覚と、疲れから来る眠気と、無性にあふれ出しそうな涙の気配と、戦いながら僕は、僕の秘密の場所に車を走らせた。そして崩れるように眠りに落ちていった。
深夜を巡り、この小さな密室で(外では雨さえ降っている)僕はようやくこの奇妙な感覚の正体を知ることとなる。
それはカタルシスだった。


壊れていく回路。それでも伝えたい肌色。どれだけ無残に汚れれば、すべてを諦めるだろうか。


また日常は紡がれる。
終わらない孤独の連鎖の中で、僕は君を見つけ、指の間から取りこぼしてしまった。ヒーターで熱く乾いた空気の中、一瞬彼の指がこの身体に触れて、心臓が止まった。好きだった。でも伝えられそうにない。


[CHATEAU DE GATEAUX(菓子の城)]

シャトー・ド・ガトー(その1)

[FRI]
最近もっくんは僕の乳首を触るのにはまっているらしい(服越しだけど)
もっくんとは僕が心の中で付けていたあだ名で、現実には○○さんで、正しく通ってるあだ名もあったりする。可愛い大学生の彼女もいるらしい。「なんかさめてる」と彼は苦笑っていたけれど。
誰からも愛されてちっとも暗闇を感じさせない。でも僕は彼が嘘を吐くのが天才的に上手いことを知っていて、洋服の下のどこかにそれを隠しているのを何となくだけど気づいていたりする。


[SAT]
急遽バトンを受け、忘年会幹事を務める。『追加オーダー』で素の刺のある自分を見せてしまい、職場の爆弾(35)に潰される(イッキ!イッキ!残したらしばくぞぉ)
そして「お前はホモなのか?」「タチかネコか??」いや違います、タチネコ?なんすかそれ。
元彼には、ゲイには見えないと言われていたのだが、男だらけの職場だとそう事は進まないようだった。疲れた。
ああ、それからもっくんは実は彼女と別れていた。そして彼ともう1人の先輩とが色々助けてくれたおかげで、僕はなんとか予算内に済ますことができた。結局僕は完膚無きまでに潰されて、記憶はとぎれとぎれで、アルコールに浸った大脳を必死でフル回転させながら、絡まった糸のような役割を見失ったシナプスを呪いながら、・・ホモ疑惑を回避していた。

雨の中、肩を抱かれた。傘の柄を離せない僕の手を上から握る彼の掌は、想像していたのと違い少し湿っていて、土のように熱かった。そんでDと同じ名前(死)


[THE DAY, SUN]
[A]

頭が痛い。身体を動かすのが億劫。
昨日は、アンダー25の二次会(ボーリング→朝までカラオケ)に連行されたけど、途中で逃亡したのだった。
風呂に入り、洗濯物を干すのと化粧水とヘアブローと着替えを同時進行し、髪をセットし、飯を食べ、これではないと洋服を取り替えた。

今僕は待ち合わせの小倉にいる。電話は通じない。覚悟はしていたが期待していたのも事実で、さあ彼は現れるのでしょーか?

後編に続く

LIZARD OR EMPTY CHAIR REPRISE, AND WIZARD APPEARS

次回最終回。


♯1 最近、職場の人間に「セイはぶってる」と言われる。かわいこぶってるそうだ。
僕を含めて周りの人間は皆派遣の契約社員なのだが、今まで名字呼びだった片思い中の彼(27)までもが「セイ」と下の名前で呼ぶようになり、最早バイト感覚になってしまっている(よくない)。今更だけど「Sei」というhnはリアル名からモジったもので、文中の「セイ」は本名の代替表記である。

現在家を離れて彼氏と別れて、とうとう僕を囲む人々は同僚の十数名になってしまった。
そして最近ぶってると言われるのだが、本当言うと悪ノリしている部分もあるものの、実際に対人におけるパーソナリティーが退行している自覚がある。幼い頃からON・OFFを求められる環境にいたものだから、・・と言ってもそれはまあ後付けで、ある種類の創作物の、完成形を経て初めてアーティストがそこに潜んだ精神性を見出すようなもので、そしてそんな作品は決まって内省的でつまらなく、更に言うなら以前に作られた作品の焼き直しで、そしてそんなことはどでも良いのだ。文脈を正せ。・・つまり、僕の一部は渉外面では、爪立てられれば己の尻尾を無感動に切り捨ててしまえる蜥蜴のタフネスで、そいで僕の一部はまた凡そ精神的成長を拒否しシンプルな回路をローカロリーで遊泳する古代魚の魔術だった。以前も今もこれからも。
気付いたところで結局は意味なんて無いし、それに構築的な自分演出なんてワクワクものじゃないか! ちなみに古代魚の魔術という件は、タイトルとの辻褄合わせですよ。


♯2 next issue is final. 次週はデート。本当言うと一緒に買い物するだけ。ドタキャンの埋め合わせ。
恋って恐ろしいですね。保護ってた元彼からのメールとか普通に消去してるのに、職場の27に貰ったガムを取っておいてみたり。昔はデートなんかしたらレシートまで保存したんだよな・・きも。

という訳でログも結構溜まってしまったし、別アカウントでブログ再スタートしようと思っています。タイトルも城とかマグリットネタから離れてみる予定です。愛してます。

意味不明なのではなく最初から無意味です。


♯3 では1週間後にデートリポートということで。またドタキャンになったら、悔しいからここの最終回の宣誓をドタキャンしようと思います。デートに向けて髪の毛をチョコレートカラーにイメチェンしました。くどいでしょうが、デートじゃなくて、一緒に純粋な買い物ですよ。〉俺


♯4 髪の色明らかにトーンダウンしてたのに、気づいてくれたのは昼過ぎてから。
ギャル男のシン君に女の子紹介して貰ってたり。
小さな絶望の繰り返しの中で、訳わかんないスキンシップとか、俺の大好きなSalyuのサイトをチェックしてたりとか、俺は2曲目のなんちゃってビョークなヤツが好きなんだけど、そして、


[蜥蜴もしくはEMPTY CHAIR検淵螢廛薀ぅ此法△修靴橡盻兒佞僚亳宗

ディスコミュ!すべての武器を捨てよ

だってだってだってだって!お粗末で未分化な自我が走る。あれですか?僕やっぱりコミュニケーション不全ってやつですか?(一同爆笑)


♯1 鉛筆のBはBLACK、HはHARD。
俺「そ言えばFとかありましたよね」「あったね」★「意味は?」「さあ?」「フェラだよ」一同「そうだなフェラだな」★「じゃあAFは?」一同「・・(どん引き)」
★貴方はホモなんですか? それともやはり変態なんですか? 恋の苦悩は続く。
まあAFはAprilFoolの略ですけどネ。突っ込んでもいいよ★


♯2 この1年で学んだこと。
人は己の想像力に謙虚になるべきこと。謙虚であればあるほどよい。いつだって個々の背負う事実は小説より遥かに奇異なシェイプを纏っていて、美的観念とは遠く離れて無計画に積み上げられた建材、惨状は直視を耐えられない。
そういえば同僚のひとり(フェラ発言の)に、弾みで「ファインアートで食べたいこと」と「実家のこと」を打ち明けたら、「爆弾少年」という呼び名を貰ってしまった。更に「すごくディープな実家にまつわるエt」とか「実はホモ」とか「実はキティ」とか爆弾はたくさんあったんだけど。
懐に闇は要らない。パートナー(パートナーはPART・NERなんだぜ)はいつか欲しいけど、やっぱりできるだけ身軽な人だったらいいなと思う。君のポケットに僕が収まるんだ、すっぽりと。僕はかなり小柄だし、つまり僕達はお互いがPARTであってしかもPORT出来る訳だ。
しかし結局、セクシャルマイナーは衣装箪笥の奥隙間に隠されるべき事項であって、僕なんか表を歩くにはだいぶ着込まなくてはならないから、いつまでたっても日陰者です。
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