金鯱賞 2013 予想：◎01メイショウナルト│敗因分析のバイブル～競馬をやって何が悪い。

中京11R　金鯱賞(GII)　芝2000ｍ　良、標準馬場前後想定
【展開予想】
　年末の中京なので馬場がどう転ぶかは正直読めない。かなりタフな馬場になる可能性も考えて行きたいが、予想の段階ではやはり平均的な馬場としておく。

　展開はハッキリとした逃げ馬がいないというのが難点。メイショウナルト辺りもハナを切る可能性は否定できないが、順当ならカレンミロティックかなという所。ただカレンも決して逃げたいタイプではないので難しい。以前のラブリーデイはかなり積極的な競馬はしていたので、これがハナという可能性もある。それでもハナを切るのが誰になるのか正直分からない。このパターンだとペースに関わらず団子になりそうな予感で、かなり紛れるかなという気はする。内を上手く立ち回れる馬や、ポテンシャルが高く出入りの激しい競馬になっても対応できる馬を狙うのが良いか。

【予想】
◎01メイショウナルト
〇03ムスカテール
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△12トゥザグローリー
△13ラブリーデイ
×10オーシャンブルー11カレンミロティック
３連複◎軸〇▲△BOX
３連単Ｆ◎〇▲→◎〇▲△→◎〇▲△×

◎メイショウナルトは消去法的にこれが一番信頼できるかなという感じで本命にした。難しいが、前走は少なくとも折り合い面に不安が有ったので惨敗自体は気にしていない。オールカマーでは内ポケットの３列目を通したが11.8 - 12.2 - 12.1 - 12.4 - 11.8 - 12.1とペースアップの流れでもしっかり対応できていて、むしろ前のダノンが思ったより伸びなかったので一つ外に出すという作業でロスが有ったかなというぐらい。なのでペースアップの流れには対応できるのは大きい。小倉記念を見てもわかるようにトップスピードに乗ってからの質、ポテンシャル共に高い馬だし、ポジショニングも良い。ただ今回明確に逃げ馬がいないので、その点はハッキリした方がいい。理想は２列目ポケットだが、誰も行く馬がいないままドスローに落としてしまうと折り合い面やポテンシャル特化戦になった時にリスクはある。武の事なので遅いと思ったら逃げると思うし、極端な競馬に持ち込ませなければ。やや出来落ち感は感じるのでその点がどうかだが2000なら。

〇ムスカテールはこれも消去法な買い方で。まずミルコなので仕掛けで遅れるってことはないだろうというのと、ミルコが良くやる出負けもスローならさほど気にならないという点で、レースの相性は良いと思う。オールカマーはなんだかんだ言っても基礎スピード問われて追走に苦労して押し上げるタイミングもなかった。距離はそこからは短縮するけど、序盤スローなら基礎スピード不足は気にならない。そしてこの馬の場合は日経賞でも12.3 - 12.0 - 11.6 - 11.7 - 11.7の流れ、日経新春杯でも12.5 - 12.1 - 11.9 - 11.6 - 11.7の流れでトップスピードがそれなりに問われる競馬でしっかり脚を使って伸びてきている。この点からもトップスピード面でここでは武器になる。出来れば外から前を向いてという競馬が理想的だったけど、ポテンシャルタイプばかりだし、団子になりそうでしかも開幕週、内を突くのはさほど悪くない選択肢。総合的に見てもこの相手なら好勝負。

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この馬の場合は距離に不安があると言っても、マイルでは本質的に基礎スピード不足で、時計勝負では勝負にならず、中京のようにある程度時計が掛かってＬ１落ち込む舞台で良さを出している。基礎スピード勝負になった天皇賞秋でもやっぱり追走に苦労したが、最後までジリジリとは伸びてきていたのでばてているわけではなく、追いつけなかったという感じ。その点で同じ2000でも中京でしかも逃げ馬が不明というメンバー構成なら序盤の追走力不足が解消できる可能性が高い。スロー団子でロンスパ戦となれば最後方からの競馬は全く気にならないし、むしろコーナーでロスなく立ち回って団子で前が広がりやすく直線で進路を選べるというのも好都合。一発あるとしたらポテンシャル面で底を見せていないこの馬だろう。

△トゥザグローリーは条件的には面白い馬なんだけど、前走がやっぱり物足りなかった。もうちょっとやれるかなと思っていただけに。まあタフな馬場が悪かった可能性はあるが。京都大賞典は復調を予感させる内容だったし、そろそろ前走に目をつぶればというところ。この馬の器用さが活かせるような展開、スローからのペースアップでトップスピードが問われる競馬なら怖いし、良い時はそれで外々から押し上げて最後まで突き抜ける馬。今回はそういう展開が望めそうだし、鳴尾記念でショウナンマイティ抑えた時のような早めの抜け出しができれば面白い。

△ラブリーデイは序盤そこまで厳しくない流れで良さを引きだしてきたので中京2000は良さそう。小倉記念では外目から勝ちに行ってマイネルラクリマは抑え込んでの２着。意外とポテンシャルも高いということを示したし、京王杯２歳Ｓではギアチェンジやトップスピード面でもある程度見せていた。ダービーはロスなく立ち回ったということも有るが、好位ぐらいでスローからのペースアップ戦なら安定している。小倉記念のパフォーマンスを考えれば素直に押さえたい。

×オーシャンブルーはオールカマーは悪くない、天皇賞は基礎スピード不足。この距離でスローのロンスパならもうちょっとはやれそう。カレンミロティックはハナを切ってそれなりにリードを保てればという所。ただし、垂水Ｓ見てもわかるが、基本的に基礎スピードで他馬に追走させて良さが出るタイプなので、中京2000でスローからのロンスパ戦とかとなると甘くなる可能性が高い。２走前のパフォーマンスは高く、前走は適性が合わなかったのでさほど悲観する材料ではないが、やはり団子で勝負となると決め手では見劣るしその点でポジションを活かしての粘り込３着まで。

消からウインバリアシオンはこの馬の持ち味であるポテンシャルとトップスピードを活かせそうではあるが、流石に長期休み明けで積極的には印を打てなかった。2000でも中京ならとは思うが本質的には長距離向きだと思っているので。オーシャンブルーはここ２走が物足りないのでどうしても狙い辛い。まあオールカマーはそれほど悪い内容ではないが、天皇賞の負けすぎが気になるし、その割に今回は人気している。昨年のパフォーマンスは評価するし、ポテンシャル勝負なら一目置いている馬だが、今回は展開も読みにくい面もあり、過剰人気なら消し去ってしまいたい。

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