2017 フラワーカップ(GIII) 中山芝内1800m良
レース回顧・結果

1:48.7 12.6 - 11.9 - 12.0 - 12.3 - 12.3 - 12.3 - 12.4 - 11.2 - 11.7
48.8-47.6 S^1

 今日は競馬から少し離れて家族のための時間を取らせてもらいました。勿論フラワーカップは気にならないはずもなく、生では見ることができなかったが映像見てはぁ~ってなったね。もうファンディーナ以外語ることないよってレベルの競馬をしちゃった。ちょっと付け入るスキあるんじゃないのと思ってしまった自分を叩きたくなるぐらいでしたな。まあ強いし、正直ダービー出れば今年の牡馬には負けんだろこれってレベル。まあ後で語るとして、ペースはスローなんだが48秒台には入っているし、馬場を考えればこれ自体は本来遅くはない(日曜のスプリングSでも48.6)。で、これをスローバランスにしたってのは結局後半の47.6が優秀ってところ。それも4Fで見れば目立たないがL2最速11.2で引き上げてとか…この馬場ではちょっと異常でしょうな。まあ勝ち馬ファンディーナに尽きる。


1着ファンディーナ


 12番枠からゲート自体は坂スタートでそこまでよかったわけではなく五分ぐらい。ただ二の足がかなり速くちょっと出していくだけでスッと番手を確保、主導権を握る。そこから下り坂の2角ぐらいでは若干掛かり気味だったがそれでもコントロールしながら楽に3角。3角でもまだ我慢、4角で軽く仕掛けると一気にグンと反応して一気にぶっちぎる。直線序盤で勝負を決めてしまって後は坂の上りで若干促した程度、最後は明らかに流しての完勝だった。ファンディーナさんしょうもない印打ってすみません、ダービー出た方が良いです。かなり高い確率で勝ち負けになると思います。少なくとも弥生賞、若葉S、きさらぎ賞、スプリングSの全てと比較しても、時計、ラップ的なバランスで見て圧倒してます。スプリングSでウインブライトもこの世代なら楽しみやなって思ったけど、こりゃちょっと器が違いますね。まず基礎スピード面を詰めてきたこともだけど、坂スタートでゲート自体は微妙、外枠なので出していく形になった。そこで一気に取り付けた。ここまでだけでもなかなか個人的には驚きなんだが、もう一段褒めなきゃいけないのは出していってそこから2角過ぎの下りで普通なら掛かっても仕方ない場面で流石に掛かりながらにはなったけど前にスペースを置いてコントロールできてしまっていた。そして動きたいところで一気に動けてしまったしL1まであの競馬。ギアチェンジもトップスピードの質も最強クラス、TS持続も高いレベルで最後は遊ばせて底を見せない、前である程度のペースで進められてって感じだからね。これは圧巻なのは間違いない、ただ敢えて言うならやっぱり長い距離向きの競馬をしていると思う。基礎スピード面をコントロール、ギアを上げて下げて息を入れられているし、要所でのギアチェンジは段違いだった。つばき賞で直線勢いに乗っちまえばってのはあったけど、正直4角で軽く動かしてグンと反応するっていう…ちょっとこの印象は2走では感じなかったかな。ペースもスローバランスなのはこの馬にとっては48.8で入っても楽だったというだけで、普通の馬(少なくとも世代牡馬トップレベルのスプリングSですら48.6で平均ペースまで)なら今開催の中山の馬場でこんな脚を引き出す余力はない。上がり3Fは平凡なんだけど、これはもう1Fだけで勝負が決まってしまってラスト流したからで、他は2着争いで後方から3F全体で出してきているからね。L2の11.2だけで34.9まで引き上げてきていてものが違うのは確か。これはもう普通に皐月賞からダービーを目指してほしいわ。桜花賞でも多分この競馬ならと思うけど、今年に限れば春の牡牝4冠で一番危ういのは多分レベルと適性的に桜花賞だと思うし、いっそ牝馬初の牡馬クラシック3冠目指してほしいね。今年の牡馬は全体で見て低調なのは間違いないと思うし、この馬のパフォーマンスは歴代で見ても自分の競馬歴史上で、ここまでなら間違いなく最強牝馬だと思う。皐月賞、ダービーに出てきたらもう問答無用で本命にするしかない。スプリングSと比較しても2段階ぐらい上のラップを踏んでいる。馬場差が若干あったかもだけど、祝日通して時計掛かっていてこのレースだけラップが異常。逆らえんわこれは。去年の牡馬路線みたい、次から次へと真打が出てきてしまうね。なんかダイワスカーレットのギアチェンジと二の足の速さ、なおかつスイープトウショウの破壊力を持っているという感じ。すごいですわ。


2着シーズララバイ


 6番枠からやや出負け、少し窮屈な感じにもなったが後方に下げてからのスタート。道中も後方列の外目で進めながら3角。3~4角でも大外を押し上げながら3列目に取り付いて直線に。序盤でファンディーナを除けばジリジリと伸びて2列目に、L1で粘り込むドロウアカードを何とか捕えて2着、賞金を加算した。う~ん…この馬とは馬券的相性が悪い…。ただファンディーナを除けば恐らくこのレースは平均ペースで、ファンディーナだけ後半4Fが速くてスローと考えれば普通のレベルでは平均とみるべき。その中で割と3~4角でじわっとポテンシャル面を引き出してきたのかなという感じはあるね。トップスピード戦でも強かったけど後ろからだと使える脚がそんなに長くない。それがコーナーである程度分散しながら長く脚を使ってきたというのはファルブラヴっぽい感じは確かにあるかなと。予想的にはまあファンディーナはこの際仕方ないとしてこの馬を無印というのはちょっと後悔があるかなあ。とはいえ、流石に今年の牝馬クラシック路線では勝負にならんかな…トップスピード戦でもポテンシャル戦でももうワンパンチ欲しい。


3着ドロウアカード


 8番枠から好発、そこから一気にハナを取り切ってレースを作っていく。道中もファンディーナが途中でブレーキしながら控えてくれたので割と楽。3~4角で武豊がある程度手が動いていてそれを外からあっさりとファンディーナに交わされて2番手で直線。それでもそこからの踏ん張りは流石で踏ん張って最後は際どいところで2着争い及ばず、惜しくも賞金は積めなかった。少し時計が掛かった中で、要所でキレ負けしたけど、思った以上にL1で踏ん張れたのは良かった。ファンディーナが近くにいたしギャンブル的にもうちょっと飛ばしても良かったかなとは思うんだけど、まあ現状は自身で平均ペースぐらいの中でパワー型の基礎スピード面はそれなりだったかな。ただ流石に平均でコントロールして後半要素が物足りないとなると現状ファンディーナは別格としても牝馬戦線で互角に勝負するには武器が足りないのかなあという感じ。


4着エバープリンセス


 13番枠から出負けして後方からの競馬、1~2角で内目に入れて進めていく。道中も後方内内で我慢しながら3角。3~4角で内目から大外に一気に誘導しながら直線。序盤で中団ぐらいまで押し上げる脚、L1では2着争いの2頭相手にジリッとは差を詰めたがという内容での4着だった。まあファンディーナはともかくとして、2,3着馬との比較で見れば結構頑張ったかなと。ただ3~4角での立ち回りはうまかったと思うし、3角の段階では内、そこから加速させていきたい勝負所の4角で外から動いていた。その分直線入りの段階から伸びていたしね。L1まで伸びてきたのも評価したいけど、この内容だと流石にシーズララバイの方を高く評価したいかな。


5着ハナレイムーン


 10番枠から五分には出たかなという感じ、そこから積極的に出していって先行策、ただ1角で少し窮屈になってバランスを崩すシーンがあった。そこからは少し力んではいたが目に見えて掛かるような感じはなく好位の外で3角。3角で外からファンディーナに競っていこうとする、4角でプレッシャーをかけようとしたところで一気に出し抜かれてしまって3番手で直線。序盤でそこから伸びたいところだったがイマイチ伸び切れず、L1まで甘くなっての5着完敗だった。ん~…まあ一つはやっぱり中山のタフな馬場がちょっと合わなかった感じはあるかなと。血統的にもその辺りはちょっと不安があったし、普通の馬にとっては平均ペースぐらいのはずで、3~4角で外から分散しながら脚を使ってしまうとこれまで結果を出してきたトップスピード戦で見せてきたレベルのものは引き出せなかったかなという感じ。


6着ディーパワンサ


 1番枠からまずまずのスタートから内枠でもあり楽に2列目ポケットを確保と理想的な競馬で進めていく。2角過ぎでも折り合って進めて3角では前にスペースがかなりある状況なのだが、この辺りから手が動いている。4角で仕掛けて上手くファンディーナの直後を取れそうだったが置かれて3列目で直線。序盤から最後まで進路自体はあるが伸びあぐねてジリジリの6着完敗だった。ん~…ちょっと不満やね。パフォーマンス的に見てもデイリー杯がベストではあると思うから、やっぱり軽い馬場の方が良いのかなあという感じは受けた。それと3~4角でコーナーで分散する形になったのも良くなかったかなと。阪神JFも個人的にはちょっとイマイチだったけど、コーナーで速いラップを踏む形になると甘くなっているのは気になるね。直線地点となるL2最速戦が合っているけど要所での動きが鈍いのでなかなか安定してこないなあ。 


7着サンティール


 4番枠からやや出負け、枠は良かったので中団馬群の中目から進めていく。道中も無理せず中団で進めて3角。3~4角でも中団馬群の外々を追走してなかなか押し上げられずに直線。序盤で後方から外に出し切って、L1でジリッとバテ差しての7着完敗だった。まあ流石に勝ち馬比較でみるとあれだが、L1は良い脚を使ってきていたのでちょっともったいないところはあったかな。コーナーで押し上げきれず、L1のバテ差しではそれなりに来ていたという感じなので恵まれないと難しいタイプではあると思うけど嵌ればもうちょっとやれても良いのかな。ただまあ全体的にまだまだ完成度が低いしハービンジャー産駒らしい感じにはなっているのかな。


11着デアレガーロ


 5番枠からゲートはまずまず、そこからある程度専攻しながら2列目に入ってくる。ただ1角で少し窮屈な感じになってかなりブレーキング、そこからはある程度立て直して進めて向こう正面。3~4角で徐々に促されつつハナレイムーンの直後を取るのだが4角出口で置かれる。そのままいい脚を使う余力もなく沈んでの惨敗だった。まあ1~2角の不利はそれなりには痛かったと思うけど、同じように不利をある程度受けていたハナレイムーンが5着なんだからその時点で馬の力に問題もあったのかなという感じ。正直ここまで崩れるとは思わなかったけど、思ったよりも流れたというのは一つあると思う。スローになったのはファンディーナが恐ろしい競馬をしたからというのが大きいからね。後半コーナーで分散する競馬は合うと思ったけど、結果的に全体のペースが上がってスローしか経験していなかったのがネックになったかなというところ。予想的にも惨敗です。





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