2017 6/25(日)
第58回 宝塚記念(GI) 芝内2200m
予想用・出走予定馬一覧
宝塚記念2017の予想用・出走予定馬一覧


 ファン投票で見事に10万票と唯一大台に乗り、第一位に輝いたキタサンブラックと武豊のコンビが宝塚記念に出走予定だ。今年は大阪杯、天皇賞春と王道GIを連勝し向かうところ敵なしの状況でここまで来た。昨年は3着に敗れたこの宝塚記念の舞台だが、今年は圧倒的な存在として臨むこととなる。圧倒的な人気というプレッシャーをはねのけ春古馬三冠制覇を初年度に飾ることができるか…その先にシャンティイはある。


 まあ、キタサンブラックのせいというか、大阪杯ができたことも関係しているか、グランプリでこれだけの小頭数というのは寂しい限り。とはいえキタサンブラックがここできっちりと勝ち切れるかどうかがもちろん焦点となる。ただ、春の3冠で取りこぼす可能性はある、そういう舞台となるかもしれない。


大阪杯(GI) 1着 14頭4枠5番
阪神芝内2000m良 1:58.9 59.6-59.3 M
12.3 - 11.1 - 12.1 - 12.1 - 12.0 - 12.2 - 11.8 - 11.7 - 11.6 - 12.0

 まずは2走前、同じ阪神内回りで行われた2000m戦の大阪杯から見ていこう。春の阪神開催も結構な高速馬場状態が続いていたが、この大阪杯の時は雨の影響もあってやや高速馬場という程度。ペースバランスは平均だがこれはマルターズアポジーが単騎で刻んだものなので、実際3番手のキタサンの位置ぐらいでは61秒前後という感じ。実質的に見ればかなりのスローには入っていたと思う。そこから3~4角で仕掛けて行って特にキタサンはL3地点で差を詰めていた感じなのでこのラップ推移なら恐らくL3かL2最速、トップスピード面を問われているとみるべきで、TS持続特化に近い競馬になったかなと。キタサンブラックが上手くレースを支配できた感じ。


 5番枠からまずまずのスタートを切ってそこから控えて2列目、外に誘導しながらという競馬を狙っていたがサクラアルディートが抵抗、内に閉じ込められる形にはなる。道中も離れた3列目の内で我慢、徐々にサクラが下がったのでそこを上手くついて3角手前では外を確保する。3角ではまだ仕掛けを我慢しつつ前との差はそう詰めてこない。L3地点となる4角でじわっと差を詰めながら4馬身差を大体2馬身半ぐらい、直線では2馬身差の2番手でそこから逃げたマルターズアポジーを捕えて一気に抜け出す。L1では流石にステファノスの追撃が来るがそれでもほぼ詰めさせずの完勝だった。


 恐らくこの馬としてはL3辺りで勝負に行く、少し早めの仕掛けにはなっていると思う。全体のペースはかなりのスロー、そこから恐らくL3-2辺りで11秒前半のラップを踏むような形でしっかりと前から勝負に行って後続の追撃を許さなかったという形。個人的にはトップスピード戦で早めに仕掛ける形では少し甘くなる可能性が高いかなと思っていたんだが、ジャパンカップと言いこの辺りのパフォーマンスを上げてきている、というのがこの馬の成長だろうと思う。これまでは総合力が高かったがトップスピードの質、持続力ともに超一級レベルには無かった。この辺りを詰めてきたことでパフォーマンスを一気に上げてきた感がある。


有馬記念(GI) 2着 16頭1枠1番
中山芝内2500m良 2:32.6(+クビ差) 61.0-59.4 S^2
6.8 - 11.3 - 12.0 - 11.9 - 12.1 - 13.4 - 12.8 - 12.9 - 11.8 - 11.7 - 12.1 - 11.7 - 12.1

 昨年の秋以降で唯一敗れたのが3走前の有馬記念。と言ってもその相手がサトノダイヤモンドなわけで3着のゴールドアクターは完封、まさに2頭の決戦の末の2着である。ペースは概算ではなくJRAの公式で出ている1000通過速報ラップ61.0をとって1.6とかなりのスローにまで入ってくる。キタサンの位置で1000通過を見れば大体61秒後半ぐらいになるので、実質は超スロー寄り。しかし有馬記念らしく向こう正面で11秒台、少し淀みはあったが速いラップを踏むことのないポテンシャル戦とみていいだろう。


 1番枠からまずまずのスタート、内枠からまずは外に出していくという作業、前が突かず単騎の番手を確保できたのでそこでコントロール、実質的に超スローぐらいまで持ち込もうとする。道中も3番手とは気持ち離れた位置で進めていたがサトノダイヤモンドがスタンド前でじわっと上げてきたのでマークは受ける。そのまま向こう正面でじわっとペースアップ、3角でサトノノブレスが仕掛けて上がってくるのでこれを内から受ける形、それでもまだ仕掛けを待つ余裕がある。4角で再加速、という流れの中で軽く促しながら先頭に立って直線。序盤で脚を上手く残していたゴールドアクターに一瞬喰らいつかれるが一瞬。これを振り切ったL1ではサトノダイヤモンドが入れ替わって外から伸びてくる、最後は首の上げ下げ、というところまで行ったが粘り切れなかった。


 内容はかなり高いレベルの評価が必要で、特に後半のポテンシャル勝負ではやはり現役でも屈指。ただし、後半ポテンシャル面に関して言えば流石サトノダイヤモンドというところで、後半勝負ではちょっと分が悪かった、というところ。もっとも完全にポテンシャル戦に特化しきらず少し息を入れて4角での再加速でサトノに対しては出し抜くことができていたし、疑似的な二段階加速戦、という形の中で器用さを活かすことができたのも大きかったかなと。L3で少し緩まず完全なポテンシャル戦でもう少し減速が早ければサトノダイヤモンドにもっと離されていた可能性はある。いずれにせよ全要素を高いレベルで持っている馬だけに、基本的には前半後半・仕掛けの段階、最速地点での最速ラップといったところを一点に集中させるのでなく、上手く分散して全体の競馬に持ち込めるかがこの馬のポイントになると思う。


天皇賞春(GI) 1着 17頭2枠3番
京都芝外3200m良 3:12.5R 58.3-74.0(FA12.33)-60.2 H^2
12.9 - 11.5 - 11.2 - 11.3 - 11.4 - 11.6 - 11.6 - 13.0 - 12.5 - 12.7 - 12.6 - 12.5 - 12.2 - 11.6 - 11.7 - 12.2

 前走の天皇賞春では前述のバランスをものの見事に取ってきた、素晴らしい騎乗だったと思う。ヤマカツライデンの大逃げがあったのでこのペースバランスは当てにはならないが、離れた番手のキタサンブラックで測っても推定だが60秒台前半ぐらいだろう。中盤も平均で12.3ほど、後半もハロン12なので概ね12秒ラップを刻み続けるような競馬になっているが、キタサンしてんだとL5の地点ではまだ5馬身ほど差があったので、恐らく後半5Fは59秒前半。実質はややスローぐらいだろうがそれでも3200m戦という距離の中で基礎スピードを高いレベルで要求されているのは間違いない。後半のポテンシャル戦はもちろんだが有馬と違って前半の基礎スピード面も問われたことで後半特化にしなかったこと、これが一つのポイントだったと。


 3番枠からまずまずのスタート、そこから外に誘導しながら番手、単騎の2番手を確保したことでしっかりと楽に進めていくというのはいつものこの馬のスタンス。ヤマカツライデンから離れた番手でスタンド前でも楽に折り合って。向こう正面に入ってもヤマカツがそこまで大きく落とさない中でじわっと差を詰めながら3角に入っていくがまだ差は詰め切っていない。3角の上りから下りにかけての仕掛けのポイントで後続の動きを待って前との差をじわっと詰める。4角で各馬が競ってきたところを満を持して一気に仕掛けて直線。序盤で一気に出し抜いて2馬身差、L1ではサトノダイヤモンドやシュヴァルグランも食らいつくが詰まり切らず、1馬身以上を保っての完勝だった。


 サトノダイヤモンドがシュヴァルグランに逆転されているというのもあるが、恐らくキタサンブラックが全体のペースをある程度引き上げたことで後半のポテンシャルが持ち味だったサトノダイヤモンドの末脚が削がれていたかな、というのはある。もちろん4角地点でキタサンが一気にペースを引き上げたところでかなり外を回す羽目になったし、2列目が凝縮する中で速い地点を回されたサトノダイヤモンドは武豊の術中にはまってしまった形ではあると思う。ただ、敢えて言えばやはり全体のペースを上手く引き上げて3200でも厳しい流れに持ち込んだことで前半・後半の総合力の高さをいかんなく発揮しきったのかなと。紛れもなく強い競馬だった。


京都大賞典(GII) 1着 10頭1枠1番
京都芝外2400m良 2:25.5 62.0-58.6 S^3
12.7 - 11.5 - 12.0 - 13.0 - 12.8 - 12.2 - 12.7 - 13.0 - 11.9 - 11.1 - 11.1 - 11.5

 勝ちはしたが危ういパターンとしてはこの京都大賞典も振り返っておきたい。ペースバランスは3.4で超々スローに肉薄するレベルで超スロー。ラップ推移的にも3F戦、トップスピードの質を非常に高いレベルで問われた一戦。


 1番枠からまずまずのスタートからじわっと楽にハナを主張、外のヤマカツライデンが行き切ったので控えて番手外と全く問題なく進めていく。ドスローの中で我慢しながら3角。3~4角でも番手の外で仕掛けずじわっと加速、4角でヤマカツの外に並びかけながらだがまだ仕掛けを待つ形で直線。序盤でも少し追い出しを待つ形で上手くアドマイヤデウスにスペースを与えない。L1で進路ができたアドマイヤデウスにそこそこ詰められての1着だった。


 デウスが超高速馬場でのトップスピード戦ではかなり手ごわい馬ではあるとしても、やはり超高速馬場でトップスピード勝負、質的に優位性を取れたというのは感じなかった。ラブリーデイが劣化、サウンズオブアースも後ろからになったというのはあるのでこの2頭は楽に撃破できたが、トップスピード戦に特化した時にやはり危ういなというところは見せていると。スローでも問題ないが3F線でなく4~5F戦のイメージで上手く分散してやることができるかがカギ。


2017宝塚記念に向けての展望

 大阪杯の2000mと似て非なるのがやはりスタート地点の違い。この阪神2200m戦というのは3角地点が外回りの4角屋になるので下り坂地点になる。1角までの距離が長いことに加えて下り坂スタートなので最序盤はペースが上がりやすい。まあこれに関してはそこまで心配する材料ではなく、昨年の宝塚記念でも2秒近いかなりのハイペースの中で3着に踏ん張れている、ひとまず前半はそこまで気にしなくていいだろう。むしろ逃げ馬不在で恐らく今回は逃げる立場を取らざるを得ない。必要以上に緩めすぎないことだけを意識してほしいかな。もちろん飛ばし過ぎてはだめだが、59秒前後で入って道中で少し息を入れられればそう気にはならない。ダービーの頃なら別だが完成した今のこの馬なら59~60出は入ってほしい。そのうえで仕掛けどころだが、これも分散してほしいなと。特に今の阪神は超高速馬場なので、雨でも降らない限りは前半でペースを引き上げても後半の末脚を各馬が引き出す余力は十分あると思う。そうなった時に仕掛けを待って決め手勝負でトップスピードの質的にキレ負けする可能性はちょっとある。ここまで軽い馬場だとゴールドアクターは結構厄介になってくると思うので。


 ただゴールドアクターは状態面でいいころにあるかどうか、シュヴァルグランは適性的に軽い馬場での2200m戦でトップスピードにせよ基礎スピードにせよ質的にこれまで以上に高いレベルを求められるという不安がある。4歳勢も強敵は大井がミッキーロケットにせよシャケトラにせよトップスピードの質的に高いレベルではない。レインボーラインもここ2走が少し物足りないのもある。サトノクラウンは明確にポテンシャル特化。個人的に厄介だなと思っているミッキークイーンを除けば状態面での不安を抱える馬、もしくは適性的に怪しい馬というのが揃った感じ。上手くバランスを取れればやはり勝ち切るチャンスは大いにある。ただこれまでは逃げ馬を見ながら番手で仕掛けの主導権も握れていたというのはある。一番前で進めれば外から動くのもそこまでロスが無いことになるので各馬ももう少し仕掛けの意識が強くなってくる。そうなった時に3角最速ぐらいで突かれたところを大外ズドンにやられるケースはもちろん考えた方がいいだろうと。仮にそうなってもジャパンカップ、大阪杯の内容からそう簡単に差し込まれる馬ではないし、軸としては流石に堅いんじゃないかなとみているが。勝ち切れるかどうかは鞍上武豊がバランスを崩さないことだけ気をつけてもらえれば。特化してしまうと危うい面もあるので、前半のペースを作るにしたって淡々とした流れよりは少し息を入れたいし、ドスローなら向こう正面から徐々に動いていく意識が欲しい。どういう競馬でも対応できるので各馬が苦しむ競馬を展開出来れば勝機はおのずと広がってくるだろう。もちろん本命候補だが決定はしていない。枠は内ばかり当たっているが、個人的には外の方がこの馬は良いと思っている(武豊も最序盤ずっと外への誘導を優先しているように、ポケットでもやれるが外を確保してからポジションをしっかりと取りたいタイプ)。仮に外枠を引いたとしても個人的には全然マイナスとは思っていない。



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 宝塚記念(GI)・鉄板3点勝負

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6/11 エプソムC   6890円的中
6/03 阪神11R 1万4460円的中
6/03 阪神9R  1万0150円的中
5/28 日本ダービー1万1870円的中
5/28 京都11R 3万1280円的中

宝塚記念の3点勝負を見る方法!
pngホースメン会議:宝塚記念300_250




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