日程:2017年12月3日(日)
第18回 チャンピオンズカップ(GI) 中京ダ1800m
予想用・出走予定馬一覧
チャンピオンズカップ2017の予想用・出走予定馬一覧

 嵌ってしまえばポテンシャルは屈指の実力も噛み合わなければあっさり負ける掴みどころのないミツバがチャンピオンズカップに出走予定だ。前走のJBCクラシックでは先行策を取っての粘り込みで3着と変幻自在すぎて競馬ファンを悩ませる。逃げることもあっただけに、逃げるのか先行するのか、それともやっぱり出負けして後方からか…いずれにせよ嵌れば通用するぞ。


 よくわかりづらい馬なんだけど、ひとまずあまりコーナーで動く形が得意ではないと思う。なので前走のJBCクラシックみたいにコーナーが急で他も減速する形なら楽だし、マーキュリーカップみたいに高速ダートで比較的緩やかで終始下り坂となる盛岡の3~4角といったところでは問題ないように感じる。ただ阪神の様に3~4角も結構急だがラップ推移的に落ちてこないところで動けていない感じはシリウスS、アンタレスSからは感じるところ。


マーキュリーC(JpnIII) 1着 14頭2枠2番
盛岡ダ2000m稍 2:02.1 

 まずはマーキュリーCから。といってもラップが無いのでざっくりとした分析にはなる。一応この馬の走破バランスが3F-3Fだが36.6-36.3で一応平均。中盤若干だけ息が入った?(FAで3-4-3で見て12.2-12.3-12.1)という程度でこの馬自身はほぼ平均的に走っているんじゃないかなと思う。特に前との差もそこまで開いていなかったし、恐らく平均ペース~ややハイという程度だろう。


 2番枠からまずまずのスタートを切って無理せず控えて外に出すことを優先、好位の外で進めていく。向こう正面でも好位の外外で進めて追走、3角の下りで外から鞭が入ってここでしぶとく追走、4角で徐々に差が詰まって直線。序盤で好位列から抜け出し2列目に並びかける。L1で先頭列をキッチリと捕えてクビ差抜け出した。


 ピオネロは個人的にはこういう淡々とした流れでタイトに立ち回れる総合力の高い馬だと思っていて、これを外から捻じ伏せたのは素直に評価ができると思う。ちなみにピオネロが完璧に立ち回ったシリウスSではアポロケンタッキーはピオネロを差せなかった。この平均ペースで淀みない中での競馬、軽い盛岡という前提はあるがここでピオネロを捕えたのは個人的には高く評価しないといけないと思っている。それと、3~4角が地方としては結構緩やかで下りがあって勢いがつけやすい、というのと淡々とした流れだったことも加速があまり問われず置かれなかった要因かなと。まあラップが無いので確信は持てないが。


シリウスS(GIII) 8着 16頭6枠12番
阪神ダ2000m良 2:04.7(+0.8) 61.6-62.3 M
12.8 - 11.3 - 11.5 - 13.5 - 12.5 - 12.3 - 12.3 - 12.0 - 12.5 - 13.2

 強い競馬ができていたのにシリウスSではピオネロに先着を許した。しかもピオネロにとっても決して完璧に理想的というわけではない中で、それでも完敗だったわけで明らかにこちらがパフォーマンスを落としている。ペースは平均、L3最速戦で仕掛けが早くピオネロは使える脚が短い中で最速地点で外を回した。それでもこの馬はそもそも勝負にならなかった、という差ができてしまった。


 12番枠からやや出負けという程度、そこからは二の足で見劣り後方で進めていく。1~2角でペースが緩んでここで外に持ち出し進めていく。向こう正面では促されているのだが明らかに反応で見劣って3角に入る。3角でも終始激しく追われるのだが追走に一杯、そのまま鞭も入って外を回して直線。序盤で前との差は絶望的、そこからの伸びはそれなりのものは見せたが最後まで良いところはなかった。


 このレースだけでなく、アンタレスSも同様に向こう正面から動けなかった。そして、個人的に阪神で今掴みかけていることがあるんだが、阪神はやはりコーナーがポイントなんだろうと思う。そしてこの馬はコーナリングがまずいので減速して直線で加速してという勢いがつくまでに3角に入ってまた減速という悪循環になっている感じがある。阪神1800~2000ではこの馬に限らず結構こういうケースが見受けられて、3角手前からかなり手ごたえが怪しくなる馬が多いんだが、恐らくケースとしては1~2角での減速、向こう正面がそんなに長くない阪神(ダートは実は京都の方が長い)、1~4角全て鋭角で直線と急コーナーが連続する様な特殊な形態でギアの上げ下げとコーナリングを要求されるのが合ってなかったのかなという感じ。低いレベルならそこまで気にならなかったが、準OPのオークランドRCTを勝った時も向こう正面で加速するのに少し苦労している感じはあった。


JBCクラシック(JpnI) 3着 13頭5枠5番
大井ダ2000m重 2:04.7(+0.2) 62.1-62.4 M
12.8 - 11.7 - 12.2 - 12.9 - 12.5 - 12.1 - 12.5 - 13.1 - 12.2 - 12.5

 なので正直JBCクラシックの3着は自分が一番びっくりしていて、直線ごとに加速しないといけない大井は一番合わないタイプだろうと思っていたんだが、これで3着を確保してしまったと。ペースバランスは平均だが向こう正面での加速、そしてスタンド前での加速と大井らしい競馬にはなった。ただ向こう正面での加速度合いはそこまででもない。L3-2の0.9の加速度はかなり高い方で、ここに対応できたのが個人的には驚きであると。


 5番枠からまずまずのスタートを切って外に誘導してから促しての先行策で2列目の外につける。向こう正面でも楽な手ごたえで3角に入っていく。3角では前も減速ラップを踏んでいるのでその流れで楽に番手まで押し上げていく。そのまま先頭列で直線。序盤で追い出されるがここで差を詰められてケイティブレイブに並ばれ、更にサウンドトゥルーに差し込まれる。しかしL1で抵抗してケイティブレイブとの差は少し詰まったか?というところで3着だった。


 L3-2でもちろんケイティやサウンドトゥルーに脚色見劣ったのだが、それでもこの馬自身ほぼ0.9に近い加速ラップを踏んできているわけで、対応してきたとみるべきだと思う。L1での踏ん張りの方が持ち味かなとは思うが。好走できた要因としては3~4角で動く意識を持っていたことではあると。コーナリングが上手い馬ではないけど大井だと3~4角が急で余程上手い馬(コパノリッキーと武豊のコンビはコーナーで加速ラップを踏んでいたこともあり大井では珍しいケース)でないとここで加速ラップを踏むというのは難しい。だから逆に置かれずに済んだ、相対的にコーナリングが問われなかったというのが大きかったかもしれない。阪神も急だが入りと出口がきついだけで3~4角中間は直線に近いし、レースラップでも落ちるというところまではいかないから自力で動けないと取り付けない、というのはある。他がコーナリングで引き離せないぐらい急ならかえって気にならない、他の馬はこなせるぐらいの中途半端なのが一番良くないのかなというのは感じた。いい勝負ができたのは3角までの押し上げと3~4角で前を向いて先頭列に並びかける意識を持てたことだと思っている。


2017チャンピオンズカップに向けての展望

 中京はどうなのか?という所がポイント。中京は1~2角での減速が阪神ほど落ち込みやすくはない。また3~4角は終始下り坂になるのと、コーナーもそこまできつい感じではないのでこの馬としては対応はしやすいかもしれない。3~4角は盛岡が近いと思うし、マーキュリーCからも3~4角で下りを利して外から勢いに乗せていければ置かれずに済む可能性は高いかなと。不安はそもそも坂スタートなので全体のペースが落ちてというパターンはあるが、今回は流れそうなメンツなので心配ないかな。基本はポテンシャルが最大の武器だと思うし、前走のJBCクラシックもギアチェンジ地点での対応力は評価もケイティブレイブには見劣った。L1で減速したところでの差し返し気味の脚、というのがこの馬の本質だと思うしある程度の流れを中団~後方過ぎない位置で進めて3~4角の下りで勢いをつけて入っていきたい。マーキュリーCのピオネロとの比較は個人的には結構良い材料だと思うし直近の内容で考えてもアポロケンタッキーより上位で狙っても、というのはあるかな。後は今回は中央の精鋭16頭…いいポジションを取れるのか?これに関しては懐疑的で、特に今回は内枠なので序盤の対応を間違えると包まれて動けないリスクも。3角までには外目で前を向ける意識が欲しい馬だと思うので、完全に内に絞ってギャンブルするなら別だがこの馬の競馬をしたいならどこかで外、早めに上がっていきたいところ。中京でもコーナーで置かれる可能性はあるので3角までに勢いに乗せたい。実力的に3着ヒモ穴では十分狙える、連下でもというところかな。1800は若干短いとは思うが、冬場の中京なら時計も掛かるし嵌り切れば頭もあるかもしれない。単穴まで含めて色々幅を持たせつつ連下前後としておく。

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 “大魔神”の愛称でお馴染み!
 
 ドバイバイターフ(GI)を制した
  ヴィブロスの馬主でもある
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