毎週日曜の22:00からツイキャスでの回顧ライブとなります。ラップや騎手など様々な観点から次のレース予想に繋がる回顧をお届けしますので、ぜひお聴きください。ライブ前にコメントで質問、レースの流れで気になったこと等を書き込んでもらえたらありがたいです!
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2017 NHKマイルカップ(GI) 東京芝1600m良
レース回顧・結果
1:32.3 12.4 - 10.9 - 11.2 - 11.6 - 11.8 - 11.3 - 11.3 - 11.8
46.1-46.2 M
今日はなんか全体的に噛み合ってなかったのでNHKマイルカップは展開・ペース的には完璧だと思っていただけに…リエノテソーロェェェ…この馬に関しては印的にちょっと悩んだのでちょっと後悔はあるんだけど…まあ仕方ない。ただ全体の予想的にはモンドキャンノとか多少の展開のずれはあったがペースバランスはど真ん中に近い。アエロリットが想像以上に速い時計を叩きだしてきたけど、超高速馬場というのもあったし、中間少し緩んで再加速戦だろうと。ただアエロリットが好発から3~4角で外々、クイーンCのように馬なりで取り付くような感じになったのでボンセルヴィーソにとってはかなりつらい早仕掛けの競馬になったと思う。まあいずれにせよラップ推移的に見てもかなり上手く松山がレースメイクしてくれたし、そのうえでノリVS松山という競馬の中でリエノテソーロが突っ込んできたと。平均ペースからのTS持続戦というNHKマイルカップらしいど真ん中の競馬になったと思う。
1着アエロリット
16番枠から好発を切ってそこから2列目の外で様子を見ながらとにかく折り合いを意識。出していくことなくフラットに入っていった、平均ペースというのもあって多少かかり気味ではあるが我慢が利いて3角。3~4角でボンセルヴィーソが息を入れる中でこちらは外々から先頭列に取り付いていく、4角でも馬なりで先頭列で直線。序盤で一気に追い出して坂の上りで先頭に立つがボンセルヴィーソが手ごわく、外からリエノテソーロに迫られる。しかしL1でそこから再び差を広げて余裕たっぷりの完勝だった。
やっぱりこの馬の良いところはL1の踏ん張りなんだよなあ、というのを改めて感じた一戦。これはこれまでの総合力タイプが多かったクロフネ産駒とは違う。素材的にもかなり高いレベルに無いとこの競馬はできないからね。L2の地点ではリエノテソーロの方が切れていたし、前を向いて勢いよく入ってきながらボンセルヴィーソを交わすまでにも手こずっているように、そこまでスパッと切れる馬ではない。ただこのペースで出負けしなければ楽々追走して3~4角でも大きく緩まない中でロスの多い競馬をしてL1で寄せ付けてないってところは非凡と言っていいと思う。今日の競馬ができていたなら桜花賞のどのメンツがいたとしても正直勝っていたと思う。アドマイヤミヤビがいたとしても勝っていたと思う。全体のペースをここまで引き上げて、その中でしっかりと仕掛けを主導してきた。ノリも勝ちに行って仕掛けを待たずに直線入った段階でもう追いだしていたからね。それだけラストに自信があるってことの裏返しだと思う。基礎スピードの高さはこれまで何度も言ってきていたし、そのうえでクイーンCで見せたTS持続の非凡さ。全体のペースがここまで上がったことで全ての適性を高いレベルで出し切っての完勝だったと。この馬に関しては少なくともフェアリーS以降はずっと本命を打ち続けていると思うけど、とにかく決定的弱点が無い。 敢えて言えば瞬間的なトップスピードの質がちょっと足りないぐらいで、それもペースをここまで引き上げてしまえれば最速ラップは11.3で済むからね。弱点を長所で補えるから不安がほとんどない。今日の横山典弘は馬を信じて、好スタートを切ることをしっかりと意識して、その流れでしっかりとレースの流れに乗って、仕掛けどころを主導できた。完璧でした、ノリちゃん信じて良かった。
2着リエノテソーロ
14番枠からまずまずのスタートを切って無理せずに中団に下げていく。道中も結構流れていたのだが少し掛かるぐらいの感じでコントロールしながら3角。3~4角で少し息が入ってという中で中団馬群の外目で我慢、ガンサリュートの直後を取って直線。序盤で追い出されてからの反応が良くここでスパッと切れる。L2ではアエロリットに対して確実に差を詰めてくるがラストは少し甘くなってアエロリットに離され、再び詰める余力無く…それでも大健闘の2着だった。
後悔しないと言えばかなりうそになる。買える要素は幾らかあって、もともとアネモネSの時点で面白いと思っていたんだが、結果的に外枠で前目に行くことで一足を削がれた感じ。あれが馬場によることなのか、距離なのか?というところで判断が難しかった。ライジングリーズンは個人的にはアエロリットに勝っているけど内容的にはアエロリットの方が上だと思っていたのでそれに内容的に完敗だったことと、すずらん賞でタイムトリップ相手に緩んでの再加速戦で完勝している感じから、結構悩んだのはあるし実際悩んだから印は回してないけど記事には残したいなと思うぐらいではあった。う~ん…高速馬場でパフォーマンスを上げてきたのは間違いなくて、何が良かったかって直線入り~半ばでの切れ味。この段階では11.3-11.3でアエロリットが刻んでいるのでこれを詰めるならもちろんそれ以上の速度が必要だった。ペース自体は元々1200でも余裕でついていけているのでこれぐらいなら問題なかったと思うが、それを掛かり気味になるぐらいにコントロールして後半要素でこれだけ弾けてきたというのは今後は凄く大きいなと思う。この路線で強かったボンセルヴィーソにとっては早仕掛けだったとは思うが、それでもタイムトリップに対してこの距離で正攻法で強い競馬で先着できているわけだし、この路線で一気に序列を上げてきたとみるべきかな。う~ん…これを拾えなかったのは悔しいなあ…。当たる当たらないより予想として印を回せなかったのは痛恨。冷静に見てL1の甘さというよりも、これはアエロリットのL1のTS持続がかなり高いレベルにあったとみるしかないね。前で早めに仕掛けられるとアエロリットを差すのは難しい。3着以下とはL1でも差を詰められていないからね。
3着ボンセルヴィーソ
6番枠から五分のスタートといつもよりは遅め、ただしっかりと二の足でハナを主張、内で抵抗していたモンドキャンノの前に出切らずにじわっと進めてモンドを控えさせてレースをコントロール。平均ペースで3角を迎えるが、ここで一息を入れてというところをアエロリットに見過ごされずに並びかけられる。4角でリードもなくなってしまって直線。待ちたかったがここで仕掛けざるを得ず、L2の坂の上りでもしぶとく踏ん張ったが徐々に甘くなって最後はTS持続の差で決定的な違いを見せつけられ、3着死守がやっとだった。
松山のペース感覚は素晴らしいんだけどね、今回に関してはノリの肚の座った早仕掛けが全てだったと思う。この馬の場合は基礎スピードが高いのでそれを活かしてペースを引き上げる、TS持続が甘いのでペースを引き上げ縦長にして各馬に仕掛けの意識を薄くさせるというのが欲しい馬。ところが、今回は良いペースを作ったにもかかわらず割と先行集団が固まってしまったし、3~4角も息を入れるというほど遅くもないんだが、ここでアエロリットが息を入れずに詰めてきてしまった。こうなるとどうしたってL3で仕掛けざるを得なかったという感じ。ただそれでもこの競馬で3着を死守してくれたしこの馬もかなり高いパフォーマンスだったと思う。正直圏外になるとすればこうやって外から早めに来られた時だと思ったので直線ではやばいかなと思ってみていたんだが、しっかりと踏ん張ってくれたのは良かった。それも松山がこの馬のペースで入ってくれたことが大きいと思うのでこれは評価すべきかな。結果論から考えれば対アエロリットを考えるともうちょっとペースを引き上げないと難しいかもしれない、もちろんこちらがオーバーペースになるリスクもあるしね。現状では基礎スピード面はともかく後半のTS持続で素材的に劣った。
4着レッドアンシェル
15番枠から五分のスタートからじわっと追走も後方に下げながらになる。道中は結構押し上げる意識を持ちながら中団の外々で3角を迎える。3~4角でも中団の外々でじわっと取り付いてリエノテソーロの外から直線に入ってくる。序盤で中団から追いだされるとしぶとく伸びてくるがリエノテソーロにはちょっと置かれる。L2でもジリジリと伸びるがL1では前との差が詰まってこない、そのままなだれ込んでボンセルヴィーソに迫るも4着までだった。
一列前にいたリエノテソーロに最速地点でも減速地点でもちょっと見劣ったのでこの辺りは微妙な評価。-14kgがどうかな?と思ったがここではしっかりとパフォーマンスを維持してきたのかなという感じ。ただこういうパターンは次走で戻しながらの調整になるのでそこは割り引いた方が良いと思う。まあ強かったとはいえペルシアンナイト相手にアーリントンCで決定的な差があったからね。正攻法で外々からとなるとこのメンバーではちょっと足りなかったという感じ。このボンセルヴィーソを差せなかったのであればまだちょっと差はあるかもしれない。今の段階では出し切ってしまった方が良いタイプだと思うしね。もうちょっと全体的な底上げが必要かな。
5着オールザゴー
11番枠から五分のスタート、好位の中にも入れずに中団と思ったよりも後ろからの競馬となってしまう。道中もタイムトリップ辺りを目標にしながら我慢して3角。3~4角でタイムトリップの直後から仕掛けながら直線。序盤の反応では見劣ったが徐々にL2辺りで伸び始めてジリジリ、L1ではしぶとく伸びを見せてばてた馬を交わしながら掲示板を確保した。
今回は恐らく控える形だろうとは思っていたけど、ゲートがそこまでよくなかったし中団になってしまったのは陣営的に想定通りだったのかどうか?というところかな。ちょっと後ろ過ぎたとは思うね。基礎スピード自体はある程度持っていたからもうちょっと前を取れていたらと思うところはあるかな。それでもゲートがあれだと難しいからね。その辺も含めて総合力の差がボンセルヴィーソとは出たかなという感じ。迫ったので差は小さいようで結構あるかなという印象。
7着ミスエルテ
12番枠から出負けして後方からの競馬となる。道中も後方馬群の外目で我慢、3角手前で少しブレーキを踏むような感じになって、3~4角では後方馬群の外目からリエノテソーロの後ろ、後方で直線。序盤で追い出されてからL2地点でジリジリと伸びてきて何とか差を詰めようとするがL1での伸びはちょっと物足りず、なだれ込むだけの7着完敗だった。
出負けも含めて前半要素が足りなかったね。外から動く選択もせず、3~4角でも我慢して直線勝負に徹してL1が甘かった、この辺りからもリエノテソーロやもっと言えばレッドアンシェル辺りと比較しても当然物足りない。恐らく全体のペースが速かったのがあまり噛み合わなかった要素かなと。桜花賞でも脚を無くしていたからね。個人的には高速馬場でU字の1800~2000ぐらいが合ってそうな感じはする。もうちょっと成長が欲しいけど、今回は前半要素が足りなかったので距離は延ばしてほしいかな。
9着モンドキャンノ
1番枠から五分のスタートを切ると積極的に促していっての先行策、まさかの2列目ポケット狙いだった。ボンセルヴィーソを3角手前で前に入れさせて3角で2列目ポケットの位置。3~4角では最内で我慢をしながら進めて楽な手ごたえで直線。序盤でボンセルが早めに仕掛けてくれたのでその直後を追ってというところだが手応えの割に伸びない。L2で鞭が入るが2列目から徐々に後退。L1では
伸びあぐねての9着完敗だった。
まあ結果的にダメだったけど、この中でボンセルヴィーソを行かせて2列目ポケットということ自体はギャンブル的な競馬としてはアリだと思う。前走は1800mだったし前に壁を作れなかった。ペースが落ち着いたときに後ろ過ぎるとスペース確保が難しい、TS持続は高いレベルにあるから前に動けるボンセルヴィーソを置いてしまえば進路は楽、という点でもまあ戦術としては悪くなかったと思う。ただやっぱりこの距離で基礎スピード面が未知数だったし、この平均ペースの流れであの位置につけてとなると恐らく後半の末脚を出すだけの余力がなかったのかなと。その点ではやっぱり基礎スピード的には前半無理ができないのかなという感じ。
13着アウトライアーズ
3番枠からゲートはやや出負け程度でそこまで悪くない。そこからカラクレナイを前に置くような感じで後方馬群の内内でという競馬。ただ3角手前でカラクレナイが下がってきてしまったのでここでブレーキ気味、ポジションも下がる。4角でもカラクレナイをある程度当てにして後方内内で我慢、最内で直線に入ってくる。序盤で一瞬は足を使って内目から伸びかけそうだったが徐々に甘くなってL1では良いところなく伸びあぐねての13着完敗だった。
やっぱりここまで軽い馬場になってしまって46-46で入られてしまうと後半の持ち味であるトップスピード面を削がれてしまったという感じかな。自信は無理はしていないんだけど、後方で進めて押し上げなきゃいけないししかもL3から速いラップを踏んでいるのでTS持続の方が問われている。ギアチェンジ面が武器のこの馬としては持ち味が前半も後半も削がれた感じで苦しかったという感じ。2000以上なら流れた方が良いかなと思うんだけど、マイルだと根本的に基礎スピード面で差がある気がするね。評価が難しい馬ではあるんだけど、個人的には適性としてはダービー路線の方が良かったと思うけどね。もちろんしっかりとポジションを取っていく前提だが。出るかどうかは分からないけど、内枠でゆったり入れれば。
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2017 NHKマイルカップ(GI) 東京芝1600m良
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1:32.3 12.4 - 10.9 - 11.2 - 11.6 - 11.8 - 11.3 - 11.3 - 11.8
46.1-46.2 M
今日はなんか全体的に噛み合ってなかったのでNHKマイルカップは展開・ペース的には完璧だと思っていただけに…リエノテソーロェェェ…この馬に関しては印的にちょっと悩んだのでちょっと後悔はあるんだけど…まあ仕方ない。ただ全体の予想的にはモンドキャンノとか多少の展開のずれはあったがペースバランスはど真ん中に近い。アエロリットが想像以上に速い時計を叩きだしてきたけど、超高速馬場というのもあったし、中間少し緩んで再加速戦だろうと。ただアエロリットが好発から3~4角で外々、クイーンCのように馬なりで取り付くような感じになったのでボンセルヴィーソにとってはかなりつらい早仕掛けの競馬になったと思う。まあいずれにせよラップ推移的に見てもかなり上手く松山がレースメイクしてくれたし、そのうえでノリVS松山という競馬の中でリエノテソーロが突っ込んできたと。平均ペースからのTS持続戦というNHKマイルカップらしいど真ん中の競馬になったと思う。
1着アエロリット
16番枠から好発を切ってそこから2列目の外で様子を見ながらとにかく折り合いを意識。出していくことなくフラットに入っていった、平均ペースというのもあって多少かかり気味ではあるが我慢が利いて3角。3~4角でボンセルヴィーソが息を入れる中でこちらは外々から先頭列に取り付いていく、4角でも馬なりで先頭列で直線。序盤で一気に追い出して坂の上りで先頭に立つがボンセルヴィーソが手ごわく、外からリエノテソーロに迫られる。しかしL1でそこから再び差を広げて余裕たっぷりの完勝だった。
やっぱりこの馬の良いところはL1の踏ん張りなんだよなあ、というのを改めて感じた一戦。これはこれまでの総合力タイプが多かったクロフネ産駒とは違う。素材的にもかなり高いレベルに無いとこの競馬はできないからね。L2の地点ではリエノテソーロの方が切れていたし、前を向いて勢いよく入ってきながらボンセルヴィーソを交わすまでにも手こずっているように、そこまでスパッと切れる馬ではない。ただこのペースで出負けしなければ楽々追走して3~4角でも大きく緩まない中でロスの多い競馬をしてL1で寄せ付けてないってところは非凡と言っていいと思う。今日の競馬ができていたなら桜花賞のどのメンツがいたとしても正直勝っていたと思う。アドマイヤミヤビがいたとしても勝っていたと思う。全体のペースをここまで引き上げて、その中でしっかりと仕掛けを主導してきた。ノリも勝ちに行って仕掛けを待たずに直線入った段階でもう追いだしていたからね。それだけラストに自信があるってことの裏返しだと思う。基礎スピードの高さはこれまで何度も言ってきていたし、そのうえでクイーンCで見せたTS持続の非凡さ。全体のペースがここまで上がったことで全ての適性を高いレベルで出し切っての完勝だったと。この馬に関しては少なくともフェアリーS以降はずっと本命を打ち続けていると思うけど、とにかく決定的弱点が無い。 敢えて言えば瞬間的なトップスピードの質がちょっと足りないぐらいで、それもペースをここまで引き上げてしまえれば最速ラップは11.3で済むからね。弱点を長所で補えるから不安がほとんどない。今日の横山典弘は馬を信じて、好スタートを切ることをしっかりと意識して、その流れでしっかりとレースの流れに乗って、仕掛けどころを主導できた。完璧でした、ノリちゃん信じて良かった。
2着リエノテソーロ
14番枠からまずまずのスタートを切って無理せずに中団に下げていく。道中も結構流れていたのだが少し掛かるぐらいの感じでコントロールしながら3角。3~4角で少し息が入ってという中で中団馬群の外目で我慢、ガンサリュートの直後を取って直線。序盤で追い出されてからの反応が良くここでスパッと切れる。L2ではアエロリットに対して確実に差を詰めてくるがラストは少し甘くなってアエロリットに離され、再び詰める余力無く…それでも大健闘の2着だった。
後悔しないと言えばかなりうそになる。買える要素は幾らかあって、もともとアネモネSの時点で面白いと思っていたんだが、結果的に外枠で前目に行くことで一足を削がれた感じ。あれが馬場によることなのか、距離なのか?というところで判断が難しかった。ライジングリーズンは個人的にはアエロリットに勝っているけど内容的にはアエロリットの方が上だと思っていたのでそれに内容的に完敗だったことと、すずらん賞でタイムトリップ相手に緩んでの再加速戦で完勝している感じから、結構悩んだのはあるし実際悩んだから印は回してないけど記事には残したいなと思うぐらいではあった。う~ん…高速馬場でパフォーマンスを上げてきたのは間違いなくて、何が良かったかって直線入り~半ばでの切れ味。この段階では11.3-11.3でアエロリットが刻んでいるのでこれを詰めるならもちろんそれ以上の速度が必要だった。ペース自体は元々1200でも余裕でついていけているのでこれぐらいなら問題なかったと思うが、それを掛かり気味になるぐらいにコントロールして後半要素でこれだけ弾けてきたというのは今後は凄く大きいなと思う。この路線で強かったボンセルヴィーソにとっては早仕掛けだったとは思うが、それでもタイムトリップに対してこの距離で正攻法で強い競馬で先着できているわけだし、この路線で一気に序列を上げてきたとみるべきかな。う~ん…これを拾えなかったのは悔しいなあ…。当たる当たらないより予想として印を回せなかったのは痛恨。冷静に見てL1の甘さというよりも、これはアエロリットのL1のTS持続がかなり高いレベルにあったとみるしかないね。前で早めに仕掛けられるとアエロリットを差すのは難しい。3着以下とはL1でも差を詰められていないからね。
3着ボンセルヴィーソ
6番枠から五分のスタートといつもよりは遅め、ただしっかりと二の足でハナを主張、内で抵抗していたモンドキャンノの前に出切らずにじわっと進めてモンドを控えさせてレースをコントロール。平均ペースで3角を迎えるが、ここで一息を入れてというところをアエロリットに見過ごされずに並びかけられる。4角でリードもなくなってしまって直線。待ちたかったがここで仕掛けざるを得ず、L2の坂の上りでもしぶとく踏ん張ったが徐々に甘くなって最後はTS持続の差で決定的な違いを見せつけられ、3着死守がやっとだった。
松山のペース感覚は素晴らしいんだけどね、今回に関してはノリの肚の座った早仕掛けが全てだったと思う。この馬の場合は基礎スピードが高いのでそれを活かしてペースを引き上げる、TS持続が甘いのでペースを引き上げ縦長にして各馬に仕掛けの意識を薄くさせるというのが欲しい馬。ところが、今回は良いペースを作ったにもかかわらず割と先行集団が固まってしまったし、3~4角も息を入れるというほど遅くもないんだが、ここでアエロリットが息を入れずに詰めてきてしまった。こうなるとどうしたってL3で仕掛けざるを得なかったという感じ。ただそれでもこの競馬で3着を死守してくれたしこの馬もかなり高いパフォーマンスだったと思う。正直圏外になるとすればこうやって外から早めに来られた時だと思ったので直線ではやばいかなと思ってみていたんだが、しっかりと踏ん張ってくれたのは良かった。それも松山がこの馬のペースで入ってくれたことが大きいと思うのでこれは評価すべきかな。結果論から考えれば対アエロリットを考えるともうちょっとペースを引き上げないと難しいかもしれない、もちろんこちらがオーバーペースになるリスクもあるしね。現状では基礎スピード面はともかく後半のTS持続で素材的に劣った。
4着レッドアンシェル
15番枠から五分のスタートからじわっと追走も後方に下げながらになる。道中は結構押し上げる意識を持ちながら中団の外々で3角を迎える。3~4角でも中団の外々でじわっと取り付いてリエノテソーロの外から直線に入ってくる。序盤で中団から追いだされるとしぶとく伸びてくるがリエノテソーロにはちょっと置かれる。L2でもジリジリと伸びるがL1では前との差が詰まってこない、そのままなだれ込んでボンセルヴィーソに迫るも4着までだった。
一列前にいたリエノテソーロに最速地点でも減速地点でもちょっと見劣ったのでこの辺りは微妙な評価。-14kgがどうかな?と思ったがここではしっかりとパフォーマンスを維持してきたのかなという感じ。ただこういうパターンは次走で戻しながらの調整になるのでそこは割り引いた方が良いと思う。まあ強かったとはいえペルシアンナイト相手にアーリントンCで決定的な差があったからね。正攻法で外々からとなるとこのメンバーではちょっと足りなかったという感じ。このボンセルヴィーソを差せなかったのであればまだちょっと差はあるかもしれない。今の段階では出し切ってしまった方が良いタイプだと思うしね。もうちょっと全体的な底上げが必要かな。
5着オールザゴー
11番枠から五分のスタート、好位の中にも入れずに中団と思ったよりも後ろからの競馬となってしまう。道中もタイムトリップ辺りを目標にしながら我慢して3角。3~4角でタイムトリップの直後から仕掛けながら直線。序盤の反応では見劣ったが徐々にL2辺りで伸び始めてジリジリ、L1ではしぶとく伸びを見せてばてた馬を交わしながら掲示板を確保した。
今回は恐らく控える形だろうとは思っていたけど、ゲートがそこまでよくなかったし中団になってしまったのは陣営的に想定通りだったのかどうか?というところかな。ちょっと後ろ過ぎたとは思うね。基礎スピード自体はある程度持っていたからもうちょっと前を取れていたらと思うところはあるかな。それでもゲートがあれだと難しいからね。その辺も含めて総合力の差がボンセルヴィーソとは出たかなという感じ。迫ったので差は小さいようで結構あるかなという印象。
7着ミスエルテ
12番枠から出負けして後方からの競馬となる。道中も後方馬群の外目で我慢、3角手前で少しブレーキを踏むような感じになって、3~4角では後方馬群の外目からリエノテソーロの後ろ、後方で直線。序盤で追い出されてからL2地点でジリジリと伸びてきて何とか差を詰めようとするがL1での伸びはちょっと物足りず、なだれ込むだけの7着完敗だった。
出負けも含めて前半要素が足りなかったね。外から動く選択もせず、3~4角でも我慢して直線勝負に徹してL1が甘かった、この辺りからもリエノテソーロやもっと言えばレッドアンシェル辺りと比較しても当然物足りない。恐らく全体のペースが速かったのがあまり噛み合わなかった要素かなと。桜花賞でも脚を無くしていたからね。個人的には高速馬場でU字の1800~2000ぐらいが合ってそうな感じはする。もうちょっと成長が欲しいけど、今回は前半要素が足りなかったので距離は延ばしてほしいかな。
9着モンドキャンノ
1番枠から五分のスタートを切ると積極的に促していっての先行策、まさかの2列目ポケット狙いだった。ボンセルヴィーソを3角手前で前に入れさせて3角で2列目ポケットの位置。3~4角では最内で我慢をしながら進めて楽な手ごたえで直線。序盤でボンセルが早めに仕掛けてくれたのでその直後を追ってというところだが手応えの割に伸びない。L2で鞭が入るが2列目から徐々に後退。L1では
伸びあぐねての9着完敗だった。
まあ結果的にダメだったけど、この中でボンセルヴィーソを行かせて2列目ポケットということ自体はギャンブル的な競馬としてはアリだと思う。前走は1800mだったし前に壁を作れなかった。ペースが落ち着いたときに後ろ過ぎるとスペース確保が難しい、TS持続は高いレベルにあるから前に動けるボンセルヴィーソを置いてしまえば進路は楽、という点でもまあ戦術としては悪くなかったと思う。ただやっぱりこの距離で基礎スピード面が未知数だったし、この平均ペースの流れであの位置につけてとなると恐らく後半の末脚を出すだけの余力がなかったのかなと。その点ではやっぱり基礎スピード的には前半無理ができないのかなという感じ。
13着アウトライアーズ
3番枠からゲートはやや出負け程度でそこまで悪くない。そこからカラクレナイを前に置くような感じで後方馬群の内内でという競馬。ただ3角手前でカラクレナイが下がってきてしまったのでここでブレーキ気味、ポジションも下がる。4角でもカラクレナイをある程度当てにして後方内内で我慢、最内で直線に入ってくる。序盤で一瞬は足を使って内目から伸びかけそうだったが徐々に甘くなってL1では良いところなく伸びあぐねての13着完敗だった。
やっぱりここまで軽い馬場になってしまって46-46で入られてしまうと後半の持ち味であるトップスピード面を削がれてしまったという感じかな。自信は無理はしていないんだけど、後方で進めて押し上げなきゃいけないししかもL3から速いラップを踏んでいるのでTS持続の方が問われている。ギアチェンジ面が武器のこの馬としては持ち味が前半も後半も削がれた感じで苦しかったという感じ。2000以上なら流れた方が良いかなと思うんだけど、マイルだと根本的に基礎スピード面で差がある気がするね。評価が難しい馬ではあるんだけど、個人的には適性としてはダービー路線の方が良かったと思うけどね。もちろんしっかりとポジションを取っていく前提だが。出るかどうかは分からないけど、内枠でゆったり入れれば。
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4/23 京都11R 1万2430円的中
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4/16 阪神6R 1万6330円的中
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