翌日の晩、夕飯の後片付けをしたあと、紗江は亭主に歴史の文化クラブの会があるからと言って家を出た。車に乗ると佐和子と美由紀も集まりに出ていると考えた。そしてすぐに文化センターに向かうと会はもうすでに始まっており、紗江は二人を探した。他のクラブの会員たちに挨拶をして二人は不在だとわかるのに数秒もかからなかった。紗江はすぐに考えを変えてその場所から離れると、佐和子の家に向かって車を走らせた。しかし佐和子の家は電気が消えて誰かがいる気配がなく、紗江は自分が向かうのはここではないとすぐに理解した。

美由紀の家の前の駐車場に車を停めるとすぐに玄関へ続く小道を進みながら、紗江は自分の鼓動が激しくなっているのに気がついた。ドアをノックしても誰も出てこないのでドアノブをまわすとロックされていないことがわかった。躊躇せずに家の中に入りリビングを横切ったときには、紗江は自分の下着が興奮で濡れていることに気がついた。家の奥の方で何かがぶつかり合ったり、くぐもったような声が聞こえた。廊下の突き当たりを進んで左側を覗くと、廊下の向こうで、彼女の友人たちが、床の上で取っ組み合い、もつれ合い、殴り合っていたのが目に飛び込んできた。

紗江はその場に立ち竦んで目の前の淫靡な光景に目を奪われていた。そして、同時にパンツを激しく濡らし、愛液は溢れて足を伝って滴り落ちていた。家の中で聞こえるのは、二人の激しい喘ぎ声と痛みに耐えかねてもれるうめき声、そして互いの体を殴る音だけだった。二人は狭い廊下の壁の間でもつれ合い、転がりまわっていた。そしてきつくしがみあったまま、片手で髪を引っ張り、そして激しく互いに殴りあった。しばらくの間互いに殴りあい、相手の頭を床に叩きつけあった。しだいに相手の巻きついたまま休むことが多くなり、ついに蹴りあって互いの体を離した。

ゆっくりと膝を突きながら、向かい合って、そしてゆっくりと立ち上がった。その時はじめて二人は紗江の存在に気がつくと、軽く頷いて挨拶をすると、すぐに互いに向き合いそして意地の悪そうな笑顔を浮かべた。佐和子が後ろを向いてリビングルームに向かうと、美由紀もすぐに佐和子について行った。そしてリビングルームで向き合うとゆっくりと回りながら、着ていたシャツやブラ、そしてパンツも脱ぎ捨てた。そしてほとんど同時に相手に飛び掛り、互いの胸を激しく掴んで爪を立てた。激しく相手の胸をつかみ合って痛みに呻きながら、部屋の中を動き回った。すぐに互いの胸は赤く腫れて、引っかき傷ができていた。二人は互いの胸を片方の手で掴んだまま、パンチの応酬を始めた。互いの頭を相手に当て、互いに寄りかかりながら、うめき声を上げ、互いに罵りあった。

その光景は滑稽で、見る人によっては嫌悪するべき行為だった。しかしながら紗江は二人の友人たちが胸をはだけたまま互いを激しく傷つけあうのをみながら、人生で一番と言ってもいいほど興奮していた。紗江は愛液を溢れさせ足に滴らせながら、自分の手を下着の中に入れて自分のあそこを触っていた。佐和子と美由紀はもはや友人や隣人ではなく、野蛮は動物のように互いを傷つけることに喜びを見出していた。二人は互いに向き合い、引っかきあい、いい位置を取ろうと押し合い、大きく豊満な胸を激しく揺らしていた。今度は片方の腕を相手の体に巻きつけ、胸を互いの押し当てながら、もう片方の手で相手の頭や体を交互に殴りあった。勢いのあったパンチは疲れできたので段々とゆっくりになった。相手に寄りかかって肩の顎を乗せたまま、時々思い出したようにパンチを繰り出したが、あまり力が入っていないので全くダメージを与えられていないようだった。二人とも汗まみれだった。二人の肌はパンチと興奮で赤くなっていた。佐和子と美由紀は恐らく一時間以上闘い続けているようだった。紗江はこの家に入ってからすでに二度も達していた。彼女のパンツのまたの部分はびしょびしょに濡れていた。紗江は全く気にしていないようだった。