「私たちが中2のときの、麻衣と久美の喧嘩覚えてる?たしかメイン校舎の裏側にあった休憩室で。あの二人何かといつも揉めてて、ある時決着をつけるって言ってあの場所に集まって喧嘩したじゃない。」
「ええ、もちろんよ。っていうか絶対忘れられないでしょ。私たちみんなでドキドキしながら集まって見たのをはっきりと覚えてるわ、でも何年も経ってるし、またなんでその話をするの?」
紗江は髪の毛に手をやって少し間を置いた。
「さくら、あなた、喧嘩見てて楽しかった?あの喧嘩、とっても激しく野蛮だったけど。クラスの連中はみんなあの場所に集まっていたわよね。」
「ええ。よく覚えてるわ。あのころの年代の私たちは、喧嘩にドキドキして興奮したものよ。あれは本当にすごかった、今でも鮮明に思い出せるもの。恥ずかしいけど、実際見て興奮しちゃったわ。」
「今だったらどうかしら?、つまり、たとえば、近所の女性があれと同じように激しく野蛮でハチャメチャな喧嘩をしたと私が言ったら、どう思う?」
紗江は聞いてみた。さくらは紗江の言う言葉を聞いて驚いた。
「え?どういう意味?冗談でしょ?誰のこと?」
「それだけじゃないのよ。まず、今聞いてみてどう思ったか教えて?」
さくらはゆっくりと頭を振った。
「ええと。まあ、正直に言うと、変なんだけど少し興奮しちゃったわ。誰だか考えちゃったわ。私たちが住んでる町で起こったなんて、ちょっと考えられないけど。どこで聞いたのよ?」
「ええ、それが言いたいことなの。聞いたんじゃないのよ。私のこの目で見ちゃったのよ。」

「なんてこと、紗江、それ本当なの?」
さくらは思わす興奮して大きな声を出したが、周りを見ながら声の調子を落として話した。
「ええ、本当よ。でもそれで終わりじゃないのよ。さくらが言ったように、それ見てとても興奮しちゃったわ。」
さくらは歩きを止めて紗江を向いて問いかけた。
「ねえ、誰と誰なの。絶対に言わないって誓うから教えてよ。お願いだから。」
「美由紀と佐和子なの。」紗江は答えた。
「まさか?信じられないわ」さくらはまた大声を上げた。
「どこでよ?」
「茂みで見えにくいけど、二人の家の間の狭い境目の小道で」
「ちょっと息ができないんだけど。」
さくらは二人が闘っている場面を頭に浮かべようとした。
「かなり夜遅い時間だったわ。私あの日なぜか眠れなくて夜散歩に出かけて偶然に目撃したの。」
紗江は説明した。
「本当は汚らわしくて、聞くに堪えない話かもしれないけど、興奮しちゃうわ。あなたが中2の時の喧嘩の話しをした意味がわかったわ。それで最後はどうなったのよ?」さくらは顔を赤らめてしゃべっていた。
「二人はあまりにも長く凄まじい闘いを続けていたので、最後は疲れきって続けられなくなったわ。」
紗江は答えた。
「それ本当なの?私、どうして自分が汚らわしいと思うのと同時に凄く興奮しているのかしら」
さくらは呻くように言った。

「ええ、わかるわ。でもさくら。ヒントになるようなことがあるわ。その後、私は二人に個別に話す機会があったの。二人はもちろん、何があったか認めたし、何も否定することができなかったわ。でも、私たちが昔麻衣と久美が喧嘩してるのを見て興奮したように、二人も喧嘩しながら同時に興奮してたみたいなの。そして二人はもう一度喧嘩することにしたのよ」
「まあ、なんてこと」さくらは囁くように言った。
「そして、さらにもう一度ね」
「ちょっと、紗江、それはさすがに冗談でしょ?」
「そして、さらにもう一度。」
紗江はにやっと笑いながら言った。
「ぐええーーーー紗江」
さくらは声にならない音を発しながら自分の腕をつかんだ。
「わかるわ。でもさくら、聞いてちょうだい。私も最初はさくらと同じように反応したわ。すると彼女たちは、私が見てるのを全く気にしなかった、と言ったわ。
「本当なの?これ本当にぶっ飛ぶような話しだわ。凄く汚らわしいけど、最高ね。」
「ねえ、さくら、明日私と一緒に見に行きたい?」
さくらは大きくため息をつきながら、明日の光景を思い浮かべて、下着が濡れてくるのを感じていた。