その日の夜遅く、時計の針が2時半を指したころ、紗江とさくらはそれぞれの家で目を覚まし、ベッドの上で体を起こしていた。二人とも、数時間前に主人と行ったセックスに満足していた。実際にはその言い方は正しくなかった。紗江はいつにもなく興奮していた。はじめて美由紀と佐和子の闘いを目にした以来の興奮度だった。自分がどうしれこんなに興奮しているか亭主に話すことができたが、実際にはまだやめておいた。もっと自分が落ち着いて説明できるまで待つことにした。彼女はまだ最近自分の身の回りに起こった期待していなかった出来事に、まだ心が揺さぶられていた。

何軒かの家を通り過ぎて角をいくつか曲がると出会える光景のことを考えると、自分のアソコが濡れてくるのに気がついた。主人が寝ているベッドの横で、自分のアソコを擦ることは我慢した。彼は少し前まで腰を激しく動かして彼女を十分満足させていた。でも今は、奇妙にも物足りなくなり、興奮して、紗江がさきほど頭に描いたことを押しのけられなくなっていた。もちろん紗江は中2のときに見た喧嘩で興奮はしたのは確かだった。その当時は若い世代の怒りと欲望と力が混ざり合った日々だった。しかし19年の間それをまた考える日が来るとは全く思ってもいなかった。それが、なぜ二人の妙齢の女性が殴り合いの凄まじい喧嘩をするのを見て自分があれほどまで興奮するのか興奮するのかわからなかった。なぜなの?彼女たちは母親で近所の普通の女性なのに。なぜ自分は進んでそんな淫らな光景を見に行こうとするのだろうか?そして何故自分のアソコはそれを見て濡れるのだろうか?

土曜日の朝は二人にとって家族の世話、朝食、家のさまざまな用事、子供をスポーツイベントに連れて行ったりと、大忙しだった。紗江は公式には午後から女性クラブの集まりに参加する予定し、夕食までには家に戻る予定だった。それはさくらにとっても家族に説明できる午後の予定だった。美由紀は事前に紗江に対して、今回は少し町から離れたインペリアモーテルの一室を今週末の間レンタルして、そこで午後2時に佐和子と対峙する予定と話していた。二人は誰にも邪魔されることなく、誰かに通報されて刑罰を受けるようなことなく、思いっきりやりたいように闘える場所を選んだのだった。お互いに気が済むまで思いっきり殴り合い、好きなだけ喧嘩し続けることができる時間も確保したかったのだ。

さくらは紗江の家出待ち合わせしたあと、互いに緊張した笑顔を浮かべながら、その場所に向かっていた。
「私、どうしてこんなことをしているのか、まだ信じられないわ」
さくらは微笑みながら紗江に話しかけた。紗江も笑顔を返しながら言った。
「私だってちゃんとした理由は未だに思いつかないわ。でも、はっきりとわかっているのはこの誘惑からは抜けられないって事。美由紀は私に先週、私が二人が喧嘩するのを見てても全く気にならないわ、と言っていたし。」
さくらも言った。
「ええ、それって私も本当だと思うわ。中2の時の興奮がまた再現するのかしら。」
「おそらくね。でもまじめな話、さくら、土曜の午後にどこかに行ってあなた自身が興奮することって、どの程度考えていたことなのかしら」
さくらは答えた。
「それはわからない。でも実際に想像できないくらいとても凄惨で、激しい喧嘩になると思うわ。」
しばらく二人は黙ってドライブしていたが、難しい顔を保つのは難しく、しばしば顔を合わせながらにやっと微笑み合っていた。
「ねえ、何時でしたっけ。このイベントがはじまるのは?一時半?」
「ちがうわ。2時ちょうどよ。でも30分早く着いたみたい、でも一時も見過ごしたくないでしょ」
紗江は笑いながら言った。
さくらは言った。
「驚いたわ。あなたは完全にはまってるわね。」
「ええ、その通りよ。でもあなたもすぐに私と同じようにはまっちゃうことに気づくわよ」
紗江は少し強調して言った。

二人は車を駐車スペースに停めて車から降りた。二人は郊外の普通の主婦が着るようなタイトなサマードレスを着てショートパンツを履き、白い運動靴を履いていた。二人はフロントでチェックして