フランスの新聞ル・モンドが、日本の総選挙に際し、安倍総理を「歴史修正主義者」などと誹謗する長文の記事を載せた。内容があまりに辛辣だったせいか、日本の反安倍左翼は大喜び。フェイクニュース・サイトのリテラがいい加減な抄訳記事まで出し、「安倍首相の改憲の本質は、大日本帝国の復活」「天皇が安倍の歴史修正主義に抗っている」と大書する始末。
  
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 内容は、外国特派員協会に巣食う極左活動家モドキの記者がこれまで書いてきたデマを踏襲しているだけなので、真新しくはない。が、これを機に、おフランスの新聞記事に大はしゃぎしてしまう「舶来信仰」日本左翼の幻想を覚ますべく、記者の素性を暴くことにしたい。

 記事は、フィリップ・ポンス記者とフィリップ・メスメール記者の連名。ポンス記者は、既に79歳。在日歴が数十年にもなる古株で、一貫して左翼偏向した記事を書き続けているが、高齢ゆえか記事の本数はもうかなり少ない。一方、メスメール記者は、安倍叩きの返す刀で麻生叩き記事を書き、伊藤詩織さんの記者会見についても、他のメジャーな海外メディアが報じない中で敢えて記事にするなど、活発に活動している。

 「報道ステーション」に出演しては、共謀罪法案に反対したり、週刊プレイボーイでも政府批判をするなど、日本の左翼メディアにとっては都合の良い代弁役を演じつつあるメスメール記者。だが、調べてみるとその経歴は、真っ当な特派員とは言えないような怪しいもの。

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 そもそも、フランスには新聞の宅配という習慣が日本に比べて全く根付いておらず、全国紙といえど、その発行部数は極めて少ない。ル・モンド紙も名前だけは有名だが、その発行部数は30万部を切るような零細新聞社。そんな経営基盤の弱い新聞社が、自社の生え抜き記者を日本に派遣する余裕などあるはずがなく、自称特派員は、現地採用されたフランス人である。

 外国特派員協会会報「NO.1新聞」に載ったメスメールのインタビューによると、最初、メスメールは海軍に入隊。後にジャーナリストを志して進学し、フランス国内でしばらく働いた後、突然、来日する。理由は、「 due in part, he says, to a woman」とあるので、日本人の彼女を追ってきたか、フランスでの仕事が行き詰ったからだろう。「妻に勧められて、剣道を習い始めた」と言っているので、国際結婚で永住権を得たと思われる。

 仕事はルモンド記者以外にも、ナレーター業やフランス語講座講師、通訳、俳優もやっているそうで、真っ当なフルタイムの特派員像からはかけ離れている。どうせ、自分で取材もせず、ジャパンタイムズや朝日新聞英語版、他の外国人記者のフェイクニュースを読んで、フランス語の記事に仕立てているだけだろう。

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 メスメールは自分の記事の中で、マイケル・ペンというアメリカ人記者の言葉を引用しているが、これがまた、日本に流れてきて、英語講師などをやった挙句、見よう見まねでジャーナリストを始めたようないい加減なナンチャッテ記者。こんなのが、僅か数年で外国特派員協会の副会長に成り上がり、国境なき記者団の「報道の自由度ランキング」に大きな影響を与えてしまうまでになるのだから、外国特派員協会の内情は、過大評価されたゴロツキの掃き溜めとしか言いようがない。

 リテラの記事の3ページ目にも書かれてある通り、日本会議悪魔化陰謀論は、ルモンド紙独自の見方ではなく、これまで他の外国メディアが何度も報じてきた。名前が挙がっているエコノミスト誌(マクニール記者)、ガーディアン紙(マッカリー記者)も、メスメールやマイケル・ペン同様、流れ者外国人の現地採用組。こういった左翼活動家モドキの連中が徒党を組んで、日本に関するフェイクニュースの発信源になっている。情報源は、シールズの黒幕である中野晃一教授や、マクニールと一緒に反日論壇ジャパン・フォーカスを運営するキングストン教授。皆がグルになって、外国メディアの論調を安倍政権叩きの方向に誘導しているのが実態である。

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 英語にしろ、フランス語にしろ、外国メディアにおける日本報道が滅茶苦茶なのは、世界的なメディアの経営不振により「特派員」の質がガタ落ちしているから。そもそも、特派員の意見が尊重されてきた理由は、ゆくゆくは本社に栄転し、外信部長ぐらいに出世する大物記者が「特派員」として派遣されてきたから。現在、「特派員」を自称する外国人記者の多くは、「特派」なんかされていない。転勤も栄転もない、流れ者外国人のナンチャッテ現地採用記者に過ぎない。ジャーナリストづらできるのは、日本国内のみで、母国に帰ったら、ただの人。彼らは日本に来て、日本人に使われて働くことにストレスを貯めた挙句、日本を歴史問題を叩くことで道徳的優越感を得る快感にとりつかれている。「歴史修正主義」などのレッテルを貼って上から目線で日本人を攻撃するのは、戦勝国史観を悪用した一種のモラル・ハラスメントといえよう。そんな連中の記事を読んで、「海外ではこう見ている」「これが国際社会の評価」などとしたり顔で有り難がる日本人は、100年前の舶来信仰から全く進歩していない。

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左から、メスメール、李淼(香港フェニックスTV)、マクニール



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