2007年09月16日 07:07

色白でかわいい女の子

そういや今日見た夢で昔の思い出が甦ったんだ。
中学時代の思い出が鮮やかに甦った。





僕は中学2年生くらいになるまであまり女の子に興味なんてなかったんだ。








夏のある日ある女の子に声をかけられた。



『わ わ わ私トマトきらいなんだけど食べる?』




隣のクラスのZさんだった。僕は一目惚れをしたのかもしれない。なんだかすごく緊張したんだけど体がなんだかフワフワした。





『ぼぼぼ僕トマトす 好きだよ』

ほんとはそのとき『Zさん好きだ』っていいたかったけど、それじゃただの変態だからいうのはやめたんだ。それから僕とZさんは仲良くなった。彼女が牛乳の運搬係りだったときは一緒にもってあげたし、彼女は僕の野球の試合も見に来てくれた。そのとき僕は神様にお願いした。『どうか どうか 彼女が見ている間だけ、僕に野球な才能をください。母ちゃんに怒られようが、総体にでられなくてもかまいません。ただ彼女の前だけでは野球をうまくなりたい。』





神様に願いが届いたのかその試合僕はエラーをしなかった。というか打球が来なかった。


僕はね、ほんとうにエラーばっかする下手くそだったんだよ。例えるならば『浦安鉄筋家族』の梅星なみだくんのお父さんレベルだよ。







僕は12月のある日(クリスマスの数日前)に告白をしようと思ったんだ。もちろん携帯なんかもってなかったから直接だよ。




部活の後、彼女に告白しようと思った。



部活には全然集中できなかった。Zさんのことばかり考えていて下津くんの打った弾丸ライナーが鼻に直撃した。涙がでそうになるくらい痛かった。部活を終えてまず、大西貴俊くんの家にいった。洗顔してファブリーズを体中にかけた。



いよいよ彼女にすべてを伝える時がきた。




僕は国道11号線をゆっくりと歩いた。すると、向こうからZさんが歩いてくる。しかも1人で。こんなチャンスは2度とない。



彼女は僕に気がついて手を振った。だけど僕は彼女に気がつかないふりをして下を向いて通りすぎた。僕はここ一番でおじけづいた。僕は弱虫だ。






次の日、昨日無視したことを謝ろうと思った。だけど『昨日はごめんね』が言えなかった。














『おとといはごめんね』がいえなかった。













『このまえはごめんね』がいえなかった。









それから数日後、彼女に彼氏ができた。悔しかったけど、僕はだだ2人が楽しそうにするのを見ることしかできなかった。その事実を知った日、窓の外をみたら初雪が降っていた。僕の心にやさしく染み込んだ。














今日の一曲
Supernova/ELLEGARDEN


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