3年近く一緒にレッスンを続けているRさん（会社員・女性）から悩み相談です。

「最近スランプに陥っています。言いたいことがすぐ日本語にできず、英単語がでできません。ふだん日本語を考えて話していないせいでしょうか？」

今まで中学文法・高校文法の復習問題集、英単語集、会話中心のテキストや発音トレーニングなどをしてきて、今年の4月からは、日本文化を英語で紹介するNHKテレビ「トラッドジャパン」のテキストと、ディスカッション中心のテキストを使って学習を続けてきました。Rさんには、将来英語で趣味の生け花を教えたいという夢があるのです。

いつも真面目で前向きに英語学習に取り組んできたおかげで、文法知識や単語力も十分ついてきているのですが、なかなか英語で意見を言えず、真剣に悩んでしまっている様子です。

「教材の中で自分の意見を言う問題がありますが、日本語でも答えられない時が多々あります。トピックそのものが難しいように思います。このまま今の教材を使用続けて大丈夫なのでしょうか？不安です・・・」

そんなRさんとのレッスンが昨日あったので、さっそくRさんの意見を聞きながらカウンセリングをしました。ちょうどディスカッション用のテキストが半分まで終わっていたこともあり、

「ここで立ち止まり、一歩戻って復習をしましょう！」

と提案してみました。具体的には、「日本語を英語に、英語を日本語に、簡単な反復練習を繰り返しながら、会話と文法の両方が身につく」という新しいテキスト『英語フレース゛ これが言いたかった! 瞬間アンサートレーニング 』を使うことを勧めたのです。もう一度、基本に戻って言いたいことを瞬時に言うトレーニングをすることにしました。リスニング力も同時に伸びるように、テキストのCDを使った家庭学習方法もアドバイスしました。ちなみにこのテキストの最初のページは「be動詞」で、

□ I'm stuffed. 「私は満腹です」

□ Is the train late?　「電車は遅れていますか？」

といった例文が紹介されています。

そしてもう一つ、毎回の宿題をエッセーライティングに変え、Rさんが書いてきたエッセーの内容について、レッスン中にディスカッションすることにしました。これならRさんも、もっともっと思ったことが言えるはずです！

来週からのRさんのレッスンが楽しみです♪ スランプに陥ったら、このようにちょっと立ち止まり見方をかえることが大切だと思うのです。

生徒さんのふだんの様子を見ていると、いつもとちょっと違うなぁ、と感じる時があります。そんな時はすぐカウンセリングをするようにしていますが、スランプに陥った時は、遠慮なくすぐ相談してみてくださいね。一緒によい解決方法を見つけていきましょう！