2006年07月24日

フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)

フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)(本多猪四郎 特技監督・円谷英二)
☆☆★ 1965(東宝)


日本映画専門チャンネルで鑑賞
怪作「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」に続く、"フランケン"シリーズの第1弾。ま、この2作しかない上に、密かに役名が変わってたりしてるんだけど

「サンダ〜」が怪獣対決に比重を置いてたのに対して、今作ではドラマをしっかりと描いている。故に、バラゴンの扱いがぞんざいだったり、後半の展開が取ってつけたようになってるんだけど


ビキニ環礁の水爆実験による放射能の影響で、何故か生き残っていた恐竜がゴジラになったわけだが、今作では日本の広島に舞台を移し、なんとメアリー・シェリーの"フランケン(の心臓)"に放射能を浴びせてしまった
ちなみに、"フランケンシュタイン"じゃなくて"フランケンシュタインの怪物"だからね。クリーチャーと博士の名前の混乱は、この作品が原因だったりして。この映画では"フランケンシュタインの怪獣"と言った趣ではある
上記の設定は一長一短といったところで、「ゴジラ」以上に"戦争"と言ったテーマには踏み込んでいると思うし、水野久美とのドラマも面白かったと思う。異形のものに対する差別や偏見、相互理解なんかも触れてるか
個人的に好きなのは、自分の四肢を切断しようとした川地を助けるシーン。ま、本人は気付かずにフラッシュに驚いて暴れてたから、そんな事は知らないんだろうけど

逆に、"フランケンシュタイン(の怪物)"と言う事で、奥目のメイクだけで着ぐるみ無しの特撮は、ちょっと間が抜けてるか。さすがに、制作側も思ったらしく、次作の「サンダ〜」では着ぐるみ仕様
シリーズ定番のお間抜けシーンとしては、落とし穴で猪用の罠を作ってみたり


個人的に好きなのは、怪獣の微妙な大きさ。大きさが中途半端(推定20m弱ぐらい?)なんで、既存のものとの対比がわかりやすく、逆に大きさを感じる
ただ、いくらなんでも「人間の4倍」って事はないだろうと思うけど

山のセットも立体的で面白いし、クライマックスの炎のバックは個人的に評価高し。ちなみにラストはエアプレーンスピン→ファルコンアローからの肩固めでKO
ただ、ラストの投げっぱなしぶりは、時代的なものとして諦めなければいけないんだろうか。自衛隊は撤収する前に消火とか救助とかしてやれよ


「サンダ対ガイラ」が好きな人にオススメします
こっちが先だけど、知名度ではあっちの方が高そうだし
cawaiisadaboh at 18:21│Comments(2)TrackBack(4)邦画 

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4 怪獣ものと侮ってはいけません。とにかくシナリオが最高! 内容は SF・ミステリーで、とにかくよく書けてる。 東宝特撮作品の中でも評価が高く ファンも多い作品だそうですが、なるほど見れば納得させられます。 一見の価値ありですね !
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この記事へのコメント

1. Posted by ポン太   2006年08月21日 20:16
5 コメント有り難うございました。
ブログを読ませて頂いて、その造詣の深さに脅かされると同時に、東宝特撮モノにはせる熱い思いがビンビン伝わってきました。
私は、たまたま子供が借りてきた「コングコング対ゴジラ」を見て、今のCG全盛の映画にはない独特の味に魅せられました。続けて見た「フランケンシュタイン対地底怪獣」に二度ビックリ!
ラストを除けば、とても良く出来たシナリオだったと思います。
今見ても十分面白い。
山火事の中での戦闘シーンは、ビジュアル的にもナイスでしたね!
次は「フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ」を見てみます。今から楽しみです。
またよろしくお願いします。
2. Posted by かわいいさだぼう   2006年08月21日 20:54
まだまだこの道には偉大なる先達たちがいらっしゃいますからね。お互い少しずつ近づけるように精進あるのみでしょうか……

そういう流れでしたら、高嶋忠夫ラインで責めてみるのも面白そうですね
ご子息2人も「vsシリーズ」で活躍してますし

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