2013年11月24日
超オールドヴァインの白ブレンドワイン ~2011 カーライル ザ・デリバティブ ホワイトワイン~
先日までレポートしていたベッドロックのワイナリー訪問とワイン・スペクテーターTOP100で
ちょっと名前をだしたカーライル。
カーライルのジンファンデル、シラー、オールドヴァインのブレンドワインはマニアには超有名。
日本でも以前は輸入されていたみたいですいまはストップされているみたいです。
カリフォルニアの"Most Wanted" ジンファンデル、シラー生産者のひとつです。
先日最新リリースのカーライルからの白ワインを飲んだので、レポートしておきましょう。
2011 Carlisle Winery The Derivative White Wine
2011 カーライル ザ・デリバティブ ホワイトワイン
ワインメーカーノート
The second Derivative! (Sorry, couldn’t resist the math pun. ;-) This year’s rendition adds a new third component – Palomino, also known as Golden Chasselas. The source of our Palomino is the 118 year-old vines interplanted amongst the Zinfandel at Saitone Ranch in the Russian River Valley. Combined with 66% Semillon from Monte Rosso (planted 1886) and 24% Muscadelle from Pagani Ranch (planted 1920), this is truly a modern day derivative of Hock, a California white wine popular over a century ago.
Tasting Note: Pale white-gold. Pungent aromas of white grapefruit, lemon zest, fresh herbs, and a hint of vanilla. Very expressive with the Semillon currently taking center stage. The wine glides smoothly across the palate as flavors of citrus and quinine weave in and out of the silken texture. A bit less zippy than the 2010 but still more than enough acidity to keep the palate refreshed. Drink from release through 2015, perhaps longer given Semillon’s proclivity for aging. (MRO – 07/18/13)
ブレンド:
66% Sonoma Valley Semillon, Monte Rosso Vineyard -> 127 years old
24% Sonoma Valley Muscadelle, Pagani Ranch -> 83 years-old vines
10% Russian River Valley Palomino, Saitone Ranch -> 118 year-old vines
このブレンドを見ただけでも涎がでそうになるのは私だけ?
pH: 3.26
T.A.: 0.62 g/100mL
Alcohol: 13.7%
Cases Produced: 240
Release Date: November 2013
昨年リリースされたワインでこんかい2番目のヴィンテージ。
セミヨンの比率がここまで高いワインはカリフォルニアではほかに飲んだことがありません。
このワイン、まず香りが。。。
次回に続く。
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2013年11月23日
ワイナリー訪問 ベッドロック その3 ~2012 ベッドロック シラー ノースコースト~
ワイン・スペクテーターのTOP100の発表でちょっと間があいてしましましたが、
ワイナリー訪問 ベッドロック その2 ~2012 ベッドロック ロレンツォズ・ヘリテージ~
の続きです。
もうすっかり秋ですね。
この訪問時におとずれた秋の風景でソノマ・ナパもきれいだった。
ヴィンヤードもすっかり収穫がおわり、哀愁があふれる風情でした。
今年もお疲れ様でしたと労いたくなりました。
2013年はちょっと通年とはちがった天候みたいで、
"weird"(奇妙な)という表現をつかうワイン生産者の方々が多かったですが、
かなりよかったみたいです。詳しくはまた今度。
さてと今日紹介するワインはこれっ!
2012 ベッドロック シラー ノースコースト
2012 Bedrock Wine Company Syrah North Coast
ワインメーカー・ノート
2012 North Coast Syrah: As with the 2012 Old Vine this wine hopefully punches way above its price tag. The 2012 is composed of Weill Vineyard, Hudson Vineyard, a couple barrels of Griffin’s Lair, Rossi Ranch, and even a barrel of the gorgeous 2012 Alder Springs Syrah. All of the vineyards were fermented with 40-80% whole-cluster and the wine saw roughly 15% new French oak. This is like a hybrid of the dense 2009 and the intensely perfumed 2011 with all the beautifully savage aromatics of game, pepper, olive, violets and hart blood and with dense, smoky fruit and structure. Hopefully a great domestic alternative to Gonon or Graillot- the two G’s of greatness.
ベッドロックからのノースコースとの領域特定のシラー。
単一ものではないノースコーストのシラーのブレンドです。
名門ハドソンをはじめ、樹齢が高いすばらしい畑からのシラーです。
写真の赤ワインはどうみてもシラーの色じゃないですか、そんなところを注目している方はいないでしょう。
今回の訪問時に飲ませてもらった3つのワインではもっとも豊かな香り。
とてもフルーツの味わいが前面にでた今飲んでもすごくおいしいシラー。
だって、リリース価格はお手ごろ価格の19ドルーーーー。
え、うそっ?って感じの品質を考えたら超激安、お買い得ワインです。
このワイン2014年のリリースとして考えられるなら
いまのところ私の2014年版トップ100の第一位。(まだ全部で3本しか飲んでいないが)
ちなみに今年、
2013年度版のワイン・スペクテーター TOP100で
ベッドロック とカーライルが両方トップ100にランクインしました。
(カーライルは取って置きなのでまだブログに書いていないと思います。)
2つともソノマのベリーベストな新興のジンファンデル、シラー、ヘリテージ ワインの生産者です。
カーライルは今度紹介しましょうか。。。
2011 Bedrock The Bedrock Heritage Sonoma Valleyが14位にランクインしましたが実は
2011 Bedrock The Bedrock Heritage Sonoma Valleyが95ポイントを獲得したのを
ワイン・スペクテーター誌で見たときはもしかしたらトップ3に入るんじゃないかと思っていました。
オーナーのモーガンはだからと言って
驕ったり、値段をドーンと上げたりするような人では決してないタイプですが、
ますます人気がでて今後よりワインの争奪が激しくなりそうです。
今回の訪問の総評として
2012年は2010年や2011年にくらべると、
明らかにクラシックなカリフォルニアワインの性格が強いヴィンテージです。
ワインメーカーさんは豊作は豊作なり逆にいろんな苦労があったようですが、
ベッドロック をはじめ優良ワイン生産者のワインは品質をしっかり保って
前年に比べて生産量もとても増えてっというより通常にもどって、
とてもよさそうなヴィンテージの予感がします。
カリフォルニアのシラーってこのワインのようにとてつもなく
安くておいしいのですけど、日本ではあまり飲まれないのがやはりちょっと悲しい。
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2013年11月22日
WS2013年TOP100 ランクインしたワインたち
毎年恒例!ワイン・スペクテーター2013年TOP100 ランキング発表!!
で書いたが
米国ワイン雑誌、ワイン・スペクテーターの年間ワインランキングTOP100が発表された。
(今ならこちらから11月24日までフリーでアクセス可能です。)
そうすると
アメリカのワインの小売店からここぞとばかりにランクインしたワインの
宣伝のEメールがわんさかと送られてくる。
もちろんトップ10のワインではなく、
生産量が比較的多く、値段的にも手ごろで、
在庫がまだあまっているだいたい中から下位ぐらいのランキングのワインが多い。
トップ10のワインはそもそもランキングの発表前にすでに完売されているものがほとんどで、
2次的な流通でお値段がどーーーんと高騰してしまうのが通常だ。
ワイン・スペクテーターの年間ワインランキングTOP100が市場にかなりの
影響力があるのは否定できない事実です。
今回のワインリストをみて、
実はわたしも結構購入て所有していたり、飲んだことがあるものが結構あった。
こちらのショップでも販売しているものもかなりある。
5 | 位 | Kongsgaard Chardonnay Napa Valley | 2010 | 95ポイント |
2010 コングスガード シャルドネ ナパ・バレー
2010 Kongsgaard Chardonnay Napa Valley
10位 | Quilceda Creek Cabernet Sauvignon Columbia Valley | 2010 | 95ポイント |
2010 クイルセダ・クリーク カベルネ・ソーヴィニヨン
2010 Quilceda Creek Cabernet Sauvignon, Columbia Valley
12位 | Turley Zinfandel Paso Robles Dusi Vineyard | 2011 | 95ポイント |
2011 ターリー ジンファンデル ドゥーシー・ヴィンヤード
2011 Turley Zinfandel Dusi Vineyard
14 | 位 | Bedrock The Bedrock Heritage Sonoma Valley | 2011 | 95ポイント |
2011年ヴィンテージは販売未定。2012年ヴィンテージがもうすぐ入荷予定。
59位 | Donum Pinot Noir Carneros | 2010 | 95ポイント |
2010 ドナム ピノ・ノワール カルネロス
2010 Donum Pinot Noir Carneros
70 | 位 | Marcassin Pinot Noir Sonoma Coast Marcassin Vineyard | 2007 | 96ポイント |
2007 マーカッシン ピノ・ノワール マーカッシン・ヴィンヤード
2007 Marcassin Pinot Noir Marcassin Vineyard
77位 | Dehlinger Syrah Russian River Valley Goldridge | 2010 | 92ポイント |
残念ながらこのワインは販売していません。個人的にはデリンジャーは
ピノ・ノワールがお勧めです。
83位 | Caymus Cabernet Sauvignon Napa Valley Special Selection | 2010 | 96ポイント |
2010 ケイマス スペシャル・セレクション カベルネ・ソーヴィニヨン
2010 Caymus Special Selection Cabernet Sauvignon Napa Valley
90位 | Carlisle Zinfandel Napa Valley Hayne Vineyard | 2011 | 93ポイント |
残念ながらこのカーライルのHayneはないが、ほかの畑のジンファンデルもすばらしい。
2011 Carlisle Winery Zinfandel Martinelli Road Vineyard
あーじつはカリフォルニアワインショップドットコムはスーパーミーハーショップだと
勘違いされるとちょっと痛い。
これらの販売されているワインはたまたまワインスペクテーターから高得点を獲得して
ランクインされたことを強調したい。
今回ショップがこれらのワインを販売していたのは
偶然といえば偶然だが、むしろ必然といいたい。
生産者をみればわかればわかるが、
どれもこれも
長年私も一人のファンとして愛してやまない超のつく優良な生産者ばかりです。
誰もが納得するようなワインばかりです。
優良生産者の値段的にも品質的にもベストなオプションをみると
ある程度ランキングとマッチしてくるのは必然でしょう。
TOP100 ランキングについていろいろな意見はあるが
ファンとしてこれらのワインが賞賛されるのは非常に喜ばしい。
もっとカリフォルニアワインをしってもらって楽しんでほしいなと思うと同時に、
確かにこれによりますますワインの入手がむずかしくなると考えるとちょっとだけ困ってしまう。
まぁ、いいや。ワインはみんなで飲むのが楽しいから。
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2013年11月19日
毎年恒例!ワイン・スペクテーター2013年TOP100 ランキング発表!!
今年もついに出ました、
米国ワイン雑誌、ワイン・スペクテーターの年間ワインランキングTOP100が発表されましたーーー!
今ならこちらから11月24日までフリーでアクセス可能です。
ちなみに去年の記事はこちら
毎年恒例 ワイン・スペクテーター2012年TOP100 ランキング発表!!
先日、
ワインスペクテーターの信憑性、Wine Spectator Award of Excellenceについて
って記事のなかで、去年のTOP100でスペインワインがランクインしていないのは
おかしいというごもっともな意見を紹介しましたが、やはりホットなスペインワインが今年はNo1。
1. Cune, Rioja Imperial Gran Reserva 2004
95ポイント
Firm and a bit austere, this red shows depth and drive, with chewy tannins supporting plum, tobacco, licorice and mineral flavors. The structure is solid but the wine remains fresh. Maturing now, this has a long life ahead. Drink now through 2024. 4,000 cases made.—T.M.
第1位から10位はこれ。
去年もいいましたが、
別にこんな馬鹿騒ぎするものじゃないですが、とりえあえず盛り上がっていきましょう!
おっと今年はPDF形式のファイルではダウンロードできないみたい。
うーん。ちょっとケチ。
2013年TOP100は 2013年にワイン・スペクテーターに
ブラインドテイスティングでレビューされた20,000以上ののワインから選ばれています。
次のワイン・スペテクテーターの基準:
- 品質(スコア)
- 価値(リリース価格)
- 入手のしやすさ(生産量、輸入量)
- Xファクター(不特定要因、たとえば、人気沸騰の若手生産者など)
2013年TOP100リストのワインは平均スコア93ポイント、平均価格51ドルでした。
去年より平均価格は5ドルアップ。平均スコアは同じ。
以下に
今回のTOP100のなかでTOP1から10のワインとアメリカ産のワインだけリストしておきました。
全リストのこの記事の最後にのせておきました。
太字がカリフォルニアワインです。
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1 | Cune Rioja Imperial Gran Reserva | 2004 | 95 | |||
2 | Château Canon-La Gaffelière St.-Emilion | 2010 | 96 | |||
3 | Domaine Serene Pinot Noir Willamette Valley Evenstad Reserve | 2010 | 95 | |||
4 | Hewitt Cabernet Sauvignon Rutherford | 2010 | 95 | |||
5 | Kongsgaard Chardonnay Napa Valley | 2010 | 95 | |||
6 | Giuseppe Mascarello & Figlio Barolo Monprivato | 2008 | 95 | |||
7 | Domaine du Pégaü Châteauneuf-du-Pape Cuvée Réservée | 2010 | 97 | |||
8 | Château de Beaucastel Châteauneuf-du-Pape | 2010 | 96 | |||
9 | Lewis Cabernet Sauvignon Napa Valley Reserve | 2010 | 96 | |||
10 | Quilceda Creek Cabernet Sauvignon Columbia Valley | 2010 | 95 | |||
11 |
Reynvaan Syrah Walla Walla Valley Stonessence | 2010 | 98 | |||
12 | Turley Zinfandel Paso Robles Dusi Vineyard | 2011 | 95 | |||
14 | Bedrock The Bedrock Heritage Sonoma Valley | 2011 | 95 | |||
17 | Alexana Pinot Noir Dundee Hills Revana Vineyard | 2010 | 94 | |||
23 | Seghesio Zinfandel Dry Creek Valley Cortina | 2010 | 94 | |||
25 | Epoch Estate Blend Paderewski Vineyard Paso Robles | 2010 | 93 | |||
27 | Spring Valley Uriah Walla Walla Valley | 2010 | 94 | |||
30 | Lagier Meredith Syrah Mount Veeder | 2010 | 94 | |||
31 | Patz & Hall Pinot Noir Carneros Hyde Vineyard | 2010 | 95 | |||
33 | Ravines Riesling Finger Lakes Dry | 2012 | 91 | |||
46 | Beringer Cabernet Sauvignon Knights Valley Reserve | 2010 | 94 | |||
49 | Failla Chardonnay Sonoma Coast | 2011 | 92 | |||
51 | Charles Smith Riesling Columbia Valley Kung Fu Girl Evergreen | 2012 | 90 | |||
54 | Honig Cabernet Sauvignon Napa Valley | 2010 | 93 | |||
55 | A to Z Wineworks Pinot Noir Oregon | 2011 | 90 | |||
57 | L'Ecole No. 41 Syrah Columbia Valley | 2010 | 91 | |||
59 | Donum Pinot Noir Carneros | 2010 | 95 | |||
63 | Hourglass Merlot Napa Valley Blueline Vineyard | 2010 | 94 | |||
64 | Rodney Strong Cabernet Sauvignon Alexander Valley Rockaway Single Vineyard | 2010 | 94 | |||
70 | Marcassin Pinot Noir Sonoma Coast Marcassin Vineyard | 2007 | 96 | |||
72 | Shafer Relentless Napa Valley | 2010 | 95 | |||
74 | Lucia Pinot Noir Santa Lucia Highlands Garys' Vineyard | 2011 | 93 | |||
77 | Dehlinger Syrah Russian River Valley Goldridge | 2010 | 92 | |||
79 | Ken Wright Pinot Noir Yamhill-Carlton District Savoya Vineyard | 2010 | 93 | |||
83 | Caymus Cabernet Sauvignon Napa Valley Special Selection | 2010 | 96 | |||
85 | Wynns Coonawarra Estate Cabernet Sauvignon Coonawarra Black Label | 2010 | 91 | |||
89 | Raymond Cabernet Sauvignon Napa Valley Generations | 2009 | 95 | |||
90 | Carlisle Zinfandel Napa Valley Hayne Vineyard | 2011 | 93 |
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コメントとしては、
通年にもまして、
政治的というかバランスを重視したランキングになったとうのが第一印象です。
毎年の産地別の数をしっかりと数えているわけではありませんが、
スペインワイン、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチンのランクインが多いし、
アメリカ産でもオレゴン、ワシントンなど
カリフォルニア以外のランクインがいつもより多いような気がします。
クレームがつかないようにもちろんワインスペクテーターはちゃんと数えて帳尻あわせていると思います。
もちろんそれでもアメリカ産が多いですけど。
あとは、(もちろんコスタブラウンの品質はいいのですけど)ここ最近ずっとランクインしていた
カリフォルニアのピノ・ノワールのコスタブラウンがランクインしませんでした。
毎年思うのが、このランキング平均価格を50ドル前後に抑えようとしているため、
ちょっと無理が生じてきているような気もします。
個人的にはワインエンスージアストのランキングのように、
せめて2つぐらいクラスにわけるほうがいいんじゃないのかな。
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2013年11月15日
ワイナリー訪問 ベッドロック その2 ~2012 ベッドロック ロレンツォズ・ヘリテージ~
の続きです。
まずは
2012 ベッドロック ロレンツォズ・ヘリテージ
2012 Bedrock Wine Company Lorenzo’s Heritage
ワインメーカーノート
The soaring return of Lorenzo’s Heritage Wine! This vineyard is actually Teldeschi Vineyard, which my family has worked with since 1984 (and before that Dad work with it at Joe Swan). The wine is named for Lorenzo Teldeschi, the grandfather of the current generation who planted many of the vines. The wine comes from dry-farmed vines planted between 1900 and 1940 on the Dry Creek bench. Composed of roughly 60% Zinfandel, 25% Carignane, and the remainder Petite Sirah, Alicante Bouschet, Cinsualt, Valdigue and a few other odds and ends the wine is my favorite since the 2008 vintage. Dense, beautifully fruited black raspberry and pomegranate, spice, and a framework of dusty tannins, this wine is one of my favorites of the vintage. Sure to be a mainstay of the Bedrock and Peterson family portfolio for many more years to come.
実は2009年ヴィンテージを2年ほど前に紹介している。
- カリフォルニアの2009年ジンファンデルの赤ワインはおいしい!ヒット連発!~ 2009 ベッドロック ロレンツォズ エアルーム~
- カリフォルニアの2009年ジンファンデルの赤ワインはおいしい!ヒット連発!~ 2009 ベッドロック ロレンツォズ エアルーム~ その2
ブレンドはワインメーカーノートにあるが、
およそ60% Zinfandel, 25% Carignane で残りがPetite Sirah, Alicante Bouschet, Cinsualt, Valdigue、その他もろもろという感じ。
すばらしいジンファンデルブレンド。
とてもとてもダークなブラックフルーツとザクロやちょとした赤い果実のニュアンスもまざわったみごとなバランス。
このワインを飲んで思うのが
2012年ヴィンテージは、2009-2011年にくらべて
やはりリッチなフルーツの味わいが前面に出ているようだ。うーん、うまい。しかもリリース価格36ドル。
2012 ベッドロック パペラ・ランチ・ヘリテージ
2012 Bedrock Wine Company Papera Ranch Heritage
ワインメーカーノート
2012 is the first vintage in the three years that I have worked with this amazing vineyard in the Piner-Olivet area of the Russian River Valley that we have been able to coferment the 40+% interplanted Carignane with the Zinfandel to create the Heritage wine: in 2010 the whole vineyard was lost to the extreme heat of August 24th, in 2011 the Carignane just never made it through the soup of October. And thank goodness we got to, as the resulting wine is a truly singular expression of old-vine goodness from the Russian River Valley. It is a bright and beautiful, youthfully rambunctious wine. This will certainly reward a year or two of time-out in the cellar though extended decanting will allow this wine to show well in the short-term.
これまたすばらしいジンファンデル・カリニャンのブレンド。
ジンだけのワインよりも酸味と渋さが一段と加わってバランスがよい複雑な味わい。
やっぱりアメリカでは人種の混ざっている子供がおおいが、
混ざると非常ーーーーーーーーに子供はかわいくなることが多い。
こういっちゃ悪いが親よりは間違いなくかわいい・かっこいいことが多い。
それにしてもこの2本のヘリテージワインのなんともいえない深みのある味わい。
これはやはり古木のなせる業なのか。
言葉でなんと説明していいかわからないけどとにかくうまい。
次回に続く
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2013年11月13日
ワイナリー訪問 ベッドロック その1
もうすっかり秋ですね。
今日から久しぶりにベッドロックのワインをレポートしましょう。
先日、リリースのイベントも行ってきった。
正直ワイナリー訪問っていうほどのそこまで大げさなものじゃない。
なかなか時間がなくいけなかったリリースイベント。
今回は時間をこじ開けていってきました。
だって私の大好きなお気に入りのワイナリー、ベッドロックのワインだもん。
->上記写真のおねーちゃんがレポートしてるとおもって読んでくれたほうがいいかもしれません。
やっぱり外観とイメージは大事ですから。
ちなみにベッドロックの過去記事リンクはこちら
ブログで全部は紹介してないが、ベッドロックのワインをたくさん飲んでいる
日本人の少なくともトップ100には入るのではないだろうか。全然自慢にもならんけど。
素晴らしい古い畑からのフィールドブレンドのエアルームワイン(Heirloom Wine)、
(Heirloom いわゆる、先祖代々伝わった古物、家宝、遺産という意味、品種が畑で混ざっているものが多い)
ジンファンデル、シラー、その他にも、カベルネ、ピノ、ソーヴィニヨン・ブラン、ロゼを造る。
詳しいことは過去記事をみてくれればよいが、
ジンファンデルで超有名なRavenswood(レイヴンズウッド)の創設者である
Joel Peterson(ジョエル・ピーターソン)の息子のMorgan Twain-Peterson(モーガン・トゥエイン・ピーターソン)のワイナリーで、
以前まで全部ひとりでやっていたみたいだが、最近一人オペレーションのほうにも正式にフルタイムを雇ったみたいだ。
今回のイベントでおとずれた場所以外にもいまは別の施設もあるとのこと。
イベント参加者をみてもおもったが、熱心なファン、(地元ファンもが多いか?)が多いので、
直販がかなり販売をしめる。
あまり流通することがないが、いい所があいかわらず値段が良心的なところだ。
今回の飲ませてもらったのは冬のリリースの3本。
本当は4本だったのに、1本は目の前で全部なくなりやがった。
次回に続く。
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2013年11月11日
ロバート・パーカーがカリフォルニアに帰ってきた! ナパレポート(2013/10) その2
ロバート・パーカーがカリフォルニアに帰ってきた!ナパレポート(2013/10) その1
の続きです。
ワイン・アドヴォケイトのロバート・パーカーさんがカリフォルニア、ナパ・ソノマの担当
にもどってきて最初のナパレポート。
Curtain Call - (The Return of the King - Napa Valley's 2012, 2011 and 2010 Vintages)
October 31, 2013
の個別のワインをちょっとだけ見てきましょうか。
今回のレポートで確定パーフェクトスコアを獲得したワインは全部で12本。
特筆すべきはColginの2010年ヴィンテージ。
3本のワインが100点満点を獲得。
2010 Colgin Cariad Proprietary Red Wine
2010 Colgin IX Syrah Estate
2010 Colgin IX Proprietary Red Estate
最もお値段が高い100点満点のワインはナパのスーパーカルトワイン、
スクリーミングイーグル。
2010 Screaming Eagle Cabernet Sauvignon
すでにマーケットでは4000ドル近い値段がついています。
ひぇぇぇえぇぇ。
私の知り合いのなかでスクリーミングイーグルをワイナリーから買える人たちで
実際に飲んだことがある人のほうが少ないという奇妙なワイン。
そしてパーカーさんが大好きなハンドレッド・エーカーから2本。
2010 Hundred Acre Vineyard Cabernet Sauvignon Few and Far Between
2009 Hundred Acre Vineyard Cabernet Sauvignon Deep Time
2009年ヴィンテージで確定100を獲得したのは
2009 Hundred Acre Vineyard Cabernet Sauvignon Deep Timeだけ。
わたしのお勧めするっていうか好きなワイナリーのものも100点を獲得しました。
Shaferは200ドル以上はするが、
あとは100ドル台です。思いっきりがんばれば手が届く範囲のすばらしいワイン。
2010 Shafer Vineyards Cabernet Sauvignon Hillside Select
2010 Spottswoode Cabernet Sauvignon
2010 Dominus Proprietary Red Wine
2010 Hall Winery Cabernet Sauvignon Exzellenz
他には
2011 Bevan Cellars Tin Box
と
2010 Turnbull Wine Cellars Cabernet Sauvignon Fortuna Vineyard
2010 Turnbull Wine Cellars Cabernet Sauvignon Fortuna Vineyard
はリリース価格は100ドルというおそらく最安値級の100点満点ワイン。
っていってももうすでに手に入れるのはまず無理でしょう。
ナパの白ワインでは2012年ヴィンテージのコングスガードが今回のレポートでは最高級の評価
2012 Kongsgaard Chardonnay (96-98)
2012 Kongsgaard Chardonnay The Judge (98-100)
私もコングスガードのシャルドネは大好きだ。
100点ではないが98点、99点や暫定的(9x-100のようなスコア)なワインも
2010年ヴィンテージからが多い。
上述したワイナリーからのワインに加えて、以下のワイナリーからのワイン。まぁ常連さんですね。
Abreu
Bryant Family
Bond
Blankiet Estate
Caymus
Dalla Valle
Dana Estates
Harlan
Kapcsandy Family
Pride Mountain
Scarecow
Schrader
Sloan
とくにエイブリュー(Abreu)のワインは16本
4本のワインの2009、2010、2011、2012と4ヴィンテージがレビューされたが、
すばらしい評価であった。コメントによると非常によさそうだ。とても高いけど。
ちなみに日本の方が特に愛してやまないオーパス・ワンは
96ポイントと2007年ヴィンテージの95ポイントよりも高得点を獲得。
今飲むなら2007年のほうがぜんぜん美味しいとはおもうが。
2010 Opus One
ワイン・アドボケイト (ロバート・パーカー) 96ポイント
A glorious perfume of sweet charcoal, truffle, black currants and spice box soars from the glass of the saturated purple-colored 2010 Opus One. The gorgeous aromatics are followed by a beautifully knit, full-bodied red blend (84% Cabernet Sauvignon, 5.5% Merlot, 5.5% Cabernet Franc, 4% Petit Verdot and 1% Malbec) displaying lots of spicy black currant fruit, medium to full body, velvety tannins, and not a hard edge to be found. The texture, length and richness are all impressive. This estate has been making great Cabernet-based wines for nearly a decade ... and this is another one. Drink it over the next 20+ years.
Wine Advocate #209 Oct 2013 Robert Parker 96 Drink: 2013 - 2033
スコアはあくまで参考に。
12月のソノマレポートも楽しみ。
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2013年11月07日
ロバート・パーカーがカリフォルニアに帰ってきた! ナパレポート(2013/10) その1
ロバート・パーカーがカリフォルニアに戻ってきた!! ワイン・アドヴォケート(Wine Advocate)が新しいレポートのスケジュールと担当を発表
にも書いたが、
改めてワイン・アドヴォケイトのロバート・パーカーさんがカリフォルニア、ナパ・ソノマに担当することになったが、
ついにそのレポートが先日発表された。
ただーーーん!
Curtain Call - (The Return of the King - Napa Valley's 2012, 2011 and 2010 Vintages)
October 31, 2013
詳細はワイン・アドヴォケイトを購読してください。
ちょっとだけよーってことでさわりだけ。
冒頭で、
The Recent Four Vintages
Three of the last four vintages in Napa Valley, 2010, 2012 and 2013, look to be sensational years that have produced a bounty of world class wines.
最近のナパバレーの4ヴィンテージのなかの3つ、2010年、2012年および2013年は世界クラスのワインの恵みを生みだしたセンセーショナルなヴィンテージでしょう。
.....
特に2010年ヴィンテージを冷たい年だったが、2001, 2002や2007とあまり差がないすばらしい年だと褒めている。2001, 2002や2007のようにオーバー・ザ・トップや特にアルコールが高いわけではないがゴージャスで、構造的で長期熟成タイプのワインだとしている。
2011, certainly the most challenging vintage in Napa Valley since 1998,2011年は1998年以降でもっとも難しいヴィンテージだった。
...
One big advantage of 2011 is that the successful wines are very precocious and evolved with soft tannins and low acidity. The best of them are endearing, charming wines even if they will never have the size, power, concentration and density of the finest 2010s and 2012s.2011年の1つの大きなアドバンテージは、
成功したワインは非常に早熟で柔らかなタンニンと低いアルコールで進化していくことです。その最高のものは、
2010年や2012年のような最高なワインにくれべサイズ、パワー、濃度も凝縮感もないかもしれないが、
人の心をひきつけるような魅力的なワインだ。
2012年はまだバレルテイスティングだが、
カリフォルニアの典型的なクラシックなビックで果実味のあふれた、華々しいヴィンテージに見える。
つづく。。。。
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2013年11月06日
ワインスペクテーターの信憑性、Wine Spectator Award of Excellenceについて
この年末の時期になると新聞や雑誌などでワインランキングの発表があります。
先日も米国ワイン雑誌ワイン・エンスージアスト(Wine Enthusiast)誌から
毎年恒例のワインランキングが発表されました。
これについて今度ブログにも書き込みたいとおもいます。
また、もうすぐワインスペクテーターの年間トップ100が発表されます。
そのランキングとかってどれだけ信憑性があるのでしょうか?
ワインのスコアにしても、確かにワイン雑誌とかどうしても広告収入をたよりにしている媒体は
他のワインレビューの媒体よりも多少のうさんくささは否めません。
このブログでもワインのスコアをよく掲載してますが、あくまで参考することを推奨しています。
ワインスペクテーターのトップ100リストなどのアワードは金でかえるなんて、
よからぬ噂もありますがあくまで噂でしょう。
そもそも美味しいっていうのは個人の感覚なのでなんとも難しい話です。
個人的にはスコアやランキングを100%鵜呑みにすることはないが、
有力紙のものはそれなりに信憑性があるとは思っています。
ランキングなどをこのブログでも情報共有する前に、
こういった意見もあるっていう否定的な意見をちょっとだけリストしてみたいとおもいます。
例えばこのウェブサイト
Wine Spectator 2012 Top 100 biased?
グーグルの日本語翻訳ページはこちらから。
ワインスペクテーターの2012年TOP100リストに偏見があるっていっていますが、
スペインやドイツのワインがランキングされていないっていうのが主な理由です。
ワインスペクテーターはアメリカの雑誌だからある程度カリフォルニアワインが優遇されるのはしょうがないんじゃないかとはおもいます。確かに世界中にはもっと美味しいワインがたくさんありますよね。
さらに面白いのがこの
What does it take to get a Wine Spectator Award of Excellence?
グーグルの日本語翻訳ページはこちらから。
ワインスペクテーターが毎年公表するワインレストランの賞、
簡単に言えば、レストランがワインプログラムの充実度にたいして
のアワードについての調査のレポートです。
詳細はレポートをよく読んでほしいのですが、
簡単に言えば、
ワインジャーナリストのRobin Goldsteinが実態のない架空のレストラン、“Osteria L’Intrepido” をつくって、
ワインスペクテイターのWine Spectator Award of Excellence優秀賞の申請を提出しました。
彼がしたことは
申請書と手数料(250ドル)を支払い、カバーレターのとレストランのメニューと
そこそこの優秀賞の基準にあうようなワインリストを提出、
また申請に必要なミラノ電話/ファックス番号を取得し、
小規模なオンラインウェブサイト構築しました。全部の作業は3時間弱。
これだけで、見事にこの架空のレストランは2008年8月号の出版で優秀賞を受賞しましたっていうことです。
もちろん彼がこの調査レポートを公表した後に架空のレストラン“Osteria L’Intrepido” は
ワインスペクテイターのオンラインのWine Spectator Award of Excellenceからはすぐに削除されましたし、
ワインスペクテイターがいうには何度も電話して確認したといっています。
しかしRobin Goldsteinによれば、実際にメッセージが留守電に残っていたの一度だけということです。
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2013年11月05日
ワイン・スペクテーターNo.1ワインの生産者コスタ・ブラウンの2009年ヴィンテージは今? その2 ~ 2009 コスタ・ブラウン ピノ・ノワール ロシアン・リヴァー・ヴァレー~
ワイン・スペクテーターNo.1ワインの生産者コスタ・ブラウンの2009年ヴィンテージは今? その1 ~ 2009 コスタ・ブラウン ピノ・ノワール ロシアン・リヴァー・ヴァレー~
の続きです。
あまりいい写真が取れていなかったので代わりにかわいいおねーちゃんを貼り付けておきます。
すっかりカリフォルニアを代表するようなピノ・ノワールとなったコスタ・ブラウン。
もちろん他に美味しいピノ・ノワールもあるし、
むかしよりもお値段上がってきたので残念であはあるが確かにうまい。
品質も非常に安定している。
2009 コスタ・ブラウン ピノ・ノワール ロシアン・リバー・バレー
2009 Kosta Browne Pinot Noir Russian River Valley
カリフォルニアの2010年、2011年ヴィンテージのピノ・ノワールをテイスティングすることが多いが、
2012年はまだバレルなのでなんともいえないが、
ピノ・ノワールに関しては、やはり2009年ヴィンテージはやはり全体的に見て
この3つのなかでは最高の出来栄えといっていいでしょう。
もちろん2010年、2011年も悪くない。特に2011年のピノ・ノワールはナパのカベルネが
非常に難しい年だったので一緒くたにされた情報であまりいい印象を持ってない方もいるかもしれないが、
冷たい気候のヴィンテージならではのキラリとひかるすばらしい物がある。
個人的にたまに感じる、そもそもアルコール度が過剰気味なカリフォルニアのピノ・ノワールにおいては
2010年や2011年の冷たい気候は逆にいいバランスになったのではとさえ思うこともしばしば。
生産者によっては2011年のほうがいいものもある。
多少、セラーで寝かせる辛抱が必要だが上出来だ。
好きな生産者のピノ・ノワールは比べてみると面白い。
さて、2009 コスタ・ブラウン ピノ・ノワール ロシアン・リバー・バレー ですが、
前回飲んだときよりもかなり一段と美味しくなった印象と思う。
もう少しまてば、美味しいが若いカリフォルニアのピノ・ノワールに欠けている深みともっと複雑味な味わいが出てきてくれると思う。
ノート:
今回デカンタしなかったが、やっぱりした方がいいと思う。
2時間ぐらいしてかなりよくなりました。
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2009 コスタ・ブラウン ピノ・ノワール ロシアン・リバー・バレー
2009 Kosta Browne Pinot Noir Russian River Valley
2013年11月04日
ワイン・スペクテーターNo.1ワインの生産者コスタ・ブラウンの2009年ヴィンテージは今? その1 ~ 2009 コスタ・ブラウン ピノ・ノワール ロシアン・リヴァー・ヴァレー~
久しぶりにコスタ・ブラウンのピノ・ノワールを飲んだ。
飲んだはこちら。
コスタ・ブラウンについての過去記事はこちら。
2009 コスタ・ブラウン ピノ・ノワール ロシアン・リバー・バレー
2009 Kosta Browne Pinot Noir Russian River Valley
米ワイン雑誌、ワイン・スペクテーターの2011年版TOP100ランキングの第1位に
2009 コスタ・ブラウン ピノ・ノワール ソノマ・コーストが選ばれましたが、
今回飲んだは同じ2009年ヴィンテージの同じAVAものでもお隣さんのロシアン・リバー・バレー のもの。
ワインスペクテーター 91ポイント
Fresh, bright, ripe black cherry, raspberry and light floral scents lead off in this supple, fleshy, full-bodied red, which is complex and layered on the palate, maintaining its core fruitiness and gaining subtle touches of dark berry and spice. Drink now through 2018.—J.L.
インターナショナルワインセラー(Stephen Tanzer's International Wine Cellar) 91 ポイント
Vivid ruby. Vibrant nose suggests candied cherry, rose petal and smoky minerals. A pliant, sweet fruit bomb in the mouth, with fresh flavors of red fruit preserves and flowers. A refreshingly bitter herbal note adds complexity to the persistent, penetrating finish. This is already delicious. (6/ 2011)
以前はまったくの超入手困難のカリフォルニアのピノ・ノワールのコスタ・ブラウンだが
最近では市場にもちらほらと流出してきた。もちろんお値段はかなり上昇気味です。
こちらのワインも今では平均で120ドルぐらい。
うーん、120ドルかー。。。
さて実際の味わいはっていうと。
次回につづく。
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2013年10月31日
ワイナリー訪問 メリー・エドワーズ ワイナリー その4 ~2012 メリー・エドワーズ ソーヴィニヨン・ブラン~
ワイナリー訪問 メリー・エドワーズ ワイナリー その3 ~2011 メリー・エドワーズ ピノ・ノワール メレディス・エステイト~
のつづきです。
さてと今日はいよいよ2012年ヴィンテージのソーヴィニヨン・ブラン。
2012年ヴィンテージは初めて。
2012 メリー・エドワーズ ソーヴィニヨン・ブラン
2012 Merry Edwards Sauvignon Blanc
一時はかなりはまって
このブログでも2009年ヴィンテージをずっと紹介していましたが
ブログで紹介するのは久しぶり。
写真右です。
Winemaker's Commentary: 2012 Merry Edwards Sauvignon Blanc
The bountiful vintage of 2012 took all of us here in Sonoma County by surprise -- we really didn’t believe the crop would be as large as it looked hanging on the vine! Intellectually, I understand that Sauvignon Blanc, as a varietal, can produce large crops of high-quality fruit. A harvest like this just hasn’t happened for a very long time here in our cool valley. Even more unbelievable is the resulting superb quality.The rich core of this flavorful wine is fruit sourced from vines 25-35 years old. That 54% is complemented by 20% Sauvignon Musqué, which adds floral aromatics and depth not present in other types of Sauvignon Blanc. The remainder is the classic Shenandoah selection, or Clone 1, prevalent throughout California.The resulting wine is a show stopper! Its heady perfume nearly explodes out of the glass with the fragrance of orange blossoms and elderflowers. Tones of lychee fruit, fig and ripe pear add more appeal. The mouth is full and weighty from barrel fermentation and intensive lees stirring, balanced by lively acidity and has a finish reminiscent of tangy pink grapefruit.
この人にやっぱり登場してもらいましょう。(画像は赤だけど。。。)
コピーライト神の雫、遠山先生
やっぱりメリー・エドワーズのソーヴィニヨン・ブランはアメリカのソーヴィニヨン・ブランの頂点でしょう。
お手頃な値段も考えて。
ソーヴィニヨン・ブランっていたらNZやボルドー(いわゆるボルドー・ブラン)が有名ですが、
それらのワインとはスタイルがちがう。
メリー・エドワーズのスタイルはカリフォルニアのなかでも最高にフルーツと酸味のバランスの取れた傑作だ。
ソーヴィニヨン・ブランの特徴の青草のようとか猫の小便ようなとか、そんなワインとはちょっと違う。
カリフォルニアのオークのニュアンスが(スタイルに違いがあるので一概にはいえないが)多少過剰気味な他のソーヴィニヨン・ブランとも違う。
深みのあるバランスの取れた青草のニュアンスとフルーツの香り、
生き生きとした酸味がクリスプでリフレッシュなワインだが、
味わいはトロピカルフルーツの絶妙にすこし丸みを帯びたリッチな感じ。
個人的にこのソーヴィニヨン・ブランとタイ料理のペアリングは超お勧め。
ワイナリーの人もまだ誰もこの味わいを真似できないと誇っていた。
その前にさんざんメリー・エドワーズが元気でワイン作りはほとんどいまだ
仕切っていると話を聞いていたので、
思わず、そりゃーメリー・エドワーズさんが元気なうちはいいけど、
って心配して質問してしまいそうになりました。
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2012 メリー・エドワーズ ソーヴィニヨン・ブラン
2012 Merry Edwards Sauvignon Blanc
2013年10月29日
ワイナリー訪問 メリー・エドワーズ ワイナリー その3 ~2011 メリー・エドワーズ ピノ・ノワール メレディス・エステイト~
ワイナリー訪問 メリー・エドワーズ ワイナリー その2 ~2011 メリー・エドワーズ シャルドネ オリベット レーン~
のつづきです。
今日は最新リリースのピノ・ノワールのご紹介。
写真中央:
2011 メリー・エドワーズ ピノ・ノワール ロシアン・リバー・バレー
2011 Merry Edwards Pinot Noir Russian River Valley
写真右:
2011 メリー・エドワーズ ピノ・ノワール メレディス・エステイト
2011 Merry Edwards Pinot Noir Meredith Estate
写真左:
2011 メリー・エドワーズ ピノ・ノワール ジョーガン
2011 Merry Edwards Pinot Noir Georganne
写真中央:
2011 メリー・エドワーズ ピノ・ノワール クーパースミス
2011 Merry Edwards Pinot Noir Coopersmith
全部ロシンアンリバーバレーのピノ・ノワールです。
上記の順番で話をしながらゆっくりとテイスティングができます。
上から徐々にタンニンの味わいが強くなります。
スタッフの方に、まず最初は一通り味わった後、
次にチーズを間に食べながらもう一度味わってくださいといわれました。
各ピノ・ノワールのぶどう畑の位置を地図でみると興味深いのが
線で結ぶとロシンアンリバーバレーのAVAのエリアを縦断するほぼ南北一直線が描けます。
全体的な感想ですが、寒い寒いといわれた2011年ヴィンテージのピノ・ノワールは
もちろん生産者にもよりますが、良質なワインだと思います。
これがカベルネだとちょっと話は別だと思いますが、
特に普段から長期熟成を念頭においてスタイルをもつピノ・ノワールでは
とてもよろしいのではないかなって思う。
全体的にやっぱりアルコールが低く酸味がまだ強い感じですが、
我慢すれば数年で素晴らしいピノ・ノワールになると思います。
難しい気候を乗り越えて、えりすぐられたとても強烈な個性が声を潜めて
出番を待っているかのようです。
ただやっぱりリリース直後のワインとして、
普段からカリフォルニアワインになれているとちょっと物足りない気がするのはしょうがない。
2011 メリー・エドワーズ ピノ・ノワールを買うなら、3年ぐらいはもうセラーに
ほうっておくということを前提にすることをお勧めします、
とくに、2011 Merry Edwards Pinot Noir Georganneと2011 Merry Edwards Pinot Noir Coopersmith。
個人的にはメレディス・エステイトがバランスがよくて好きかなぁ。
Winemaker's Commentary: 2011 Merry Edwards Pinot Noir Meredith Estate
With our vineyards scattered across the breadth of Russian River Valley, Meredith Estate is our solid anchor at the cool, southernmost end. Planted in 1998, the 15-year maturation of our foundation vineyard in the Sebastopol Hills has been a delightful journey. Each season our careful stewardship has helped it develop in stature -- deepening in aroma, flavor and body.The 2011 vintage is an absolute knockout! Its mouthwatering, intense aroma is full of syrupy cassis, luscious black raspberry, ripe blueberry and crushed sweet black cherry. Layers of cocoa, sweet tobacco and Bergamot tea add depth and complexity. The rich, sleek palate is intriguing with its grainy, smooth yet powerful tannins and seemingly endless finish. Like its predecessors, this captivating Pinot will age brilliantly.
グーグルの日本語翻訳
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2013年10月28日
ワイナリー訪問 メリー・エドワーズ ワイナリー その2 ~2011 メリー・エドワーズ シャルドネ オリベット レーン~
ワイナリー訪問 メリー・エドワーズワイナリー その1
の続きです。
今回の飲ませてもらったのは以下のワイン。上からの順番です。
2011 Merry Edwards Chardonnay Olivet Lane
2011 Merry Edwards Pinot Noir Russian River Valley
2011 Merry Edwards Pinot Noir Meredith Estate
2011 Merry Edwards Pinot Noir Georganne
2011 Merry Edwards Pinot Noir Coopersmith
2012 Merry Edwards Sauvignon Blanc
今回ちょっと楽しみにしていたのはメリー・エドワーズがつくったシャルドネ。
2010年からシャルドネをリリースしたとのですが、
(2010年が初めてなのかどうかは聞くのを忘れてしまいました)
わたしが知る限りでは初めてで、今回はじめてメリーエドワーズのシャルドネをテイスティングできました。
写真左端。ラベルのデザインはソーヴィニヨン・ブランと同じ。
2011 メリー・エドワーズ シャルドネ オリベット レーン
2011 Merry Edwards Chardonnay Olivet Lane
オリベット レーンは40年以上の歴史のあるロシアンリバーバレーの畑で、
オリベット レーンのピノ・ノワールはずっとメリー・エドワーズもつくっていますが、
ほかにもウィリアムズ・セリエムがここの単一畑もののピノ・ノワールとシャルドネを作っています。
ワインメーカーノート
The beautiful straw gold color of this Chardonnay portends its deeply complex nature. Its mouthwatering aroma is lush with sun-ripened Gravenstein apples, honeyed apricots and crème brulée. Subtle hints of toasted spicy oak, sweet nutmeg and caramel complete its rich profile. In the mouth, this wine is elegant and regal, showing good acidity, structure and the fine balance characteristic of Russian River Valley.
グーグルの日本語翻訳
リリース価格60ドルとメリー・エドワーズの価格設定の印象から
するとちょっとお値段高めの設定かなっておもってしまいますが、しょうがない。
非常のバランスのよいシャルドネだとはおもいますが、
同じ白ワインの彼女のソーヴィニヨン・ブランの衝撃的な印象から比べると、
適度に上品よくまとまってしまっている感は強いです。
次回はピノをまとめて4つ紹介。
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