ももいろクローバーZ 恋する制服
ももいろクローバーZ 恋する制服
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インターネットサイト、テレ朝動画で有料配信されて好評を博した、あの!
ももいろクローバーZ初主演ドラマ「ももドラ」が、ついに映画化。
一週間限定で全国劇場公開された「ももドラ•劇場版」観てきました。

俺K*WESTは、メンバーの舞台挨拶つきの回を偶然選んでしまい
しかたなく六本木ヒルズまで見に行ってやりました。

まず、現場レポートすると劇場内は満員。
何やってるかわかんない雰囲気のオッサンが多数(ここに俺K*WESTも含まれる)。
そのつぎに多いのが、ももクロのグッズで身を固め、開演前からサイリウムを振り回す濃いファン。
スーツ来たサラリーマン、OL、男子学生、女子高生と幅広い方々が集結してました。
熟女奥様系のみ、目につかなかったです。
前説後、ももクロメンバーが二人、登壇。
ライブ時のように熱狂的雰囲気に包まれるのかと思いきや、
意外と皆さん紳士的というか暖かい雰囲気でメンバー佐々木彩夏と高城れにを迎える。
監督の佐々木敦規も含めての当時を振り返ったトークの後、メンバー退場して上映。
上映と同時に帰る人、十数名。
メンバーに会うために劇場に来たと思われる。

さて映画の内容ですが、結論から言うといろいろと欲求不満の残る内容でした。
まず、登壇したあーりんと高さんがお約束の自己紹介をしなかった。

あの緩いコール&レスポンスが完全スルー。
いないメンバーの自己紹介も代わりにやってほしいくらいなのに、、。
これはいただけない。

あ、内容ですね。
ざっくりどういう映画か言うと、ももクロメンバーが同じ高校の女子高生に扮して
それぞれの青春の1ページを各メンバー主役のオムニバス5話でまとめたアイドルドラマです。
もともとウェブサイトで閲覧させるドラマだったので、映画的なストーリー展開だったりとか、
5つまとめてひとつの物語としての構成も作っていません。
劇場公開は想定外だったのでしょうか。

感想をひとことで言うと、ももクロらしくない、びっくりするほど保守的なアイドルドラマでした。
ももクロというアイドルグループは、(日本の伝統的な)アイドルというカテゴリーからはみ出した、
B級感覚(お笑い、汗、涙、バカ)、そこから光るパフォーマンスで観客を魅了するアイドルのはず。
であれば、もっと映画もいわゆるアイドル映画からはみ出してドギツクやればいいのに。
そこがもったいなく感じました。

ここから各パートごとにダメだしします。内容に触れますので、これから観ようという人は読まないでね。

1、玉井詩織パート
何も起こらなすぎ。このパートのクライマックスを「神社でお参り」と仮定するならば、
あの神社のお参りを細かく、しつこく、ドラマチックに撮ってほしかった。
エロエロにしろとはいわんが、指先や口元や脚だったり髪の流れだったりをフェティッシュに撮ってみてもよかったのでは。わざとらしくスローモーションにしてもいいと思うし。繰り返し見せたりとか。
過剰なアイドルイメージとして見せるのもアリ。なにより玉井詩織ならばそこを見せきれるのでは。

2、佐々木彩夏パート
感情移入できない。シュークリームをドカ食いさせてほしい。
少女がコーヒーを飲めるようになる話と仮定するならば、
すごーい苦いコーヒーを騙して飲ませてそのリアクションを記録する。
メイキングにあったシュークリームのクリームが落ちる。みたいなアクシデントをそこかしらに仕掛ける。
そこだけドキュメントのように見せてそのカットだけ浮かせるのも面白いのでは。
とにかくシュークリームをドカ食いさせてほしい。

3、有安杏果パート
もっと怖くする。ラストシーンは本物の杏果が飛び降りて、ドッペルゲンガーとれにが一緒に下を覗く。飛び降りた着地点に杏果はいない。れにとドッペルゲンガー杏果、その場を一緒に去る。
彼女のミステリアスさが増す。

4、高城れにパート
コメディにする。れにはストーカー化している自分に悩むが、男のほうがストーカーだった。
怖がらず喜ぶ高城さん。高城さんがやれば、怖おもしろいというか、和む話になりそうだ。

5、百田夏菜子パート
萌えを強くうちだす。夏菜子が好きになってしまった男子に映画のチケットを渡すため、話しかけようとするが、いろんな邪魔が入ったり、タイミングが悪くて話しかけられない様子を延々見せる。
夏菜子がそこでメンバー(玉井氏)にからかわれて、平気なふりしたり強がったりキレ気味になったりしてほしい。


てな感じにしてみるのも面白いのでは。俺の案はヤリスギだし映画として破錠してますけど、それも「ももクロ」らしさの演出になるんじゃないでしょうか。
俺が言いたかったのは、もっと過剰にB級にしても「ももクロ」イメージに傷はつかないんじゃないかということです。小綺麗にしなくても、十分輝いてますからもっとドロをつけて輝きを増してやりましょう。

<ももいろクローバーに全く興味がない人も応援したくなっちゃう動画>



P.S
これを観たAV業界関係者の方々、僕にももいろクローバーZのパロディAV作ろうなんて話、
もってきていただいてもお断りします。そういう対象じゃないんで。