cbreakerの切手収集ダイアリー

30歳で収集を再開した 外国切手収集家のダイアリーです

Stampedia Philatelic Journal

Stampedia Exhibit 1

私が編集を担当した、Stampedia Project発行の『Philatelic Journal』が
完成しました。

開催中のスタンプショウ会場6階、郵趣サービス社ブースで販売中です。
販売価格は1000円。うち300円を東日本大震災の義援金として寄付致します。

全て書き下ろしの記事8本(日英バイリンガル表記)、プラスいのうえまさとさんの
エッセイ。オールカラーA4版132ページ。

目玉は千葉晋一さんの40ページを超える手彫切手概説です。
会場販売部数に限りがありますのでお早めに。

地震その後  ご縁というもの

 handengrevenue


大地震の被災地の方には心よりお見舞い申し上げます。私の耳には今のところ大変な事になったケースは入ってきておりません。

一番大変だったのは中国から帰国されて成田空港でこの地震に遭遇された伊藤純英さんだったかも。その他にも徒歩で勤務先から帰宅された方のお話もうかがいました。

拙宅は中原街道という都内と川崎/横浜方面を結ぶルートの要所にありますので、万一再び地震があって都心から徒歩でご帰宅なさる方で、電話番号をご存知の方は、途中休憩の場所をご提供しますので、ご遠慮なくお知らせください。


閑話休題

手彫証券印紙、第1次発行1円の証書貼りを入手しました。しばらく潜航していましたが、とにかく泳ぎ続けていればいいことがあるのではないかと。

国際切手展のスタッフをしていると書けないことが多くてフラストレーションも溜まります。真空状態のこのジャンルのネタでしばらく続けようかな。

コレクションとしてどうなるかは別として、この時代の証書はまずオール和紙。そして状態が極めて奇麗であることが集めていく上で大きな強みです。なにより墨筆鮮やかで気分が良いのでした。

地震

cbreakerは無事です。家族ともども。

被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます

菊25銭

blog


菊切手はあまり田型が集まってなくて、25銭も単片オンリーのストックなんです。どっちみち非郵便使用だろうし、物は沢山あるので、後回しになりがちです。

小判切手なら贅沢は言えないけど、菊なら多少は消印がしっかり入ってセンターもある程度良くないと、集めていて気分が良くありませんね。そして高額ならば押印や穿孔などにも注意を向けておきたいところ。

丸一印、丸二印、櫛型印と少しずつ増やして1リーフになるように持って行きたいと思っていますがはてさて。

TEI TU の赤い押印は最も良く見かけるものでしょう。木挽町の消印が読めるものに取り替えたいです。



フランス初期の補給

napoleon 1


久しぶりにナポレオン20サンチーム無目打のロットを購入しました。

一見して珍しい刷色のものは入っていませんが、この手のロットものとしてはそこそこ状態が良いので。お暇な時に消印の番号を調べてみるとか、印面の変種を調べてみるとか、そこは色々とする事があるのが、この切手の良いところ。

不思議の国のアリスではありませんが、『何でもないロット万歳』であります。

19世紀も1870年代以前のものは、やはり持っていて気分がいいですね。

菊・田沢MINIPEX2011  2011年2月25(金)〜27日(日) 

菊田沢展・ポスターデザイン_convert_20110220093307

 

2月25(金)〜27日(日)開催の菊・田沢MINIPEX2011に出品します。

JPS菊・田沢切手部会主催、 目白・切手の博物館3階 <スペース1・2>、開催時間は午前10時30分〜午後5時です。

全然場違いで恐縮ですが、菊と同時代の外国切手として、『麦の耳』5フレーム(ロンドン2010で展示したバージョン)を展示させていただきます。 

全日本切手展2011募集要項の発表

郵便事業会社のHPに開催の概要と募集要項が掲示されました。

http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2010/1216_01.html


今年の主なポイントを要約しておきます。

開催期間は2011年4/29-5/1

会場は今までの『ていぱーく』から、
『都立産業貿易センター台東館』に移り、
「スタンプショウ'11」と同日/同会場の開催になります。

1)作品募集期間は平成23年3月22日(火)〜28日(月)
(当日消印有効)

2)出品フレーム数の拡大:上限を8フレームに変更
(第2〜第4部門)

3)現代郵趣部門の廃止
これにより昭和27年4月1日以降(第一次円単位切手以降)
に発行された日本及び外国の郵便切手並びにステーショナリー
による出品も第2または第3部門に統合され、FIP国際切手展へ
の出品資格が金銀賞以上の受賞により生じます。

4)ふれあいクラスの廃止


本募集要項と申込用紙は『全日本郵趣』1月号にも掲載します。
合わせてご覧下さい。

エストニア1番切手

ajp201012 1エストニア1番切手の仮貼りリーフ。何枚か先輩に見本を譲ってもらい、あとは1枚ずつ買っていくうちに、随分溜まってきた。

かなりはっきりした色の濃淡と色調の差異があって、それを基準に印刷時期を確定していくことが可能。これくらい集まると、そろそろ文献をたよりに分類していっても悩みが少なくて済む。

1918年の発行ということは、そろそろ発行100年が視野に入り、これから収集がちょっと難しくなることを意味している。

使用例の偽物が非常に多く、未使用が安いのがそれに拍車をかけているので、普通にコレクションをつくるのはちょっと難しい部類。

でもそういった苦労は人に任せて、未使用切手で分類の面白さを追求していけば、それはそれで結構楽しめそうな切手である。

田沢切手の朱雀大路?

TAZAWA30SEN画像の20銭と30銭のブロックを見て欲しい。30銭の田型の方が問題である。

最初この田型ブロックをヤフーで見た時に「オフセンターかあ」と思ったのだけど、よく見るとそうではない。真ん中のガッターのほぼ中央に目打が入っていて、左列2枚はセンターが左寄りに、右列2枚は右寄りに少しシフトしている。

普通のオフセンターなら、右列でも左列でも左右のどちらか一方にしかシフトしないはずだから、このブロックの中央のガッターは何か変である。

そう思って手持ちの20銭のブロックを引っ張り出して並べた。こうして見ると、30銭の中央のガッターが20銭のよりもずっと広い。つまり菊切手の「朱雀大路」と同じことが30銭では起きているのではないか。

基本知識のないわたくしはカタログや文献をあたってみたのだけれど、ガッター幅の広い/狭いを分類しているのは菊切手の銘版のところだけで、他では全然言及されていなかった。

田沢切手についての常識が残念ながら欠落しているので、読者諸兄の教えを乞いたい。

手彫証券印紙 1次緑50銭

tebori20101103-1これは手彫印紙の一番最初のシリーズ、
大型緑50銭のグレースケール画像。

eBayで購入したのだけど色あいは極く薄い緑のため、
後期印刷のようです。

相場よりはやや高めの買い物になりましたが、
これには訳があります。

それは下の額面表示のSENのEの縦棒が消えていることで、
掘り忘れのようにも見えます。

こんな印面の変種は古屋さんの本にも掲載がなく、
ちょっとした驚きです。

菊切手 目打抜けの悪い紙

kikuperfnotclean菊切手の一部にこの目打抜けの悪い用紙があるのは知られているし、このブログでも書いたような気がするのだけど、忘れてしまったのでもう一度書いておきます。

刷色から印刷時期を特定する菊切手の整理法は定着していますが、あの長い期間使われた菊切手で用紙の分類がされていないのも妙な話です。このボサボサ目打の用紙の他に、スケスケで裏面から表の図案が透けて見えるものもあります。

日専での用紙の解説も、今一つ熱心でない振りをしているように見えて、かえって興味津々です。今日のところはネタ振りだけでスミマセン。古屋さんの文献読まないといけませんね。

去年のサマーペックス

blog201010 07紹介してなかったリーフをすこし。第二次動植物国宝の低額面です。このあと1円が手に入ったので、3円をそろえて14円は24円/30円と別のリーフに移す予定です。

3円は見かけるのでそんなに苦労はしなさそうですが、でも和文ローラー印以外を求めるとなると、それなりに美形が欲しいところ。

額面違いで揃ったら、今度は初期と後期の印刷で分けて増やしていくとか。4円はしかし難しそうですね。田型というハードルをかませるだけで、なかなか色々なものが見えてきます。当然オンカバーは狙っていきます。

消印違いはどうでしょう?1円や3円、4円の機械印田型などは想像したくもありませんが、あったらすごいでしょうね。

田型で集めているのは、好きなだけでなく、単辺の満月印だとハードルがかえって高くなっていくから。専門収集家の邪魔はしたくないというのもあります。

シフトチェンジ

blogcb201010このブログはここライブドアに来てからすでに6年超、その前のHP時代も含めるとあと3ヶ月で8年となる。収集日記のスタイルでも一番古い集団に入るだろう。

その間、ほぼメインは国際切手展への出品資格を取るコレクションづくりから、国際展出品作品作りを主体としてきた。競争展出品のコレクションをこういう風に作る、という具体的なレポートをブログ全体として発信できたのではないかと思う。

この3年ほど、仲間の収集家が続々と出品資格を取得し、国際展に出すようになって、本ブログも一通りの役目を終えたように思える。特に知己を得た二人の収集再開組のコレクターがいずれも国際展出品資格をもてるようになったことは、大きな喜びでもある。

むしろそういった展示会向けの作品作りなどについては、このブログではなく、別の形でそういった話題をまとめる時期に来ている。その作業は現在進行中である。

無論これからもそうした話題は時折挟んでいくのだが、今まで以上にここは日常の収集、普段の切手整理の楽しみかたにシフトしていくことにしたいと思う。その意味で一度自分から全部手放したゲンコー領域の切手や、アメリカ切手、その他を従来から採り上げてきたが、これからはこうしたものはもっと増やして行く事になるだろう。

Jスタ20の井上さんが、SILENCE IS GOLD と言って仮貼りのリーフをずっと掲載されてきているのも、もっと身近なもので楽しもうよ、ということなのだろう。展示会に出品しなくても、この趣味は楽しいことがいっぱいあるので、そちらに目を向けて行こうと思う。

もちろん今までの収集も継続して、国際展への出品も行っていくけれども、その辺りでは大きな目に見える進歩はそうそう望めなくなってきている。引き合いに出される切手やカバーも、東欧や中欧、インド土侯国などあまり収集家は多くない。もう少し親しみを持ってもらえる素材にシフトしていこう。そして収集を再開しようとしている人をもっと増やそう。そんな風に考えている。

画像は米国1922シリーズの田型の中額面以上のストック。持っている中から、割とセンターのマシなものを選んで並べてみた。

こんなことは今では中高生のお小遣いでもできるけれど、私たちがジュニアの頃、『スタンプクラブ』をワクワクしながら読んでいた頃はとてもとてもできない事だった。ましてセンターに拘ることなんかとっても無理。でも今はそれがとても簡単にできる。eBayにゴロゴロしてるんだし、アメリカ切手部会展なんかに行っても拾ってくる事ができる。一度集めて持ってみると気分がいいからやってみる事をオススメする次第。

30円郵便配達夫 すかしなし(仮)スイス宛航空便 230円 

blogcb201009 1これはちょっと自信がないんですけど、何枚か浮いている切手をすかして見たところ「すかしなし」のようです。

『全日本郵趣』で今連載していただいている珠数さんに聞いたところでは、昭和26年はまず「すかしあり」らしいので、「すかしなし」だとすれば結構なカバー。

消印が和文でフラフラ、しかも剥がれたのを貼付け直したらしく、うまく消印がタイしていません。でもまあ、私には身分相応なものかと思います。珠数さんには「色を見ればだいたい分かる」ということだったのですが果たしてどうでしょうか。

宛先は手慣れた筆跡でやや読みにくいのですが、封筒の裏面には何も記載がなかったので、筆跡の様子から来日したドイツ系の人が出したのかもしれません。スイスのSchwyz県の銀行員の某嬢宛、となっており、こんなアバウトな住所でよく着いたものと感心してしまいます。

もっとも昭和30年代だと私の実家にも茅ヶ崎市字海岸/名前で届いていた賀状がありましたからこれも同じような感じなのでしょうか。

料金の内訳は第四地帯宛航空重量便、103円x2+24円平面路料金でしょう。

55円 一歩前進

genko201009-2昨日の続きでアブラを売ります。この辺になると、前の所有者が水はがししたモノだけ、という感じになってきます。それでもさすがこのベテランの凡庸でないところは、50円そめいよしのが発行後わずか2〜3ヶ月という初期使用。今となってはその辺の山を掘ってもウカウカと出てくるものでもないでしょう。先達には感謝です。

新55円は随分遅い使用で、あまり意味ある単片とは言えませんが、それでも何もないよりはるかにマシ。後発再開組にとっては、こうした額面が何より難しい。昨日の80円、90円よりも今となっては難しいんじゃないかな。

中断なしにずっと収集を続けていて現行切手メインではない人の新55円のリーフって、どんなのか見てみたい。椙山さんか水村さん、できれば長野行洋さんのなど。興味津々ですよね。

満月印の貼り込み

genko201009ちょっとメンツの少ない額面を補充するために、ヤフオクで満月の貼り込みを落札。80円人物画像鏡と90円土偶はなかなかないので、オーダーキャンセルが見え見えでもとりあえず置いておきますか、という気分。

内容をどうこう言うのはリーフ一面にがっつり貼れるくらい素材を増やしてから。

チェコ最初の切手

japex2009int3JAPEX2009の話の続きです。オーストリア時代の消印を提示して(オーストリア切手のプラハ消印なんかも考えたのですが、話がややこしくなるので割愛)、次にチェコの最初の切手、プラハ城切手を見せることにしました。

最初は10hと30hの田型のみにしようと思ったのですが、競争展示ではないので、一癖あるものとしてプリンターズ・ウェイストを真ん中に挟み込んでみました。プラハ城切手のプリンターズ・ウェイストは複数の版が重なって刷ってあるのが多く、こうした発行切手に近い状態のものは『危険』ですからあまり見かけません。ということで1回転半ひねりをしてあります。

この部分に単片の普通の未使用を貼っていっても、あまり見栄えがしませんので、あえてこういうごつごつしたものを貼ってみた次第。そして下の方に幅のないマテリアルがあるので、上の段はできるだけ横いっぱいに使わないと、空白が目立ってしまいます。

さらにプラハ城切手がサイズ的に大きいから、小さいサイズの鳩/自由に変えるという話をタイトルリーフでしてあるので、この切手の大きさをリアルに示すためブロック貼りとしました。

2段目はオーストリア切手との混貼りで、いわゆるミットロイファーです。期間限定で古いオーストリア切手を併用することが認められました。

そして3段目に一番珍しいグラビア印刷のサンプル、ネオタイプ・エッセイと視線が収斂していくようにしています。そしてそこは二重台紙にしておきました。

ページ全体のマテリアルも黄/茶/赤と暖色系でまとめました。視覚的混乱をさけるためです。前のページは消印を段ごとに統一して、それらすべてが満月印で、切手の色が統一されてなくても消印で抑えていてくれています。こちらのページはそれがないので、貼る切手の色に自主規制をかけるわけです。

水はがし

tr皆さん、こちらにおいで頂いているのは切手収集家の方ばかりだと思います。そして収集家であれば、やりますよねえ、水はがし。何の予定もない雨の日の休日の寝過ごした午後などにするアレです(笑)

で、ふと気がついて検索してみたのですが、「切手/水はがし/新聞紙」で。そうしたらいっぱい出てきたので不安になりました。皆さん、まさか水はがしの切手を新聞紙の上に並べて乾かしていないでしょうね?

新聞紙の印刷に使われるインキの30%以上は植物油なんですよ。

「植物油インキの定義・基準・マークの制定」
http://www.ink-jpima.org/ink_syokubutu.html

しかも新聞紙そのものは酸性紙。酸性紙の上に油を含ませた紙の上で、まさか大切な切手を水はがししてないでしょうね?もし今もやってる人がいたら、すぐに何か別の紙に切り替えてください。

子供の頃、自分が水はがしをした切手にどんどんシミが出てくるのでイヤになったことがあるんですが、収集再開後のある時、ふと気がついて新聞紙を止めてからはそれは全くなくなりました。

stamp drying bookというのもあります。通販で入手可能です。
http://www.hobbyplace.com/stamps/hinges.php
http://www.amazon.com/Showgard-Desert-Magic-Stamp-Drying/dp/B002ERCPRI

チェコ初期の消印

japex2009int2昨年のJAPEX 2009でハプスブルク定刻関連の展示としてチェコの『鳩と手紙/自由/女神』を展示しました。

この展示の手前にはプラハ城切手が展示されていたため、そこから自分の作品への橋渡し的なリーフを3枚、本作品の紹介と二重の役割を兼ねてイントロダクションとして作成してみたのでお目にかけます。

競争展ではないので、作品のテーマ『鳩と手紙/自由/女神』からはずれた素材も許容されるのですが、普通の競争展出品の参考にはなさらないでください。

この時代の消印素材は多く市場に残っているので、これから集め始めても結構面白いコレクションができます。それもあと5年くらいかな。あと8年で発行100年なのでその手前あたりから難しくなってきます。



3円新ほととぎす

cb3enhototoしばらく姿を見せていなかったけれど、ゲンコーもぽつりぽつりと。1円、2円、3円、4円という低額面は貼って使われる可能性がどんどん減ってきており、早めに拾っておきたいところ。

手元にある消印の読める切手を漫然と貼っただけで、何の進歩もないのですが、まずは収集を止めたところのレベルまで戻しておかないと、というリーフです。レイアウトは辛うじてシンメトリーを維持しています。発行されてもうすぐ40年というロングラン切手でもあり、1円前島とともにゲンコーの中では異色の部類に入ります。

真ん中の紙つきは、6円料金の通信教育に適用したのでしょう。最近入手した使用済単片のロットに1枚欧文印があったのですが、左右のバランスを取るためにもう1枚何か欲しい。

ブログ夏休み終了

teboriinshi20100829再開してすぐ夏休みになってしまった本ブログですが、そろそろ平常運転と行きたいところです。

図は大阪のジャパンスタンプオークションの会場で曳いてきた手彫印紙のエンタです。同様の阿波国の書類が7通。これはその中でも一番美しい状態で、5銭茶6枚貼り。しかも次の凸版印刷印紙との混貼り。

こうして見ると「目打8.5」が二つのシリーズの印紙に共通して使われていた時代であることがはっきり分かります。では切手ではその頃どうだったのでしょう?などと考えてみるのも一興かと思います。その他にぼちぼち印面などをも調べて整理していきたいと思います。

リーフその他の手配がなかなか進みませんが、近いうちにご案内できそうです。

ブログ再起動 

dayleaf2010001
えー (´ω`)ご無沙汰しておりました。

2011年の国際切手展の準備に関わっているのですが、時間的な負荷がとても大きくて、ナニかを止めないといけなくなったので、結果としてこのブログがストップしました。お立ち寄りいただいていた方には大変すみませんでした。 大分おちついてきたので、ぼちぼちここを動かして行こうと思います。ちょっと前に再開のスイッチをそっと押してくださった井上マサトさんには厚く御礼申し上げます。

相変わらず「麦耳」集めています。ロンドン展ではブカレスト展での凹みをリカバーして金銀に戻ることができましたが、トリートメントに問題があるこのコレクションをこれからどうしようかと冷静に考えているところです。とりあえず手持ちのもので、出品作品に貼り切れなかったアイテム、外したアイテムをまとめて整理しておきたいという主旨のリーフです。このリーフの次には同じ3BANIのすかしなしが来ます。

この中ではすかしIIの田型、目打11.5が問題で、この組み合わせは1974CMPRには掲載されていませんが、どう見てもこれはすかしIIで、しかもすかしポジション3(天地逆)なのです。しかし確信が持てず、とうとう出品リーフにうまく嵌め込むことができませんでした。もっとも、こういうすかしのお話は、ブログでは見せにくいので向いていませんね。外国切手なら尚更ですか。

こうやって貼ってみると、展示会に出すにはセンターが落第のアイテムはまだ多いですね。すかしIIはギリギリ合格ですが、III,IVはこれではアウト(前は展示会作品のIVのところにこの2点を貼っていた)。Vの2点は合格です。

リーフはとつくに会の井上さんの遺品を譲り受けたエグゼターのリーフ。ストックリーフはこういう作業には不向きです。見せるリーフではなく追加で貼り込んでいくのでプリンタの事は考えず書込も手書きです。今年最初の書込にも載せたように、今このサイズのリーフを普段使いにも、場合によっては展示会用にも転用できるような仕様で、今見積をとっています。

DEVONリーフ自作オーダーの試み

GB-gibbonsdavonx10今さら手遅れですが、明けましておめでとうございます。本年もおつきあいのほど、よろしくお願い致します。しばらくご無沙汰しておりましたが、生きておりますのでご安心ください。

前にも一度書いたことがあるんですけど、コレクションが何冊かのアルバムになると収集家として安定してきますよね。収集を再スタートする人はそこが大切なポイントです。やはりちゃんとしたケース付きのアルバムバインダーにリーフを収めると、達成感が違いますから。

画像は暮れにギボンズから届いた古いタイプのDEVONアルバム、スリップケースとバインダーのみ10セットです。全部で送料込みで4万円くらいだったかな?上代だと1冊6000円以上ですし、現行のDEVONアルバムの装丁がちょっとビニールっぽくってあまり感心しなかったので、最後のチャンスと思ってまとめて購入しました。『リア充』ならぬ『バインダー充』です。再スタートする方はそこそこのバインダーをまずはまとめてお買いになってみることをお勧めします。

DEVONは今は亡き日本の名アルバム、フィラートのサイズと同じサイズ。リングではなくパイプ形式なので着脱は不自由ですがバインダーの背幅あたりの収容量がリングバインダーの1.5倍はありそうです。リーフは今のPLUSリーフだと十分な厚さがあるのですが、50リーフで10ポンド、100リーフなら3000円近くもして、プラス送料とお安くない感じです。で、自分で紙からオーダーしてみたらどうかなと紙の問屋さんと交渉中です。もちろん方眼あり、穴ありで。100リーフ1800円くらいならという感じですかね。私の目で納得できるものにしますので、ご興味のある方はアドレスつきでコメントに所要量を書いてもらえれば検討します。方眼なしの方がよければその旨も。

全日本切手展2010 作品募集要項の発表

全日本切手展2010の募集要項が発表されましたのでお知らせします。
なお本要項は年末年始着予定の「全日本郵趣」に1月号にも掲載されます(本記事は年内いっぱいブログトップに置きます)


今年の大きなポイント

1.作品募集期間は平成22年3月1日(月)から3月18日(木)まで
2.一般競争部門のフレーム数上限を3から5に引き上げ
   つまり2,3,4,5フレームのいずれでも出品可能
3.ワンフレーム部門の設置(国際切手展出品資格対応)




名称「全日本切手展2010」

主催 郵便事業株式会社、後援 財団法人日本郵趣連合、財団法人日本郵趣協会

期間  平成22年4月23日(金)〜4月25日(日)
   浅草スタンプショウと同日開催

会場 東京・大手町 逓信総合博物館(ていぱーく)

詳しくはこちらの応募要項をご参照ください。

http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2009/1216_01.html



ナポレオン20C無目打の色調

908survert1続いて一番分かりにくい色調だろうと思われるsur vert。つまり紙が緑ということですが、無論正面切ってのグリーンではなく、こんな淡い感じです。言われてみればなるほど緑。

この項、20C無目打は色調をタグにつけているのでsur vert でもsur lilasでも検索して複数のサンプルが出てきます。そろそろ読者の方のお役に立っているのでは?

このあいだ紹介したSTAMPEDIAは1種1画像を厳守しているようですが、収集家のニーズにも色々あり、ちょっと深く掘りたいときは色調のサブバラエティがまずは一番でしょう。それも全部未使用となると、多分フランス1国だけでも超大変。色調サブバラエティのページで色々な事例を見られるユニットがあると、大分嬉しいのですが。私ユニット作って画像データ売り込みに行こうかしらね(笑)


691_001lilas

ついでに、往々にして一番珍しい色調のlilas。画質が不鮮明ですけど、ほんのり赤味がさしていて、全体にぼんやりした感じが特徴です。これだけsur vertと差がハッキリしていれば納得できるのではないでしょうか。

ナポレオン20cの色調


bluefonce-balck

普通のbleu/bleu fonce/bleu noirも並べて見ておいていただかないといけないですね。ここの3枚は同条件でスキャンされていますが、他のアイテムはまた別の条件かもしれず、色調は基準が難しい。色々見なれてていく事で、勘を働かせるようにするのが大切だとおもいます。

2つ前の記事で掲げたは非常に強めにライトが当たっていたのかもしれず、今回の3枚はちょと暗い印象に見えます。そんな差を勘案しつつ見てください。belu noir は一般にかなり少ないのですが,bleu fonceとの差はなかなか微妙です。


閑話休題

全日展は今年から、大きく変貌を遂げていくことになります。そのひとつが5フレームへの枠の拡大。これは割と大きいシリーズを専門で収集している方には朗報でしょう。今までのように圧縮して3フレームに纏める必要がなくなったのですから、今までそれで出品を躊躇していた方からの申込も増えることでしょう。

日本国際切手展2011 報道発表

郵便事業株式会社から12/7に報道発表がありました。
2011年7月28日から8月2日の6日間。場所はパシフィコ横浜です。

http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2009/1207_01.html

郵趣連合ブログでも、同内容に準拠して掲載しています。
http://blog.goo.ne.jp/yushurengo
本ブログ右サイドのLink先からも行けます。

公式ホームページもオープンしました。
本ブログ右サイドのlink先に固定します。
http://philanippon.jp/

久しぶりにナポレオン無目打20c青

france14napo20c001この切手、ずっと放置していたのだが、2枚拾っておいたのがネパールや日本切手の額割れと一緒にイタリアのエロおじさんwから届いた。1000円切手4枚で2600円だったから、他に買った切手がだいたい無料という有難い話。

左が普通の青.....かと思ったらタイプIIではないか。14Bc bleu sur azure だろう。紙の色が明らかに白紙とは違う。ちなみにazure(アジュール)は極めて薄い青、lilas(リラ)は薄い紫、vert(ヴェール)は緑。

http://www.nicopon.com/iro/france/
フランスの伝統色、というサイトもあるので覗いてみてほしい。

左側はタイプIで間違いないと思うが、色はスキャナでは割と明るめに出る。しかし妥当なところでは 14Aa bleu fonce sur blanc という判断だろう。 下辺右よりに枠線切れがあって、すこし能書きがつけられるかもしれない。tres-fonce や bleu noir といったものではなさそうである。

どちらもそれほどのプレミアムにはならないのはご愛敬だが、14Bcは正直言って自信がない。14Bb bleu sur lilas pale だと上代で400ユーロを超えてくるので、この辺はおろそかにできないのだが.......何分トータル200枚弱ではお話にならない。

はい時間切れ(笑)後日の宿題です。原稿まとめないと今度は印刷の遅延になってしまう。

それにしても一つ前の記事、STAMPEDIAには驚いた。知っている事実のみ書いたが、他の国もこの調子で未使用切手で見せてくれるのだろうか。えーと、ルーマニアも?もちろんモルダビアの牛が大問題。興味津々である。

STAMPEDIA

hradcany09006新しい世界切手カタログサイトが立ち上がりつつある。
http://www.stampedia.net/

フランスとモナコを皮切りに、順次リリースされていく様子。
全て未使用切手で、おそらく単一のコレクションから画像を
切り出しているように見える。切手のコンディションを見れば
今後の展開に大いに期待が持てる。


更新予定情報はtwitterでオープンにされている。
http://twitter.com/stampedianet

『全日本郵趣』発送に時間がかかりました(*_ _)人

austriasewingstamp002『全日本郵趣』誌ですが、色々と手こずり一部の方への発送が遅れてしまいました。申しわけありませんでした。今日発送は全て済ませましたので、遅くとも土曜日までには到着すると思います。

画像はeBayのセラーからの封書に貼ってあった刺繍切手。こういう切手があるあるとは聞いていましたが、見るのと聞くのとでは大違いで、やはり手元に来ると感動するものがあります。

まさか手縫いの刺繍である訳もないのですが、目打までこうして表現するのか、というあたりは圧巻です。本当に自分のところにないと、目にはうつっていても、実は見えていないのだな、と気づかされた次第。

JAPEX 2009(5)企画展その2

teborircornertombo001斎藤さんのオーストリア初期や高久さんのプラハ城、国際展でもLV以上ランク・8フレーム縛りになるこの2作品は別にしても、今回の展示では興味深いものが多かったと思います。

特に注意して見ていたのは、やはりルーマニア収集の同僚、寺本さんの『King Ferdinand I Engraved and Typographed』。全日展2008で金銀賞を獲得し、国際展出品資格を得た同作品ですが、1年半で5フレームに伸ばしてきました。このシリーズはリーフ作りをするには困難な切手が、高額はもちろん低額面でも中額面でもあって、厄介なシリーズです。それでも地味ながら、うまく増やしてきています。リーフ作りも安定していて美しく、左右にしっかり拡がったレイアウトが好ましかったですね。

課題をただひとつ挙げるとすれば、使用例の収集です。寺本さんは真正面から、私はナナメから、それぞれこのシリーズの良いカバーを捜しているのですが、なかなかいいものが見つかりません。

ルーマニアのこの年代のカバーと葉書はどうもシミが出たものが多くて難儀しますが、それ以上に「目を惹くカバーが少ない」のです。本国のオークション誌を見てもツルっとしたひっかかりのないものか、どうしようもない肉肉汁汁なゲテ味満載の混貼りくらいしかありません。それも消印が綺麗ならばまだしも、ねこが地団駄を踏んだようなひどいものばかりでがっくりです。発行期間である約10年間に渡って郵便料金の変化がなかったために、切手そのものの使われかたが半端なくバラエティに乏しいのです。

グランプリ作品の隣で地力を発揮していたのは、奥山さんのプラハ城切手です。珍品の一斉射撃と言っても良い高久コレクションとは別に、こちらは研究コレクション的なアプローチ色が強く、そうした作品作りを目指している人は必見。特に奥山さんは震災切手も集めていて、そのコレクションも良く見ているため、その目でプラハ城切手を解析している感触があります。震災切手コレクターはこのコレクションを見せてもらう価値が大いにあるでしょう。震災切手に限らず、第三次昭和から新昭和切手・塔30銭あたりの、製造面で勝負をかけないとイケない切手を集めている方はぜひ。

板橋さんのブコビナのコレクションはリーフづくりの点で面白いものでした。説明の文字は、こうした企画展示ならあれくらい大きくして分かり易くした方がいいかもしれません。ちょっと蒙を開かされたプレゼンテーションでした。切手の対象としてもルーマニア地域ながら、ストレートにオーストリア=ハンガリー帝国との関連がわかる切手でしたので、良い選択をしてくれたのではないかと思います。

画像は、昨日届いた手彫印紙・洋紙1銭(証29)の使用例。50面シート、第4コーナーのトンボつきです。目打10の灰黒、文字の特徴から第15-16版と知れます。1876年の発行ですから旧小判切手発行の頃。目打10の具合も小判切手の目打10と良く似た雰囲気です。恐らくは一緒でしょうが良く知りません。

JAPEX 2009(4)企画展その1

nepal038_001特別展示の『ハプスブルク帝国展』。多くのオーストリア・ハンガリー帝国と関連地域の伝統郵趣コレクションやマルコフィリー、郵便史コレクションを集めることができて、このジャンルでは初めての企画だったという意味がありました。外国切手のコレクションがこれだけまとまって国内展に展示されたのは、最近では珍しいことでしょう。

しかし、各コレクションが、ほぼ競争展出品時の仕様そのままで展示されたのはまだ良いとしても、何かこの企画の全体の意図を案内するようなワンフレーム作品か、もしくは解説パネルが欲しいところでした。そうでないと、例えばなぜルーマニアの1908年からの普通切手がハプスブルク帝国と関係があるのか、西洋史に興味がある人でもないと分かりにくいでしょう。

本来なら私が自分でそれを考えて作っても良かったし、またそれだけのマテリアルと資料は、なんだかんだと手元にある領域なのですが、今回はさすがに2011日本展準備との関係で時間がありませんでした。辛うじて自作に限ってイントロダクションの部分を付け加えた程度に終わっています。第1フレームの1番上の段、タイトルリーフの右3リーフをイントロダクションとして充てました。プラハ城切手時代に見られる帝国の名残や、どうして新しいシリーズに移行したのか、という事を紹介するページです。この辺が非競争出品ならではの楽しいところ。

ただ、いかにもにわか仕立てでしたので、もう少し適切な材料を調えて、本腰を入れてやりたい。将来的には展示会で賞の事は度外視して、シリーズの前史からが分かるマテリアルを、冒頭で1フレームくらいなんだかんだと示してから、次にプルーフやエッセイの類で1フレーム。そして残り6フレーム(今よりプラス1フレーム)くらいでこのシリーズ本来の発行切手を見せる、という事はしてみたいと思っています。

えー、柏木さんに、「あの鳩と手紙の切手はああして見るといいね!」と元気に声をかけてもらったのは嬉しい事でした。

画像はネパールの古い普通切手、『セカンドシリーズ』の『ローカル印刷』。前にも出てきたかもしれないが、イタリアのエロスキーという冗談みたいな名前のおじいさんから安価に譲っていただいたもの。収友の集めている切手は一度はこうして手にとってみたいもので、ネパールは今まで不思議と機会がなかったが、今回は少し量がまとまって入手できた。

JAPEX 2009(3)

忘れた頃にやってくる私のJAPEXレポート3回目。今回は印象深かった日本伝統郵趣の展示についてお話してみます。

日本切手部門の作品を見ていって感じたのは、美しい作品ほど上位の賞になっていた、という事です。青一、U小判、産業図案・昭和すかしなし、動植物国宝シリーズの4つの作品はことに素晴らしく、これだけでもう1冊のブルテン2を作って欲しいくらいですね。

U小判はマテリアルの美しさ、端正さが群を抜いていて、おそらく「珍しくても綺麗じゃないとここに入れない」という確固とした意思を感じました。ここまで徹底してリーフでそれを実行できるのは大変な事だと思います。もっとも、その大変さも、ここまで来るとあとは出品者ではなく「作品そのもの」が意思を持ち始めるので案外楽かもしれません。

単片の使用済は全てが満月印と言ってもよく、またそれをリーフごと、少なくとも段ごとに見た目の形式を揃えていくのは大変な作業です。あえてマルコフィリー的な要素に辛いJAPEX(偏見ですかね)にこれでもかと。

私も及ばずながら麦耳のリーフから半欠けの消印の単片を一掃してみる事にします。

次は動植物国宝切手。1次80銭多宝塔の田型使用済が3点並んだあとに、田型を加貼した使用例が配置してあるのにはシビレました。あと何組の80銭田型が山路コレクションにはあるのでしょうか?底なし沼を覗いたような気がしました。

前に第二次動植物国宝シリーズの展示を見てから、私はある意味で山路さんの作品の手法、つまり額面ごとに見せ場を変えていって、同じパターンにならないという手法を意識するようにしています。しかし意識しているだけで山路は遙かに遠し。

青一は私は語る資格がないので、申しわけありませんがパス。『全日本郵趣』で記事を編集している門前の小僧の目で産業図案・昭和すかしなしをみると、これが前回のアンバラスながら破壊力のある第1次動植物国宝の7フレーム展示とはうってかわって、多数の額面をとてもバランス良く展示されていて驚かされました。出品者の赤塚さんは、日本切手をこの調子で遡っていくとの事なので、来年は新昭和をどう料理してくれるか、今から楽しみです。

記念切手の展示は、昔収集家だった友人を引っ張っていくと、とても懐かしがってくれたので、こうした展示は毎回して欲しいものです。例えば今回は展示のなかった1972年から1980年代までの切手にしても、最低でも20年は経っているわけで、今の30歳代の人達にとっては懐かしい切手でしょう。

画像は記事と無関係の最近の入手品です。偶然にセンターの良い田型を発見。消印はフラフラですがTOKYO 1929.1.30.で間違いないでしょう。この辺になると右も左も分かりませんが、とりあえず1枚。
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プラハ城切手番外地(2)

昨日の続きです。最後にややこしいと書いた、プルーフとプリンターズウェイストの中間的なもの。

昨日の画像で言えば2段目から下が、全部ソレに該当します。2段目の右から2枚目の黄緑5hと3段目の右端20hは見た目実際に発行された切手の用紙のようですが、ピンセットではさんでみれば発行された用紙と違うのは明らか。他はプリンターズウェイストに良く見られる暗めのピンク色の用紙です。

で、プリンターズウェイストなら幾重にも重ねて刷られているのが普通なのですけれど、この2段目から4段目にかけては、そうではなくプルーフっぽい扱いをされているようです。中には5段目の右2枚のように目打まで打たれている始末。

こういう扱いをされてプルーフ面をしているモノは、「鳩と手紙」「自由」には結構たくさんありますが、プラハ城切手にはそんなに多くないのです。

そしてさらに追い討ちをかけるかのように、裏写りブロックというゲテモノが登場。

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プラハ城切手番外地(1)プルーフとプリンターズウェイスト

hradcany09010これは一体ナニモノ?
こういうロットに入っていました。えーと(汗)いろいろごちゃ混ぜです。プラハ城切手は、ほとんどがプリンターズウェイストと言って印刷機やインクの出具合をみるために試験的に紙に印刷したもの。直訳すると「印刷屋のゴミ」ですからね。幾つかの額面や単一の額面が何度も重ねて印刷されてもおかまいなしです。アウトプットが目的ではなく印刷機のチューニングが目的で、プルーフとは違うのです。ここで言うと一番上の段、右から2番目は明らかなプリンターズウェイストでしょう。

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プルーフはそれでは何かというと、あくまで試し刷りをした結果をサンプルとして提供するためのものデス。実用版を使って印刷されたプレートプルーフと、実用版を転写する前の1次原版・2次原版を用いて印刷したのがダイ・プルーフと理解していますが、それでいいでしょう。幾つかの額面を組み合わせて刷ったものもあります。

プレートプルーフの中には色をさまざまに変えて、どの色で発行するかを検討する目的で作られたものがあります。これは特にカラー・プルーフ、あるいはカラートライアルと呼んでいます。この画像では1段目の左端の300hがそれに相当します。本来300hの正規版はもっと青がかった緑で深い色ですが、このカラートライアルはやや浅い黄緑系の緑。アップルグリーンというような感じですね。

プルーフの中では墨一色のものもあって、それはブラックプルーフと呼ばれていますが、図案の細部をチェックするためのもので、ダイプルーフの段階で作ったものが多いようです。また版を作る途中の過程で刷られる事が多く、版の印面と印面の間が綺麗になっていなかったりします。

プラハ城切手でややこしいのは、このプリンターズウェイストとプレートプルーフの中間が存在することです。

JAPEX 2009(2)

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引き続き外国切手の展示についてお話をしていきます。

野村さんの種まき切手コレクションについて少し補足しておきたいと思います。このコレクションは、種まき切手という枠にとらわれずに、広く伝統郵趣の手法で切手を集めている人に見てもらいたいと感じた作品でした。

種まき切手は集めてリーフの上に整理していく上で、様々な問題が出てくる結構厄介な切手です。特に困るのがシンメトリーなレイアウトをなかなかさせてくれないマテリアルが多い点です。

野村作品のレイアウトはそうした左右非対称になる素材を配置するセンスが抜群によく、従ってリーフ全体がどっしりとしながらも、見易く整理された印象を与えてくれます。タイプ違いを示す図の配置の仕方や、その微妙な違いを分かり易く表現する言葉、矢印の入れ方などなど。これはもう百聞は一見にしかずということで、実際に見られなかった方は、ぜひブルテン2で自分のものにしてほしいですね。

特に震災切手以降の日本切手を集めていらっしゃる方は、その研究の成果をリーフ上に表現していくために、左右非対象のレイアウト技術を磨くことが必須だと思います。本コレクションを掲載してブルテン2はその格好のガイドブックになることでしょう。

同じ種まき切手を出品された松井さんは、この巨大な野村コレクションの隣で割を喰った感じでした。たねまき切手のコレクションとして、さほど重要ではないと思われる絵葉書の裏面といいますか、表面といいますか、その絵がある側のカラーコピーが目立ったのは審査する側からは減点の対象となったかもしれません。

しかし、これはこれで当時の絵葉書ブームがどれくらいのものだったかを示唆してくれて、展示会場でも引き立って見えました。詳しくはないので、判断は今ひとつできないのですが、コレクションの根幹になる切手もしっかり揃っていたように感じました。競争展であっても、自分のやりたいようにして出す、遊びたいようにして遊ぶというところは、ある意味大切にしないといけないなと思わされた作品でした。


画像、ちょっと時間がなくて前にも出したリーフ、今回の特別展示でも出したので代打で登場。困ったリーフですがそのまま、えいと。

JAPEX 2009(1)

hradcany30hx8今回のJAPEXは、高久さんのプラハ城切手のコレクションが大金賞+GPを獲得。古くからの収友として惜しみなく拍手を送ります。猛烈に集めた数多くのマテリアルの中から厳選し、バランス良く抑えて美しく構成したコレクションは、洗練された素晴らしい作品となっていました。

今年のJAPEXのブルテン2は、このグランプリ作品と住野賞を受賞した野村さんの種まき切手8フレーム、そして小倉賞受賞の大沢さんの視覚障害が全リーフ紹介されるということなので、会場で早速予約の申込みをしておきました。今年のこのブルテン2はお勧めです。何たって外国切手の金賞クラスの作品が全部で13フレーム、200リーフ以上にわたって1冊にまとまって見られる機会はそうそうないのですから。

その野村さんは、前にゼネラルコレクターの集まりで外国切手のミニペックスをした時にお誘いして、このシリーズを出品してもらった事があります。その後しばらく静かだと思ったら、この難しい切手をほぼ完璧にまとめ上げて、分かり易い展示作品として示してくれた。驚くべき事にこれが競争展初出品で金賞。こちらにも惜しみなく拍手を送りましょう。おめでとうございます。

高久さんのグランプリコレクションは素晴らしかったのですが、地味に研究を重ねた奥山さんのコレクション(非競争出品・ハプスブルク帝国展に展示)もまた味わいの深いものでした。いずれもっと大きいコレクションとなって、また姿を見せてくれることでしょう。

プラハ城切手には個人的に色々な感慨があるのですが、まあそれは置いといて、今日の画像は最近の落札品から30H赤紫の目打つき。上の2段が大きく右にシフトしているのがお分かり頂けると思います。さらに1段目の左は印面上部の「POSTA」のAに左側に大きな白点、その右は「T」の横棒が太く、版欠点リストから容易にポジションが特定ができそうです。 

ところでこの30H赤紫は、無目打切手が高いのは割と良く知られているが、実は目打つきの珍しいものの方がずっと厄介なのです。このブロックは、目打は櫛型目打11.5でありふれているのですが、しかし単線11.5になると珍品。一方で細かい13.75目打は櫛型でも珍品で、単線13.75だと大珍品。そして11.5x13.75のコンパウンドが同じく珍品クラス以上。ということで30h赤紫は細かい目打13.75の切手と、単線目打に注意していくことになります。もっと分かり易く言うと櫛型目打の11.5目打以外は全部珍品以上ということです。

この30Hに限らず、プラハ城切手は目打の他に刷色にも著しい変化があり、それらを組み合わせるとコレクションは随分と拡がっていきます。展示会に出して賞を云々する以前に、もっと多くの人が集めて楽しめるだけの素材が転がっている切手ですので、どうぞ気楽に集め始めてみてください。

JAPEXみやげ〜 巨大な日本橋櫛型印(昭和32年)

genko2ji1en001画像は三日目の夕方にしてようやくJAPEX会場で唯一購入したアイテム。腰を下ろすと目の前に開かれていたストックリーフにこれが挟まっていた。文献などと一緒に購入しました。

裏糊が残っているのがアレなんだけれども、近くにいた人の意見では、もっと大きい枠の印顆に普通の櫛型印を押し込んで使ったのでは?ということだった。そう言われると、全体に枠の中で文字が左寄りになっているので、そんな感じがする。櫛型印の構造にはとんと疎いのでご存じの方はご教示ください。

これは定位置版で良いんですよね。高位置版のブロックはすでにあるので、両方揃ったのは吉。展示会そのものについては明日以降にアップしようとおもいます。今年で残念だったのは、しばらく出席を続けていた外国切手収集家の会合に出られなかったこと。お声をかけてくださったかた、どうもすみませんでした。


火ではないのにアブラを注がれると燃える

うっかり試行印のブロックなんてアップしたら、資料がメールで送られてきて、アブラを注がれております(笑)。

資料からは、想像通り少ない切手は少ないという結果がでましたけれど、410円の摩耶夫人よりも400円ジャストの天燈鬼が少ないというのは盲点でしたね。250円狛犬に至ってはさらにイケマセンが。

あと難しそうなのは当時の80円土偶?90円画像鏡は別格として、伏兵が60円水仙と5円?3円?1円でしょう。しかし、それにしてもナカナカ大変な作業ではあります。shikou003


で、手持ちの未整理の紙付きの袋の中からピックアップしてみたのがこの画像。

この中では津の500円婆娑羅大将、山形の70円松竹梅、前橋の5円コブハクペアあたりが、切手と局の組み合わせでギリギリ佳品と言えるかどうか。紙から剥がしてリーフに貼ることになりそうです。5円はペアだけど、上だけ満月なので切って使うという選択肢があります。

前の記事のコメント、油谷さんありがとうございました。ホントだ、使用開始1ヶ月内の初期使用ですね(笑)。試行印開始の年月を資料で見ても、そこからその使用開始初期の消印を捜すという基本動作に繋がらないので、どうにも困ったもんです。

書留速達書状でも610円ですから、それを超える200円切手の田型だとやはり少ない気がします。CTOかどうかは置いておくとしても郵趣家絡みのものであることは間違いなさそうです。

「そのわりには、アルバムの中はクソ寒いですね」

blockETC0909001「そのわりには、アルバムの中はクソ寒いですね」

俺の事かと思ってドキっとした。そのあと爆笑。心臓に悪いので止めてほしい。

それくらいこの時期以降になると私のゲンコーアルバムは寒いことになってきます。

赤はにわ試行印田型、名古屋中央S57(1982).6.29.ありふれた物どうかは分かりません。田型使用済収集の難易度は時代が平成に入っていくにつれて加速度的に増していくと理解していますが、試行印はとりわけ外野からは見えないのです。残念ながらこの頃は私は大学で囲碁ばかり打っていて、切手からは遙か遠く、当時リアルタイムにモノを見ていないのが致命傷。

『チェコスロバキアの初期のカラーハンドブックを作る』

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......という企画はないんですが、こういう売り物を見ると、本当に必要だなって思います。

こうしたものに何のコメントもなく10ヘラー黄緑・無目打と書いて半端に高い値段をつけていると、初心者と言うと言葉が悪いかもしれませんが、そういう人が勘違いして買っていってしまう恐れがあるのです。そしてある日それが何であるかが分かって、凹んでしまう。チェコの初期がイヤになってしまう。悪くすると切手収集そのものがイヤになってしまう。コレの本物はドレか、どんなのか。PCの画面では限界があるんですよね。そしてネット上の切手の売り手って、本当に玉石混淆です。

でも実際にチェコの初期はそういうカラー文献が日本では存在しないので、そして私も胸を張ってこれはこれ、あれはあれ、という具合に言い切れないので、何人かで集まってカラーガイドブックを作る必要はあるんじゃないかって思います。チェコの初期は、日本にはかなりモノが集まっているのです。切手であるものも、またそうでないものも。そしてその一方でネットでは本当に新手の怪しいものがザクザクと出てくるので、被害に遭わない為にも、集めている人は1冊1万円出して買って絶対損はないと思います。

伝統郵趣で一番困るのは、カタログのない部分。そしてカタログは正規の切手にどうしても縛られていくので、エッセイ、ダイプルーフ、プレートプルーフ、カラートライアル、プリンターズウェイスト、といったあたりの収集のゴールが見えないんです。まして整理したり展示会に出そうとすると、途方に暮れるはず。

日本切手でも、鑑定書は連合で最低1枚5000円かかります。送料などの往復経費ですぐ6千円超。鑑定書2枚分弱の値段でそういう本ができるのなら、もっと広がるんですけど。作るとしたら、日本語表記だけでは不充分なので、英語と併記。日本だけでなく世界的に売れると思いますよ。

ルーマニアはね、あれは変態が集めていればいいので、放っておいて大丈夫です(笑)。でもチェコはカタログコレクションをしている人の数からして全然違う。おそらく30倍はいらっしゃる。そこから「じゃあもうすこし突っ込んで集めてみようか」という人は必ず出てくるので、そうするとすぐにでもeBayでこれらのアイテムの洗礼を受けることになります。

そろそろ1918年から100年の2018年が見えてきました。これからプラハ城をはじめ、チェコの初期は100年経過というひとつの関門をくぐるわけで、それは例えば菊切手が1999年以降、集めるのがぐっと難しくなってきたのと同じステージに入ることを意味しています。


※まぎらわしいタイトルだったので『』をつけました。
まだ十分まぎらわしいですが

サマーペックス出品物(5)止

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最後に1967年シリーズ、私にとって真の現行切手ですが、一度全部処分してからの再度のお遍路さんなので、隔世の感があります。7円15円は、そりゃあるけれども、前の1966年シリーズでも同じ図案のものを見せているので、省きました。

従って上段では3円切手帳の田型ダブル印を中心にします。1972年はこの切手帳の発行年ですが、さすがに7月になると7円葉書も使い切って余ったのを塊で使用したのかも。そしてその左右に1円・3円となるとこれしか持っていないんです。1円切手、特に発行当時の使用済田型非ローラー印は難物でしょう。

以下はさらさらと人がくれるものを集めて、できたらなるべく欧文印でというキモチです。20円のフジは難しいですよね。

65円のKYOBASHITORIは田型でなく不正な出場ですが、最初の方を余裕で彫っていたら、後ろの方がキツキツになっていった様子が分かって愛嬌がある。監督の特別推薦で横向き寝たまんまでゴーです。

これはカタログコレクション的な作品だから切手は正位置で貼らないといけん、と田辺猛センセが草葉の陰で嘆かれようと、今回私はこれを横向きに貼りたくて出品したようなところがあります。

以前JAPEXで、あのスロベニアの小さいチェインブレーカー切手の、長い長いブロックをバッテンに貼り、遠くから眺めてニヤニャするために出品したのと同じ気持ちなんです。

サマーペックス出品物(4)

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田型祭りを東西で敢行している、という訳ではありませんが、物事には流れというものもありますので、流され続けてみるのです。ルーマニアのヒゲ親爺温泉と、チェコの鳩の噴水で大人しく泳いでいても良いのですが、たまにハマで潮風に吹かれるのも乙ではないですか。

額面揃えをと思ったけれど、90円が依然として高いハードルで、次が4円、6円と難しい。4円と6円はローラー印を黒々と押されると濃い目の刷色に混じって気持ち悪くって引っ込めました。代わりに桜の花を左・中の刷色と消印違い、右の切手帳で揃えてあとは野となれ、といったのがこのリーフです。120円の別納ローラーが一番早い使用ですが、これの消印を云々するよりも90円の入手が先です。

コレクションは磨くことが大事、と言われます。しかしそれは数を集めた結果の上での話。私は、分相応に初心者用の格言を自分に適用。
磨くよりもまず拡げよ。

サマーペックス出品物(3)

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実際の展示からは間引いて出していきます。2次動植物国宝は、高額の方をセレクト。実は20円までの低額面の方が難しいかもしれない、とようやく気がついています。1円、3円、4円は非ローラー印だと実際どれくらいのモノがあるのかという問題。

このページは24円と30円、そして75円はさすがに入手がかなわず。35円は初期と後期の濃淡や、右下白抜けなどが加わると良いのですけれども、そうやすやすとは行かない様子。45円も見た目で初期と後期に分けられるので、将来はグラビア印刷だけで独立させたいところです。

50円にはっきり濃淡の差のある、欧文三日月印と欧文ローラが並んだのは嬉しいのですが、100円はお世辞にも綺麗なのがなくて、爆撃されたような三ツ星印はあるけれど、今回は省略です。硯はオンピース、入れなければ良かったですかね。でも下の方がスカスカになるのが嫌だった。欧文ローラーも普通の櫛型印もあったので、ここはリーフをきれいに持っていくべきでしたか。

サマーペックス出品物(2)

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『全日本郵趣』の入稿作業中なので簡単に。

一番頼りないページがこれで僅かに3点のみ。もう2点、1円と5円くらいは増やしたいものです。24円はまっとうな使用済田型を私が持っては畏れ多いと思うのでこのFDCで代用です。あー、でもこれは本当にモッタイナイですね。欧文印でも和文印でも何でもいいから、普通の消印で押しておいて欲しかった。現存30〜45点の仲間入りができたのにね。

澤先生の原稿に、昭和29年には、40円あればラーメンが3杯食べられた、と書いてあったので、この切手の田型は額面で少なくともラーメン7杯か8杯に相当する勘定。そうすると、額面24円×4=96円は、どんなに安くとも今の3千円、普通は4千円から5千円には相当する訳で、そんなFDCはなかなか作れないですよね。詳しい人ならこのFDC、どこが作成したかをご存じかも。

サマーペックス出品物(1)

j-stamp20で井上正人さんが使用済田型祭りをしていてびっくり。ようやく気がついてサマーペックスに出品したのをスキャンしました。例によってずぼらの極致で3円だけ台紙つきだったりしますが、そこはこの中で一番珍しいという事でご勘弁を。

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このリーフを送り出した後で30円郵便配達夫の田型が手に入ったので、残りの大きな山は5円茶摘になりました。16円の穂高は「産業図案じゃないもんね」と思っています。2円と8円が未収のほか、輪転と平台の区別もまだあるので油断出来ませんが。

この中では20円の植林2組の田型が、見た目かなりの濃淡違いに加え、用紙の色にも差異があって個人的に興味深いです。『全日本郵趣』では珠数雅さんに「産業図案切手」の連載を書いて頂いていますが、この用紙の違いについては、2009年3月号のこの切手の記事を読んでも触れられていないので、私としてはお手上げです。皆さんのお手元の植林切手はいかがでしょうか。

500円機関車は、和文の櫛型印が6枚ブロックならあり、しかもここに貼ってある欧文ローラーと用紙の色が違うのですが、バランスが崩れるので貼りませんでした。それを田型に切ったりすると、途端に100円の方で綺麗な消印の6枚ブロックが手に入ったりするものなので(笑)。ここにある500円の欧文ローラー印は、文字の並びから間違いなく(OT)ARUですが、北海道で唯一機関車製造工場のあったところであるという、ちょっとした関連性があって面白いのです。1961年11月の使用というのですから1955年に硯500円が出てからも6年後、という極めて後期の使用です。

西洋文明の多くは、保守的な本土に先立って、旧幕臣系移民団の多い北海道が格好の実験場となり、小樽が我が国のファーストランド(上陸地)でした。(「モノづくり職人ホームページ」>>小樽の職人 http://www.mics.co.jp/grp/shokunin/otaru/03alacal.html より引用) 

アルバムリーフ探求品あり

c6271ec5.jpgジャパン・スタンプ商会さんで扱っていた、フランクゴッドン製の特注リーフを定価でお譲り頂ける方はお知らせください。しばらく前に「全日本郵趣」で画像のような広告をだしていたものです。

未開封でなくても30枚とか50枚とか60枚とか、半端な数でもOKです。その場合は例えば60枚なら6600円という具合に、保護ラップ込みで1枚あたり110円、送料別途でお願いします。リーフの状態にヤケや折れ、汚れなどのない美品に限ります。

本件はとある知人の収集家の方から、展示会出品作品を作るために使用したいというリクエストに基づくものです。ジャパンさんでは品切れになっている様子。

cbreaker61●gmail.com 宛メールをいただければ幸いです。保護ラップのない場合などはご相談させてください。(本記事はしばらくブログトップに常駐します)

(Faxにてアドバイスをいただいた方、ありがとうございました)

ロンドン展に向けて(3)消印の補強

a8f051ba.jpgこちらは主に消印の追加素材中心に雑多なものが詰めてあります。

最上段真ん中のグリル消しは普通1860年代中心に見られるもので、日本で言えば菊切手に不統一印が押してあるようなもの。麦の耳上にはほとんど見掛けません。調べて貼り込む場所を考えたいと思います。

こうして見ると本シリーズは消印の型式そのものが異なるものが多く、上手に製造面のぺージに折り込み、ところどころ消印だけのリーフを挿入していけば、変化に富んだリーフになる筈です。中でもドナウ河の船舶消印はやはり魅力的です。


ひところ騒ぎがあった国際展・伝統郵趣における「プレスタンプ・スタンプレスカバー・消印のプレゼンテーションに関する15%問題」ですが、あれは審査員向けの一般的なガイドラインであって、個別の切手の事情などは一切考慮されていません。そしてきちんと前段には展示対象となる切手によって判断は異なってくると明記されています。

そしてさらに例え使用済であっても、その使用済がリーフの製造面での分類をおこなっているページに貼られていれば、15%には当然カウントされません。一般常識で考えれば明らかなことで、例えば旧小判切手であっても、手彫切手であっても、カバーを除いた切手の部分の85%を未使用でまかなえる筈など、あり得ないでしょう。

使用済単片やストリップ、ブロックなどの満月印は、おおいに集めてうまくそれをコレクションに組み込んでいけば良いのですから、安心して収集を進めていっていただいて良いものと個人的に思っています。そして、不安のある方は、必ずその展示会の「伝統郵趣の審査員」の方と個別に相談なさるのが一番だと思います。




ロンドン展に向けて(2)

d694278d.jpg麦の耳はJAPEXに出したあと、昨年リーフを一部作り替えてルーマニア展に出す予定でした。しかしその作業の前に病気で入院してしまい、ギリギリで退院して這う這うの体でそのままブカレストに出さざるを得なかったのです。

しかしその後カバー、大ブロック、田型から各種使用済にいたるまで、大分マテリアルが強化されてきました。おおむね20ページ分くらい入れ替えが生じる感じです。年内はとりあえずこれらをリーフにおさめながら、来年のロンドン展での出番を待ちたいと思います。

この辺のブロック類は入閣=出品作品への折り込み=が確定しているもの。上段左、使用済の50Baniオレンジの6枚ブロックは消印がブカレスト中央局の事務印らしく、普通は切手上には現れません。

他のブロックも、1Ban黒と25Bani紫を除いて、それぞれ珍しいコンパウンド目打でもあり、ブロックを展示する意義は明らかでしょう。センターも、このシリーズでこれくらいのセンターであれば極めて良好と言えます。

6枚ブロックと9枚ブロックは、リーフにレイアウトした際、よほどの珍品であれば二重台紙にして目立たせても良いのですが、普通は単独で置いてしまうと左右に具合の悪い空白が生じます。これを解消するには、両脇を何かで埋めるか、あるいはそれぞれもう1枚、別の6枚ブロック、9枚ブロックでシンメトリーを形成させるか、どちらかしかありません。

この時代の切手で、都合良く同じ形で製造面の要素(目打、すかし、紙など)の異なるブロックを、展示のストーリーを壊さない順番に並べて貼るのはとても難しいことになります。入魂の単片使用済を1枚、新しく入手すると、もう1枚同じレベルで違う消印のものが欲しくなるのと似ています。

ロンドン展に向けて

f9fe2ff8.jpgルーマニア「麦の耳」15Bani紅の、中間無目打田型を引っ張ってきました。中間無目打モノの追加入手はひさしぶりです。

現物はまだ届いていませんが、周囲の枠線がしっかりしているのでタイプI 、おそらくすかしは IIでしょう。中間無目打モノはセンターが良くない事が多いのですが、これは満点。

この頃の15Bani 紅の切手は発色がややくすんだものが多く、また未使用そのものも、それほど潤沢には残っていません。このブロックのように未使用のフレッシュな刷色のものは、それだけでも稀少です。

ここからは個人的な好みですが、こうしたリーフの印象を明るくしてくれる系統の刷色の切手を、冷暗色系の刷色の切手(青・黒・灰など)よりも多くして、展示した時のフレーム全体の印象をなるべく明るく、きれいにしたいと思います。収友のお嬢さんが、その昔お父さんに連れられてJAPEXに行き、ちょうど展示してあった私の「麦の耳」を見て、「虹みたいでキレイ」と言ってくれたと聞いて大変嬉しかったものです。

スタート60ドルに対して応札者は二人のみで91ドルで終了。現地オークションで、これよりもずっと状態の悪い田型で100ユーロがスタートですからこの値段はかなりの底値です。ヨーロッパの収集家の多くは夏の休暇で不在だったのかもしれません。『全日本郵趣』の原稿の入力作業の合間にひょいと見たらびっくりのアイテムでした。

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