cbreakerの切手収集ダイアリー

30歳で収集を再開した 外国切手収集家のダイアリーです

February 2006

"PAYAL"

e35b2f33.jpgフェルディナンドと共通要素の多い印紙、20Leiの高額です。堂々としていて好ましいですね。こういう印紙は集めてみたいと思います。というか、集めております(笑)

PAYPALで代金を支払うのはオンラインオークションでは日常的な事ですが、注意しないといけないサイトに”PAYAL” というのがあります。ちょっとキーを間違えると、PAYPALの代わりに登場してきます。いかがわしいサイトではないし、PAYPALとは似ても似つかないトップページなのですが、リニューアルしたものだと思いこんでアカウントのところを押してログインしようとしました。

当然入れなかったのでそこで初めて間違いだと分かりました。しかし自分のPAYPALのユーザーIDとパスワードを入力してしまいましたので、これは危険。こういうのは放置してはいけないと確信しましたので、すぐにPAYPALに正しくログインして、パスワードを変更し、念のためにより低い限度額のクレジットカードに差しかえました。さいわい、その短い時間では悪用されなかったようです。

もしかしたら同様の経験があるかた、これからされる方もいらっしゃるかもしれないので、そのときはこの記事の事を思い出して対処なさいますように。

鬼退治

dd783f1c.jpg (ノ´ω`)ノ

なんかすごく追っかけられて参りましたが、こっちを死守しました(汗)。

PCで直印刷のリーフ作りはなかなか難しいですね(大汗)。

ユルい方針・私の雑感

8b582b7b.jpgハードコアな専門収集ではなく、とにかく沢山集めた中から選んで雰囲気の良いコレクションを作り、それを徐々にブラッシュアップさせていく、というのが昔からのスタイルでした。今もそうです。どんな切手でもアイテムはおそらく世界中にかなりの数があり、何人かの収集家で仲良く分けて集められるはず。ない、少ない、難しいと考えて集めるよりも、いっぱいある中に、さらに色々なものがある、という楽天主義で向かいます。

そう考えてオークションでは深追いしない。特にネットではそうします。安い切手で楽しんでいるのですから、自分から相場を高くはしない姿勢は重要です。それにそもそも。収集しているジャンルはいくつかあるので、全てのオークションで全勝などとっても無理です。適当に勝ち負けを繰り返してちょっと負け越している、くらいがちょうどいい勝率なのではないでしょうか。それでも十分面白いコレクションは構築できるものです。意外なヨーロッパの片田舎で無競争で大きなロットが転がっている、ということも良くあります。

割安で購入したコレクションなどは、重複品があればさっさと譲ったり、交換したりして、お互いが豊かになるトレードも考えます。昔ながらの「切手交換」は今でも重要な手段ですね。

収集やリーフのスタイルも、時代とともに少しずつ軸足を変えていく必要があり、「こうあるべきだ」ということで自分を縛ったりすることがないように注意しています。成功体験に基づくいいアドバイスをもらったら、それは何よりのものですから、極力リーフ上、フレーム上で実現させることでそれに応える。変化するのを厭わないのは、とても重要なポイントだと思います。

でも画像のようなすばらしく美しいカラートライアルなどは、ちょっと頑張らせてもらいますヨ(笑)


ねじりはちまき

062ea0b7.jpgブログ休みがちですが普通に稼働しており、元気です。全日展のリーフ作りの他にも何やら続々とハコ単位(汗)で届いており、毎晩宝探し中です。そんな逃避をしているうちに、全日展の方はちょっと危ない感じがしてきました。1リーフつくるのに大変な時間がかかっています。でも、ここまできたら直印刷で向かう他ありませんね。ダメだったら諦めましょう。

フェルディナンドのCAP-MIC2Lei紅のリーフですが、そう言えばこの額面にはガッター幅の違うものが存在するのを見つけていて、それっきりになっています。2段目のマージンに3つの点があるのも、右下の濃い刷色も気になっています。シートが欲しい今日このごろです。

『全日本郵趣』

0af63128.jpg

いきなりで驚かれる方が多いかもしれませんが、ご縁があって全日本郵趣連合の月刊誌『全日本郵趣』の編集を3月から担当することになりました。創刊以来500号を数える郵趣雑誌の編集ということで、思わぬ大任に自分自身驚いています。また、同時に今まで情報の提供という面では機能していなかったホームページについても内容を一新し、『全日本郵趣』誌と合わせた立体的な情報提供チャネルとして再スタートさせる予定です。

多くの収集家の方が、郵趣を共に楽しむための具体的な手引き、インデックスをお互いに提供しあうような雑誌・HPを目指していきたいと思いますので、ご支援・ご協力のほどよろしくお願い致します。

画像は最近単片の使用済みを拾い始めた、オランダ領インドです。1枚ずつは渋いのに、なぜかこうして見ると華やかな印象ですね。

微妙なところ

3276f98b.JPGチェコのロットものを再び落札致しました。うーむ、いささか買いすぎでしょうか。

眼目は少し大きめの未使用ブロック類で、高額面こそありませんが、このくらいのものが順番に5,5,10,10,15,20,20,25,25,40,50赤,60とあり、他に新聞切手の6hの使用済フルシートを4分割したもの、同未田型、125hマサリク未田型などと、なかなかの充実ぶりでございます。

全日展作品に折り込めるものはなかなかなさそうですが、もしあるとすればこの40hのブロックのどちらかがタイプ1である場合でしょう。見た感じ2つのブロックの様子が違うので、可能性は残されています。念力が通じるかどうかは微妙なところです。

仮にペケだとしても、1月7日の "Face-breaker" と同じポジション#100を含むブロックは、それなりの使い途もありそうです。長いこと集め、かつ文献を読んだ限りでは、このシリーズはまだまだ未開拓です。

ネオタイプ

d49d4bf3.jpgプラハ城切手にグラビア印刷のエッセイがあり、「ネオタイプ」と呼ばれているのは知っていました。それで「女神」のカラートライアルのロットの中に、グラビア印刷の物が紛れ込んでいたのに、整理をしていて気がつきました。調べてみるとこちらもネオタイプと呼ばれています。ラッキー。

スルーしようかと思っていたカラートライアルも合わせて、1リーフにすることにしました。

Reproduction

3d1598cc.jpgハイデラバード、3番切手の2アンナ緑のこの色は、Reproductionです。おおまかには再発行と考えて良く、いわゆるリプリントと違って実際に使用されていました。真正の2アンナは黄色みがかなり強い黄緑です。評価も重みも全然違うので注意が必要です。田型どころか、ペアが最大マルチプルらしいです。

そう言えば誰も私に「日本切手のゼネラル収集をした方がいい」とは一言も言ってくれなかったなあ。「ゼネラル・コレクターズ・クラブ」にも参画してたので、十分ゼネラルなコレクターだと思われているのかもしれないですね。

リーフの進歩(2)

c66c6653.jpg2005年の台北展に出したフェルディナンドの一番難しい額面です。未使用どころか使用済単片でも、コレクションで欠けているケースが多々あります。真ん中の田型は板橋さんがまだフェルディナンド切手を集め始める前にお願いして見つけて頂いたもので、色々面白い特徴があるのでそれを書き込んでみました。

Lの字が細い、というのも確かにあるのですが、むしろ上の2枚が"ROSTA"になっている点を強調した方が良かったかもしれません。同じ変種を青とオリーブでも探しています。同好の士の方はアルバムをチェックしてくださいませm(_ _)m

下のリーフに較べるとぐっと見易く、上手くなったものだと自画自賛しましょう(笑)。切り貼りで作った最後の出品作品という点でも、いい記念のリーフです。

下の薄い紅はできれば追加入手したマテリアルに、さらにカバーなどを加えて2リーフに仕立てたいのですが、いつになる事やらです。

リーフの進歩(1)

8ceae597.jpg2001年のJapexで出したのがこれです。ご存じチェインブレーカーの5h,平版印刷の白紙の使用済のページ(笑)。カバーが無かったので、未使用と使用済に分けて製造面のみの作品という変てこなものでした、しかも96リーフもあったので、審査員の方は辟易したでしょう。

とはいえ、色調の変化も、これだけはっきりしていれば使用済でも全然オーケーですよね。真ん中の新聞切手との混貼オンピースも激レアで、集めている人には目の毒でしょう。

この作品を作った時は、白血病をどうにか克服して、フィラトーキョーも堪能したけれど、全然働けない状態でお先真っ暗な感じでしたね。しかも同時テロの真っ最中。それから5年経過し、いろんな事もなんとかなるものだとつくづく思います。

サラ・ベルナール

021a01d5.jpg調布支部の板橋さんのところに、JAPEX審査員コメントと、それについての意見があったのを拝見しました。実は色々書いてみたのですが、板橋さんの追加コメントとも重複するし、他にも同じ意見が寄せられているようだし、なによりも他のサイトの記事のことですので、ここでアップするのは控えておきましょう。これもまた省略の美学です(笑)。

それよりも現実に自分ー私ーの展示作品できちんと回答を出すのを急げと(苦)

画像はフランスの大女優、サラ・ベルナールの肖像です。アルフォンス・ミュシャは、この人のポスターを描いて一挙に有名になったのでした。この当時のフランス切手の凹版は、それを取り上げる声をあまり聞きませんが、非常に素晴らしいものだと思います。

高くても売れるアルバム

726dd709.jpgギボンズの付属品カタログでもうひとつ気がついたのは、一度お蔵入りになると発表されていたアルバムが、そんなことは言わなかった、とでもいうようにレギュラー陣に復帰していることです。

例えばスプリングバックのUtileは、リネンヒンジつきの大変出来のいい高級アルバムですが、一度はdiscontinued line=もう作らないシリーズ入りした筈なのに復帰しています。これはおそらく多くのユーザーが廃版化を止めたのでしょう。リーフ20枚で約21ポンド、1リーフあたり220円というのは日本では破格の値段でしょうが、ユーザーがいるのは確実です。さらに言えば1リーフ420円に値上げされたエグゼター/プリマスも健在です。

さらにフランクゴッドンの扱い開始がある一方で、普及品のレンジはかなり整理されてきています。こうした価格の高いリーフは、おおむね30年くらい経過しても、黄ばむことなくまたヨレることもなくしっかりマテリアルを保護し続けるという点が素晴らしいのです。

展示用のリーフは、それはそれとして、やはり手元に置いて鑑賞するにはこうしたしっかりしたアルバムが必要で、それを長期に渡って供給し続けることは、やはり創業150年のメーカーの見識なのでしょう。

年末に買ったフェルディナンドのコレクションも、そう言えばゴッドンのリーフに貼ってありました。安い切手でも堂々と高いリーフを使っていいんです。

フランクゴッドン・ユーザーに朗報

01ba030d.jpgスタンレーギボンズの付属品カタログ2006が届きました。最大の目玉は、ギボンズでフランクゴッドンの取り扱いを開始したことでしょう。これまで4000円のリーフに4000円の送料をかけて、それだけを取り寄せるといった苦労をしていたFGユーザーには吉報でしょう。リーフと保護ラップが先行販売され、バインダーは夏頃の供給開始となるようです。ギボンズのオンラインショップでは、まだ掲載されていません。

画像は先だっての掲載し残したルーマニアの『パリ・ブカレスト』印刷の続きです。しばらく挿絵代わりに、コメント抜きで掲載していきます。このシリーズの「良い」状態がどんなのかを見るのにはとても良い機会です。
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