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ウルトラマン オーブ ジ・オリジン・サーガ フィギュア出来ました!!!!
超かっこええっ!
昨今の日本のヒーローデザインは、特に平成以降のウルトラマンや
仮面ライダー(一部のぞく)は物凄くかっこいい。
昔、故石ノ森 章太郎が「子供が描けるデザイン」とか「流線型を基調」とした
デザインのベースが、今も自分達のDNAに受け継がれてるのだろう。
しかし、そのかっこいいデザインは「着ぐるみ」にしてしまうことで、
制約が出てくる。だからそのまま立体化するとかっこよくないことが多い。
昭和のヒーローは歴史と時間でそのフォルムを刷り込まれているので
逆に「事実」をそのまま再現することがリアルでかっこいいと思っている。
海外の人が見たら、だっせー^ ^と思うかもしれないけど
それが子供の頃、夢中で観た「かっこいいデザイン」なんだ。
ヒーローが闘う背景や使命を含めそのかっこよさを子供の頃、刷り込まれている。
だからスーツのチャックは見えなかったし、マスクの目穴から覗いているなんて
思わなかったし気付けなかった。
今回のテーマは、海外でも評価を受けるデザインで大人へ向けた、つじつまとリアリズムを。
ヒーローマニアの俺が見ても破綻しないバランスを重視した。
元々日本人は漫画という文化のポテンシャルを持っている。
それを「着ぐるみ」という制約を外した本来の姿をフィギュアで再現することがテーマだった。
良い嘘をつく。
映画のアメコミヒーローも嘘をついている。
実際にIRONMAN が実在したら関節や決めポーズの制約がありあんなポーズはできなかったりする。
漫画家ほりのぶゆき氏が述べたキングジョーの「柔らかい金属」同様ウレタン素材で出来た着ぐるみだからこそ
曲がってはいけない部分がグニャっと曲がる。
これはもう未来の話か地球上には存在しない金属だと思うしかない。
Ironmanは逆で硬くて軽い素材で誰もが想像できるリアリズムがそこにある。
曲がらない金属であれば人間の複雑な動きが成立するパーツ構成と分割でなければならない。
しかし、そこはCGだからこそバランスを重視した嘘をつける。
堅い金属の「着ぐるみ」であれば動きに制約がかかり、逆に動きに制約を持たず、ウレタン素材
を使用すればリアリズムがなくなる。
しかし、ウルトラマンのデザインは、そもそもかっこいい。
だけど、人が中に入っている感を設定から外すなら、着ぐるみを意識させないリアリズムが必要。
だから頭の中で一旦嘘をつく。
つじつまが合うよう脳内でCG化し、キャラクターのアイコンはちゃんと残しつつもギリギリの線で
実在する形、また人間が「かっこいい」と思うポリゴンのラインを脳内で映し出して立体化する。
世界で戦える日本のヒーローデザイン、映像と共に世界へ発信させたい。
追加画像
今回オーブの「発光ギミック付きタイプ」と「付かないタイプ」の違いは、
・発光ギミック無しは・・・・・、
コストをできるだけ抑え低価格を意識した製品版。
目やカラータイマーはクリア色ではなく彩色塗装で表現。
筋肉や骨格の隆起に伴う陰影のグラデーションはありません。
・発光ギミック付きは・・・・・、
今回のオーブ、特筆すべき点ではその造形表現。カッコよさ、美しさ、バランスを意識。
更に外観を崩さないよう外側にスイッチと分かる部分を排除し腕内部にLEDのスイッチを配置。
発光させない時でも、その美しいフォルムを残しました。
また過去に発売したウルトラマン2.0Ver.同様、脇や股下、スーツの皺に「影」となる陰影の
グラデーションを加え目やカラータイマーは劇中同様、クリア色を活かした塗装となります。
特に昭和のウルトラマンでは劇中で戦ったことを意識し、足元や膝、お尻が地面に付いた
「土ぼこり」までを塗装で再現(今回のオーブは昭和のウルトラマンと解釈が異なり
「土ぼこり」はないです)
因みに昭和の各種ウルトラマンは、スタジオで照明が当たった部分の表現に加え、
赤やオレンジ色のスーツの微妙な色の観え方を塗装技術で行っています。
「俺達の絆、見せてやる!」しか言ってなくてワンパターンな気がします。
セブンのSF、帰りマンの人間ウルトラマン、エースの男女合体変身や宿命の敵、娯楽に徹したタロウ・・・
・・・みたいに似て非なる新たなチャレンジをやってほしいですね。
平成のヒーローは派手なデザインが多いので、海外受けしそうですよね。
オーブオリジン・ザ・ファーストは「ファースト(最初)」という名前なだけあって、
オリジウム光線のポーズも古谷 敏さんを意識してて好きです。
デザインも「平成の初代マン」みたいな感じでシンプルで良いと思います。
このオーブのフィギュアの造形力が世界に届くのを祈っております。