2025年01月31日

カプチーノ リアスポイラー/カーボン製

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木村自動車さんの処の製品、カプチーノ用リアスポイラーを塗装しました。CC-SPORTコペン用LMと同デザインです。カプチーノには何故かsparrowデザインは似合わないのでこちらを採用しています。リアスポイラーの塗装は一般的には両脚支持で行いますが、両脚で支持すると塗装時の移動が不自由で特に裏面両脚間の塗装がし辛いといつも思っていました・・・・そこで製品の軽さの恩恵で片足支持(ボルト一本)で塗装にチャレンジ!無駄な贅肉が無いので出来る芸?こうすると支柱の周りを自由に移動でき、どの方向からも綺麗に塗り易い。「あなたならできるわ」という高いハードルが下がり・・・「あなたにもできるわ🎶」(笑。しかしカーボン製品は繊維柄の影響で塗装肌、ハジキ、ピンホール、ゴミなどが見え難いのでとても厄介。。。
更に今回のだけはクリアゲルコート無しで製作。(標準製品1000gより200gほど軽量化?)当然表面に少し?のピンホールが残りますが、塗装前に丁寧に処理しクリア塗装は一度で仕上げてみました。(ドライカーボン等、通常は中研ぎをして何度もクリア層を重ねてピンホールを埋めるようですが、、、、)
脚部はカーボン柄が乱れるので黒ゲルコートで内側から塗り分けて見栄え良くしてあります。塗装が劣化して再塗装しても塗り分けせずクリア塗装のみでOK♪、
何事も二手三手先を考えて行うものだ…






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2025年01月11日

2025 蛇

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どの製品も蛇っぽいけど…MITOのインテークパイプが一番有機的でそれっぽいので。
組み合わせて蛇っぽくしてみました。どの製品もビジュアルだけでなく流体理論に基づいて創ってあります。一粒で二度美味しい…がコンセプト。
昨年はSCUD・ver1(コペン、カプチーノ、のリニューアル、超低回転域からトルクアップのE-pod(LA400,L880コペン)と地道な基礎研究的なものと改良が主なもの、生産と開発の同時進行は大変です。他社さんのもありますし。まず今年は昨年末の続き、ZC33スイフトを完成させないと…。現在オーナーさんに多様な状況で不具合が無いかテスト走行をして頂いてます。オーナーさんの几帳面な性格が反映されたレイアウト、取付は文句なし!カーボンパイプの完成度も更に向上。今回はZC33スイフトオーナーさんの要望や先発製品の情報も加味して開発していますので、一般の方の理想に近いものになると思います。 今年もよろしくお願いします。 
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ZC33スイフト SCUD製品単体

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2024年12月31日

DE5 ルーフの塗装

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DE5デミオのルーフ、たった15年で全面ブリスターとはSCUDの実験に功労した愛車ですから、少しは小奇麗に🎵(本当はカーボンルーフにしたいのですが、自分だけの為にはちょっとねぇ。。。)で、マットブラックに塗装してみました♪ スプレーガンでやれば上手くいくのは当たり前・・・今回は試してみたい塗料があります!缶スプレーですが「シリコン変性ラッカー」というもの。これ一本1000円もするがムラになり難く塗膜も硬く耐候性も良いらしい…(自動車には使うな!と注意書きがあるが…)DIYの方の参考になれば幸いです。

まずは劣化しブリスターしたクリア層とメタリック層を手作業で削除します。劣化していない層(純正の下地)を確実に残すためエアーツールは使用しません。作業位置が高く作業は難儀です。#240でクリア層を落とし劣化層を#400で削り#600まで研ぎます。ルーフなので、これくらいでほぼペーパー目は気になりません。ルーフ以外とアンテナやハイマウントをマスキングして丁寧に脱脂。
缶スプレーは広面積に均一に塗るにはかなり難しく技能ではカバーしきれない…スプレーガンと違いエアー圧力は低く吐出量は少ないので缶を温めて内圧を上げておく(特に冬は必須)。しかし直ぐに冷えて内圧が下がるので3本用意して圧が低下する前に順番に使う作戦(^^♪ (一本づつ使い切ると最後は低圧でミストが荒くなり肌が荒れます)また艶消しはゴミやムラ、ハジキなど後で修正はできないので艶アリより緊張
2液の塗料でも反応型とはいえ溶剤を揮発させて塗り重ねないと不良が発生し易くなるもの。特にラッカーは溶剤が強いのと一液型の塗料は溶剤を揮発させて固まるので薄く塗り、溶剤を揮発させて塗り重ねるのが基本だが、シリコン変性というくらいなのであまり時間を空けすぎてもいけないのだろうか?

では、見せてもらおうかその性能とやらを・・・
今回は3回塗り重ね(冬なので1時間おき)、一回目は下地の緑が隠蔽できる程度で。(ノズルの性能も並み以上で荒くはない)。2回目は塗膜を作る(とはいえベタ塗りは✖)。3回目はムラにならないように仕上げ(ここが肝)。艶消しの場合ドライ気味に吹く方が肌が均一になり易い。下地からマスキング、塗装まで、まる一日の作業。ベタァ~~と厚塗りしてしまうと表面だけ硬化し中はブヨブヨとか、硬化に何日もかかりますよー

結果、出来栄えは上々。カッティングシートみたいにほぼ均一に道具の性能が仕上がりの差でない事を実践してみました(笑
これが…ア〇ヒペンのシリコン変性ラッカーというものか…性能が違い過ぎる!

※劣化の進行した塗膜や補修歴のある塗膜の場合トラブルが発生し易いので自動車に推奨しない注意書きはこれかも。画像は塗装直後ではありません。



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