ブログ開設しました。オイルキャッチタンク

2011年05月31日

ちょっと覗いてみましょう~バーデンさんにて

エアクリの内部を覗いてみましょう。内径や継ぎ目の状態・・・いくら外見が良くても、内部に空気の流れに逆らうバリや段差があれば効果は発揮できません。些細なことに感じるかもしれませんが、「質量の軽い」空気はそいいうものにとても大きく左右されます。些細な事に気を配らなければ変化は起きないか、トレードオフのチューニングに。。。

流速とかよく言われますが・・・結局運動エネルギーになるんですよね。

運動エネルギーFは速度Vの2乗に比例します。パイプ径を太くすればするほど流速は遅くなり、運動エネルギーは小さくなります。当然勢いが無いんですから充填効率は落ちます。大口径のエアクリが低回転域を苦手とする要因です。のしかしこの逆で細くすればVの効果は2乗ですから飛躍的にエネルギーが高くなります。これもやりすぎると要求量が満たせず吸気抵抗が増大してモッサリ感ばかりで回らない状態に。。。

空気量ばかり気にして流速が落ちてしまえば空気自体の運動エネルギーを得られずエンジンの負圧、タービンの過給だけに頼ることになります。空気自体の持つ運動エネルギーを引き出すことでターボ車もCVTも鋭い加速が得られるのです。

ここで長さ、太さだけを議論してるとこれで終わってしまいます。ここから先が形状の吟味によってできるだけトレードオフのチューニングにならないように工夫するかです。


純正と比較してどうなるかは純正の完成度によります。

純正はよく考えられてる・・・・というのはコスト、量産という制約がある自動車メーカーとしての範囲での話でそれらを無視して行えば可能性はいくらでもあります。うちもコスト、量産という呪縛から抜け出れなかったら・・・効果は疑問だったのかもしれません。方針は「時間の許す限りできるだけ。。。」暇さえあればやってます・・・(笑


本日、バーデンさんにて大阪よりお立ち寄りいただいたHOT-Kの岡田さんにコペンを試乗していただきました。「前回は低速トルクに驚きましたが、今回は高回転が以前より更にパワフルで全く詰まらないですね。。。吸気だけですよね。。。(ハイ)」とのこと

画像はcraverコペン用エアフィルターPFの内部。フィルター付け根のラバー部分に直角のエッジがあるのでこれをファンネルによって整流しています。(70φ→60φ以下くらいでしょうか・・・)ここの差で一層パワフルになります。高回転?8000回転まで吹け切ります!(笑



ccsport at 22:23│Comments(0)TrackBack(0)

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