2025年04月23日
無表情なクルマ・・・

昔の会社の同僚とクラシックカーフェスティバルに行ってきました。若い頃乗ってたクルマももうネオクラ?に。折り紙細工的な近代車に比べ端正で美しい!旧車ブームも頷けます。R32GTRや初代NSX、ピアッツァ、など全く古さを感じない、今より洗練されてますね。この頃が人間の感性が生かされた最盛期だと思います。
最近はフラットフェィス(平面顔)で無表情のクルマが多いですが、これどうなの? つい昔のアニメに「鼻ぺちゃなんて気にしないゎ・・・」という歌詞があったのを思い出しますが、軽自動車は規格上難しいのかもしれませんが普通車ではもっと3次元で考えないとデザインに行き詰ってしまいますよ。分かり易く言うと直線で10案が2次元(平面)で100案しか、3次元(立体)で1000案も!という感じでしょうか。もっと抑揚のある立体的なフェイスにして欲しいものです。スケッチを描いている本人は立体になった状態を把握しているのでしょうか? 昔、モデラー役をしてた頃、立体の想像力に乏しいデザイナーとよく討論が口論になったものです。面が捻じれてしまうとか、線や面が繋がらないとか、型が抜けないとか・・・2次元を3次元に変換し成型まで考えると問題が山積…。アナログ的造形を手で切削体験してみると画面だけでは不十分という事が分かると思います。 3次元に創ると様々な表情が創れます。また見る角度でもかなり違う…高級感、質感も向上。 アフターパーツとして制約があるなりに880コペンの時代はできるだけ立体的なデザインをしてきましたが最近の軽枠では問題が多くやり難くなってますね。。。寸法を変えず立体的に魅せるにはとても難しく、スポロガム?良くて欄間?ビックリマンチョコのオマケのリアルなシールか?
なんでこうなるのか・・・以前、自動車メーカーの方と話す機会があり尋ねてみると、、、「みんな2次元の上手い絵に騙されちゃうんで・・・スケッチは上手いんだけど、それは[絵が]上手いんであって立体としてカッコ良くなるとは限らないんですよ。。。。またそれを採用する側の「偉い人には分からんのですよ!」という返答が…そういえばセイラさんも二次元だから良いけど、フィギュアみたいに立体になるとねぇ・・・???
では「正しい事をしたければ偉くなれ!」なんですかねぇ?(笑
ccsport at 00:45







