2025年07月20日
慣性過給

SCUDが高性能な理由は流速アップ、整流、による慣性過給力にあります。過給(ブースト)という表現をするとターボ車を連想させますが、自然吸気(NA)でも負圧領域で加勢されます(正圧になる事は稀ですが)。自然環境では大気圧が自然状態なので(放置してもこれに近付く)ここに負圧状態に慣性力で押し込む(追い風)なので実は楽に充填量を増やす事ができるのです。排気量1500ccでも常に1500cc充填されている訳ではなく1200ccの時に200cc慣性力で+して1400ccの状態にするという感覚です。ターボ車でも同様、負圧、正圧領域全て加勢し過給圧が早く上がります。
多くの間違いは流速を上げずに先に抵抗を減らそうと管径を太く短くし過ぎたりする事にあります。排気も同様です。これでは高速道路で低速運転して空気抵抗が少ない!と言っているようなもの。先ずは流速アップ、次に抵抗削減。抵抗削減方法は「淀み点」を無くす事。淀み点とは急激な段差や角(隅)。純正のフィルターが部分的にしか汚れてないのを見た方は多いはず。隅に淀み点が出来て抵抗が増えるだけで全面均等に空気が通過してはいません。なので必要以上にフィルター面積があっても性能向上には無関係。メンテナンス時期が延びるかも。。。
空気の「粘性抵抗」も減らす・・・艶在りより艶無し、鏡面より粗面、餅と容器の表面の関係に似ているかも?カーボンパイプは成型が難しいが内壁は適度な粗面なのは好都合、(画像はNDロードスターSCUD、エアフローセンサー部分)、アルミの鋳肌も良いけど量産向き、重い、熱伝導が高い・・・シリコンホースは成型の自由度が高いが抵抗が大きい。とそれぞれ長所短所が有り、目的によりどう使い分けるか?
※NDロードスターの限定車990sに木村自動車さんにて取り付けのSCUD、セロの限定車クーペにsparrowという例もありました。。。
https://carcle.jp/UserBlogComment.aspx?UserID=2902&ArticleNo=155
流速を上げる分かり易い実験は人間の口で唇で開口度合を窄めたり、開けたり、「あ」や「い」や「お」や「う」でどれが沢山、「継続的に(慣性)」吸える、吐けるかやってみてください。恐らく吸気は「う」呼気は「ふ」になるはずです。これが理想の吸排気の形状です。これは「口すぼめ呼吸」という名称で似たような医療行為が実在します。呼気時には背圧?により肺の内圧も高まりガス交換の効率も上がります。普段この行為を要する事は稀ですが、呼吸が苦しい時に行うと回復が早くなりますよ♪ コロナ禍で推奨されたマスクも汗や湿気で濡れると苦しいですし、カップ状で空間があると少し楽です、目が荒いと菌が入ります。エアフィルターも同様、人間は口や鼻は自由自在の可変ファンネルで鼻腔湿式フィルター。流体理論は全て基本は同じなんですが、趣味、嗜好や商材としてみると正論から外れてくるんですよ。。。CC-SPORT、scud∫power製品、Bioファンネル、スロートファンネル、という小物からE-pod、SCUD,BOAまで全てこういう自然現象をに則った設計をしてあります。
でんじろう先生の科学実験のように流体の効果を楽しんで実感してもらえたら。。。と思って当時開発していました。
下記はコペンからSCUDを移設された方のブログです。流体は空調から掃除機、扇風機、呼吸、など身近な現象なのに學校では全く習わないんですよね・・・しかし慣性力くらいは習っているはず。こういう現象を体感してもらえると嬉しいですねぇ。。。(^^♪
CC-sport エアフィルターシステム SCUD のパーツレビュー | キャロル(くまさと) | みんカラ (carview.co.jp)
希少車や流用って拘りが感じられていいですね♪
ccsport at 09:51







