2025年08月22日
LA400Kコペン boa head / big boa

3Dプリンターなら簡単だが、ビジュアル的には純正と大差ない。。。手前2つはカーボン製だとどんな製法でも最難関。容積とスムーズな内壁を両立させる形状。ここはサージタンクの機能を補填し、特にスタート時やアクセル踏み足し時のトルクをアップ。上からカプチーノBOA:これは両側の開口部が非常に狭く、内部が非常に見難い。LA400Kコペン(Boa head:手前)、曲面がきつく、分岐のパイプが20φ、5φ、)純正のこの部分は内壁が直角だと記憶しています。それでもクルマは走るのだが、燃費、燃費と言うならこういう部分を見直すべき。。。。成型上の難易度も不良のリスクも高いが、インディーズメーカーの使命?これも理想の形状に!上面(見える側)に分割線が出ると見苦しいので上下に割っています。更に斜柄も魅せたいと繊維の配置も難しい。。。。下側は見えないので柄は自由だが、一枚貼りで出来る方向は限られる。。。と制約も多い

880Kの時代はブローオフ(20φ)や圧力(5φ)の微細な部分は純正パイプをカットして流用できたが、LA400kになってからは一体成型せざるを得ない構造に。。。5φの枝は無垢で作り最後に2.5φの穴を開けます
これも技術習得の良い機会だったか!? 現在抜け止めの端部は880、400共に凸部にカーボン繊維の含有量を上げ、積層構成も変えて強度をアップしています。この部分は金属パイプではプレスで作るので表面は凸、内面は凹になるところ樹脂成型では内側を平滑面に出来るので乱流が発生しないのは利点。カプチーノのBOAは前後を制限され抜けないので端部は凸ではなく微逆テーパーで成型。。。。と車種、パイプ径、過給領域、非過給領域(NA車)、取付部位等により、構造、積層構成を考慮しています。同じ流体を機能させるエアロ系より相当緻密な作業。。。とは言え昨年他界された脳外科の福島孝徳先生の鍵穴手術に比べれば全く大した事ではないが。。。。ノッポさん、でんじろう先生、福島孝徳先生のお陰で今があると思う。

ccsport at 00:23







