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「「隠し事は無しだ…とは言いにくいが何かあったらすぐに連絡してこい。夜中だろうと電話に出るし、直接話したいのならすぐに飛んで行ってやるよ。」」
そんな小さい子みたいな我が儘は言わないと麗亜は笑いながら、クガネの言葉は口先だけの出まかせでは無いと分かっているので、こんなにも想ってくれているのが嬉しくて頬や耳や、そして身体が熱くなるのを覚えながらそれを悟られぬよう出来るだけ今まで通りに振舞う。
「有難うっ。俺もクガネさんに何かあったら学校を抜け出してでも傍に駆けつけるからね。電話、凄く嬉しかった。」
「「麗亜ちゃんがそんな事をする悪い子にならないように俺もしっかりしないとな。…声を聞けて元気が出たよ。もうお休みの時間だな。あまり夜更かしするなよ?」」
はい、と素直に返事をした後麗亜は周囲を確認し、クガネへの大好きの気持ちとお休みの挨拶をするとクガネも同じように言葉をくれるので、名残惜しさは増すばかりだが約束通り通話を終えた。
「…少しだけ嘘ついっちゃったし…。っ…それに…」
麗亜はラグの上に横になると、じんじんと疼く自らの中心に指を触れさせクガネが与えてくれた言葉の数々を頭の中で反芻させる。
学園の決まりや幼い頃から尊や伊織に言いつけられている約束を破るような悪い子になりたくないのに、身体は言う事を聞かず熱に溺れていく。