2012年07月06日

バザルテテ郡ファトマシ村へ

7月7日の国政選挙に向け、多くの官公庁が休みになるということで、
この機会にバザルテテ郡はファトマシ村に。

植林をする上で、在来樹種などの情報が少ないこの国で、どのような樹種が植林に適しているのかを知るためにあまり開発の進んでいない地域の生態系をみる機会を探していたのでちょうど良いタイミングでした。

マウメタ村に行くまでの道のり。
生育している樹種を見るとユーカリ類など特定の貧栄養で乾燥に強い種が生き残り、多様度はかなり低下していることが推察されます。


ちゃんと調査したわけではないのですが、
薪採取による伐採→ヤギの放牧、野焼きによる下草の衰退→表土の流出といった悪いスパイラルに入っており、むき出しになったシルト質の土では生育する樹種も限られるでしょう。

さらに人口増加による薪の採取増加は生態系のさらなる破壊を進める恐れがあります。

外来種についてもそもそもの情報が少ないので”何がどうなっているのか分からないこと”もありそうです。

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標高800m程度に位置する植生。マメ科の高木が目立ちます。

P1020321_R

別の場所(標高800m程度)もやはり同一のマメ科高木が多いようです。
他の地域でもそうでしたがこのマメ科樹種はある一定の標高(500mくらい?)から優先してくるようです。
このマメ科樹種は現地語で”Lamtoro”というそう(Marga談)
でもLamtoroはギンネム(Leucaena leucocephala)を指す言葉。基本的に低木なはずなのと枝ぶりがちょっと違うかな?という感じがしています。
参照PDF Agroforestry Opportunities for East Timor


P1020314_R

コーヒーの木。パルシックさんによると、高く取引されるため、高地ではアラビカ種が多い。
Timor-Lesteでは標高1,400m程度の土地までコーヒを栽培しているとのこと。

ファトマシ村では土壌の質はともかくとして、日本で言う里山的なエコシステムがまだ生きているようで、人口も多くないことから過剰な薪採取もない様子。
ところどころ樹高の高いai kakeuもありました。

Maumeta村ではai kakeuの生長が芳しくないのは標高によるものなのか、または別の理由なのか。
他の地域でも様子を観察したいと思います。

ところでファトマシ村はCDICにとって関わりの深い場所。
養鶏プロジェクトや牛飼育プロジェクトにて支援したこともあり、多くの村人がCDICを知っています。
新たな支援を求める村人も多いようです。
P1020320_R

ここの子どもたちも元気です。


cdic at 23:00│Comments(0)TrackBack(0)clip!国際協力 

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