2012年05月

国土地理院「千葉県の房総半島沖で大地震が起きる可能性」、気象庁「千葉県の銚子付近などで地震活動が活発な状態」

 房総半島南東沖を震源域とする巨大地震が首都圏で起きる可能性についての研究報告が、昨年の3・11巨大震災以降、数々なされてきた。われわれ地震専門家でない素人には、同じようなテーマの研究報告がこれでもかとつぎつぎと目前に突き出されても、いますぐに対処のしようがないというのがホンネではなかろうか。研究者も「今後十分に注意するように」とのおざなりの言葉で警告を発するに留まっていて、地震研究者の成果発表の競い合いを見せられている感がする。しかし、無視したり無関心ではおれない複雑な心境である。
 文末にこれまでの「房総半島沖を震源域とする巨大地震」についての研究報告の筆者ブログを添付した。

 さて、房総半島南東沖を震源域とする巨大地震についての新たな報告を次に記載する。

 関東地方の沖合で起きる地震について、国土地理院と産業技術総合研究所は、地殻変動のデータを分析した結果、関東大震災などの大地震が起きる南関東太平洋側の相模トラフ沿いで、従来の想定とは異なる過程(房総半島南東沖のプレート(岩板)境界の単独滑り)で、数百年間隔でマグニチュード8級の巨大地震が発生する可能性のあることが国土地理院と産業技術総合研究所の調査で分かった。30日の地震予知連絡会で報告された。
 相模トラフでは、陸側の北米プレート(岩板)にフィリピン海プレートが沈み込んで、M8級の関東地震が発生する。震源域は①房総半島南東沖と②千葉県・房総半島西部から東京湾、神奈川県三浦半島、相模湾にまたがる震源域に大別される。従来は、今後発生する大地震として①の震源域で発生する「関東大震災」タイプ(周期200〜400年)と、同領域①に房総半島南東沖などの震源域②を加えた(両者が連動する)より広い震源域で起きる大規模の「元禄型関東地震」タイプ(平均周期2300年)の二つが考えられてきた。
 房総半島南東沖が単独で地震を起こすことは想定されていなかった。ただ、国土地理院がGPSでプレート境界の滑り量を詳細に調べると、房総半島の先端付近の地点が観測を始めた平成9年から14年間、毎年3センチ程度北寄りに移動し続けていることが分かり、房総沖は1回の地震で60〜80メートルも滑る計算になった。過去の津波はこの滑り量から来る規模よりはるかに小さく、整合性が取れないという。また、元禄型関東地震の発生間隔は約2300年とされるが、プレートの沈み込み速度や房総半島の隆起年代と矛盾する点があり、南東沖だけが頻繁に動く(滑る)巨大地震を仮定すると矛盾が解決したという。ただし、過去の活動歴は分かっていない。
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 房総半島沖では、陸側の岩盤の下に南からフィリピン海プレートと呼ばれる岩盤が潜り込んでいることから、国土地理院は、岩盤が押されて地震を引き起こすひずみがたまり続けているとみている。神奈川県の三浦半島付近も、同じようにひずみがたまり続けているが、大正12年にマグニチュード7.9の関東大震災が起きてひずみはいったん解放され、一方、房総半島沖では、少なくとも300年間は大地震が起きていない。このため、国土地理院では、関東大震災を引き起こした震源域とは別に、千葉県の房総半島沖を震源域とする大地震が起きる可能性があるとみて、今後、地震の規模や繰り返し間隔などを詳しく調べることにしている。西村卓也主任研究官は「この地域で地震が起きた場合、マグニチュード8クラスの地震になる可能性がある。観測の精度を高めて地震想定の見直しに役立てるようにしたい」と話している。(左上図:msn産経ニュース、右上図:NHKニュース電子版)

  また、千葉県・銚子付近や茨城・福島県境付近、栃木、群馬県境付近など関東地方の一部地域で、東日本大震災後から現在にかけて地t_TKY201205300820震活動が活発な状態が続いていることが、気象庁の解析でわかり、30日の地震予知連絡会で報告された。大震災で地震を促す力が働いた場所だという。これらの地域では、震源が深さ30キロまでで活動が活発化していた。それより震源が深いところでは、茨城県南部や、東日本大震災の余震域など太平洋プレート(岩板)の上部にあたる領域などで、地震が増えた。銚子付近や茨城県南部などは、大震災の影響で地殻にかかる力が変化して、地震活動を促す領域。逆に、地震を抑制する力が働いている領域では地震活動に変化はみられなかった。栃木、群馬県境などでは、徐々に活動が低下している。
 関東地方直下では、陸のプレート(地球を覆う岩板)の下に、南と東から海側のプレートが沈み込んでいる。解析によると、震災前は目立った地震活動のなかった千葉県の銚子付近や茨城・福島県境で、震災直後から陸のプレート内部を震源とするマグニチュード2以上の地震が多く観測された。関東地方東部では、海側のプレートで起こる地震も増えている。いずれも大震災でプレート内部にかかる力が変化した影響とみられる。地震活動は徐々に低下しているが、気象庁は「大きな地震の可能性は否定できないので、注意してほしい」と呼びかけている。(図はasahi.com)

情報元:NHKニュース電子版、読売新聞電子版、msn産経ニュース、asahi.com、時事通信

参考ブログ

巨大地震の発生確率高まる 首都圏、茨城ー房総沖、房総半島沖、福島第一原発付近など2011-11-28
②今月14日の三陸沖地震と房総沖地震は巨大地震再発の予兆か2012-03-23
房総半島東方沖、南方沖でM8級の大地震の可能性2012-03-28 12:06:07

レイズ・松井が自らメジャー昇格の祝砲 第2打席で2ランホームラン

 傘下の3Aダーラムからメジャーに昇格した大リーグ、レイズの松井秀喜選手は、29日、本拠地でのホワイトソックス戦に6番・レフトで先発出場し、先制のツーランホームランを打った。背番号は「35」。

 松井選手は、この日、前夜に試合があった遠征先のインディアナ州のインディアナポリスから飛行機を乗り継いでチームの本拠地フロリダ州のセントピータースバーグに入り、球場に到着しておよそ3時間後に始まった試合に「6番・レフト」で先発出場した。
 松井選手は二回に巡ってきた今季初打席はレフトフライに倒れたものの、四回2アウト一塁の第2打席では、4月に完全試合を達成している右腕のハンバーの初球、真ん中に甘く入った144キロの速球を思い切り引っ張りライトスタンドへの先制のツーランホームランを打った。六回の第3打席はセカンドゴロ、九回の第4打席はファーストゴロだった。松井選手はこの試合4打数1安打2打点。試合は、レイズの投手陣が踏ん張れず、中盤にホワイトソックスに逆転を許し、レイズが2対7で敗れた。

 松井選手は、先月、レイズとマイナー契約を結び、3Aのチームで調整を続けてきたが、28日にメジャーへの昇格が決まった。松井は1993年にプロ野球巨人に入団して以来、ヤンキースなど日米の4球団で背番号「55」を付けており、メジャー10年目で4球団目となる新天地での背番号は「35」。「55」以外はプロで初めて。
 松井は「空いている番号で『5』を残したかった。それだけ」と淡々と話した。ベテランの昇格を受け、レイズのマドン監督はレフトだけでなく、指名打者や代打で起用する方針を示した。

 3Aでの13試合では一発もなかったホームランをメジャー昇格復帰したその日に打ったのは、フアンや松井に近しい人たちからは、期待され、予想されていたことではなかろうか。寡黙な努力家でタフな精神力を備えている一方、いわゆる「持っているヤツ」だったからだ。

 本日の毎日新聞電子版(毎日jp)は、松井のメジャー昇格の経緯について次のように紹介している。
                        ◆
 ヤンキース時代から松井の「勝負強さ」は定評があり、とりわけ09年ワールドシリーズで松井は打率6割1分5厘で最優秀選手を獲得した。昨年は自己最低の打率に終わり、開幕時点でどこからも声がかからなかったが、その印象は同じア・リーグ東地区のレイズに鮮烈に残っていて、フリードマン・ゼネラルマネジャー(GM)は「数年前から興味があった」と明かしていた。ロンゴリア、ジェニングスら主力が故障して外野手も手薄になり、急きょ松井に声をかけたのも首位争いをするチームで松井の勝負強さがよみがえることにかけたためだ。3Aで打率1割7分しか残していない松井を昇格させたのは、あくまでも現有戦力が足りなかったことによる。すぐに先発起用したマドン監督だったが「これですべてが変わると思っていない。故障者が戻ってくれば層は厚くなる。それはうれしい悩みだ」と説明する。つまり、松井はここからがまた新たな生き残りをかけた勝負。そのスタートを会心の一発で飾ったことは強烈な印象を植えつけるのに十分だった。

情報元:NHKニュース電子版、読売新聞電子版、msn産経ニュース、毎日新聞電子版


米づくりの課題 政府の農地拡大策

 昨日、日本列島上空にあった寒気が次第に北上し、本日は、本州付近は日本海に中心がある高気圧に覆われている。こちら南房総の山里も、昨夜の雷雨から一転、おだやかな朝を迎えた。早朝、田んぼのあぜ道を歩くと、水面に反射した陽光が足元から目に刺さり込んできた。稲は早くも丈15センチほどに成長している。見渡す限り緑一色で心が安らぐ光景だ。
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 農家の軽トラがゆっくりと周回しながら田んぼの水位をチェックしていた。訊けば水位のチェックと調整は毎日で当番制とのこと。「今年は昨年のような放射能汚染騒動がないから刈入れが楽しみですね」と言うと、「玄米基準で一反当たり10俵とれたとしても13万円でしか売れない(農協の買値)から苗代・肥料代・消毒代、田の維持管理費、トラクターなどの農耕機具の返済額などを差し引くと殆ど残らない」とぼやき半分の返事が返ってきた。農家の若者が農業を専業で継承しようとしても一家の経済的な理由で働きに出るしかないようだ。このまま継承者が出てこないとあと30年もするとこの辺一帯の田んぼは荒地と化すのが目に見えている。

 政府は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加を念頭に、昨年10月、「食と農林漁業の再生実現会議」で、方針と行動計画を取りまとめる。基本方針は農業の競争力強化に向け、今後5年間で農家の経営規模を現在の10倍以上の20~30ヘクタールへと大規模化し、若い世代の就農促進も進め、農業の国際競争力を強化するという、農業再生の基本方針を掲げた。
 専門家は、農業の場合、耕作面積と生産性とはほぼ比例しているから、零細農家の土地を集中させて積極的に経営規模の拡大をはかり、大型機械化と単作経営化をすすめることによって、農業労働の効率が高まり確実に生産性が上がるという。

 しかし、ここの里の農家の人たちは、こうした農地の集約化には反対しているという。田んぼの経営規模が今の10倍以上になったとしても、田んぼ1枚の面積は現状のおよそ1反で区切ることが稲の管理上有効であって、最大の反対理由は、畦を取り払って1枚の面積を拡大すると、散布した肥料が偏ったり流れ出て稲の生育にバラツキが出るということのようだ。

 われわれ素人には、畦を取り払って田んぼ1枚の面積を広げるほどにトラクターなどの農耕機具の運用効率が向上すると思いがちだが、現実はそれほど甘くはないようだ。










大気不安定、尾瀬ヶ原 落雷で50歳代男性死亡 50歳代女性軽傷

 28日午前、群馬県尾瀬国立公園・尾瀬ケ原で、男女2人が落雷にあった。男性は心肺停止状態で見つかったがまもなく死亡したほか、近くを歩いていた女性も軽いけがをした。
 28日午前10時半ごろ、尾瀬ヶ原の山小屋(龍宮小屋)から200メートルほど離れた木道を歩いていた50歳代の男性が雷に直撃され、近くを歩いていた50歳代の女性は落雷の衝撃で転倒した。女性が同小屋に駆け込み助けを求めた。
 同小屋の経営者(57歳・男性)は「午前10時半前に雷が鳴りだし、その数分後にドカンと大きな音とともに振動を感じた。女性が助けを求めてきたので、AED(心臓救命装置)を持って現場に向かったところ、倒れていた男性の意識はなかった」と話していた。
 山小屋(竜宮小屋)の従業員が同11時15分ごろに「登山中の男女2人が落雷でけがをした」と119番通報した。
 県警沼田署と消防によると、同1時半現在、現場付近は荒天のため、県警のヘリが現場に向かえず、署員や消防隊員らが徒歩で2人のいる山小屋へ救助に向かった。2人は、午後3時ごろ、群馬県の防災ヘリコプターで沼田市内の病院に運ばれたが、男性は死亡が確認されたほか、女性は口に軽いけがをしているという。
 沼田署によると、2人は午前10時半ごろ、落雷被害にあったとみられる。群馬県内では当時、雷などの警報が発令中で、尾瀬の現場付近は当時、雷雨やヒョウに見舞われていたという。
 警察などによると、尾瀬国立公園では、これまでに落雷でけが人が出たという被害の記録は残っていないという。

 尾瀬ヶ原は東西6km、南北1kmに及ぶ大湿原。筆者はかれこれ10回は訪れている。標高およそ1400mにあって、6月に入ると残雪もなくなってミズバショウ、ひつじ草などの湿性植物や大小たくさんの池塘(ちとう)が訪れる者の心を感動で満たし、何度訪れても飽きる事を知らない。しかし、雷に遭うと逃げて身を隠すところが全くないから危険この上ない。その場にかがみこむしかないだろう。

 気象庁は28日、日本上空約5500メートルに零下18度以下の寒気が流れ込み、積乱雲が発達しやすくなって、西日本から東北地方にかけての広い範囲で大気の状態が非常に不安定になるとして、落雷や竜巻、急な強い雨への注意を呼びかけていた。同庁は午後、東京、群馬、埼玉、千葉、茨城、山梨、神奈川の各都県に竜巻注意情報を出した。
 同庁によると28日午後、東北から九州の広い範囲で 関東や北日本を中心に局地的に激しい雨が降った。埼玉県熊谷市では午後1時半前に最大瞬間風速21.9メートル、東京・羽田空港でも同2時前に18.0メートルをそれぞれ記録した。一方、栃木県大田原市では同2時すぎまでの1時間の雨量が59.5ミリに上った。

 情報元:NHKニュース電子版、読売新聞電子版、msn産経ニュース、asahi.com、時事通信、TBS Newsi

トマトが酔い緩和 カゴメとアサヒが共同研究

  アサヒグループホールディングスとカゴメは25日、アルコールと野菜の関係についての共同研究結果を発表した。お酒などアルコールを飲むときにトマトを一緒に食べることで、血中アルコール濃度が低下して酔いの回りが緩やかになり、酔いがさめるのも早まる可能性があることが分かったという。仙台市で開かれた日本栄養・食糧学会大会で発表した。

 研究では、被験者がアルコール(度数25%)だけを飲んだ場合とアルコールを飲む際にトマトジュースも一緒に飲んだ場合の、それぞれの血中のアルコール濃度などを測定した。その結果、トマトジュースを摂取したグループは血中アルコール濃度や体内にたまるアルコール量が平均で3割減少。体内からアルコールが消えるのにかかる時間も、トマトジュースを飲んだ方が約50分早かった。
 具体的には、トマトジュース480ミリリットルと、アルコール度数25%の焼酎100ミリリットルをヒトに飲ませ、血中アルコール濃度の変化を調べた。その結果、トマトジュースの代わりに同量の水を飲んだ場合に比べ、濃度が3割程度低くなることが判明。体内からアルコールがなくなるまでの時間も50分早かった。

 ラットでの実験からは、トマトを摂取することで体内でアルコールの代謝を促進する酵素が活性化するメカニズムが確認できたという。
 メカニズム解明の具体的手法としては、ラットにトマトの水溶性成分を摂取させ、その後アルコールを投与し、肝臓中のアルコール代謝に関連する酵素の活性を測定した。その結果、アルコールおよびアセトアルデヒドを代謝する酵素の活性を高める傾向が見られ、さらにLDH(Lactate Dehydrogenase:乳酸脱水素酵素)の活性が有意に高まったことが示された。この結果から、すでに判明していたトマト摂取後のピルビン酸の上昇とともに、肝臓中のLDHの活性が高まることで、アルコールおよびアセトアルデヒドを代謝する酵素(それぞれADH、ALDH)の働きをスムーズにする補酵素NADが供給され、アルコールの代謝がより促進されたと考えられたという。 

 アサヒとカゴメは2007年に資本業務提携し、共同で研究、商品開発を実施。09年からアルコールと野菜の関係について共同研究を行っている。2011年8月には、マウスによる実験レベルではあったが、お酒を飲む時にトマトを一緒に食べることが、トマトの水溶性成分により、アルコールの代謝を促進して体内に溜まるアルコール量が約3割減少することを共同研究により明らかにしている。
 マウスの実験で確認した効果は、トマトに含まれる様々な成分の複合的な作用によるものであり、トマトをそのまま摂取することで得られる効果である可能性が考えられるとしている。トマトの水溶性成分には、アミノ酸やクエン酸、糖類以外にもアルコールの代謝に関与する成分が含まれている可能性もあることから、さらに研究を進めている。下図はトマトの水溶性成分がアルコール代謝をスムーズにする推定メカニズムのフロー図(カゴメーアサヒグループホールディングス)。  

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 今から30年ほど前のこと、スナックでビールをトマトジュースで割って飲んでいる常連客がいて、変な飲み方をする人だと奇異に思っていたが、今にして思うと理にかなった飲み方だったわけだ。

余禄:トマトを食べれば痩せられる!?
 トマトに含まれる物質が血液中の中性脂肪の値を下げることを、京都大のグループがマウスの実験で確認したとの研究成果が今年2月10日の米科学誌電子版に発表された。このニュースが同日の日刊紙に掲載され、肥満改善効果を実証したとして、全国でトマトが売り切れる異例の事態になった。しかし、研究者によると、 この物質が、肝臓で脂肪を燃焼させる役目を担うたんぱく質の働きを高めているらしいが、即ダイエットの効果が得られるかは疑問という。

情報元:msn産経ニュース、時事通信、 フジサンケイ ビジネスアイ、日本経済新聞、マイナビニュース、 カゴメ株式会社 アサヒグループホールディングス株式会社

「ダービー」の素人予想

 5月27日、第79回ダービー(東京優駿)G1芝2400mは、玉砕覚悟の③番ゼロスの逃げでハイペースの展開。鞍上川田将雅騎手は、連戦連勝だった京都競馬場でのペースを思い出しつつゼロスを御すも4コーナーから坂道にかかって早くも後続の馬群に沈む。どうしたことか人気馬の2頭、⑥番ゴールドシップ、⑧番ワールドエースともに足が伸びない。前レースの皐月賞での奇策走行のツケか。先行群の中では⑩のディーププリランテの脚色がいい。しかし、橋口調教師が送り込んだ刺客⑬クラレントが大外から一気にまくって先頭集団に出てきた。最後方からもう一頭、1枠1番のスピルバーグが敢然と馬群を割って出てきた。鞍上は横典だ。さらにいつの間にか⑭番トーセンホマレボシも前に出てきた。ゴール前1Fで①、⑩、⑬、⑭の4頭の叩きあい。さて・・・優勝馬は?1着から3着まで関西馬で決まりなら⑩-⑬-⑭だ。なーんて言っちゃってさ・・・。当たるわけないよな。

探査船「ちきゅう」、東日本巨大震災震源域の地層を回収 震災原因のプレート断層か分析

 地球深部探査船「ちきゅう」(約5万7000トン、写真下左=msn産経ニュース))を使い、東日本大震災を起こした震源域の宮城県東方の日本海溝海底のボーリング(掘削)調査をしていた海洋研究開発機構と国際研究チームは5月25日、調査航海を終え、宮城県の220キロ沖、水深約6900メートルの 海底下約820メートルの場所から、地震が起きた場所と見られる太平洋プレートと北米プレートのプレート境界断層の粘土質岩石を初めて採取したと発表した。掘削場所は東日本大震災の巨大地震震源域の東端に当たり、 実際に滑って巨大地震・津波を引き起こした断層か分析している。

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 日本やアメリカ、ヨーロッパなど10か国の専門家による共同研究チームは、先月から海洋研究開発機構の探査船「ちきゅう」を使って、去年3月の巨大地震の震源域のうち宮城県沖の海底を掘削する大規模な調査を行った。

 その結果、宮城沖(牡鹿半島・東約220キロ)の水深およそ6900メートルの海底からさらに850メートル下まで掘削することに成功し、発掘された地層の中から数メートルの厚さの岩が砕けている層(プレート境界断層帯)が見つかった。研究チームによると、この付近は太平洋プレートという海側の岩盤と陸側の岩盤との境目に当たり、去年3月の巨大地震でずれ動いた断層である可能性があるとみている。

 東北沖で岩盤の境目の地層が発掘されたのは初めてで、研究チームは、今後、回収した地層に含まれる岩石の分析と、プレート境界の滑りやすさなどを調べ、地震の際の力の働き方や断層が動いた速さなど、巨大地震が起きたメカニズムを解明するとともに、この付近が過去の地震で繰り返し動いていたのかどうかも調べることにしている。プレート境界で地震後に発生した摩擦熱を調べる温度計の設置は、悪天候や水中カメラの故障などで断念し、今夏に再び挑戦するという。

 調査に当たっている京都大学防災研究所のジェームズ・モリ教授は「地層を調べることで今回の地震が分かると同時に、南海トラフなどほかの地域の地震との違いや次の地震の可能性についても情報を得ることができる。研究成果を今後の防災につなげていきたい」と話している。

参考:独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)統合国際深海掘削計画Expedition343「東北地方太平洋沖地震調査掘削」(2012年4月1日~5月24日)
 統合国際深海掘削計画(IODP)は、海洋科学掘削船を用いて深海底を掘削し、海底下から地層サンプルを採取し、データを計測・観測することにより、地球誕生以来、変動を続ける地球環境や、巨大地震の発生メカニズムの解明、地下に広がる生命圏の調査など、私たちがまだ知らない地球内部を探査することにより「地球システム」の理解を目指している。地球深部探査船「ちきゅう」は、東北地方太平洋沖地震と津波を引き起こしたプレート境界断層の摩擦特性の解明にむけて、4月1日から5月24日まで、統合国際深海掘削計画(IODP)第343次研究航海「東北地方太平洋沖地震調査掘削」を実施した。
view2489792 左図は、探査船「ちきゅう」が世界最深記録を更新した日本海溝の掘削調査地点(写真上が平面図、下が立体図)。東日本大震災の大地震の震源断層を調べるため、海面下7740メートルまで掘削した(海洋研究開発機構提供)【時事通信社】

情報元:NHKニュース電子版、asahi.com、時事通信社、独立行政法人海洋研究開発機構ホームページ

富士山でチェコとスロバキア男性2人が遭難 ジーンズにスニーカー姿 1人保護1人不明 

 24日午前8時40分ごろ、富士山富士宮口9合目「万年雪山荘」付近を登山中の男性3人組から「装備不足で下山できそうにない外国人男性がいる」と110番で救助要請があった。
 静岡県警山岳遭難救助隊が救助に向かい、午後1時頃に、自力で下山できなくなっていたチェコ国籍の男性(プログラマー、33歳)と合流し無事保護して下山させたが、男性はスロバキア国籍の男性(職業、年齢不明)と一緒だったが途中ではぐれたと話しているといい、同隊が25日朝から、男性の捜索を再開。

 富士宮署によると、チェコの男性はインターネットで知り合ったスロバキアの男性と24日午前0時ごろ、富士宮口5合目から登山を開始した。スロバキアの男性が途中で姿が見えなくなったことに気づいたが、先に下山したと思ったという。保護されたチェコの男性はジーパンにスニーカーという軽装で、ピッケルなどの装備はなかった。スロバキアの男性も同様の軽装だったとのこと。

 気象庁 防災気象情報「アメダス」によると富士山頂の5月24日の気温は1日を通して氷点下で、夜間はマイナス2.2℃からマイナス3.7℃であった(下表参照)。
 大型連休中、北アルプス・白馬岳(2932メートル)で登山者6人が、吹雪の中で軽装のために低体温症にかかって死亡した遭難事故があったばかり。
「低体温症は、身体の表面ではなく、コア(深部)の体温が35度以下に下がると起こる症状で、悪条件が重なった場合は10度でもかかる恐れがある」と登山家の船木上総(かずさ)医師が警鐘を鳴らしている(週刊朝日 5月25日号)が、死なずに助かったチェコの男性は奇跡というべきだろう。

 富士山は5合目から上の登山道が冬期閉鎖中で、通行が禁止されている。今年に入り、富士登山で県警に救助要請があったのは計9回。昨年同時期は4回だった。22日には山頂で動けなくなっていたドイツ人男性ら2人が救助されている(報道記事:富士山頂で身動き取れず、金環食見たさのドイツ男性= 時事通信5月21日、富士山頂で日食待ち遭難のドイツ人男性、救助= 読売新聞 5月22日、富士山:外国人を救助 日食観察で山頂に= 毎日新聞 2012年05月22日)。

2012年05月24日 富士山( 3775 m)気温

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情報元:静岡新聞、 読売新聞、毎日新聞、時事通信、各電子版




M8級関東大地震早まるか 東日本大震災によるプレート刺激で30年以内?

 防災科学技術研究所のチームは、「首都圏で、100年から200年先と考えられている大地震の発生が早まる可能性がある」とする分析結果をまとめた。
 日本海溝の付近で大地震が起きたあと、30年以内に大正時代の関東大震災と同じタイプの地震が起きたケースが過去に複数あることから、「東日本大震災とその余震で関東のプレートが刺激され、マグニチュード8級の大地震が予想より早く首都圏で起きる可能性がある」との分析成果を、つくば市の独立行政法人・防災科学技術研究所(茨城県)で地震が起きる確率を研究している井元政二郎主幹研究員のチームがまとめた。
 
 誘発が懸念されるのは、政府が首都圏での発生を警戒する「関東地震」。M8級の関東地震は過去に2回起きたが、いずれもその約30年前に、三陸沖から房総沖で大地震(延宝房総沖地震、明治三陸地震)が発生した。
 これと合わせ、古い記録に残る地震も含めて、869年の貞観地震以降、東北の太平洋沖など日本海溝付近を震源としたM8級の地震は5回あるが、うち4回は、その後30年以内に相模トラフを震源とするM7級以上の大地震が関東で続いて起きた。
 関東地震の発生周期をコンピューターでシミュレーションすると、2つの地域のこれらの地震が無関係に起こった確率は5%以下。
 逆に2つの地域で30年以内に大地震が連続した確率は、偶然、大地震が連続する確率よりも大幅に高いことから、日本海溝付近と相模トラフの地震は関連している可能性があるとして、東日本大震災の後続の大地震が、今後30年以内に関東で起きる可能性もあると分析した。
  研究チームの井元主幹研究員は、「相模トラフの大地震は、100年から200年先と考えられているが、東日本大震災のような巨大地震が起きると、隣接する関東南岸でも発生の時期が早まる可能性がある」と話している。

 情報元:NHKニュース電子版、msn産経ニュース

青森・東北町で震度5強…青森東方沖でM6・0(更新版)

 24日午前0時2分ごろ、青森県東方沖を震源とする地震があり、青森県東北町で震度5強の揺れを観測した。震度5強を観測したのは青森県東北町で、震度5弱が青森県野辺地町と東通村。青森県で震度5強の強い揺れを観測したのは、去年4月7日に起きた宮城県沖のマグニチュード7.2の地震の際、八戸市で震度5強を観測して以来。
 気象庁の永井章地震津波監視課長は「揺れが強かった地域では、土砂災害や家屋の損壊などの危険性が高まっているおそれがあり、今後1週間ほどは震度4程度の揺れの余震に注意してほしい」と述べた。そのうえで、地震津波監視課の永井課長は「今回の地震は去年の巨大地震の余震ではないと考えているが、巨大地震の震源域の北側や南側、それに『アウターライズ』と呼ばれる日本海溝の東側では巨大地震の影響で大きな地震が発生するおそれがあるので、引き続き注意が必要だ」と話していル(NHKニュース)。
 原子力安全・保安院によると、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)や東北電力東通原発(青森県東通村)は、いずれも「異常なし」という。青森県によると、24日午前0時55分現在、県内の全市町村、全消防本部に被害情報は入っていない。 八戸自動車道では24日午前1時現在、一戸インターチェンジ(IC)―八戸IC、八戸ジャンクション―八戸北ICで50キロの速度規制をしている(asahi .com )。
 気象庁は今回の地震の震源は大震災の想定余震域から北に50~60キロ外れている上、周辺では2003年の北海道十勝沖地震(M8・0)も起きるなど地震活動の活発なエリア。永井章課長は「大震災と全く関係がないとは言えないが、大震災がこの地域の地震活動を活発化させたとは認められない」と述べた。最大震度5弱以上が予想される場合に発表する緊急地震速報は出なかった。永井課長は「最大予想震度が4だったため」と説明している(msn産経ニュース)。

気象庁発表
 報道発表日 2012/5/24
平成24年05月24日00時02分頃の青森県東方沖の地震について

地震の概要
発生日時:     5月24日00時02分頃
場所および深さ: 青森県東方沖( 北緯41.3度、東経142.1度)
震源の深さ:   約50km(速報値)
地震の規模:   マグニチュード 6.0 (速報値)
最大震度:    青森県  最大震度5強  東北町上北南
           北海道  最大震度4    函館市泊町 函館市新浜町

20120524000724391-240002

参考ブログ
北海道~三陸沖に4震源域 M9級3500年に7回巨大津波

2012-05-05 09:54:18

磯野波平さん、はげ頭に1本だけ残っていた頭髪を抜かれる 二度目の災難

 世田谷区桜新町在住の磯野波平さん(54歳)が、20日から21日未明、東急田園都市線の桜新町駅(東京都世田谷区)駅前の通称「サザエさん通り」を家族とともに散歩中に、何者かに大切な一本立ちの頭髪を根元から抜き取られるという事件が発生した。抜かれた頭髪は長さ約10センでした。幸いにも怪我はないものの、これで二度目という災難。近く新たな毛を“植毛”する予定とのこと。なお、地元に長く住んでいるので事を荒立てたくないとの理由で、警察には被害届は出さないとのこと。
t_TKY201205220628t_TKY201205220627 家族の長女サザエさん(24歳)によると、波平さんは側頭部と後頭部には髪の毛が若干残っているが、頭頂部はハゲ頭でそこに奇跡的に一本だけ立ち毛が残っていた。波平さんは常日頃、洗髪後、頭頂部の一本の髪の毛を「もったいない」と言いながら丁寧にドライヤーで乾かしていた。薄毛を気にしており、育毛剤を愛用しているとのこと。

 情報元:山陰中央新報  online news、毎日jp、msn産経ニュース、asahi.com(写真とも)

小沢は「座敷牢」を出るも手かせ足かせ、亀井はただの「傘張り浪人」中

 民主党の小沢元代表が政治資金規正法違反事件で強制起訴された裁判で無罪判決が出されたのが先月(4月)24日のこと。小沢一郎は、さっそく民放テレビに出演して、消費税増税を目指す野田首相の政権運営を「政権交代の原点を忘れている」として批判。
 5月8日の常任幹事会では、盟友の輿石幹事長主導で、小沢一郎に対する党員資格停止処分が10日付で解除されることが決定した。これを受けて、小沢は配下の「数の力」でもって党運営の主導権を確保して党内復権に向けて動き出した・・・かに見えたが、検察官役・指定弁護士が、小沢を東京高裁に控訴することを決めたことで、状況が一変。
 当日、風をひいたとしてマスクをかけてあわただしく東京・深沢の自宅に帰ってこもったまましばらく出てこなかった。不利な状況になると見せるいつもの行動パターン。 
 小沢一郎、「座敷牢」を出されて喜んだのもつかの間、手かせ足かせをはめられて、再びお白洲に引き出されて吟味される身となった。

 一方、国民新党を追い出された亀井静香・国民新党前代表。「石原新党」に参画して党の主要ポストに就いて、「増税反対」で小沢一郎と連携することをもくろんでいたが、当の石原慎太郎都知事からは「亀井氏、仲間に追い出されて、自業自得じゃないかな」とつれない態度を示されたうえに、「小沢一郎と手を組むのは死んでも嫌だ」と明言されて、事実上の玄関払いを食らわされた。
 で、今や「ただの傘張り浪人」中(本人の言葉)と自虐的な言葉を吐いている。4月の民放番組では「桜が咲く頃には政治が一変する」と新党発足の法螺(ホラ)を吹いて見せていた意気軒昂な姿は見る影もない。しかし、相変わらず口だけは達者のようで、「俺は国民新党を出て清々している。お堀の深さはすでに測り終えたからな。なぜって?城攻めに向けてに決まってるだろ(産経新聞)」。亀井静香よ、単騎特攻、どこへ行く。

CO2濃度 国内初400ppm超 温暖化、深刻に 気象庁観測

  国内の大気中の二酸化炭素の平均濃度は上昇する傾向が続き、この2月~4月には岩手県大船渡市綾里(りょうり)の観測点で、87年の観測開始以来、初めて400ppmを超えていたことが気象庁の観測で分かった。

  気象庁は、人間活動の影響を受けにくい岩手県大船渡市三陸町綾里(りょうり)と沖縄県の与那国島、それに本州のはるか南の南鳥島の3か所で大気中の二酸化炭素の濃度を観測している。綾里、南鳥島及び与那国島における大気中の二酸化炭素濃度の増加量は、3観測所の間で多少の違いはあるものの、ほぼ同期した増加量の年々変動が見られる。過去10年間は1年に約2ppmのペースで上昇が続いている。
atmosphericco2













  各観測点の去年1年間の平均濃度は、昨年の年平均値も大船渡市綾里394.3ppm、南鳥島392.8ppm、与那国島394.4ppmで、いずれもおととしより上昇して、観測を始めてから最も高い値を更新した。    

二酸化炭素濃度の年平均値(単位 ppm) 

 

綾里

南鳥島

与那国島

1997年

  366.5  

  364.7  

  365.7  

省略

2009年

  389.8  

  388.0  

  389.4  

2010年

  (393.5)  

  (390.5)  

  (392.7)  

2011年

  (394.3)

  (392.8)  

  (394.4)  

( )が付いたデータは速報値


  さらに大船渡市綾里(りょうり)の観測点では、ことし3月1か月間の二酸化炭素の平均濃度が401.2ppm、4月には402.2ppmとなり、初めて400ppmを超えた。400ppmは、国連のIPCC=気候変動に関する政府間パネルが、地球温暖化による気温上昇を2度程度に抑えるための目安と位置づけている値。

 綾里の月平均濃度値(単位 ppm) 2012年05月16日

綾里

1月

 2月

 3月

 4月

 5月

 6月

 7月

 8月

 9月

10月

11月

12月

2011年

397

399

399

--

398

394

388

385

389

393

397

398

2012年

399

400

401

402

 

 

 

 

 

 

 

 


 気象庁によると、一般的に人口の多い北半球の方がCO2濃度が高く、10年の世界全体の二酸化炭素の年平均値は389.0ppm。産業革命以前と比べると100ppm以上も増加しており、100年当たり0.68度の割合で気温が上昇しているという。世界の二酸化炭素の平均濃度は現在、390ppm程度(下図グラフ)だが、気象庁はこのままではあと数年で400ppmを超える可能性が高いとみている。

  二酸化炭素濃度の全球平均経年変化グラフ (平成24年2月15日)
co2comp

 CO2は、地球温暖化に及ぼす影響が最も大きな温室効果ガス。世界の平均濃度が400ppmを超えると、18~19世紀の産業革命以後の気温上昇を2度以内に抑えるのが難しくなる値とされいる。
 気象庁は「先進国、新興国とも化石燃料使用によるCO2排出が続いており、温室効果ガスの上昇傾向が収まる兆しはみられない」として「日本も森林破壊や化石燃料の消費などをより一層、抑えるなど削減に向けた取り組みが一層求められる」と話している。

情報元: 気象庁気象統計情報 「 温室効果ガス監視情報」(データ表およびグラフとも) ほか、NHKニュース電子版、 読売新聞電子版、毎日jp、共同通信

徳川家康が1611年にスペイン国王から贈られた「洋時計」の鑑定結果

 家康を祭る久能山東照宮(静岡市駿河区)では、1611年にスペイン国王から徳川家康に贈られた西洋の機械時計を収蔵している。この時計について、大英博物館時計部の最高責任者、デービッド・トンプソン氏(62)が同宮で時計内部を確認するなど鑑定し、17日、「16世紀当時の最高技術を結集した傑作で、当時の技術を知る極めて貴重な資料で歴史的価値が高い」とする調査結果を発表した。
 時計は現在、国内にある最古の西洋時計として、1979年に国の重要文化財に指定されているが、東照宮は国宝指定の申請も検討する。

 写真左:「家康の洋時計」=久能山東照宮提供(日本経済新聞電子版、毎日jp) 写真右:家康の洋時計の内部(裏側)=久能山東照宮提供(asahi.com)
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 時計の製作年などは、時計前面下部の刻印で分かる。それによると、スペイン国王に仕えたフランドル地方(現ベルギーなど)の時計職人ハンス・デ・エバロが1581年に製作した。
 トンプソン氏によると、16世紀のベルギーフランドル地方の職人に製作された時計は世界に約20台現存し、ヨーロッパやアメリカの博物館や個人が所有しているが、内部の部品が交換されているものがほとんどだという。当時、洋時計は「ハイテク」で、大国の国王ら限られた人しか所有できなかったとしている。
 
 また同氏は、鑑定した家康の西洋時計は現状は動かないが、真鍮(しんちゅう)製の本体や内部の機械部品、革製の収蔵箱のいずれもが2〜3カ所を除き当時のままで、内部の部品がほぼ全て当初のまま残っているという点で、おそらく世界に一つしかないと説明。特に革製の収蔵箱は残存数が少なく非常に珍しいという。
 さらに、時計は1日に約30分遅れたり、本体の彫刻の遠近法がやや未熟であるなど技術の限界もあるが、鉄製の歯車など一つ一つの部品も同じ時代のものと比べて極めて精巧に作られているということで、トンプソン氏は「16世紀の最高傑作といえ、当時の技術を知る極めて貴重な資料だ」と絶賛し、近く、文化財としての価値をイギリスの学会で発表する予定だという。

 この時計は、家康の側近の僧・本光国師が著した「異国日記」によると、家康が、1609年に千葉県沖で難破したスペイン船の乗員を救助したお礼として1611年にスペイン国王フェリペ3世から贈られたとされる。家康の死後は久能山東照宮が保管していた。
 1609年に千葉県沖で難破したスペイン船を救助したお礼にと、家康が1611年にフェリペ3世から贈られたと記されているという。

 デビッド・トンプソン氏は17日の東照宮で記者会見の席で、この時計が日本にあることを世界中の人に知って欲しい。ピカピカに磨いたりせず、風合いを保つために優しく扱ってほしい」「大英博物館のコレクションに加えたいぐらいだと語った。

 調査を依頼した東照宮の落合偉洲(ひでくに)宮司は「世界的に珍しい時計と評価され、大変うれしい。国宝に指定されるよう時計の価値をアピールしていきたい」と話した。調査を依頼した久能山東照宮の落合偉洲宮司は「貴重な文化財だと確認でき、本当にうれしい。国宝指定の申請をしたい」と話している。

 情報元:日本経済新聞電子版、NHKニュース電子版、asahi.com、毎日jp

「太陽でも超巨大爆発」の可能性 京大教授ら解析

 昨年から太陽活動の異常現象に関する報告が相次いでいる。太陽表面で巨大な爆発( 2011年6月)、太陽北極域で異例の磁場反転(2011年9月)、 太陽が大規模爆発、コロナガス噴出で地球に最大級の磁気嵐 (2012年1月)、太陽の周期的活動に異変( 2012年4月)、太陽、北極で磁場反転か太陽:磁場が「4重極構造」に(2012年4月)などなど。今度は、太陽表面で、これまでの100~1000倍もの超巨大な爆発が今後、起きる可能性のあるとの報告がなされた。

 太陽の表面で起こる爆発現象「太陽フレア」について、地球に大きな被害をもたらすほどの超巨大な爆発現象「スーパーフレア」が今後、発生する可能性があることを、京都大付属天文台の研究グループが衛星の観測データの解析の結果突き止めた。

 同研究グループは、過去最大級の太陽フレアの100~1000倍のエネルギーを放出するものを「スーパーフレア」と定義。
 研究グループの柴田一成教授(太陽・宇宙プラズマ物理学)らは、米航空宇宙局(NASA)の惑星探査機「ケプラー」が2009(平成21)年4~12月に観測した、地球から数百~千光年離れた天の川銀河系にあり、大きさや表面温度が太陽と似た「太陽型星」約8万3000個を対象に、30分ごとの明るさの変化を解析した。その結果、148個の表面でスーパーフレアが365回起こっていたことを確認した。解析では、急に増光した後に時間をかけて暗くなり、爆発現象で明るさが0・1~10%増した場合をスーパーフレアと判断した。
 太陽でスーパーフレアは起きないという通説に疑義を唱える結果で、グループは「起きれば地球は大きな被害を受けると予想され、研究を進めたい」としている。

 グループによると、太陽型星のスーパーフレアの原因は、星と惑星それぞれの磁場の相互作用とされ、これまで恒星のすぐ近くを回る高温の巨大なガス惑星(ホットジュピター)がなければスーパーフレアは起きないと考えれてきた。しかし今回確認した148個の太陽型星でホットジュピターは見つからず、柴田教授は太陽でもスーパーフレアが起こる可能性が出てきたとみている。
 太陽では、太陽系最大の爆発現象とされる通常のフレアがしばしば起きており、その際に生じる磁気嵐でエックス線が増加するため、地球に通信障害や停電などの影響が出ることがある。仮にスーパーフレアが起きれば大量の放射線や磁気嵐が地球上に降り注ぎ、人体の被ばくや地球規模の停電など大きな影響が出る恐れがある。柴田教授は「過去に起きた形跡がないかを調べるとともに、予測が可能かも探りたい」と話している。
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写真左:京都大飛騨天文台(岐阜県)の望遠鏡で観測された太陽フレア(中心部右上の白い部分):柴田一成・京都大教授提供 =毎日新聞
写真右:「太陽型星」でスーパーフレア(矢印)が起こる場合の想像図(京都大付属天文台提供)=msn産経ニュース

 情報元:毎日新聞電子版、msn産経ニュース

筆者参考ブログ
今夏の世界的異常気象は太陽の異常現象に関係あるのだろうか? 
 2011-09-02 13:34:34
地球に低温期が到来 太陽の周期的活動に異変 観測されたことのない事態(更新版)
 2012-04-20 11:37:24
太陽に地球の10倍もの「怪物級の黒点群」出現 爆発現象が7回発生
 2012-05-11 09:16:04

「しずちゃん」の五輪出場の最後のチャンス「推薦」は無くなった 日本連盟、推薦枠申請怠る

 ロンドン五輪のアマチュアボクシング女子で大陸別推薦枠を得るために必要な申請を、日本が行っていなかったことが16日、関係者の話で分かった。日本はお笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代選手(33)=よしもとクリエイティブエージェンシー=らが出場した女子世界選手権(秦皇島=中国)の3階級でいずれも五輪出場枠を逃し、五輪出場のチャンスは推薦枠の獲得だけとなっていた。

 アジア大陸の推薦枠は各階級に一つしかなく、獲得は極めて厳しいとみられていたが、日本連盟は基本的な事務作業すら怠っていたことになる。
 国際連盟の文書によると、推薦枠を希望する国・地域は国内オリンピック委員会を通じて1月16日までに国際オリンピック委員会(IOC)に申請する必要があった。しかし、日本連盟はこのことを知らず、日本オリンピック委員会(JOC)も申請しなかった。(共同通信)

 今回の不手際は、五輪を目指す上で、緊張感が欠如していたと指摘されても仕方がない。ボクシング女子世界選手権ミドル級3回戦でドイツ選手に敗れ、今大会での五輪出場権獲得はならなかった「しずちゃん」こと山崎静代選手は、試合から一夜明け、「自分の中で戦いが終わっていない感じ。ボクシング自体はやりたいし、どういう形であれ次に向かいたい気持ち」と前向きに再チャレンジの意欲を語ったが、日々研鑽を重ねてきた選手にとっては、日本連盟が基本的な事務作業を「知らなかった」では、意欲も削がれようと言うものだ。

余震が、福島・茨城県境で今後100年以上、首都直下では今後約3年続く 京大准教授発表予定

 東日本大震災よりおよそ1年2ヶ月。現在も日本列島各地でまんべんなく余震、誘発地震が続いている。気象庁地震火山部の平成24年5月7日発表の統計資料によると5月6日現在、震度1以上の余震(広義)は7755回、震度4以上は244回起きている(下表参照)。

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震
(平成23年3月11日14時~2012年5月6日)
震度1以上の最大震度別地震回数表(本震を含む)

最大震度別回数

震度1以上合計

震度

1

2

3

4

5弱

5強

6弱

6強

7

総 計

4565

2172

774

191

37

11

2

2

1

7755


 緊急地震速報が、いまだ月に数回は不気味な警戒音とともにテレビ画面に流される。いったい、余震はいつまで続くのだろう。
 誰もがこう思っているところに、東日本大震災の余震が、福島、茨城県境で少なくとも今後100年以上続くとの推計を京都大防災研究所の遠田晋次准教授(地震地質学)がまとめ、20~25日に千葉市で開かれる日本地球惑星科学連合大会で発表するという。以下、毎日新聞(5月15日)の情報。

 震災後、地震活動が活発になった地域の観測データを基に、誘発地震の減衰を計算した。余震には体に感じない地震も含み、秋田県内では約40年間首都直下では約3年にわたり続くという。
 遠田准教授は震災後、地震発生頻度が増加した地域と、減少した地域があることに着目。増加が目立つ地域を対象に、観測データと減衰予測式を利用して、発生頻度が平年レベルに戻る日数を算出した。
 その結果、活発な地震活動が続く福島第1原発に近い福島、茨城県境では計算上、「800年以上」と算出された。しかし、時間が進むにつれ本震の震源域のプレートの固着が進み、地震が起きにくくなることなどを考慮し、両地域では「少なくとも100年以上」と結論付けた。
 ほかに、日本列島を東西に分ける活断層帯「糸魚川-静岡構造線断層帯」(長野、山梨県)では誘発地震が約25年間続く見通しという。
 遠田准教授は「大震災の余震は長期間続くと見て、気を抜かずに生活することが大切だ。余震が活発な地域は、火山活動にも影響を及ぼす可能性もあるので、注視する必要がある」と話している。

 緊急地震速報は、気象庁が中心となって提供している地震警報システムで、地震(主要動)が到達する前に速報されるというが、速報と同時に揺れを感じたり速報があっても揺れなかったりして、最近はテレビから突如として速報音が鳴っても、慣れから緊張感がほとんどなくなってきている。危険な兆候だが、筆者だけだろうか。

しずちゃん、3回戦で完敗 ロンドン五輪の夢断たれるも次なる挑戦は?(更新版)

<アマチュアボクシング:女子世界選手権>◇5日目◇15日◇中国・秦皇島
 ロンドンオリンピックの予選を兼ねて中国で開かれているアマチュアボクシング女子の世界選手権は15日、中国の秦皇島でミドル級の3回戦が行われ、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のタレント「しずちゃん」こと33歳の山崎静代選手(よしもとクリエイティブエージェンシー)は、ドイツの選手アンドレア・シュトローマイヤーに1回途中にレフェリーが試合を途中で止めるRSC(レフェリーストップコンテスト)で敗れた。
 ボクシング女子のロンドンオリンピックの出場権は大陸ごとに割り振られ、ミドル級の山崎選手は、アジアに与えられた1つの枠を目指していた。しかし、同日の3回戦で中国選手がタイ選手に勝ち、山崎静代選手は、今大会でアジア勢最上位に与えられるロンドンオリンピック出場枠を獲得できなかった。推薦枠で選ばれるのも厳しい情勢で、オリンピックへの出場は極めて難しくなった。
 これで日本勢はすべて姿を消し、今大会での五輪出場権獲得はならなかった。

 山崎選手は15日の3回戦で、試合開始直後から前日のように前に出ることができず、序盤からサウスポーの相手の的確な左ストレートをもらう展開で苦戦。1ラウンド30秒過ぎに左ストレートで最初のスタンディングダウンを喫すると、その後も左ストレートからの連打を浴びて、3度のスタンディング・カウント(ダウン)を奪われ残り4秒でレフェリーが試合を止めてRSCとなった。

 屈辱の敗戦に「絶対に負けないと思っていたんですが…」としずちゃんは涙をこらえられなかった。
「すごく悔しいです。これで終わってしまったというのが今はショックで、まだ何も受け止められない。試合内容としても最後までやれなかったことが悔しい。勝負は一瞬で終わってしまうものだとあらためて思った」と無念の表情を見せた。今後について、山崎は「今の段階では何も考えられない」と涙を流して声を絞り出した(日刊スポーツ、msn産経ニュース、読売新聞電子版)。

 日本アマチュアボクシング連盟の梅下新介・強化委員長代行は「すごいこと。歴史の始まりだと思う」と称賛する。梅下代行によると、過去に日本はライト級(60キロ級)までしか世界選手権に派遣できなかった。体格差でハンデがあるミドル級(75キロ級)での1勝は、以前は日本人が想像も出来なかった快挙だ(読売新聞電子版)

 山崎静代選手は京都府福知山市で生まれ、大阪府茨木市で育った。中学時代は陸上砲丸投げで大阪府5位。サッカー部でMFだった高校時代は、関西1部リーグで3位に入った実績がある。
 ジム通いを始めたのは2007年。翌年2008年にテレビドラマでボクサー役を演じたのを機に、本格的に競技を開始。2009年には女子ボクシングがロンドン五輪の正式種目に採用されることが決まった。「このタイミングで五輪種目になったのは、やれってことやろ」。巡り合わせに運命を感じた。
 ドラマの役作りで技術指導を受けた梅津正彦トレーナー(43)と師弟関係を築き、少しずつレベルアップしてきた
 梅津正彦トレーナーは皮膚がんと闘病中。2月に皮膚がん手術を受けた体で自らの体を顧みず日本から駆けつけたとあって、山崎選手は「勝てなくて、(梅津さんに)本当に申し訳ない」と涙を流してうつむいた。(読売新聞電子版、msn産経ニュース)。

 お笑い芸人コンビ「南海キャンディーズ」の「しずちゃん」と同じく、ロンドンオリピンピックを目指していたお笑い芸人「猫ひろし」(WAHAHA本舗所属)も、国際陸上競技連盟からマラソン代表の資格を取り消されて不参加の憂き目に遭っている。
 二人がスポーツに開眼した当時、「しずちゃん」が売れっ子芸人であったが、「猫ひろし」は売れない芸人であった。その二人がオリンピックを目指したきっかけが、「しずちゃん」がテレビドラマでボクサー役を演じたこと、「猫ひろし」が某テレビ局のバラエティー番組のミニマラソン大会で好走したこと、ともに芸人としての仕事であったことで共通している。
 しかも、両人とも本来の芸能活動の片手間にやってきたのではなく、世間からさまざまな批判や言われのない中傷を受けつつ、スポーツ選手として血のにじむような努力を重ねてレベルアップを成し遂げてきたことも共通している。
 世界で戦える実力を証明した「しずちゃん」は、ロンドンオリンピックに参加できなくなって、「今の段階では何も考えられない」と意気消沈しているが、一方の「猫ひろし」は、これからもカンボジア人ランナーとして走り続けることを決め、「4年後のリオにも、チャンスがあれば、挑戦したいと思います」と話している。「しずちゃん」も、もう少し時間がたてば闘争心が再燃して、年齢制限を受けないなら、「リオ挑戦」の言葉が出るであろうことを期待してやまない。

追記 しずちゃん「次に向かいたい」と現役続行に意欲(2012年5月16日  読売新聞電子版)
 「しずちゃん」は、試合から一夜明け、「自分の中で戦いが終わっていない感じ。ボクシング自体はやりたいし、どういう形であれ次に向かいたい気持ち」と語った。
 現行の規則では公式戦出場は34歳までと定められており、33歳の山崎は2016年リオデジャネイロ五輪には挑戦できない。

しずちゃん初戦突破!国際大会初勝利 3回戦へ 五輪へ前進―女子ボクシング世界選手権

 アマチュアボクシング女子の世界選手権第4日は14日、中国の秦皇島で行われ、五輪実施階級のミドル級で、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと33歳の山崎静代(よしもとクリエイティブエージェンシー)は、ロンドン五輪出場を目指す初戦の2回戦でシャフノザ・ニザモワ(ウズベキスタン)に第1ラウンドにダウンを喫したが、第2ラウンドにラッシュでダウンを奪い、第3ラウンドに計3度目のダウンを奪ったところでレフェリーが試合を止めた。レフェリーが両選手の技量に大きな差があるときや、一方の選手がけがなどで試合が続けられなくなったとき試合を止める「レフェリー・ストップ・コンテスト」で勝って、14日の3回戦に進んだ。山崎は国際大会初勝利した。
 
試合の展開は次のようだった。
日刊スポーツ( 5月14日)
 山崎は、1回50秒でカウンターを浴びてダウンを喫した。しかし、前に出るボクシングで相手にプレッシャーをかけ続けた。2回にはボディーへの連打を浴びせ、50秒に右ストレートでダウンを奪った。さらに攻め続け、3回には右ストレートで2度のダウンを奪い勝負を決めた。レフェリーが試合を止めると、山崎が両拳を天高く掲げた。「勝ててよかったです。次につながった。相手も疲れていたんで盛り返そうと思って、ただがむしゃらにやりました」。真っ赤な顔に笑顔を浮かべた。
読売新聞(5月14日 )
 すさまじい連打だった。ロープに追い込み、顔面へボディーへと、激しくパンチを打ち込む。山崎が第3ラウンド1分54秒でRSC勝ち。「勝てて良かった。次につながった」と、満面の笑みを浮かべた。
 第1ラウンドは劣勢だった。序盤から打ち合いとなり、山崎も相当のパンチを受けた。ポイントは7―11。「ポイントは全然分かっていなくて、(セコンドの)樋山先生に『ここからだ、ここからだ』と言われて、『あっ、勝ってはいないんだな』と思った」 第2ラウンドから巻き返しに転じた。重いパンチがヒットし、スタンディング・カウント(ダウン)を奪った。「相手も疲れてきていたので、盛り返そうという気持ちで、がむしゃらにいった」。第3ラウンドは、さらに攻勢に出た。この回何度もスタンディング・カウントを奪い、レフェリーが試合を止めた。
 国際試合初勝利。通算成績は2勝2敗となった。心配されたスタミナも問題ない。経験も積んでいる。もはや芸能人が片手間にやっているレベルではない。世界で戦えることを証明した山崎の挑戦は、どこまで続くだろうか。
 山崎静代の話「勝てて良かった。次につながった。相手も疲れてきていたので、がむしゃらに行った」

 山崎選手がこの予選で、女子ミドル級の五輪出場枠に入るためには、今大会でアジアの最上位にならなければならない。
 ロンドンオリンピックのボクシング女子の出場権は、それぞれの階級に大陸ごとに割り当てられ、ミドル級の山崎静代選手はアジアの1つの出場枠を争うことになった。
 ボクシング女子のオリンピックの出場権は、これまで、11日から競技が始まった世界選手権でベスト8以上になることが条件とされてきた。しかし日本アマチュアボクシング連盟によると、それぞれの階級に大陸ごとに出場権が割り当てられ、アジアはフライ級とライト級で2つずつ、ミドル級で1つの出場枠となった。
 このため、今回の世界選手権で40人が出場するミドル級で山崎選手が出場権を獲得するためには、アジアから出場する11人の中でトップの成績を挙げることが必要になった。

 なお、ライト級で20歳の釘宮智子(平成国際大)は、2回戦でアントニナ・シェフチェンコ(キルギス)に12-16で判定負けし、五輪枠を獲得できなかった。今大会の五輪同級アジア出場枠は2で、釘宮より上位のアジア選手が2人以上いるため同枠を逃した。 

情報元:日本経済新聞電子版、読売新聞電子版、NHKニュース電子版、msn産経ニュース、日刊スポーツ、時事通信、デイリースポーツ

山岳遭難発生状況統計(平成24年1月1日~5月13日)

①山岳遭難発生状況(平成24年1月1日~5月13日)

区分

発生件数

死者

行方不明

負傷者

無事救出

遭難者計

平成24年

41

14

3

18

23

58

平成23年

44

15

2

31

7

55

前年比

-3

-1

1

-13

16

3

平成23年年間

227

49

4

138

60

251

平成22年年間

213

39

5

122

65

231


②山域別発生状況(平成24年1月1日~5月13日)


区分

件数

死者

行方不明

負傷者

無事救出

遭難者計

アルプス

槍穂高

9

1

0

7

7

15

後立山

13

8

1

4

7

20

その他

4

0

1

1

2

4

小計

26

9

2

12

16

39

中央アルプス

6

1

0

3

3

7

南アルプス

0

0

0

0

0

0

八ヶ岳連峰

5

2

0

3

1

6

その他の山岳

4

2

1

0

3

6

41

14

3

18

23

58


情報元:長野県警山岳救助隊山岳情報)

長野県内山岳遭難発生状況(平成23年1月28日~4月27日)

長野県内山岳遭難発生状況(平成23年1月28日~4月27日)
  (長野県警山岳救助隊山岳情報)

月 日

山  名

年齢

遭難事故内容

1月28日

白馬五竜スキー場外南側斜面

51歳

ゲレンデ外を山スキー中、雪崩に巻き込まれ死亡

男性

2月5日

乗鞍岳

63歳

山スキーで滑走中、雪のくぼみで転倒し負傷

男性

2月11日

中央アルプス

34歳

3人パーティで登山中、木曽側に滑落・死亡

空木岳

男性

2月12日

八ヶ岳連峰

60歳

単独で登山中、滑落・死亡

赤岳

男性

2月13日

中央アルプス

46歳  男性

2月11日に遭難した同行者の捜索後、自力で下山を開始したが、疲労等から救助要請無事救出

空木岳

38歳  男性

2月19日

中央アルプス

63歳

単独で池山尾根を登山中、足元の雪が崩れて滑落負傷

空木岳

男性

3月3日

八ヶ岳連峰

48歳

天狗岳に単独で登山中に行方不明

天狗岳周辺

男性

3月3日

八ヶ岳連峰

24歳

雪上を下山中、スリップして滑落、負傷

阿弥陀岳

男性

3月8日

八ヶ岳連峰

48歳  男性

雪上を2名で下降中、スリップし滑落、負傷

赤岳

35歳  男性

3月10日

北アルプス

52歳

スノーボードで滑走中、雪崩に巻き込まれ、負傷

白馬乗鞍岳

男性

3月10日

北アルプス

32歳   男性

スノーボードで滑走中、道に迷い救助要請後、自力下山

白馬乗鞍岳

34歳  男性

3月19日

北アルプス

25歳

3人パーティで八方尾根を登山中、雪庇を踏み抜き滑落。自力脱出.その後同行者と合流し、自力で下山。

唐松岳

男性

3月28日

八ヶ岳連峰

34歳

単独で赤岳から下山中、吹雪による視界不良のため岩場に迷い込み、行動不能・無事救出

赤岳

男性

4月8日

北アルプス

64歳

単独で山スキーをしていたが、道に迷い行動不能/無事救出

乗鞍岳

男性

4月24日

北アルプス

60歳

3人パーティで、雪上を下降中、スリップし滑落死亡

槍ケ岳

男性

天上沢

 

長野県内山岳遭難発生状況(平成23年4月28日~5月6日)

長野県内山岳遭難発生状況(平成23年4月28日~5月6日)
 (情報元:長野県警山岳救助隊山岳情報)

月 日

山  名

年齢

遭難事故内容

4月28日

中央アルプス

60歳

単独で、千畳敷でスノースクートで滑走中、道に迷い救助要請自力脱出

千畳敷

男性

4月29日

北アルプス

44歳

4人パーティで登山中、雪上で転倒し負傷

白馬大雪渓

男性

白馬尻

 
4月29日

北アルプス

43歳

単独で、バックカントリーで入山し、ガラガラ沢を滑走後、沢を徒渉する際に失敗し負傷

八方尾根

女性

ガラガラ沢

 
5月2日

北アルプス

61歳

2人パーティで北鎌尾根を登はん中、天候不良により行動不能。自力脱出

槍ケ岳

55歳

北鎌尾根

男性

4月30日

北アルプス

62歳

南岳周辺で行方不明

南岳周辺

男性

5月2日

北アルプス

44歳

5月2日、燕岳に登山して以降行方不明

燕岳

男性

5月4日

北アルプス

62歳

単独で登山中、低体温症により凍死したもの

爺ヶ岳

女性

5月4日

北アルプス

63,63

男性6人パーティで登山中、低体温症により凍死

白馬岳

66,75

三国境

75,78

5月5日

北アルプス

64歳

6人パーティで登山中、強風によりバランスを崩し滑落負傷

小蓮華山

男性

5月5日

北アルプス

35歳

単独で下山中、雪上でスリップし転倒負傷

槍ヶ岳

男性

槍沢

 
5月5日

北アルプス

48歳

雪上を下降中、スリップし滑落負傷

奥穂高岳

女性

ザイデングラード

 
5月5日

北アルプス

48歳

懸垂下降中に失敗し滑落負傷

奥穂高岳

女性

コブ尾根

 
5月5日

虚空蔵山

81歳

単独で登山中、行方不明

男性

5月5日

北アルプス

64歳

単独で登山中、悪天候と疲労により行動不能。無事救出

常念岳

男性

5月6日

北アルプス

42歳

2人で山スキー中、疲労により行動不能

八方尾根

男性

5月6日

北アルプス

39歳

3人パーティで、下山中、落雷に遭い負傷。無事救出

槍ヶ岳

男性

幼い時期は遊びの中で運動能力が高まる

 幼稚園の保育時間で体育指導を受けている子どもたちと、指導を受けず自由に遊んでいる子どもたちの運動能力を比べたところ、自由に遊んでいる方が運動能力が高いという研究結果が出た。NHKニュース電子版が5月13日報じた。以下、要約する。
 
 この研究は杉原隆東京学芸大学名誉教授らのグループが、全国の幼稚園に通う4歳から6歳のおよそ9000人を対象に行った。
  25メートル走や幅跳びなど6つの種目について、保育時間内にマット運動や体操などの体育指導を週2回以上受けている子どもたちと、体育指導を受けず自由に外遊びなどをさせている子どもたちの運動能力を比べたところ、30点満点中平均で
 体育指導を受けている子ども・・・・・男女とも18点台
 体育指導を受けていない子ども・・・男女とも19点台
と体育指導を受けていない子どものほうが1点高い結果が得られた。

 杉原教授は、この結果について次のように分析している。

 特定の運動を上達させるため同じ動きを繰り返すだけでは経験する動きの種類が少なくなる。また、説明を聞いたり順番を待ったりしている時間が長いと実際に運動をする時間が短くなる。
 一方、体を動かすさまざまな遊びを通じて楽しんで運動をできる機会を多く作ると、たくさんの種類の動きを経験することになり、幼児期の運動能力の向上につながる。
 
 杉原教授は「幼い時期は遊びのかたちで楽しんで体を動かすことが大切。そうすれば意欲も高まり自然とさまざまな運動を経験できるので、運動能力にもよい影響が出ると思う」と話している。

運動能力比較(30点満点)

 

体育指導

なし

週2回以上

男児

19.4

18.8

女児

19.5

18.1


5月13日(日)。快晴だが風が冷たい里山の朝

  5月13日(日)。朝から快晴だが、冷たいそよ風が田んぼを吹き抜きわたる中を友犬と散歩。気象庁の天気図予報では、千葉は今日一日、比較的低温で最高気温が20℃とのこと。山からうぐいすのさえずりが響き渡ってくるが、休耕地の葭原のヨシキリのけたたましい鳴き声で興ざめとなる。
 水田は、稲苗の植え付けがほぼ終わったようで、太陽に反射する水面に緑の線が規則正しく並んでいる。あぜ道の雑草対策のためのに農薬散布が始まった。6月に入ると稲に対する農薬散布が、周辺の人家への飛散を防ぐために、無人ヘリコプターによって超低空飛行で行われる。
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東電、尾瀬ヶ原・尾瀬沼ほか尾瀬保有地売却せず保有継続

  尾瀬開きは毎年4月の始めのことだが、積雪量が多いために尾瀬に入るハイカーや登山者は少ない。実質の尾瀬開きは残雪がほとんどなくなって湿原に水芭蕉が咲き乱れる5月の今頃(10日)からだ。尾瀬の山開きは今年は5月22日(火)(末尾に案内)。
 尾瀬といえば、昨年3月の東電福島第一原発事故による被害者への補償金捻出のため、尾瀬国立公園内の東電保有地の売却が懸念されていたが、東電はこの5月に、水力発電を支える電気事業資産として保有継続を決めた。以下、NHKニュース電子版の記事。
 政府による資金支援の前提となるコスト削減策を盛り込んだ東京電力の総合特別事業計画が9日、枝野経済産業相の認定を受け、尾瀬国立公園内の東電保有地が資産売却の対象から外れた。
 群馬、福島など4県にまたがる尾瀬国立公園約3万7200ヘクタールのうち、東電が保有するのは、尾瀬を象徴する湿原・尾瀬ヶ原も含まれる群馬県側の約1万6000ヘクタール。特別保護地区では全体の7割を東電保有地が占め、東電は、木道改修や植生復元などの維持管理費に毎年約2億円を拠出してきた。
 総合特別事業計画は、電気事業関連資産以外は原則、全て売却する方針を打ち出しているが、尾瀬沼下流の片品川には計8か所の水力発電施設があるため、「発電を支える水源地として保有を続ける必要があると判断した」(東電広報部)という。
 また、維持管理費については原発事故後、「入山者の安全確保や植生保護のため、必要最小限の支出は行う」との方針の下、2011年度は約1億円に半減されたが、「今後も同じ方針で支出を続ける」(同)という。

 昨年4月の筆者のブログを以下に再録する。
尾瀬ヶ原 東電 読売新聞(2011年4月30日夕刊)によると、東電は福島第一原発事故の被害者への補償金を捻出するため、保有資産の売却・整理を進める方針だが、そのひとつに尾瀬国立公園(総面積約3万7200ヘクタール)の43%を占める約1万6000ヘクタールの土地(尾瀬ヶ原を含む特別保護地区の7割の売却という問題を抱えている。ただ、自然保護のため厳しい開発規制のもとにある、国立公園内の尾瀬の保有地を民間企業に売却することは難しい。東電幹部によると「売るに売れない」ジレンマを抱えているという。
 
 東京電力ホームページ「尾瀬からの招待状」によると、東電と尾瀬のかかわりはのきっかけと、長年取り組んできた尾瀬の環境保護活動は次のようである。
  ttp://www.tepco.co.jp/oze/index-j.html
①尾瀬の豊富な水を発電に生かそうと、1916年(大正5年)、当時の電力会社(利根発電)が尾瀬の群馬県側の土地(群馬県側だけは当時から私有地となっていた)を取得、1922年(大正11年)には関東水電が水利権を取得した。(福島・新潟県側は当時も今も国有林)
②1951年(昭和26年)の東京電力設立時に、前身の会社(利根発電)から引き 継がれた。それが、尾瀬と東京電力の出会いの始まり。
③2007年(平成19年)、日光国立公園から分離・独立して、全国で29番目の国 立公園として、尾瀬国立公園が誕生した。
④東電が尾瀬の環境保護管理に毎年約2億円を拠出しいる反面、利用者に無料で解放しているために収入はほとんどない。しかしながら、東電は「企業の社会的責任」という観点から、尾瀬の環境保護に長年取り組んでいる。尾瀬の保護活動には木道や公衆トイレの維持管理、木道の架け替えや荒廃した湿原を回復する作業がありその企画立案・設計計画もある。TS3B0013
 尾瀬ヶ原を含む特別保護地区の7割を占める東電の私有地が他の民間企業に売却されたら、今までどおりの保護管理活動や利用者への無料開放が継承されるとは限らない。
 環境省は、東電から「打診があれば買取を検討する」との姿勢だが、尾瀬の所有土地の資産価格は「山間僻地にあるため、非常に安いものになる」と見ている。だから、東電には、売りたいが「売るに売れない」というジレンマがある。
 「企業の社会的責任」という観点から、尾瀬の環境保護に長年取り組んできた東電は、福島第一原発事故による放射能汚染によって空、土地、海を環境破壊して、皮肉にもいま、「企業の社会的責任」を厳しく問われている。
 尾瀬国立公園(総面積約3万7200ヘクタール)の約4割の土地を所有する東京電力が、福島第一原子力発電所事故による補償金捻出のため、尾瀬の土地を売却する可能性が浮上していることについて、群馬県の大沢正明知事は11日の定例記者会見で、「売却については絶対に阻止したい」との考えを示した。知事は会見で、「自然を大切にする心が薄れている現状を考えると、尾瀬のような自然をもっと大事にしていくべき」と、尾瀬の重要性を強調した。尾瀬の自然保護を考える会の飯塚忠志さん(70)は、仮に売却が決まった場合について、「民間への切り売りは決してやらないでほしい。国が責任を持って買い上げ、東電がこれまで取り組んできた保護活動なども絶えないようにやってもらいたい」と話した。尾瀬保全推進室は、「現時点で東電から売却の話はないので、今後についての具体的な話し合いもない」とした(20011年5月12日  読売新聞)。
 
 もうすぐ尾瀬ヶ原は水芭蕉の花が咲き乱れ、例年どおり多数のハイカーが訪れるだろう。筆者は持病の膝痛が和らげば5月下旬に11回目の尾瀬散策をしてみようかと考えている。(木道写真は筆者撮影)

考:今年の尾瀬山開き
  
①日時 2012年5月22日(火)式典は10時より安全祈願等を行う。
        先着200名には記念品がプレゼントされる。
  ②会場 片品村尾瀬ぷらり館前(群馬県片品村戸倉)
  ③TEL:0278-58-7312(尾瀬林業(株)尾瀬戸倉支社内尾瀬山小屋組合)
  ④交通:JR上毛高原駅から車120分
                   関越道沼田ICから国道120・401号経由で160km2時間30分

現在の宇宙空間はなぜ3次元になったのか 高エネ研などが解明

 現代物理学の理論では、137億年前にビッグバンによって宇宙が誕生する前の極めて微小な空間は9次元だったと予測しており、我々のいる宇宙がなぜ3次元なのかが40年近く大きな謎だった。

 茨城県つくば市にある高エネルギー加速器研究機構(KEK)と静岡大、大阪大学の共同研究グループは、物質を構成する最小単位の素粒子は丸い粒ではなく、ひも状のものだと考える究極の物理理論「超ひも理論」に基づき、約137億年前の宇宙誕生のビックバンが起きる前に9つあった次元が時間の経過に伴いどのように変化したのか調べるため、新手法(独自の計算式)を開発し、京都大学にあるスーパーコンピューターで解析を進めてきた。
 
 その結果、現在の宇宙空間が「タテ・ヨコ・高さ」の3つの次元からなる「3次元空間」の宇宙が誕生する過程をスーパーコンピューターによるシミュレーション(計算)で、世界で初めて、再現することに成功した。
 現実の3次元の宇宙誕生の瞬間を初めてとらえたもので、どこかに存在する可能性が指摘されている「別の宇宙」の研究にもつながるものとして注目されている。
 スーパーコンピューターの解析で得られた結果が図1で、9方向の空間的な広がりを、時間の経過に対してプロットしたもの。宇宙の始まりに向かって過去に遡ると、確かに空間は9次元的に広がっているが、ある時点を境にして、3次元方向だけが急速に大きくなることが示された。この結果により、超弦理論の予測する9次元空間から、実際に我々の住む3次元空間が出現することが、世界で初めて解明された。
 残る6次元は現在も小さい状態のままで収まっており、人間は感じることさえできない。同機構の西村淳准教授は「超ひも理論を現実の空間と結びつけられたことで、宇宙の始まりから終わりまでの理解に弾みがつく」と話している。
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 超弦(超ひも)理論は、ノーベル賞受賞者の南部陽一郎氏らが約40年前に提唱した「ひも理論」を発展させたもので、物質などの最小単位である素粒子を点ではなく1次元的な広がりを持つ「ひも」と考える仮説。自然界に存在する4つの力をまとめて説明できるため、現在の素粒子物理学の基礎になっている「標準理論」を超える究極の理論になるとされ、物質や宇宙の根源的な謎を説明する理論として広く支持されている。ただ、超弦理論では宇宙を「9次元の空間と1次元時間」で定義しており、我々の宇宙が「3次元空間・1次元時間」になっている理由をどう説明するかが、長年の課題だった。

 「次元」は宇宙空間の広がり方を決める基本的な材料とも言える存在で、さまざまな次元の実態が解明できれば、私たちの宇宙以外にも「別の宇宙」が存在するのかという謎にも迫れる可能性がある。研究グループは、今回の計算方法を発展させると残りの6つの次元の解明につながる可能性もあるとして、研究を進めることにしている。この研究成果は、今年1月4日のアメリカの科学誌「フィジカル・レビュー・レターズ」のオンライン版に掲載された。

情報元:高エネルギー加速器研究機構ほか研究報告書(左図とも)、msn産経ニュース(右図とも)、日本経済新聞電子版、NHKニュース電子版

参考:宇宙誕生の謎(日本経済新聞電子版  2012年4月8日 抜粋)
 137億年前、宇宙誕生の瞬間に何が起きたのか。さまざまな観測データから、直後に「ビッグバン」と呼ぶ大96958A88889爆発が起きたのはほぼ確実とされる。その前はまだわかっていない。「インフレーション」と呼ぶ急激な膨張があったという説が支持されているが、証明されたわけではなく、問題点も抱える。
 宇宙はもともと静止しているとする研究者が多かった。しかし、米国の天文学者エドウィン・ハッブルが1929年、宇宙が確実に膨張しているという観測結果を示し、米国の物理学者ジョージ・ガモフが48年に膨張する宇宙を説明するビッグバン理論」を提唱した。だが、問題も抱えていた。例えば、観測データから、宇宙は密度や温度がほぼ均一だとわかった。なぜ均一性を保てるのかといった説明できない現象がいくつか残った。
 こうした問題を解決したのが素粒子物理学を取り入れた「インフレーション理論」だ。1980年ころ、自然科学研究機構の佐藤勝彦機構長と米国の理論物理学者アラン・グース博士がそれぞれ提唱した。素粒子よりも小さかった宇宙は10の34乗分の1秒ほどのごくわずかの間に、光の速度を超える勢いで膨張。その間にエネルギーをためこんで、ビッグバンを起こす火の玉になったという。これにより、誕生直後の宇宙の温度や密度にムラがあっても、急膨張によってほぼ均一になると説明がついた。
 インフレーション理論は現代宇宙論の柱となっているが、「完全ではない」(佐藤機構長)という。これまでも問題点が見つかるたびに、さまざまな理論物理学者が新しいアイデアを提唱して修正してきた。それでも問題は解決されていないと考える物理学者もいる。

太陽系初期の原始惑星、月に似た構造 地球や月の誕生謎解明へ

米航空宇宙局(NASA)の研究チームは10日、火星と木星の間にある小惑星ベスタが、約45億年前の太陽系初期にできた原始惑星の生き残りで、月とよく似た構造を備えていることを突き止めたと発表した。
 直径約530キロのベスタは、中心部に鉄でできた核があり、外側が地殻で覆われた層構造になっているのをscn12051111130001-n1無人探査機ドーンの観測で確認。NASAは「分かっている中では、太陽系初期の唯一の生き残りだ」としており、地球や月の誕生の謎解明に役立ちそうだ。
 太陽系初期には原始惑星が核となって周囲の微惑星が集まり、惑星に成長したと考えられている。ドーンはベスタを周回し、マグマの海が冷えて固まる過程で、通常の小惑星には見られない核を備えた構造になったのを確かめた。また表面の岩石成分が地球に落下する隕石(いんせき)と一致することも判明。ベスタが隕石の故郷の可能性があるという。
 ドーンは2007年に打ち上げられ、昨年からベスタの観測を始めた。今年8月には次の目的地である準惑星ケレスに向けて出発し、15年に到着する計画だ。

 情報元:日本経済新聞電子版、msn産経ニュース、写真 NASA提供=msn産経ニュース 

巨大積乱雲「スーパーセル」発生 北関東の竜巻被害で気象庁

  気象研究所は11日、茨城県つくば市などで竜巻が発生した当時の気象条件を、気象レーダーのデータをコンピューターで解析した結果、内部に強い上昇気流が起こる巨大積乱雲「スーパーセル」に特有の構造が生じていたことを確認したと発表した。
96958A9C9383[1]  スーパーセルの構造は内部に幅数キロ~10キロの小さな低気圧を持つ。普通の積乱雲と違い、上昇する気流と下降する気流が別々の場所で発生するのが特徴。このため、積乱雲の勢力が持続しやすい。そこで発生する竜巻も、威力が強くなりやすい。同研究所がレーダーで観測した実際の積乱雲にも、スーパーセルに特徴的な雲形や渦が確認された。
  スーパーセルが発達した要因について、同研究所は、
    ①上空と地表の温度差が45度もあった
  ②上空と地表の風向差が大きく、渦ができやすかった
  ③海上から湿った暖気が流入した
――ためとみている。

  気象庁は、北関東に大きな被害をもたらした6日の竜巻が、午後0時半からの約10分間で3個ほぼ同時t_TKY201205080241に発生し、それぞれの被害域は長さ約17~31キロ、幅約500~650メートルに及んだとする中間報告を発表した。栃木県真岡市を襲った竜巻の被害距離約31キロは観測史上2番目だった。寒気の流入で3個の竜巻が同時に発生した例は珍しい。
 6日に福島県で観測した突風も竜巻と断定。茨城県つくば市の竜巻は通常よりも持続時間の長い巨大な積乱雲「スーパーセル」から発生していたことを確認し、北関東の残る2個もスーパーセル型とみている。
 気象庁が当時の気象状況を解析した結果、6日昼、関東地方の上空には強い寒気があった。地上では日射に伴って気温が上昇。つくば市の上空と地表の温度差は約45度で、5日から大気の状態は不安定だった。
 6日昼ごろ、幅50キロの湿った空気の塊が南風で東京湾から関東平野に流入。南から湿った空気が流れ込んだことで、大気中の水蒸気量が増えた。
  午後1時ごろのつくば市の湿度は前日(29%)と比べ、約2倍の61%となり、大量の水蒸気が供給されて積乱dst12051201010001-n1雲が発達しやすい状況となった。
 この日は上空と地表の風向が異なったことから、通常ぶつかり合って相殺される積乱雲内の上昇気流と下降気流の位置がずれて雲が巨大化、スーパーセルにまで発達した。地表付近で発生した空気の渦が上昇気流で持ち上げられ、スーパーセル内で小さな低気圧「メソサイクロン」となり、上昇気流をさらに強めた。
  気象研究所のドップラーレーダーの観測から、つくば市の竜巻は約17キロを18分で移動しており、この竜巻は時速約60キロで移動したと断定した。
 今回の気象状況や発生場所の西側に山地がある点などが、2006年(平成18年)に9人の犠牲者を出した北海道佐呂間町の竜巻と共通しているとの見方も示した。気象庁は福島県会津美里町で6日、ビニールハウスを損壊するなどした突風についても「竜巻の可能性が高い」とし、竜巻の強さを示す指標「藤田スケール」の6段階で最も低いF0だったと推定した。

 情報元:読売新聞電子版、日本経済新聞電子版(上図とも)、asahi.com(中図とも)、msn産経ニュース(下図とも)

マヤ文明最古のカレンダー発見 月や惑星の周期を計算 「2012年12月世界終末」の記述はなかった

 中米グアテマラにある9世紀初期のマヤ文明遺跡の壁画に、月や惑星の周期を計算したマヤ最古の天文記録、「カレンダー」があるのを米ボストン大などのチームが発見した。カレンダーは日食の時期を予想するなど、天文に関する高度な知識がうかがえる。

 研究チームは2010~11年、グアテマラ北部の遺跡を調査。寺院の住居部分とみられる小部屋の内壁や天井に、青やオレンジ色の衣装で着飾った王族の姿や、黒や赤色の点と棒線、円を組み合わせた数百個の象形文字が描かれていた。
 壁画は住居の一室に描かれ、2010年にシュルトゥンの都市遺跡を調査中の学生が見つけた。室内は盗掘で荒らされていたものの、人物画や数字が石壁に残っていた。歴史を記録する書記係の仕事場だったらしい。
 壁画の象形文字を解読したところ、文字は数字を表しており月や火星、金星の運行周期、日食、月食の時期や月の満ち欠けなどを示してしているとみられる。このほか金星や火星について、太陽、地球と一直線に並ぶ現象が起きるタイミングを計算した結果もあった。ただ月食や日食についての計算は不正確なところもあった。

 研究チームは、「マヤ人は、生け贄が盛んに行われた神秘的な宗教儀式を、日食や月食など天体の動きと合わせて行う目的で天体観測を続け、これを天文記録(カレンダー)として残したのだろう」としている。

 これまで見つかっていたマヤの暦は樹皮の紙に書かれた13~14世紀のものだった。その中で歴史は繰り返すという概念が描かれ、ある起点日(紀元前3114年とみられる)から13バクトゥン(187万2000日)経った段階で「時間の区切り」を迎えると記されていた。バクトゥンとはマヤ文明の長期暦での年月の単位で、約394年に相当する。13はマヤ文明で最も神聖な数字とされている。

 欧米などでは、13~14世紀に書かれたマヤの暦でいうところの「時間の区切り」とは人類の滅亡を想定しているとして、暦にみられるサイクルから、起点から13バクトゥン経った2012年12月21日から12月23日頃に人類は滅亡するとした終末論が広まっていった。
 しかし、今回発見された9世紀のマヤ最古のカレンダーを精査した研究チームは「終末論を裏付けるような計算結果の記述はなかった。逆に、世界には7000年は先があると考えていたようだ」としている。

 マヤ文明:4~15世紀に中米のユカタン半島(メキシコ南東部)からグアテマラ、ベリーズ、ホンジュラスにかけて栄えた高度な都市文明。巨大なピラミッドや神殿を特色とし、石器を用い(金属器は持たず)、4万種もの象形文字を作り出した。二十進法を用いて数学を発達させ、火星や金星の軌道を計算するなど、極めて正確な暦も持っていた。16世紀にスペイン人によって滅亡。 

 情報元:日本経済新聞電子版、読売新聞電子版、msn産経ニュース

富士山直下に活断層か M7級地震で山体崩壊の恐れも 文科省調査

 富士山(3776メートル)の直下まで、これまで知られていなかった活断層が存在している可能性が高いことが文部科学省の調査で9日、分かった。約2900年前に起きたと「山体崩壊」と呼ばれる巨大な山崩れをと泥流の引き金だった可能性もある。活断層だった場合、地震で動いて山体崩壊を起こし、東山麓の静岡県御殿場市などで大規模災害を起こす恐れもあるという。下図左は読売新聞電子版、右はasahi.com。
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 文科省・東京大学地震研究所の佐藤比呂志教授の研究グループは、全国の活断層を調べる国の重点調査の一環として2009年度から3年計画で、人工的に震動を起こす車両や地震計を使って山梨県富士吉田市から静岡県裾野市にかけての富士山周辺の地下の構造を調査してきた。

 その結果、富士山の南東側の静岡県御殿場市付近から富士山東側の地下から直下にかけての地下深くの地dst12051011290006-p1層に、地震でできた断層とみられる構造があることを確認した。地表付近から深さ約5キロまで続いている。断層の長さは一辺が北東―南西方向に約30キロ延びている。富士山がある北西に向かって傾斜しており、下端は富士山直下の深さ十数キロまで続いていると推定した。
 今回、断層が見つかった富士山の山麓には数十万年前以降の火山噴出物の地層を動かした形跡があり、研究グループは、過去に繰り返し地震が起きていた活断層の可能性が高いとみている。左上図はmsn産経ニュース。
 活断層は一般的に200万年前以降に動いた断層を指す。今回の断層は100万年前以降も動いていたとみられ、動いた場合はM7程度の地震を起こす可能性もあるという。すぐ東側には、「神縄(かんなわ)・国府津-松田断層帯」という別の活断層が延びていて、今回の断層がつながっている可能性もあるとみられている。
 揺れで東斜面が崩壊し、大量の土砂が雪崩のように下る「岩屑(がんせつ)雪崩」や泥流が発生する恐れがあり「甚大な被害を周辺地域に引き起こす危険性がある」と結論付けた。
 富士山では約2900年前に大規模な山体崩壊と岩屑雪崩が発生した後、泥流が御殿場付近を広範囲に埋め尽くす「御殿場泥流」が起きた。文科省によると、当時富士山が噴火したという明確な証拠がないことから、地震などが原因で今回わかった断層が動いて、もろい山肌が崩れた可能性もあるという。「噴火以外にこの断層が山体崩壊につながるか、慎重に検討したい」としている。また、この断層は御殿場泥流以降に動いた形跡はほとんどなく、地震の頻度は数千年に1回程度とみられるが、切迫度などは分かっていない。

 東京大学地震研究所の佐藤教授は「山体崩壊は噴火を伴う場合は事前に分かるが、突然の地震で起きると避難する余裕がなく、防災上は厳しいシナリオになる。この活断層で地震が起きれば、最悪の場合、4年前の岩手・宮城内陸地震で起きたような大規模な斜面の崩壊が起き、大きな被害が出るおそれもある。過去にいつ地震が起きたのかなど分かっていないことが多いため、解明を進めていく必要がある」と話している。

 情報元:msn産経Iニュース、読売新聞電子版、asahi.com、NHKニュース電子版

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