8月25日というのに、稲刈りがまだ始まらない。例年は盆明けから刈り取り作業が始まり今頃は乾燥脱穀作業に入っている。

 稲穂は1週間前から黄金色を呈してたわわに垂れている。これ以上に刈取りが遅れると品質が落ちるので農家はやきもきしている。
 原因は梅雨けから始まった長雨にある。雨は1週間前に上がったものの田の水引きが悪く泥田状態でコンバインを入れると沈んでしまうので未だ乾燥待ちだ。
 この地区の田は粘土質で水引きが悪い。すでに炎天が5日間続いているがまだ乾かない。明日からまた雨が降るようだ。いったいいつになったら軽トラが畦道を走り回り、コンバインが唸りながら田を往復する活気に満ちた光景が見られるのだろうか。

 裏山の雑木林からは「ジージー」と蝉声が騒がしい。日暮れが近づくと、さらに「ツクツクボーシ、ツクツクボーシ」「カナカナカナカナ」と一段と騒がしくなる。真夏日ながら晩夏である。

 新盆に妻を迎えあわただしく送ってから早くも10日が過ぎ去った。また独酌三昧の日々である。
 
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