24日午前0時2分ごろ、青森県東方沖を震源とする地震があり、青森県東北町で震度5強の揺れを観測した。震度5強を観測したのは青森県東北町で、震度5弱が青森県野辺地町と東通村。青森県で震度5強の強い揺れを観測したのは、去年4月7日に起きた宮城県沖のマグニチュード7.2の地震の際、八戸市で震度5強を観測して以来。
 気象庁の永井章地震津波監視課長は「揺れが強かった地域では、土砂災害や家屋の損壊などの危険性が高まっているおそれがあり、今後1週間ほどは震度4程度の揺れの余震に注意してほしい」と述べた。そのうえで、地震津波監視課の永井課長は「今回の地震は去年の巨大地震の余震ではないと考えているが、巨大地震の震源域の北側や南側、それに『アウターライズ』と呼ばれる日本海溝の東側では巨大地震の影響で大きな地震が発生するおそれがあるので、引き続き注意が必要だ」と話していル(NHKニュース)。
 原子力安全・保安院によると、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)や東北電力東通原発(青森県東通村)は、いずれも「異常なし」という。青森県によると、24日午前0時55分現在、県内の全市町村、全消防本部に被害情報は入っていない。 八戸自動車道では24日午前1時現在、一戸インターチェンジ(IC)―八戸IC、八戸ジャンクション―八戸北ICで50キロの速度規制をしている(asahi .com )。
 気象庁は今回の地震の震源は大震災の想定余震域から北に50~60キロ外れている上、周辺では2003年の北海道十勝沖地震(M8・0)も起きるなど地震活動の活発なエリア。永井章課長は「大震災と全く関係がないとは言えないが、大震災がこの地域の地震活動を活発化させたとは認められない」と述べた。最大震度5弱以上が予想される場合に発表する緊急地震速報は出なかった。永井課長は「最大予想震度が4だったため」と説明している(msn産経ニュース)。

気象庁発表
 報道発表日 2012/5/24
平成24年05月24日00時02分頃の青森県東方沖の地震について

地震の概要
発生日時:     5月24日00時02分頃
場所および深さ: 青森県東方沖( 北緯41.3度、東経142.1度)
震源の深さ:   約50km(速報値)
地震の規模:   マグニチュード 6.0 (速報値)
最大震度:    青森県  最大震度5強  東北町上北南
           北海道  最大震度4    函館市泊町 函館市新浜町

20120524000724391-240002

参考ブログ
北海道~三陸沖に4震源域 M9級3500年に7回巨大津波

2012-05-05 09:54:18