「考える」といったら、10秒くらい「うーーん」って唸る事。
普段は何も考えていないというのに、1分以上考えた事がないと言うのに、説明されたら、理解できると言う傲慢。
似たような事は、スローガン。
スローガンは、馬鹿でも直ちに覚えられ、馬鹿が好む言葉。
スローガンの伝達は、もちろん5秒で足りるし、スローガンを覚えるのに3秒も要らない。
原発はんたーーーい。
原発は直ちに停止せよーーーー。
とか、賃上げせよーーーーとか。
しかし、それはスローガンであり、それは、オウム返しである。
オウム返しはオウムだってできる。
オウム返しできれば、理解できたとなれば、門前の小僧は、全て高僧。
学会の発表が説明であって、説明にも秒単位ではなく、アワー単位で時間がかかるし、理解と言っても、半分くらいの事である。
馬鹿じゃない人は、説明とはこういうことで、理解するとはどういうことか経験しているので、わかる。
が、しかし、馬鹿な人は、経験しない。
馬鹿な人は、一生の間に一度も説明を聞かない(聞き流すという事はあるだろうが)で、そして一生の内に一度も理解するという事を経験しないで、それで十分生きている。
「解るように説明して」というのは
「私が復唱しても言いと感じるスローガンを言ってくれ」
という意味なのである。
そこには、理屈も正義もありゃしない。
そこにあるのは、馬鹿な人の「好み」だけである。