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 イランのナンバー2が米軍の空爆によって殺害されたと聞いて戦慄している。
 トルコのツイッターでは「Iran」とか「WWⅢ(第三次世界大戦)」がトレンド入りしており、まさに青天の霹靂。

 イランは今年の3月か4月くらいに訪れる予定だったのだが、首都のテヘランで大規模デモが行われており、軍の治安維持部隊が武力鎮圧を試みて1000人以上殺されたという情報があり、予定変更するべきか迷っていた。
 
 だが今後イランが戦域化してイラクやシリアのようになってしまえば、イランを代表する世にも美しいモスク、殊に冬に最も美しくなるというシーラーズのピンクモスクは永遠に見られなくなってしまうかもしれない。
 テヘランさえ回避してバス輪行メインなら行けるのでは、と、考えていたのだが、今回の事件でもはや何が起こるかわからなくなった。
 
 今は核兵器があるので、大国同士が核兵器を撃ちあう世界大戦は起こらない、と、個人的に推測――いや希望的観測を抱いているが、中東全体が戦域化するくらいの事態は想定できる。
 現在中東(トルコ)にいる身としては、気が気でない。
 今のところ滞在しているイズミールでは何事も起きていないが。
 
 私はツイッターでは右寄りの人も左寄りの人もフォローしているため、アメリカ支持層とイラン支持層の呟き両方が入ってくる。
 善悪の議論になど興味はなく、欲しいのは今後中東がどうなるのかという予測、あるいはそれを自ら考えるための判断材料。

 これからギリシャへ行くのだが、事と次第によっては中東を避け、飛行機ワープも使わなければならないかもしれない。

 フェイクニュースが飛び交う昨今、何が正しいのか、真実なんて当事者しかわからないだろうが、巻きこまれる側の人間にとっては善悪なんてどうでもいいからとにかく戦争しないでくれというのが正直なところだろう。
 割を食うのはいつも現地の人間、力を持たぬ弱者なのだから。

 ニュースで「アメリカに死を!」と叫ぶイラン人のデモ隊の映像を目の当たりにしながらもそう思ってしまうのは、私が戦争を知らない平和の国の人間だからなのだろうか。

 2019年1月3日。走行0km。