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 ようやく雪も止み、数日ぶりに太陽が顔を覗かせる。
 もともとずっと籠城していることに不向きな私は、ここを先途と外へ繰り出し、未だ融けぬ雪上を滑走する。

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 踏み固められた雪が凍ってめちゃくちゃ滑る。
 まるでスケートリンクだ。

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 雪の積もった浜辺というのも良い。

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 そして私の向かう先は、公園のトレーニングマシン。
 自転車に乗らなくなってからろくに運動していないので、体が鈍りに鈍っている。
 ここらで再出発に向けて、肉体を鋼のごとく鍛えあげるのだ!

 さあ、元気に筋肉体操!!

 ヒゲ面の怪しげなアジア人が無表情でもくもくと筋トレをする姿を見て、戸惑うようにして母親の後ろへ逃げこむ子供。
 怪しいものじゃないよと笑いかけるも効果なし。
 昔からこうだ。

 私自身子供は嫌いではなく、どちらかといえばむしろ好きなくらいなのだが(いたずらばかりする生意気なのは別)、コミュニケーション能力の低さがもたらす愛想の悪さによって私の意志に反し勝手にATフィールドが展開されてしまうのである。

 嗚呼……悲しい……
 人間どんなに言葉を尽くしても、わかりあえぬ時もある。
 そんなことは三十数年生きてきてわかりきっているはずなのに。
 いつまで経っても慣れないものである。

 心の雨が、頬を濡らしていく――