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 一カ月以上同じ屋根の下で暮らしていた宿の管理人のおっちゃんが、突如宿をほっぽりだしてギリシャへ行くという謎の展開。

 数日前にチェックインした同宿中のロシア人の姿はすでになく、管理人不在の宿に一人残されるというカオスな状況に思考が追いつかない……

 もしかして町が封鎖されるのだろうか、などと想像し、自分もさっさと飛行機を予約して帰国した方が良いのだろうか、と、そんな考えが頭を過った。
 しかし外は雨で、帰国するにも首都のトビリシまでまず400km走らなければならない。

 スペインを走っている沖野君がさんざアジア人差別による嫌がらせを受けたとSNS上で呟いており、私も先日ガラの悪い連中に追いかけられたことから、今自転車で首都まで移動するのは危険と判断。
 強盗多発する砂漠を駆け抜けるくらいやばい気がする。

 数時間後、先に宿を出発したはずのロシア人が帰ってくる。
 どうやらすでにトルコに抜ける陸路国境は封鎖されていたらしく、出国するには飛行機を使うしかないようだ。

 正直、旅を中断したくない。
 3年も節約生活に耐え抜いて資金を貯め、ようやく叶った悲願であり、手にした自由。
 それを、こんなことで終わらせてしまいたくない。

 しかし残りの資金に余裕がないため、ジョージア往復分の航空券を購入して一時帰国すれば、それだけでユーラシア横断は詰む。
 また日本でお金を貯めてから出直さなければいけなくなる。

 なら、一時帰国しなければいい
 昔から諦めの悪さには人一倍定評があり、色々考えたが、とりあえずジョージアで新型コロナの終息を待つことに。

 まあ、適当にウォッカでも飲んでハラショーしながら、待つとしよう(笑)。

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