思わせぶりなタイトルですみません。

インストラクター試験の勉強をすすめていく上で陥りそうな罠についてひとこと。

『資格マニュアル』や『問題集』を見てまず10人中10人が思うこと、
それは、

「解剖生理学」わたしが勉強したいのはアロマのことであって、別に医師国家試験を受けるつもりなんてないのに〜!!
え〜っ!? 「有機化学」の勉強もしなければいけないの???

ということです。
この認識は間違ってはいません。
「解剖生理学」の範囲はかなり広いしはっきり言って難しいです。
「有機化学」に至っては高校生のとき完全に化学の落ちこぼれだったわたしにとっては、ほとんど呪文の世界でした。

そうなると、どうしてもこの二つに重点を置いてしまう。

とくに「解剖生理学」は深みにはまると抜けられなくなってしまいます(まあ、それだけ面白いということでもあるのですが……悩ましいところです)。

でも、インストラクター試験のカリキュラムを思い出してみてください。

「歴史」や「精油学各論・総論」や「健康学」や「ホームケア」などもありましたね。

おまけに上記の項目はアロマテラピー検定のときにも勉強した部分です。
「解剖生理学」に全力を投球してしまって、「精油」や「歴史」の勉強がおろそかになり、取りこぼしてしまって失敗した……という話をよく聞くのです。

インストラクター試験全体を10とした場合、
歴史・・・2
精油学(総論・各論)・・・2(「有機化学」はここに含まれます)
ホームケア、心得、協会について、法的なこと・・・2
解剖生理学・健康学・・・4
という感じです。

「解剖生理学」ばかりに気をとられるのではなく、他の部分もおろそかにしないでくださいねということが言いたいのです。
「解剖生理学」については、問題集『アロマテラピーインストラクターになりたい!試験対策チェック本』の範囲くらいを勉強しておけば十分だと思います。
コンパクトにまとめられているがゆえに、説明不足の感もあるかもしれません。
そんなときは『新訂 目でみるからだのメカニズム』を参考にして自分の文章で補足して覚えていくようにしましょう。

バランス配分に気をつけながら、おおまかなスケジュールをたててみるのもいいかもしれませんね。

ちゃんと森全体を見たうえで木を見るようにいたしましょう。

ご参考になりましたら拍手をクリックしていただけると嬉しいです