さて「精油学各論」ですが、それぞれについて細かくやっていると30日かかってしまうので「各精油のプロフィールはすべて覚えた上で」という大前提のもとで、ここは押さえるべきという部分をピックアップしていきたいと思います。
10種類ずつ3回に分けてお伝えしますね。
★総括
☆それぞれ個別に覚えることはもちろんですが、横のつながりもきちんと把握しておくことが大切です。
例えば
・科名 でのつがり
・抽出部位 でのつながり
・製造方法 でのつながり
・特徴成分 でのつながり など。
中でも特徴成分での分類というのは出題されやすいのでしっかりと押さえましょう。
例えば、
「ゼラニウムとローズオットーに共通の成分は何か。2つ書け」という具合に聞かれます。
シトロネロールとゲラニオールと答えられましたか?
では、「クラリセージとラベンダーでは?」「ローズマリーとユーカリでは?」
大丈夫でしょうか?
☆精油がもつエピソードはきっちりと覚えましょう。
☆ひとことキーワード(イランイラン→「花の中の花」「エキゾチックな南国を……」)も要チェック。条件反射のように答えられるようにしましょうね。
それでは、まずは検定2級の範囲である10種類から。
○イランイラン
・科名(バンレイシ科)注意。
・「花の中の花」という意味をもつ。
・精神をおおらかに高揚させる→日常のストレス、イライラを鎮める。過呼吸にも。
・皮脂分泌のバランスをとる作用、収斂作用あり→脂肪肌、頭皮ケアにも。
・過度に用いると頭痛と吐き気に襲われることがある。
○オレンジ・スイート
・ミカン科だがベルガプテンを含まない。
・リラックス+リフレッシュ作用、食欲増進作用がある。
○ジュニパーベリー
・科名(ヒノキ科)、抽出部位注意。
・お酒の「ジン」の香りづけに使われる。
・発汗や排尿を促したり、血流やリンパの流れをよくする→毒素排泄効果が高い。
・頭脳明晰作用。
・肌へは、収斂作用がある。
○ゼラニウム
・科名(フウロソウ科)、産地、抽出部位注意。
・ゲラニオールが特徴成分。
・精神と肉体のリズムとバランスを整える。
・ホルモン調整作用ももつ(更年期やPMSにも)。
・ローズに香りが似ている(ゲラニオールとシトロネロールが含まれるため)
○ティートリー
・科名(フトモモ科)注意。
・いわゆる「お茶の木」ではない。
・すぐれた抗菌作用をもつ。
・テルピネン-4-オール含有。皮膚刺激の可能性あり。使用濃度に注意。
○ペパーミント
・胃腸系の不調に。
・吐き気、乗り物酔い、時差ぼけ(ジェット・ラグ)にも効果あり。
・l-メントールが特徴成分。
・ケトン類(l-メントン、イソメントン)、1.8シネオール含有。
・皮膚刺激の可能性があるので、使用濃度に注意する。
○ユーカリ
・多くの種があるが、グロブルス種が一般的。
・1.8シネオール(特徴成分)を80%含有する。→刺激に注意。
・すぐれた抗菌作用、抗ウィルス作用、消炎作用、鎮痛作用、去痰作用あり。
○ラベンダー
・学名のLavandulaはLavo(洗う)やLiveo(青みがかった鉛色)からきたといわれている。
・ガットフォセが火傷に使用した→「アロマテラピー」という言葉を造語。詳しくは「歴史」の部分で。
・優れた鎮静作用をもつ。
・ラバンジュロールが特徴成分。
○レモン
・ベルガプテン含有→光毒性に注意。
・シトラールが特徴成分。
・フレッシュな香り→リフレッシュ作用、集中力を高める作用も。
・消毒・殺菌作用にも優れている。
○ローズマリー
・Rosmarinusは「海のしずく」という意味。
・「マリア様のバラ」というニックネームをもつ。
・ハンガリアンウォーターの主要成分。
・頭脳明晰、発汗・利尿作用に優れている。
・肌には収斂作用がある。
・ケトン類(カンファー)を含有しているので、妊婦・高血圧・てんかん患者には不適。
次回は検定1級範囲まで拡大したいと思います。
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10種類ずつ3回に分けてお伝えしますね。
★総括
☆それぞれ個別に覚えることはもちろんですが、横のつながりもきちんと把握しておくことが大切です。
例えば
・科名 でのつがり
・抽出部位 でのつながり
・製造方法 でのつながり
・特徴成分 でのつながり など。
中でも特徴成分での分類というのは出題されやすいのでしっかりと押さえましょう。
例えば、
「ゼラニウムとローズオットーに共通の成分は何か。2つ書け」という具合に聞かれます。
シトロネロールとゲラニオールと答えられましたか?
では、「クラリセージとラベンダーでは?」「ローズマリーとユーカリでは?」
大丈夫でしょうか?
☆精油がもつエピソードはきっちりと覚えましょう。
☆ひとことキーワード(イランイラン→「花の中の花」「エキゾチックな南国を……」)も要チェック。条件反射のように答えられるようにしましょうね。
それでは、まずは検定2級の範囲である10種類から。
○イランイラン
・科名(バンレイシ科)注意。
・「花の中の花」という意味をもつ。
・精神をおおらかに高揚させる→日常のストレス、イライラを鎮める。過呼吸にも。
・皮脂分泌のバランスをとる作用、収斂作用あり→脂肪肌、頭皮ケアにも。
・過度に用いると頭痛と吐き気に襲われることがある。
○オレンジ・スイート
・ミカン科だがベルガプテンを含まない。
・リラックス+リフレッシュ作用、食欲増進作用がある。
○ジュニパーベリー
・科名(ヒノキ科)、抽出部位注意。
・お酒の「ジン」の香りづけに使われる。
・発汗や排尿を促したり、血流やリンパの流れをよくする→毒素排泄効果が高い。
・頭脳明晰作用。
・肌へは、収斂作用がある。
○ゼラニウム
・科名(フウロソウ科)、産地、抽出部位注意。
・ゲラニオールが特徴成分。
・精神と肉体のリズムとバランスを整える。
・ホルモン調整作用ももつ(更年期やPMSにも)。
・ローズに香りが似ている(ゲラニオールとシトロネロールが含まれるため)
○ティートリー
・科名(フトモモ科)注意。
・いわゆる「お茶の木」ではない。
・すぐれた抗菌作用をもつ。
・テルピネン-4-オール含有。皮膚刺激の可能性あり。使用濃度に注意。
○ペパーミント
・胃腸系の不調に。
・吐き気、乗り物酔い、時差ぼけ(ジェット・ラグ)にも効果あり。
・l-メントールが特徴成分。
・ケトン類(l-メントン、イソメントン)、1.8シネオール含有。
・皮膚刺激の可能性があるので、使用濃度に注意する。
○ユーカリ
・多くの種があるが、グロブルス種が一般的。
・1.8シネオール(特徴成分)を80%含有する。→刺激に注意。
・すぐれた抗菌作用、抗ウィルス作用、消炎作用、鎮痛作用、去痰作用あり。
○ラベンダー
・学名のLavandulaはLavo(洗う)やLiveo(青みがかった鉛色)からきたといわれている。
・ガットフォセが火傷に使用した→「アロマテラピー」という言葉を造語。詳しくは「歴史」の部分で。
・優れた鎮静作用をもつ。
・ラバンジュロールが特徴成分。
○レモン
・ベルガプテン含有→光毒性に注意。
・シトラールが特徴成分。
・フレッシュな香り→リフレッシュ作用、集中力を高める作用も。
・消毒・殺菌作用にも優れている。
○ローズマリー
・Rosmarinusは「海のしずく」という意味。
・「マリア様のバラ」というニックネームをもつ。
・ハンガリアンウォーターの主要成分。
・頭脳明晰、発汗・利尿作用に優れている。
・肌には収斂作用がある。
・ケトン類(カンファー)を含有しているので、妊婦・高血圧・てんかん患者には不適。
次回は検定1級範囲まで拡大したいと思います。


香りはオレンジやレモンなど柑橘系が好きなのですが、一番心地良いと言いますか、スッキリするものはジュニバーベリーのようです。(今のところは....)確かに、”一言キーワード”を見て納得!!最近、疲れが溜まっていて顔や足がよく浮腫みます
あと、残念な報告が一つあります。。。
2級対策エッセンスキッドで全ての香りを試しましたが、どうやら私の嗅覚はかなり鈍感のようでして、どれも区別がつきにくいんです。特に気になるのが、ティートゥリーとユーカリの区別。私には同じ匂いに感じるんです。あぁ〜悲しい。