客船練磨のクルーズブログ  船知めん太

現役をリタイアする前に飽きるほどクルーズしちゃった筆者の「食い改め」ブログ

現役をリタイアする前に飽きるほどクルーズしちゃった筆者の「食い改め」ブログ

着きました。寒ーい。

うう、寒い!って、冷房が効きすぎているだけですけどね。
昨夜、11時過ぎにチェックイン。アジアの喧騒を抜けて、海の見えるホテルの20階のお部屋。もっとも海を みるためには、右手を覗きこまないとなりませんが。まあ街が見えます。
   
   今日は、この街 ですごして、午後また飛行機!衣類のパックがめんどう!その煩わしさがないのが、クルーズのいい所?
 なんていってるけど、おい、バッグに入るかよ!コートもあるんだぜ!状態。 まあいいや、歯を磨いて、朝食や。薬も忘れずにね!って 誰か身の回りのことしてくれるバトラーでもいないかなあ⁉︎
やっぱり船がいい!ですね。 

憧れは南の島のリゾート生活! 防人になりますよ。お手当なしでいいですから。

    謹んで申し上げーーるまでのことでもないですが、私、本日午後羽田発の飛行機で、ちょいと海外へ。お帰りは週末です。 
 まあWifi環境は整っていると思うので、このブログを書くつもりはもちろんあるんですが、行き先は、寒ーい日本からすれば、天国のリゾートみたいなものですからね。サボってもお許しくださいね。

 にしても、なんで日本人は、こんなサム―イ日本に留まって越冬するんですかね。まあ真っ白な雪に包まれて、苦労を耐え忍びながら生きて行く!というのも、美学的に見れば美しい姿なんでしょうけどね。アメリカ人なんて、常春、常夏リゾート地にセカンドハウスなんか造っちゃって、街中ではゴルフ場で使うような電動カートで移動して、なんてのが、老後の生活のようですし、僕もフォートローダデルで、そんなリゾート風景を、なんとクルーズのオプショナルツアーで眺めたりしましたけどね。

 でも、最近、齢がらかよく老人ホームの広告なんかに目を止めるんですがね、大体が大都市の周辺。日本じゃ、高齢者も東京や関西なりの周辺に集めて…。確かに人手も必要ですからね。窮屈なマンションの40平米くらいの部屋に閉じ込めて、「充実のサニーライフ」とか言っちゃって。

 そんな老人ホームの生活ぶりの紹介でも、ピンポン大会とか、ゲートボールならまだいいんですが、午後、広間に集められて、童謡の合唱とか、絵画教室とかね。まあ文化的生活を送る!ということなんでしょうかね。まあいいですけど。

 若い頃、夢に見たリタイア生活といえば、ゴルフ場に面した小さな家に住み、毎朝散歩と称してグリーンの上を歩く!、お買い物は、自家用の電動カートで、なんて。でもって、千葉の君津や勝浦あたりのリゾートなんかを見に行ったこともあるんですがね。

 リタイアしてみるとゴルフの方もドライバーは飛ばないし、千葉辺りでも冬は寒いし、お金も足りないしで、諦めちゃった。
 まあ結末は海は見えますが、東京郊外のフラットに住み、雪の降らないこの地での越冬体制で満足! な老後を送っています。まあいいか?

 にしても、リゾート会社さんとか、老後生活をコーディネートする会社さんは、どうして南の島、つまり沖縄とか、石垣とか、宮古辺りにリゾートタウンを造ろうとしないんかな?
 まあ実際に移住するとなるといろいろ問題も出て来るだろうし、秋の台風シーズンなんて、本当に大変そうだし。
 でも、「新しき村運動」の21世紀版? 「分散と集合」で地方創生、というのかなあ。
 つまり心が通う友人たちと、新しい地域社会を造るのをコーディネートするとかね。でもって、南西諸島の小島に、若き高齢者(って変な表現だね)を移住させれば、はい、アベッチが腐心する国防や地方創生にもつながるでしょ。

 まあ北海道の松前小島あたりには、北から漁船がやって来るようですが、ここにもし日本人が住んでいたら、北だって、略奪の限り!なんてことはないだろうし、EEZだって守れる! なんてね。でも松前小島には行きたくないけどね。

 慶良間とかだったら、いいですよ。私も防人になります! え? いえいえ、お手当なんか要りませんから。どうか、心地よいリゾート村を建設していただいて、抽選で入居させてくれるとかね。
 でもって、そんな村々を巡るクルーズ客船を配船していただいて、時々クルーズジングやフィッシング。ちょい悪オヤジ(って古いね)達だって、よろこんで移住する、憧れの南の島になるって! 思いませんか?

 なんて、ちょいと海外に出るというだけでここまで書くかね。まったく。
 でもねえ、これって全くの冗談じゃないですよ。だってこれから羽田に行って、煩わしい搭乗手続きやらをこなして、何時間もきつい飛行機に揺られて…。
 わずか一週間で、また寒い寒い日本に戻る! なんてリゾート生活でもなんでもないわなあ!

 えっつ? コサムイに行くのかって? ブー違います。
 行き先は、帰ったら、また書くかもしれませんが。じゃあね。

 あ、新月の日までには帰りますよ! 日本にミサイルが飛ぶかもしれないというし。飛行機の窓から見えるかな?ミサイル。
 あああ、あと死ぬまでの20年ーーいや、そう決まっていれば、まだ生き方はあるんだろうけどね。

 では行って来ます。

三菱の「鉄の結束」? 日経の時代錯誤も極まれり、だね。責められるは三菱じゃなくて郵船だと思うんですが…。

  先日、飲み会の合間にちょいと暇があったので、ロートレックの展覧会に行って来ました。まあポスター展という趣で、19世紀初めにパリの街角に張られたポスターを集めた!という感じかな?
 つまりは、まあ版画展ですわね。

 僕はあんまり解説文を読まないので、良く分かりませんが、版画繋がりということもあるんでしょうか、最後に浮世絵が、何点か。でもって驚いたのは、ロートレックの「都市の退廃」というか、ぼんやりとした色彩から、急に彩り豊かな世界に変わって…。
 パリのけだるいキャバレーのポスターなどを見た後で、江戸の風景や極彩色の和装の女性姿なんかをみて、当時のパリの絵描きさんが、これらの版画に吸い込まれて行ったことに妙に納得しました。

 この展覧会、三菱一号館で開催されていて、はい。あの東京三菱UFJ銀行の本店の真ん前にある明治の建物風のビル。つまり三菱村の心の故郷風の建物なんですが。で、本当に、一番感心したのは、この一号館の内装と言うか、展示室と言うか。

 展示するどの部屋にも、質の良い材質でしつらえられた暖炉や調度があり、その上に絵画が並べられていたりして。
 つまり往時の岩崎さんたちや番頭さんたちは、こんなお部屋で執務に励んでいたのだろうか? なんてそっちの方に感動したんですがね。

 ちょと変ですかね? 私。まあいいや。
 でもって、昨日付けなのかな。日経新聞が、「ほころぶ鉄の結束」と題して、三菱グループ企業の間に軋轢が目立っていると、大袈裟に書いています。その例として挙げているのが、日本郵船の飛鳥3建造で、船主の想定船価が500億円だったのに、AIDAで失敗した三菱重工の見積もりは、「その20%増し」。つまり600億円だったと書き、加えて、以前の見積もりより「大幅に高く」。郵船が「これでは…」と蹴とばしたという話が仕立てられています。

 もうひとつの例は、三菱自動車の社外役員に推薦された宮永さんと三菱商事の小林さんについて、三菱UFJグループが拒否権を発動?したという話。
 この2つのエピソードをもって、「ほころぶ鉄の結束」ですか?
 なんかなあ。日経って経済ドラマにやられちゃってるんですかね?

 船価が以前の見積もりより、20%も高い! って? 下げなかったのは造船事業部ではなくて、重工ご本社部門の意向だったって?
 そんなことが、どうしてグループの結束が乱れる? なんて話になるんでしょうかね? 
 重工に赤字受注しなさいね? とでもいうんでしょうか? それとも儲けたらあかんよ とでも?

 それに三菱自動車って、すでにニッサンの傘下ですからね。重工や商事の幹部の社外役員就任が拒否されたって、そんなの当たり前! ああそうか三菱銀行が拒否したというのが、記事のキモですか? にしてもそんなの自工をニッサンに売り渡した時から、これは当然の話なんだろうし。
 ここにドラマがあるとすれば、「三菱の凋落」。つまり自工を支えきれなかったグループ企業の衰退な話であって、「結束」なんていう話でまとめることの時代錯誤? だと思うんですがね。岩崎さんが草葉の陰で? なんて大時代な話にしたいのかな?

 まあいいや。でも、飛鳥3について、もし本当に「過去の見積もりより大幅に高く」ということを叱っているのだとすれば、何故、その「過去の」段階で重工に発注しなかったのかの郵船の経営判断と言うか将来に対する見通しの甘さこそ指摘されるべきで。
「600億円!」を受け入れ難いのなら…。つまりクルーズ事業をどうしてもやりたければ、でもって三菱以外に造船所がないというのなら、そんな価格でも、やるっきゃないんだと思うんですがね。

 「郵船の経営者は怒っている」「不快感を示している」なんて話すら伝わってきています。まるで三菱は郵船の下請けかよ、みたいな感じでね…。
 でもねえ、アメリカのクルーズ会社が22万トンというような超巨大客船にまで踏み出したのは、何も「大きいことはいいことだ」なんて考えて出て行ったわけではなくて、乗客一人当たりのコストを下げるためには、「大型化以外に道ナシ」と。
 そういう意味で清水。シミズじゃないですよ、はい、その意味で、「清水の舞台」から飛び下りる決断をしたということなんだろうと思います。

 僕は、この十年ほどの日本の海事産業を見てきて、日本の船会社に、「造船が無くなったら…」どんなことが起きる? なんて危機感がないんじゃないのか?と、ずっと思い続けて来たんですよね。
 というより、日本は日本株式会社と言われたように、あらゆる産業のクラスターをこの列島に揃えて、いわば相互依存というより「総合依存」と言った方がよいような産業構造を造って世界経済に一定の地位を占めてきました。

 「海事クラスター」と言う言葉、つまり海運も造船も、金融も舶用機械も。いや鉄鉱石やオイルや、石炭の荷主さんも電話一本で商談を決めることが出来る時代にどっぷりと漬かって来たわけで、希望すれば、客船だって、なんだって、すぐに一級品を提供してくれた!
 
 そんな時代が終わっちゃったんだ、ということがどうしてわからんのかな? というか、そうした時代が来ることを読むことができなかったんでしょうかね?
 そうなんです。郵船さん。三菱が造船を続けていけるかどうかの、本当に追い詰められた状況なんだということを理解するべきなんですよ。

 600億円がいやなら2隻で1000億円とか、3社集めて3隻で1500億円とか? 本当に知恵を出すべきところに来ているとおもうんですけどね。
 僕は三菱重工にとって、造船業を続けるには、客船で反攻する! それ以外に立て直す方策はないと思っています。別にクルーズファンだから? と言うわけでなく、製品分野を俯瞰すればね。

 ロートレックの退廃の世界のような客船、じゃなくて、日本にも、浮世絵の世界を洋上に造る! ぐらいの覚悟が欲しんですけどね。
 なんて、ちょっと話を無理したかな? 日経を批判できないね、私もね。
 

大倉さんインタビュー読みました。長崎処分!みたいですね。でも、これで再生出来るよう期待したいですね。

  パチパチ、パチパチ。
 海事プレスさんの金曜日付けを拝読しました。もちろん三菱造船の新社長になられる大倉浩治執行役員の対馬記者によるインタビューです。
 立派ですね。対馬さん。じゃなかった大倉さん。現時点で聞きたいと思ったこと、というか三菱さんとして話さなければならない視点について過不足なく語られています。

 というか、現状ではこれ以上は踏み込めないよね。でもって、私の印象では、下関という現場を軸にした「三菱造船」というエンジニアリングを主体とした企業として造船会社を再興して行く。長崎の「三菱重工海洋鉄構」は、その子会社と言う感じ? なるほど、なるほどですね。

 つまり長崎処分!やねえ、これ。確かに今度のAIDAショックで、当事者能力を失って大混乱させてしまった戦犯は、長崎部隊でしたし。もし新制「三菱造船」という格好で長崎、香焼、下関を統括する造船部門会社を発足させたとしても、どうしても長崎のDNAが、会社の主導権を握るようになる?

 つまりは、祖業「長崎・香焼」巨艦主義からは抜け出せない。ならば…。
 艦艇の分離もそんな文脈で考えると納得、というかうなずかざるを得ないですね。
 でもってさりげなく、客船やROPAXについても「7~8万トン級の大型フェリーもある。客船に関しても、欧州向け大型クルーズ船は難しいと結論づけたが、7万~8万トン級まではターゲットとしている。」

 つまり、AIDAの総括で、当時重工さんが示した中型クルーズ船の範囲を少し大型分野まで拡大、というか船型範囲へのこだわりがあるのかと思えば、あんまりガチガチに考えているわけではないことをお示し下さったわけで、ちょいと光明かな?なんて受け止めています。

 ただ、企業規模の論理ついては、どうなのかな?と思いますね。
 重工会社大手間の統合については、「経営統合して規模を拡大することで、いま抱えている課題が消えるわけではない。経営統合のメリットといえば調達のスケールメリットが挙げられるが、効果は限定的になるのではないか。」
 と、こういう論点は、以前から重工の方々はおっしゃっていたし、僕も同じ意見だったですがね。

 しかも、一方で三菱さんが選んだ専業中手3社とのアライアンスとは、統合ではなく、各社との連携です。つまり深読みすれば、三菱ブランドの研究開発力を買ってください! というエンジニアリング商売のお客様みたいな話で、企業グループとしての未来まで確約したものでもないでしょうし…。

 でも、僕がこの再生計画で疑問に思う点があるとすれば、企業のユニットとしての大きさ!ですよね。
 これでは統合どころか、何故、艦艇や大型船というか、工場単位で分散させるところまで選択したのかということなんですよね。

 この点に関して大倉さんは、「
商船事業と艦艇事業が一緒になって考えている。例えば今後全長200m超のROPAX(貨客フェリー)を受注すれば、艦艇事業部傘下の立神工場で建造することになり、この場合は下関と香焼、立神の工作要員でチームを組むことになる。また、もし護衛艦で操業が高まり艦艇事業の人繰りが難しくなれば、三菱造船から人を派遣したり仕事を受けることもあり得る」
 こんなことなら、同じ会社の艦艇事業部と商船事業事業部に分けるくらいで、何もここまで分社する意味って?良くわからない話です。

 これからは、1隻1000億円もするような大型受注だっでしなければならない場面も出て来るだろうし、そんな時、「いえ、三菱グループは一体です。総力を挙げて」なんて話すのでしょうか?
「むしろ各社が独自に経営を行い、競争しながら必要な部分で協業するというクラスター型のアライアンスが、日本造船業に合った形ではないかと思っている」

 って、業界全体に対するメッセージなのか、自社の造船部門の担い手さんに対するメッセージなのか…。

 まあ、訳のわらない分社構想だと未だに思いますが。「管理の仕方は変わるようだけど、中身は?」なんて言い訳をしなければいけないような改革構想、だとしたら?
 AIDAショックを経なければならなかった、重工造船の方々にとっての再生への苦しみなんでしょうか? であるとすれば、ご同情申しあげる!というしかない、というのが率直な感想ですけど…。

 「さやえんどう型」「さやりんご」型LNG船も、既受注分は、どうやら赤字でのスタートのようですし、客船も染みついた悪評を、この改革で、果たして乗り越えて行けるのか?
 「コンテナ船、バルカーは専業造船所に任せる」とし、これからフェリー・客船やガスキャリアに特化して行くという三菱さんにとって、次の受注に成功出来るものなのか? 期待を持って見守りだいですね。
 
 やっぱり日本造船業の中核は三菱さんなんだから。
 でもって、10年先になどと言わずに…。
 飛鳥3、お願いしますよ。

説明会も2部制だそうですよ。はいJTBの世界一周クルーズ大盛り上がり。って、飲み屋での話ですけどね

   呑み過ぎです。頭が痛い!
 昨日は、オソ昼から友人と、夜はクルーズ業界のOBさん。って、最近OGさんたちは誘っても来ないので、お嬢さまは一人。結局OB連中の飲み会だったんですけどね。
 話題は北朝鮮? なんかじゃなくて、もちろん、はいJTBさんの偉業! 世界一周クルーズ称賛の会でしたね。

 もちろん称賛ばかり、なんてことでもないんですがね。JTBさんは12月下旬のこの忙しい時期から、全国で説明会を開催するんですが、なんと申し込み殺到だそうで。
 新宿でまず皮切りに実施するようですが、申し込みが溢れているとかで。仕方ないので2部制で開くことにしたようで、新宿だけじゃなくて全国でも、同じような盛り上がりになるんじゃないですか。

 でもって、昨夜はクルーズ会社のOBさんもいらしていたんですが、「きっと成功するよ。この値段、このコースなら」とピタンと太鼓判! でした。

 話はそれこそ多彩に展開して、もう居酒屋の中で世界一周状態! ってなんのこっちゃい。
 でもって、まずは「食われるのは飛鳥2の来年の世界一周じゃなくて、ピースボートだろうねえ」との見方で一致。
 さらに、このままJTBがクルーズ船を買ってクルーズ事業を始めるんでは? という賑やかな未来に話を進める人もいれば、
「JTBはモノを持たない。コミッション商売しかやらんのよ」。
 つまりリスクを負わない会社であるぞ! とJTBが伸して来るのを牽制するかの御意見を語る方もいらして。でも、やっぱり景気のいい話の方がいいですよね。
 さすがJTBのOBさんは、「ドイツじゃTUIがクルーズ会社を立ち上げたし…」と海外のライバルをにらんだ発言まで飛び出したのでした。チャンチャン!

 クルーズが実現する一年半も前から、もう呑み屋のテーブルはすっかりクルーズ談義で盛り上がっちゃったわけで、それだけでも大成功! というほどでもないけど、面白くなって来たですね、はい。

 でもこういう話になると、水を掛けまくる人もいるんですよね。やっぱり。でもって⓵一旦、予約が入っても4割はキャンセルされるぞ。説明会だけの参会者も多い⓶短いクルーズならいざ知らず、和食なしで90日間は持たないだろう⓷和食のための食器を積み込むのは、容易でないーー云云! デンデンじゃなくて、ウンヌンと読むんですけどね、これ。

 まあこれも予想された反応ですが、説明会には老人ばかりでなくて、結構若い方も申し込んでいるようだし、僕のクリスタル体験からすれば、乗客も、何も割烹旅館のように小鉢をずらずらと並べる和食まで期待してないと思いますけどね。飛鳥2ほどの料金も取らないし。説明会で聞いてみてくださいね。

 和食って、ご飯と焼き魚と生卵。それに味噌汁とお新香があれば、十分だと思うんですがね。
 そうそう、クリスタルの味噌汁だって、ビュッフェで、白いスープ皿でいただくんだけど、問題ナーシ!だよね。しかもサンプリさんは1泊2万円ですからね。そんな完璧な和食なんていらんよ!と、僕も参戦しておきましたけどね。
 って、あんた世界一周に参加するの? いえいえ!

 だいたい、サンプリンセスは、ダイヤモンドプリンセスが、日本にやってくるときに、小樽発着の定期クルーズを設定しましたからね。客が集まらずに1シーズンで撤退しましたが、日本人客のあしらいにはまったく素人というわけでもないしね。
 定員は2000人ですが、集客目標も1800人くらいに抑えているようですし…。

 でもですね。さすがJTBのOBさん。まったく違うことを考えている。
 「世界中の港町に2000人もの日本人が下船して行く!」というのは、いろんな効果が期待できるというんですね。
 つまり全世界に日本人旅行客の足跡を残して行くという意味でも大きい! とね。この後の日本人観光の芽を植え付けることになる! 積極的ですねえ。

 この旅は、オプショナルツアーだって、全部JTBさんが仕切ることになるんでしょうから。JTBの海外支店というか、海外での日本人受け入れ網の整備を! という発想だって、出て来るでしょうね。

 だいたい1800人と言えば、港から出て行く観光用のバスだって25台? じゃなくて単純計算でも40台はいるわけでね。 
 「もう大変よ!」と、それでなくても長時間残業が常態化している旅行会社さんですからね。スタッフの悲鳴が聞こえて来そうですが。最初はね、仕方がないでしょう、頑張ってくださいね。

 でもって、僕が気になったのは、飛鳥との競合です。JTBは実は飛鳥の世界一周クルーズを一番売っている会社ですからね。ですが、「飛鳥Ⅱのクルーズにぶつけることはないよ」だそうで、両社で一年交代で世界一周! 日本の長期クルーズ市場を分割ですか? ピースさんも頑張らないと大変だね。これ。

 にしても、改めて、クルーズってチケット売上以外に、船上のお買い物、お酒代、カジノ、オプショナルツアー、保険ーー云々(デンデンじゃないよ!)、って、旅行商品としての売り上げ構成も多彩という話にもなりましたし。
 JTBがプリンセスとどんな契約をしているのか、知りませんが。これを主催してみる経験は大きいと思いますね。

 ついに日本クルーズの夜明け! が来るんかもね。
 これに成功したら、サンプリンセスを買って、船上にJTB温泉も造って下さい。和食器も大胆に乗せてね。
 冬場は世界一周、夏場は東アジア! 日本籍なんかにしないで、自由に「やってみなはれ!」ですよ。  

エルサレムも中東も、どうぞそのまま、そのままにね。クルーズは平和産業なんですよ。

 しかし、トランプさんは何を考えているんでしょうかね。わざわざ、寝ている子を起こして? なんて、地球の果てで生きている僕たちには、まったく意味が分からんですが、エルサレムをイスラエルの首都に認定するって?

 まあ、イバンカさんも、その旦那であるクシュナーさんも、ユダヤ教徒であることは知っていたし、トランプさんは選挙中に、エルサレムへの首都認定と、大使館の移転を公約に掲げていたこともなんとなく…。

 これってロシアゲートで、近いうちに追い詰められることになるであろうクシュナーさんへの助け舟なんでしょうかね? ユダヤ人の支持を繋ぎ止めておくとかね?
 それとも武器商人たるトランプさん、東アジアの商談は成功させたようですからね、今度は中東市場にも火をつけようかと?

 でも、この人を評価するとれば、選挙で公約したことはなんとなく実現しているんですね。つまりこれも、選挙で選んだ人々が悪い! のかな? そこ行くと、選挙が終わったとたんに選挙中には一言も発しなかった、増税のオンパレード! 教育無償化策の換骨奪胎、モリカケには誠実に、なんて話を完全無視する! どこかの政権より誠実かな? 

 選んだ人はどう思っているんだろうかね? これが民主主義? ですか。
 選挙で嘘をつく政治家と、選挙で掲げたことはとにかく実行する政治家? どっちがいい人かな? って、考えても正解はありませんけどね。 
 にしてもいやですね。ISの壊滅?で落ち着きを見せていた中東、ヨーロッパは、また喧騒に包まれてゆくんでしょうかね。

 えっつ? 今日はその話かい? はい。
 クルーズ主義者としての私は、なんたって世界が平和でないと、この産業は育たないと思っていますからね。
 このところ、エーゲ海を含む東地中海のクルーズ地図を眺めているんですがね。再来年のJTBの世界一周クルーズを見るまでもなく、行けなくなる寄港地がどんどん増えています。中東にもエジプトにも、北アフリカにも。そして、イスタンブールにも寄港しなくなった。

 いつだったか、飛鳥がテルアビブに寄って、エルサレムへのオプショナルツアーを組み込んだり、死海への旅とか。そうそうインディジョーンズのペトラ宮殿。ここは行ってみると、そんなに奥行きがある遺跡ではなかったようですけどね、こういう、そそられる観光地を組み込まれた時には、「リタイアしたら僕も行くんだ!」と、気持ちを高ぶらせた思いがありましたけど。
 その後世界は暗転。これらの寄港地は、どんどんメニューから消えています。

 というか僕としてはイスタンブールには3度行ってるし、ナイル川クルーズも体験しているので、「贅沢言うな!」かもしれません。というか、行っておいて良かった!
 そう、思う一方で、あのハトシェプスト女王には恋をしてしまいましたからね。
 もう一度ルクソールには行って見たいんです。が、同行者達のお許しが得られず。ますます遠くなる寄港地よ! ですね。

 そうそう、ナイル川クルーズで旅程中同行してくれたエジプト人のガイドさんは佛教大学に留学して日本語を学んだというイスラム教徒君でしたが、とても面白い男で、観光案内はだいたい「地球の歩き方」を読んで「これどう言う意味」なんて、やっていました。イスラム教徒でしたが、仏教の話もしていて、こっちが知らないことも多くて、赤面しました。
 「オラは仏教徒じゃないよ」と言っても、「知っているよ」みたいな感じでしたがね。 

 それに、イスタンブールの可愛い女の子のガイド。イスラム教徒なのにヒジャブ、はいあのスカーフを被らない。「いいんですよ」なんてにこやかに。でも、モスクに行ったときには、同行の相方さんたちに「肌を隠して下さい」と、厳しく…。

 でも、僕らが行けなくなると、こういう日本語のガイドさんは干上がっちゃうんじゃないかな?なんて思ったりもします。
 まあねえ、トランプさん、あなたの忠実なゴルフパートナーは選挙公約なんて、完全無視ですからね。あなたも「エルサレムを首都に」なんて公約を果たすことはない。ほっかむりして下さいな。ヒジャブを纏ってね。

 というかエルサレムは、僕たちが生きている時代は、このまま、このまま、どうぞ手付かずに、ね。
 世界には、英雄でも、解決できないことが沢山あるんですから。なんてね。
 実は、再来年ドバイ経由でアテネに行って、人生最後のエーゲ海に行くつもりなんですが、なんとかそこまではね。穏便に、穏便にね。

What a chicken!  Nohtaniめ! ですか?ニュ―ヨーカーはヤンキース好き?僕は造船ファンなんだけどね。

 What a chicken!   鶏って何? じゃないよね。
 何たる臆病者め! かな? ニューヨークの新聞がヤンキースを交渉相手から排除した「Nohtani」君、いや大谷君か、に投げ掛けた言葉です。
 ついでにJapan star snubs Yanks!だって、罵詈雑言のたぐいだね、これ。
 田舎の小僧のくせに、アメリカ人の心のふるさと、大ヤンキーズを、鼻であしらうのかノータニめ、と言う感じ?

 そこまで言っていないか? でもタブロイド紙とはいえ、言葉が汚いですね。最近の新聞は! トランプさんも真っ青や!
 でも、これで大谷君が西海岸のア・リーグのチーム、例えばエンゼルスとか、パドレスとかマリナーズに入ったら。vs.ヤンキース打線!みたいな感じで来年一年盛り上がるんでしょうね。まあジャイアンツでもいいですけどね。盛り上がりますよ。きっと。

 日本でも、大相撲は暗闘に止まらずに、モンゴル系に向けて「この八百長やろー」みたいな話の展開に持ってゆけば、もっと話は面白くなったのにねえ。
 日本人は「戦い」は本当は好まないんですね。きっと。逆にヤンキー君たちは好戦的ですからね。でも、じとじと相撲協会の在り方論みたいな話で、ワイドショーで流し続けるのって、もうやめてほしいよね。いい加減。まあいいか。

 さて、今朝の産経さんは、一面トップ「巡航ミサイル導入」。サブの見出しに「敵基地攻撃可能」と嬉しそうに書いています。ようやくここまで来たぞ! てな感覚で、数年前なら「反対も予想される」くらいのエクスキューズを紙面ににおわせたのですが、「ガンバレ自衛隊新聞」ですからね。ここ。
 でもそんなら「敵基地」なんてボヤっとした表現でなく「平壌も射程に!」くらい書けばいいにねえ。

 敵基地といったって、北の刈上げ君は、いろんなとこからミサイルを撃っていますからね。『北の全土をカバー」の方がいいかな? 
 でもねえ、こんなものまた無駄遣いでしょ。役に立つとは思えませんけど。
 まあアベッチの安心代、ですかね? このぐらいのことをしておかないと国民を守っている気分になれない、選挙で多数を維持できない? って。
 
 いや、今朝はそっちの話じゃなくて、 What a chicken! を見て、何を思ったのかなんですよね。実は昨夜の日刊ゲンダイさんがまとめた大企業の内部留保の大きさ! を見ていて、我が経営者さんに対して「なんたる臆病者め!」 と思った矢先の What a chicken! だったわけでね。

 トヨタ18兆、三菱UHJ11兆、NTT8兆、ホンダ6兆9000億円!って。日立は2兆4000億円でランクインしてるけど三菱重工は見当たらないーーとそっちの話でもなくて。正直言って、この、兆・兆、チョーって! お豆腐屋の話じゃないんだからね、って。そういえば、あのおばはんもどこか行っちゃったけどね。

 ゲンダイさんは、こんなに内部留保を積み上げながらも、賃上げをケチる大企業を指弾しているんですけどね。確かに来年の春闘でも連合は2%しか要求しないのかな? アベチャンが3%をなんて言っているんだから、春闘は経団連と政府、あるいは自治労辺りがやったらどうなのと言いたいくらいの、チキンさんたち! ですから。

 はいはい、労働組合だって、5%ぐらい要求して。結果が3%でもいいけど、ならストライキぐらい構えて、JRを止めて…。なんて、そのぐらいやれよ。じゃないと、外から見ていてつまんないよね。これ。

 企業が内部留保を積み上げるというのも、ゲンダイさんは「企業経営者が景気回復を実感できないからだ」と理由づけていて、経済政策の失敗だ! とアベ嫌いらしいこの新聞の、予定調和な結論で済ましていますがね。
 まあなあ、となりの企業が内部留保を積み上げていると、「オラもやらんといかんかな?」みたいな横並び心が芽生えますからね。というか、そういう心こそ、チキンな経営者のマインド。なんかそんなところに、問題があるように思うんですよね。
 
 このところ一部のメディアは、内部留保大国トヨタが、ハイブリッドの次の車、つまり電気自動車や自動運転の技術開発で立ち遅れつつある。つまり自動車にやってきている革命で、淘汰されるのはトヨタかもしれない!みたいな警鐘を鳴らし始めています。
 確かに車の世界市場は、IT企業が革命家になって、旧体制トヨタの発想を超えて進んでいるような論調です。中国や欧州市場から締め出されてゆくのが、18兆円をため込んでいるトヨタなのかもって?

 本当にそんな時代が来ると、「円」自体の価値が大崩れして行きかねないし、18兆円なんて通貨は、それこそ紙ペラになりかねない。
 えええ、今日のテーマは、昨日の続き。目の前のことに追われ続けて、改良とコストダウン! でもって、当面の内部留保を積み増ししているうちに、日本は取り残される?
 
 最先端の船、つまり今の時代だったら、船のハイテクの塊は、客船ですからね。欧州ではLNG焚きのフェリーが続々登場しているのに、日本ではまだ…。
 そんな難しい船から、日本は撤退ですか? 採算が合わない? って。

 ホームページを見ていると、ピースボートのエコシップどころではない、流体力学の粋を追い求めるようなポンチ絵が沢山検索できますね。
 まあ昔、宇宙戦艦ヤマトが描かれたころ、「あんな重いものは浮かない、原子力でも無理」なんて漫画みたいな話が、漫画雑誌で取り上げられていたこともありましたが、いまや理想の船の形についての論争すら生まれない。北極圏航路の最適船型とか、潜水型LNG船とかだって、理想形を追う論争があってもいいいと思うんだけどね! って想像力不足ですね。ボク。

 やっぱり、未だに、夢はなるべく安く船を造るんだ! つまり「競争力」って、1円でも安く?なんですかね。
 内部留保が紙ぺラになる時代。「安心」って、そんなとこに眠ってないと思うんですけどねえ。
 まして内部留保さえ、なくなってしまった造船業に、おいておや!   

 なんとか、やり直しましょうよ、造船。
 
 

建造資金の90%調達完了? 選択と集中? 本当なのそんな話。

  昨日付けで、話題にしようと思った「建造資金の90%調達に成功した」というピースボートのコーディネーターさんの言ですけどね、建造資金って、そんな風に赤い羽根募金のように集めているんでしょうかね。

 つまり普通、金融機関との間で、「船価はいくら」「いついつまでに何パーセントのお金の融資を実行して」なんて感じで資金調達は行うはずで、協調融資を組むにしても、それはオール・オア・ナッシングな話だと思います。つまり「船価の90%は調達出来た」という局面は想像しがたいんですがね。

 まあ建造代金は、契約、起工、進水、竣工時に、25%づつ支払いを実行するものなんで。まあ全額融資が整っていなくても、本当に90%までめどが付けば、契約ー起工に踏み切るんじゃない? 造船所側はそこまで資金調達には介入しないし、船会社側は、運転資金まで気にして金集めするものですけどね。

 というか、百歩譲って、90%融資しますよ!というのが本当ならば、残り10%調達が整えば融資します、みたいな停止条件が付いているということなのでは? そうであれば、まだ資金調達は出来ていない、と言っているようなもんでね。
 尤も、共同募金のような話で、大衆を含めて資金集めをしているのなら、別ですねけど。「なんとか90%集まりました。もう少し」という話はあり得るのかも知れませんけど。

 だいたいピースボートさんは、すでに処女航海からの3航海の販売を行っていますからね、これを建造資金に充当する? というかこの資金を担保に建造資金融資を得る?みたいなことはあると思うけど。なんかな。かなりやばいですね。
 もう、2017年も終わろうとしています。ちょっと変?、というか大分変!と言わざるを得ないですね。

 まあこの人たち、ノーベル賞平和賞もピースボートの仕事みたいに胸を張っているし、11月の国際コンベンションでも、「クルーズ船は、環境を破壊し続けている」みたいなトーンで話を起こして、そんな中で、この船は環境に優しいと、その意義を語っています。
 でもねえ、このエコシップだって、言ってみれば、「クルーズをすることは、世界に平和を伝えると言う意味で善」という立場に立っているけど…。

 本当は「エコシップではあれ、客船を運航する」という「環境破壊をお許し下さい」みたいな立場で話すのが、伝道者の論理? なんて、別に宗教者じゃなかったね。
 まあ、この運動も否定はしませんけど、まるで「環境十字軍」のような切り方で、既存クルーズ船との差異を強調するのも、どうかと思うんですがねえ。

 それと三菱重工さんの話なんですがね。この会社、毎日同じ話題の話なのに、次々と切り出して来る。まあ、突っ込みがいがあるというものですがね。どうやら「インダストリー・社会基盤ドメイン」の事業は全て事業会社に分割し、独立させるという発想みたいですね。

 そうした組織論。つまり事業部制の弊害を取り払い、より「選択と集中」を進める? と書いてますがね。これって「選択と分散」じゃないのか? なんて突っ込みたくなるんだけど…。
 そりゃあ、需要が多様化する時代ですからね、沢山の中小企業に仕事を分散させて…。企業構造も「香焼型」の製造業から「下船」型へと現場対応力を高める? そんな発想なのかな? でもMRJのような単体量産型の製品であればわかるけど。船については、分散させすぎですよね。多分。

 こうなると、松下さんじゃないけど、「やってみなはれ」というしかないかなあ?
 というより、そうした「選択と分散」を選択すると、何が起きるのか?と言えば、いまや1隻1000億円もするようなクルーズ客船の建造のような仕事には、取り組めなくなる。10年後? 無理なんじゃ?
 マージナルなサプライヤーへと、ますます落ち込んで行く? みたいな…。

 そうそう香焼のLNG船ですけどね、なんかいろんな話が伝わってきていて、今受注している分はともかく!これからは、どうかな?みたいなね。 
 でも、この会社資本金3億円、600人の従業員でしょ? LNG船の連続建造って?受注主体にもなれるんかな? もし「それは三菱造船がやる」というんじゃあ? 技術的トラブルが起きたら、エンジニアリング部隊が協力するって? これで「選択と集中」というのは、ちょっと…。

 昨日は、レジャーランドのような客船は要らない! みたいなことを書いちゃいましたがね。このところの欧米客船は大型化だけでなく、船のIT化とか、環境新技術を大胆に取り込むという改革を行っています。つまり船自体の技術的高度化も、そうした規模の大きさの中で実現して行くというか? 進んで行くというか?

 なんかなあ、ピースボートのスーパーエコシップを三菱長崎で! というのはアホな話なんですかねえ。
 結構いい技術的課題が詰まっているかもしれないし…。ピースさんにとってもヘルシンキの「客船を造ったことがない」造船所? でやるよりまだいいでしょう。

 平和の船と軍事産業の両立はなあ? なんて、そんなのどうでもいいよね。
 「環境に優しい」。今はこの標語で一致すればいいんじゃない? 共産党と民進党の共闘よりも一致点は多い! かも。


 

日本の客船事業の終わりの始まり? 三菱、造船分社で落ち込んでいます。

  はい。三菱重工さんのリストラについての我がコメントの続きですがね。確かにSEABIRDさんの、次の書き込みにあるとおりですね。 

 >資本金云々の件ですが、本体が受注して子会社(分社)に下請け建造させることも出来ると思いますので、夢はまだ砕けていないのでは? 要は客船(大型フェリー含む)建造に本腰を入れて「継続」できるか否かにかかっていると思いますね。

 そうですよね。親会社である大・三菱重工さんが、契約履行の保証を表明してくれれば、新造船を受注できないわけではないでしょうし、まあ営業活動に直接、資本金幾ら必要? なんていうことでもない。
 でもねえ、だからと言って、「夢は砕けていない?」とおっしゃるのは…。

 逆に、親会社が、「そんなことはしないし、させないよ!」という意思として表明したのが、いわば資本金30億円! に体現されている。「継続しないぞ」というのが、そこに示された、彼の社の経営方針なんだと思うんですよね。
 つまり親会社である重工さんが契約当事者になって客船建造へ? なんて姿は到底想像できなくなってしまった。
 そういう造船屋の甘い夢を砕くのが、今度の分社構想!なんでしょう。

 にしても、このリストラと分社の意味ってなんなんだろうか? と振り返って思う時に、三菱さんがわざわざ「船体」、つまりもう一つの会社を「海洋鉄構」と名付けて、さらに分社し、3億円の資本金を持参金にして独立させてしまうって? 

 重工の船舶部門にとって最大のお荷物は「香焼であるよ」と表明したようなもんですね。
 香焼って、長さ990mもある大型のドックを持っていて、かつて三光汽船から3万トンのバルカーを大量受注した時に、内業工場で船の半分くらいまで仕上げて、ブロックを2つドックに搭載して、ちょちょいと、ほとんど一か月から2か月で船にしていたと聞いて! まあスゲーな! と思ったことを覚えています(って記憶は定かじゃないけどね)。

 つまり同型船大量建造。自動車工場のような量産品の効率的な建造と言う意味で、造船生産体制の究極のような工場だった。というか大量建造、大量消費の時代を引きずり続けた工場だったんですね。
 まあこの工場、VLCCと呼ばれるオイルタンカーの同型船を、ずらっと並べて建造して行くために作られた工場ですからね。本来の造船工場としての戦略的な価値はすでに失われていたというか。

 でも、その後の造船不況の過程でも、三菱長崎の連中は「うちが造船から撤退するとしても、それは日本で最後の話だ」なんて豪語していましたが、そんなおごりの背後には香焼があった。 
 それが、いまや明日閉鎖しても不思議でない、という話で…。

 SEABIRDさんが語られる「フェリーを含む客船」を継続! って単品の客船の一隻づつ造ってゆくという生産体制を想定するとしても、一番そぐわないのが、香焼なんだと思いますね。 
 つまり次の選択肢は、「香焼の閉鎖」ですか? なんてね。そのための分分社に見えています!

 今、香焼が、メインに据えようとしいる仕事は、環境規制のためのスクラバーの設置工事。つまり修繕というか、改装工事で凌いで行く方針のようですが…。 
 だったら、今治造船が大型コンテナ船の連続建造のためにドックを掘ったわけでね。香焼を明け渡せば、最高の中手造船との連合構想だったのに? なんてね。

 何が言いたのか? って。はい「客船造船業」を日本で再開するために何がいるんだろうか? なんですけどね。
 まずは、クルーズ事業に確信を持てない船会社さんに、「まあ1隻くらい造っておくか」みたいな情けない事業方針を転換していただき、同型船4,5隻を建造する!ぐらいの遺志を固めていただく。そのための現実的方策としては、日本連合!で、3社6隻? 

 そんな風に工程に並べれば、外国船社にだって発注してみようか? なんて動意が出てきますからね。500億円の船を年間2隻建造? って、これでも小さいけど、スクラバーのレトロフィットを新会社の主力製品にしてゆくより、一本筋が通ると思うんですがね。

 宮永さんが、この間に明らかにした「客船建造事業が何故、日本で上手くいかなかったのか」の総括で、なるほど!と理解したのは、日本そして東アジアに、「客船のクラスターがなかった」こと。つまりAIDA向けの建造でも、資材や搭載機器のほとんどが欧州からの調達品で、日本造船業の競争力の源泉である国内メーカーからの供給が見込めなかったことを上げていましたが、おっしゃる通りですね。

 客船を主力の事業製品するんだと取り組んでいたら、内装業者を含めてそうした、支援体制作りから始めたのかも知れませんね。確かに。
 客船建造のクラスターを造りあげる!そんな風に考えて行かないと、日本の客船製造業は成り立たない! というより、そんな事業は意味がない! 

 僕は、欧米船社が展開するようなテーマパークのような客船ばかりを、日本や東アジアの人々が求めているとは思いませんね。 
 新しいビジネスモデルはきっとあると思います。

 日本のクルーズ&造船業界は、日本人が求めるレジャーを体現する客船のプロトタイプを造ることから始めましょうよ! 
 GUNTU? とってもいいんじゃないかと思いますね。日本政府も上から目線で、「規制!」を言う前に、日本にクルーズ産業を創設し、造船業を定着させるためにはどんな構想と構造が必要なのか? そこから始めないと! 

 でも、多分! いや、もしかしたら? このまま終わりなんですかね? 

三菱造船と三菱重工海洋鉄構ですか? 客船建造の夢はコナゴナに砕けて行くようですね!

   まあなんというか? 粉々ですね。これって。
 三菱重工さんが、造船部門分社の概要を明らかにしました。「三菱造船」(資本金30億円、従業員約900人)、三菱重工海洋鉄構(資本金3億円、約600人)だそうです。 

 でも、なんですかね、従業員数の「約」って? あと一月で会社発足というのに、「約」ですか? 全員ここに連れて行くからガンバロー!みたいな話じゃなくて、それまでに辞めたいならどうぞ! あるいは、ギリギリ事業を発展させるためには、900人必要! なんて企業戦略の表明ではないのかな?これ。もう企業というものの論理と倫理が分からなくっているんじゃないですか?

 冷たいよね、まったく。「900人必要だから」というんでも、「900人は引き受けるよ」というんでもない。「約」ですか? もう少しヒトを大切にした方がいいと思いますがね。
 なんて難癖をつけることはないですが、まあこれで「客船」建造への夢は、断たれる? まあ資本金3億円だったら、トンデモナイ! 話だし、30億円の資本金の会社だって、採算が読めない客船の受注なんて、容易じゃないよねえ。
 新会社の門出に贈る言葉というには、ちょっと厳しいですが、むしろトドメ!かな?と受け止めてしまった発表でした。

 宮永さんが社長になられた4年前。確かに造船をどう再編するか?は大きなテーマであったと思います。当時の造船と言えば、大型船を建造できる長崎(香焼)、艦艇や中小型船を建造する長崎(立神)、フェリーや巡視船や小型特殊船の下関、潜水艦の神戸、修繕の横浜。研究所などもありましたが、三菱の船と言えば、まさにこの5事業所による総合造船業だったわけで、まあ内実はともかく、日本造船業のリーダーと言える存在でしたね。

 ただ、事業所間の独立性も強くて、宮永改革の初動は、事業部制と事業所制の二重権力のような組織の克服と言っていましたが、今から思えば、そんな方針も、造船部門の解体がターゲットだったのか、と思いますね。

 で、2018年1月。出来上がった図といえば、これら5事業所のコナゴナの分割。まあ下船と長崎(立神)の共同運営?みたいな恰好は残るし、「三菱の船」と言えば、そんな工場現場を持つ「三菱造船」がDNAを引き継ぐという感じですが。売上規模で、1000億円まで行きますかねえ?
 
 まあ、何度も書きますがね、他の重工会社の造船部門の分社と言えば、造船をやっていた事業所全部、つまり艦艇を含めてひとつのユニットとして切り出し、専業化している。それが企業文化、事業のDNAだよねえ。なのに、三菱さんは、「国にとって重要な仕事である!」くらいの感覚で、艦艇を切り出して。しかも水上艦と潜水艦って、艦艇とはいえまったく違う仕事ですからね。晴れて、製品ごとのバラバラ化を実現した。どんな意味があるんでしょうか? それともそのまま小さくなりなさいね? でしょうかね。

 僕も、うかつと言えばうかつ。船の分社構想が燻っていたころ、少なくとも「船を造る」というひとつのユニットとして切り出す! と信じて疑わなかったんですがねえ。
 だいたい、艦艇というのは、必ずしも定期的に工事が入ってくるわけでもないし、仕事の流れもありますからね、現場の効率から言っても、どの会社も、艦艇と小型商船を組み合わせる生産体制を組んだ。顧客の分散でもあったし、採算の取り方もその方が合理的だったですからーー。
 なんて死んだ子の齢を…。止めましょうね。

 ただ、こうなると何が起こるか?と言えば、資本金30億円の会社が1隻500億円はする、つまり飛鳥3だってそのくらいはするでしょうから、そんな仕事を受注できますかねえ。
 下手をすれば、1隻で資本金を食いつぶしてしまいかねないような冒険は出来なくなるでしょう。こういうのは、売上高も3000億円とか、事業のユニットとして、いろんな船種を手掛ける、ぐらいの規模のある会社じゃないと出来ないよね。きっと。

 つまりこのリストラ策とは、「クルーズ客船建造」市場からの完全撤退? 
 というより、企業としては中小企業化? 小っちゃく分社された組織が残ってゆくだけで、事業戦略とか新製品開拓戦略というより、工場存続のための弥縫策みたいな、なんでしょうか?

 あなた、そんな風に感傷に浸ってどうするの?
 ええええ、そんなつもりはないですよ。希望はないわけじゃない。来年になれば宮永さんは退任しますよね。不文律とはいえ任期が来るし、だいたい人気がない! AIDAだってMRJだって、この人の時代の話で、つまりこんな風にしてしまった責任はこの人にあるんだからね。「AIDAは彼が介入して来なければ、半分くらいの赤字で済んだはず」という説だってあるんだから、ここはしっかり責任を明らかにして下さいね。

 でもって、そうなったら、三菱造船部門の再統合を画策しましょうよ。なんて思います。別に本体に戻る必要はないんだから、祖業の最初の形にまでは戻すとか?
 だめ? だったら、独立しちゃいなさいな? 
 2社で、33億円の資本金でしょ。MBOだってできるだろうし、それくらいのお金、出資するひとはいくらでもいるでしょ。
 それで下関と立神が手に入り、香焼まで付いて来る!
 
 そう日本郵船さんは、あと10年くらい飛鳥2を延命しながら、待ってくれるようですし。MOPASだって日本クルーズ客船だって待つでしょ。

 捲土重来―ーいつまでも、あの広島あがりの事務屋さんの顔色を窺っていないで、そろそろ造船事業戦略を立て直す時が来ている! 

 新しい会社のフィールドは海!です。
 三菱さんの果たすべき役割は、まだ終わっていない。

 

 
執筆・講演承ります!!

どうぞお気軽にお声がけください。 船のことならおまかせください。

名前
メール
本文
ギャラリー
  • 初日の出
  • さんふらわあさっぽろ、どうしたんですかね? エンジントラブルですか? 新造船なのに。
  • 太平洋上に、あらら「さんふらわあ」です! 晴れて完成したんでしょうか?
  • ミサイル反対! 70歳以上は北海道に強制移住 人間牧場っていかがですか?
  • 女性活躍社会はどうなったの? 種牡馬と母馬!どっちがいいかな?
  • 女性活躍社会はどうなったの? 種牡馬と母馬!どっちがいいかな?
  • あらら、にっぽん丸じゃないですか!
  • 人ひとピッチャン!でした。凄い熱気ですね。
  • ちゃんちゃん、ちゃんちゃか、ちゃっちゃ! って、軍艦マーチのつもりですが。
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
livedoor プロフィール
カテゴリー
カテゴリ別アーカイブ
  • ライブドアブログ