今度は、ドイツ機の墜落ですか? 早速アメリカ政府が、「テロの可能性は薄い」との見解を表明するわけですが、なんでアメリカ政府? と思いもしますが、まあ安心しますね。
 今は、アラブや欧州で何かが起きると、まず最初にテロを疑ってしまう。いやな世の中になったもんです。
 日本人らしい名前が2人含まれているとか、もう言いなれたフレーズになってしまいましたが、「ご冥福をお祈りします」と言うしかないですね。

 バルセロナからデュッセルドルフ行きのLCCだったそうですが、デュッセルドルフといえば、ドイツ最大の日本人町がある都市ですね。なんだかタイムリーというか、産経新聞が本日付のベルリン特派員のコラムでデュッセルドルフのことを書いていて、毎年「日本 デー」が開かれるという話題を振っています。まさかこの事故は想定していなかったでしょうけどね。
 欧州では、ロンドン、パリについでこの町には日本人の在住者が多いとか。もちろん移民じゃなくて、ドイツ駐在のビジネスマンですよね。
 
 でもって、この話題を拾ったのは、今年6月に出かけるライン川クルーズですがね、この町も通過するんですよね。確か。寄港地には入っていないのではと思いますが、沿岸を通過してゆくんでしょう。そうそろそろドイツの観光案内を読み始めようと思っていた矢先の墜落ですからね。テロ? と最初に頭に登ったのは、そんな不安からでした。

  それにしてもこのクルーズ、去年の秋に予約を入れたんですが、その時から一番安いキャビンしか空いてない、というんですよ。なので、代理店さんには、もしキャンセルがあったら、連絡して欲しいとお願いしておいたんですが、まだそんな連絡がありません。
 これだけ欧州の治安がおかしくなっているんだから、キャンセルぐらいあっても、と思うんですがね。なんてちょっと不謹慎かな?
 どんな乗客が乗って来るのか分かりませんが、欧州旅行が好きなアメリカ人が、忙しいだけのバスツアーを嫌ってクルーズを選択するようになっている、と聞きますから、アメリカ人なのかなあ? と思いますが。

 話は変わりますが今月号の「新潮45」で曽野綾子さんが、例のアパルトヘイト随筆について、その後の話を書いていますが、なんていうかな、グダグダと言い訳けを述べているわけですが、無茶苦茶ですね。
 「大学教授と違って作家は本当のことは書かないもんだ」とか、「黒人が引っ越してきたアパートから白人が出て行った」という、このコラムの中心的なエピソードを、本当のことかどうか分からない伝聞、みたいな書き方をするんですからね。
 つまりは「書き飛ばし」であることを認めちゃってるような…。まあ産経新聞の前ソウル支局長の書き飛ばしコラムと同じだよね。
 書いたはいいけど、あらら、思いがけぬオオゴトになっちゃった、という感じの話でしたね。
 まあオバサンの世間話なんだけどね。南アフリカの日本大使に対して、「たかが、こんなコラムに、そんなに目くじらを立てる話じゃないですよ」みたいに書くんだから、彼女のコラムを読む読者も馬鹿にされたような話ですよね。
 というのでデュッセルドルフの日本人町と、曽野さんの話を結びつけようと思って書き始めたんですが、ちょっと無理だったですね。
 でも段々ロンドン行きと、ライン川クルーズが楽しみになってきました。
 欧州さんよ、とにかくしばらく静かにしていて下さいね。お願いしますよ。