夕べ、観るものがなくて、BSをザッピングしていて、木佐さん、あの大リーグで活躍した石井和久の奥さんがやっているニュースショーを見るともなく、観ていたんです。そしたら、産経新聞の黒田勝弘さんが出てくるではないですか? 一時帰国していたんですね。しかも、BS朝日の番組なんだよね、これ。
 はい、産経の元ソウル支局長さんです。あの加藤さんの前任で、今は嘱託かなんかです。実は僕が産経を読むようになったのは、この人のソウルからのレポートが面白かったからなんですが、最近は論調が産経寄り(って、当たり前か)、というか遠慮しているなあ、なんて感じていたんですが…。もちろん加藤さんの問題についても、話されたんですがね、「自分は支局長は辞めたけど」産経の人間だからと前置きしながら、加藤さんの立場をむにゃむにゃと述べていましたね。
 でもって、同席していた共同通信の元ソウル特派員氏が引き継いで、解説?
 「韓国政府の出国禁止措置は間違いだが、この(加藤さん)記事は評価できない」とはっきり言っていましたね。
 黒田さんも、このコメントには反論せず、その上で言いわけ的に、朴大統領の個人的な資質について言及していましたが、朴さんと安倍ちゃんというのは、共通した感じ、つまり名門政治家二世の危うさみたいな匂いを感じますね。
 まあ朴さんのほうは、それでも両親とも暗殺されたという過去があり、お坊ちゃま安倍様とは違う! なんてのは私の私見ですが、まあ日韓条約50年の今年、両国とも、役者が悪いよなあ、と改めて思いましたね。

 でもって、黒田さんもその共同通信OB氏も、「日韓の共同体」のような構想を話していたし、日中韓の間でそういう流れが欲しいというベーシックなアイデアを持っている感じでした。
 僕も実は、日中韓3ヶ国共同体、いや台湾に、沖縄にさらに香港を加えた東アジア共同体。つまりEACないしACのような共同体を目指すべき、問題は多くてもそうした未来観を共有するべきとずっと思っていたんですがね。

 でもって、今朝の産経新聞は、中国がIMFに対して中国元を準備資産に加えるよう、つまり国際通貨として認知するよう働きかけていて、欧米側も「NOではなくて、それがいつなのかということだ」、と書いています。つまりそんな先でない近未来に、元が国際決済通貨として認められるようになる、と書いているわけです。東アジアのリーダーは日本だ、なんていう残像に浸っているのは、なんかなあ、日本の政治指導部だけかもなんて思いますね。
 まあ日中韓の間に横たわっている民族主義! を超えて、経済も社会も進み始めているのに、政治だけが着いてゆけない。もちろん軍事の問題はあるにしても、そんな感じかなあ。って、ちょっと変かなあ?

 でもねえ、東アジア地域の安定を実現するには、メルケルさんが「寛容なフランスに感謝する」、とか「フランスがあったからこそECが実現した」みたいなことを言っていることが、欧州の平和、これも危ういけど、その方向に進んでいる理由なんだと思いますけどね。
 日本の政治的指導部も、「八紘一宇」なんていわせずに、そして「価値観を共有しない」なんて言わずに、中国や韓国の寛容さを評価する、立場に立つべきだと思うけどね!

 実現するかどうかはともかく、未来はAC構想ですよ。これくらいのこと、日本政府は言い出すべきだと思うけどね。
 ええええ、そんな風にならないと、この海域でのクルーズは発展しませんよ、「クルーズこそ平和産業だ!東シナ海をACの海に!」なんてね。
 EAC、東アジア共同体の首都? もちろん那覇ですよ。東アジアの中心にある。
 通貨? うん、NTダラーをベースに共通化かな? 香港ドルでもいいかな? HSBCがナショナルバンクでね。いやもしかしたらイギリスみたいに円だけは別でもいいじゃない。まずは協調と統合からですって。
 そんな未来が欲しいですねえ。はい。