ついに来ました! ってそんなに深刻な話じゃないんですが、夕べというかもう朝方なんですがね、ブーンという羽音で目が覚めて、はい。蚊さんがね。ついに襲ってきたんですよ。
 でもって、夜中に、しまってあった電気蚊取り器を取り出して…。まあ寝ぼけ眼で、薬が残っているのか確かめたんですが、なんとかね。でもって、これ効くんですね。その後は蚊さんも退散。ゆっくり朝まで眠れました。
 
 つい最近まで、寒くて寝室に行くのさえ億劫だったのが、しばらく「こんないい季節はないよ」と快適さを満喫したんですが、「楽しいときは短くて…」。この先うだるような夜の季節がやって来るのか?と思うとちょっと、与えられし運命を嘆く、なんて感じかなあ。いまや、快適冷房生活は贅沢! ですからね。
 冬は石垣、夏は東北、春と秋は湘南! そんな生活が夢だったんですが、ちょっとなあ。
 リタイアというのは諦めの季節でもあるんですね。
 毎日決まった時間に電車に乗ってという生活は、時には苦痛だったんですが、今はなんか懐かしくてね。あの時代を取り戻す? いや週に2回でも3回でもいいから、そんな規則性も欲しいかな? なんて思いながらも過ぎ去った時と諦めるよりないようで。

 って、「リタイアしたら自由にクルーズ」なんて漠然と思っていたんですがね、リタイア者って、そうなってみると、今度は暇があっても、手元不如意というか財力がそれを許さないんだよね。
 別に趣味なんてないですからね。まあ年に一度はクルーズくらいは! というささやかな夢を。てんで、来月はライン川、16年も一応クリスタルの予約を入れたんです。早ければ早いほど安くなるし。でもねえ、なんか年金以外に確たる収入がないわけで。乗船料、はいにっくき円安! ですからね。今回は為替も円高にふれることがあるだろうと、分割払いにしているんですが、なんかなあ、支払いに、凄い不安感もあるんですね。
 あと15年くらいは生きられるけど、20年間このままだと、私は良くても相方さんに何も残らんな、なんて不安がね。その一方で介護保険だのなんだのと、請求は来るし…。
 それにしても、相方さんの年金って、ひどいねえ。ようやく65歳になって老齢年金が出る!というんで、年金事務所に手続きに行ったんです。なんかなあ、それまでにそろえる書類も面倒だたったけど、なんであんなに非効率なの? という感じの応対でしたが、「はい奥様は70万円くらいでますよ!」とにっこり。まあそんなもんかと内心ほくそ笑んだんですがね。「だんな様は扶養手当が削られるので、38万円くらいマイナスですね」。
 おいおい、差引き32万円の年金増額かい?
 加えて、今朝になって、介護保険のご案内。というわけで、「年金から引き落とします」だって!
 なんかなあ、つまり我が相方さんの増額分は、月2万円強! だというんだから。

 「リタイアしたら花の年金生活」「悠々自適、年に一度はクルーズへ」なんて、夢のまた夢! どころか、こりゃあ嘘っぱちだぜや! ホンマに。

 高齢者は金を持っているし暇もある! これがクルーズ事業者さんや旅行会社さんの漠然とした市場感なんだろうけど、これって間違ってますよね。
 暇は確かにあるけど、自由になる金なんてないよ。だいたい、お上は「あの辺りに余裕がある」とみたら、年貢を一気に課してきますからね。

 にもかかわらず、売るほうは、誤ったマーケット感、マーケット想定でクルーズ商品を売っているんですからね。こりゃあ上手く行くわけないよ。
 リッチな暇のある高齢者がねらいだったら、もっとロングで高級感のある、夢のある旅を提供するべきだし、あんまり金はなさそうだけど、暇がありそうなリタイア組狙いなら、徹底的に安い料金で長めのクルーズ。つまりリタイア者にとっては3泊とか4泊のクルーズって逆に面倒なんだよね。リタイア者狙うなら、もっと長めで支払い能力に見合った商品が欲しいと思うけどねえ。
 もう少しきちんと、マーケティングして欲しいですね。

 でもって、あんたどうするの? うーん。17年からはなあ。ツアーに入って、窓なしとかベランダなしで旅しようかなあ? でも行きたいところはほとんどなくなっちゃたから、もう卒業ですかね?
 ああ、ナイル川くらいですかね? いやフランスのプロバンスもいいかな? ドナウ? うーん。
 リバークルーズばかり思い浮かぶね。でも、こんなことしてたら、10年経ったら生活保護? ですね、きっと。
 くわばらくわばら。