今朝、株式欄を見て口に含んだ、コーヒーを吐き出しそうになりました。
 しばらく全く動かなかった海運株が選挙相場に乗ってようやく動き出したかと思っていたら、昨日は暴落? というには言い過ぎだけど、日本郵船は71円だかの下げ。

 海運株は今月初めからかな? デノミ?じゃなかった額面株価50円から500円に引き上げられたためか、取引単位が1000株から100株に引き下げられて。まあ昔なら7円安に過ぎないんだけど。71円安というのは、気分は悪いわねえ。
 まあ、まだまだ隠忍自重の時代が続きそうですね。まあいいや。

 というんで日本郵船。昨日、日経新聞さんが「独自取材」で、「飛鳥Ⅱ」の後継船の更新を10年間は見送り!だって。まったく夢も希望もなくなるニュースを報じていましたね。欧州の、とは書いていないんで、造船事情を知らない読者はなんことを言っているのか分からんと思うけど、船価が高騰し、造船所の工程が埋まり…。20年代中盤まで様子を見ると…。新造は延期というか、これでは見送りということですわね。

 飛鳥Ⅱは、改装すれば2030年までは持つ! というわけです。大改装するんかな?

 つまり三菱さんが請けてくれないというこれまでの話から、欧州の造船所の工程が埋まっている! という理由に変わっているんですけどね。まあそういう話は、予測できていたわけでね。つまり、郵船さんは、この間、欧州造船所への打診をしていた、ということなんでしょうけど。

 でも、「船価500億円を超す」んでは、とてもとてもという理由が書かれていますが、こうした諦め方では、日本のクルーズ産業終結宣言としか思えないですね。
 今年は、なんて年だ!と、頭を抱えたくなりますよ。まったく。

 大体、いくら日本郵船の社長さんが偉くても、これから10数年。2030年まで社長としておられるわけではないんだから、「任期中はやりません」くらいの話か? 「チャンスは探りますが、難しい」くらいにとどめておいてくれればいいのにねえ。

 これでは、後継社長にバトンタッチしても、客船はあと「十年以上は…」となるだろうし。
 今後、5万トンの飛鳥2クラスの客船が500億円以下になることは、ないでしょうからね。
 日本マーケットに合う船型を探り直すとか、中国で造る? とか、方法はなあ、あると思うんですがねえ。

 だいたい欧州だって、15万トンだか、20万トンの客船の建造を続けてきたのに、「1隻だけでいいから5万トン、造ってよ」なんて言ったって。それに船価もお安く!なんて。
「はいはい」というわけにはいかないと思いますよ。
 つまり客船事業戦略、新造船発注戦略を含めて、初めからやり直すべきだと思うんですけどね。

 えっつ?どんな風に?
 はいコンテナでは3社統合のライナー会社を造ったわけでね。商船三井や日本クルーズ客船と話し合って、事業統合が無理なら、新造船の船型を統一して、「3隻造りますからよろしく!」とか。3隻なら仕様を合わせれば、船価も下がるでしょ。
 3社で協力して客船造船所を育てる! とかね。三菱の長崎と合弁で、とか。常石さんを育てるとか!
 方法はあるでしょう、と思うんですけどねえ。

 いやもしかしたら、T.Iさんご提唱の路線かな? 2020年代の半ばくらいには、クルーズ会社のリセッションが来て、船は余るんじゃない?という目論見に掛けるんですかねえ…。
 なんかここのところ、メディアは、「地方振興は、公共事業より観光振興」だなんて言いはじめています。が、日本のクルーズ客船に外国人客をなんて、考え方も、上海からの中国人客を目標に、日本テイストのクルーズ船を始める? という話すら伝わって来ない。ええ、「旧」飛鳥Ⅱの利用策ですって。 

 これでいいんでしょうかねえ。ガラパゴス・ジャパン。
 今年は本当に嫌な年になっちゃいましたね。

 客船の灯を消さないでね。お願いしますよ、って。やっぱりクルーズ平和党は必要だったかもねえ。