「五月雨を集めて早し」ですか? 雨ですね。風も強い。
 でもって、思いついたフレーズが「五月雨」!ですわ。去年の秋、最上川に出かけて行って、寒河江の温泉に漬かって、最上川を眺めたのを覚えています。
 あのあたりは、今日はどんなもんなんでしょうかね。 

 で、いま思いついたのは、
 「田園蕪れなんとす」のフレーズです。
  歸去來兮         歸去來兮(かへりなん いざ)
  田園將蕪胡不歸     田園 將に蕪れなんとす 胡(なん)ぞ歸らざる。
 
 帰りなん いざ! ですか? 陶淵明さんの歌ですね。故郷へ帰ろう!田園が荒れつつあるぞ? ですかね。
 って、なにを急に黄昏ているのよ。

 そして次に浮かんだ言葉が
 「国破れて山河在り」 って、別に国は敗れていないし。
 むしろ、国に敗れそうなのが僕たち?かな。
 
 はい、ここでどうしても思い出すのが、
 「誰か故郷を思わざる」ーー霧島一郎じゃなくて、寺山修司さんの方ですけどね。
 「マッチするつかの間、海に霧深し。身すつるほどの祖国はありや」ーー。
 なんか、三沢の田舎にある寺山さんの記念館に行きたくなりましたね。

 今日は憲法記念日のようですね。
 僕は若いころから、どっちかと言えば、はい左翼かぶれの方かな?
 ですが、「憲法を守れ。9条改正反対」ーーそんな話には、まったく興味がなかったですね。

 大体「国って何よ」「そんなものいらない」みたいな心情というかなあ。
 戦争反対?などという場合、「国権の発動たる」ですからね。むしろ国自体いらんだろ! 国自体に反対しろよ! みたいな論理にもならない思い付き。

 68年ともうすぐ11か月ですか? そんな反権力主義みたいな感覚でここまで生きて来ちゃったのかな? そんな感覚はおくびにも出さず、子を育て。
 「私は今日まで生きてきましたーー」です。(吉田拓郎さんですね。)
 結局、団塊はダメでしたねえ。

 でもねえ、つまり日本国って、スカスカの良い国ですよ。「1984年」でオーウェルが描いた国が、国家の本質なら、私が生きて来たこの国に息苦しさなんて、ほとんど感じた覚えはないですからね。

 そうですよ。せめてこのまま、このまま。余計な手入れずにね。憲法を記念するというのなら、そのままにね。
 国家権力さん、よろしくお願いしますよね。

 身捨つるほどの祖国ありやーーいやそんなものないさ。 ですよ。
 とはいえ山河はあり続ける。
 今日はそんなことを思いながらーー。
  日暮し、硯にむかいて、心に浮かびゆくよしなしごとを…(はい、最後は吉田兼好さんかな)。

 変わったのは硯ではなくて、キーボードに向かいてですけどね。
 あんた頭おかしくなっちゃたんじゃないの? はい。朝だというのに、黄昏ています。

 
さあ、来週はフランスの山河だ! ね。