別にそんなに盛り上がっているわけではないですが、このところの飲み会での話題となると。
 やっぱり北の話ですね。というか朝鮮半島がどう変わるのかの、勝手な展望論。結構面白い。

 まあ起きている事実の意味をどうとらえるかとなると、異論ばかりで対立しちゃうし、酒がまずくなるんですがね。しかも、意外にアベッチの評価が高かったり。
 で、「3兆円?そんなんで済むんなら安いじゃない」なんて。確かに原発の廃炉には…、なんて日本が抱える負債の規模の話へと繋がっちゃうんで、また話がややこしくなる。で、そっちの話はそのあたりで打ち切るんですがね。

 このところ、荒唐無稽な話でもなくなってきたのが、北への鉄道というか、アジアの物流への拡がり論ですね。
 もちろんソウルから平壌への鉄道が開通するとして、さてその先はみたいな先の先についての話です。
 でもって、まず、出て来るのが、日本が北の復興にどこまで係われるのか? ですけどね。

 仕事欲しいよ!人間は、「戦後賠償もあるんだから、3兆円でも6兆円でも、突っ込んで関係を正常化させていいさ。そのあと南北鉄道だけじゃなくて、その先へ。日本が何が出来るかだよ」
「今安倍政権は、拉致問題なんてやっやこしい問題ばかりクローズアップさせ過ぎている。戦後賠償だけで話が終わっちゃったら…。経済協力みたいな話にどうやって話を転換するの?」なんて、あせっている派が結構議論を支配するのに対して、「鉄道が繋がるとして、列車コンテナ輸送に果たしてどれだけ需要があるのか」の懐疑派! それには「どこへ、何を運ぶの?」派が加わって、北のポテンシャルそれ自体への疑問派が加勢します。

 逆に「鉄道はつながるだろうけど、その前に開城だけでなく北の各地に工場が造られ産業が構築されて…」、そこへの「物流の形は、鉄道だけじゃなくて、港や道路の建設へと進むさ」なんて、現実派が答える。

 まあ僕も情報を持っているわけじゃないですが、日通が中国発欧州向けの物流ルートを売り出していますからね、南北ルートの先には、北京じゃなくて、モンゴルそして中央アジア! 
 でもって、「大陸横断鉄道に乗りたいね。サマルカンドなんて行って見たいじゃん」。なんてまぜっかえすんだけど、この話は、あんまり支持されませんね。
 昔韓国の友人が、「TGVでパリまで行くのが夢」だなんて言っていたのを思い出しますが。でも、そんな夢物語に実現性が出て来ちゃったですからね。まさに、地球儀を俯瞰するような話です。

 で、こうなると、新幹線対中国新幹線、韓国STXとTGVを軸にしたフランス勢! みたいな話になってゆくんですね。
 ついでに、マハティールが中国から日本に乗り替えるみたいだし? なんて。話を脱線させて喜ぶ人もいるんですよ。まあ鉄道の話ですからね、脱線はつきものですって、落語にしてどうするの?

 でもねえ、このところの日本は製品技術でもITでも、自動車の環境や自動運転技術でも、仕切り直されつつあるトレンドの中で、企業が結構苦戦していますからね。
 確かにアジアを俯瞰すると、大きな障害になっていた、北の重しが取れることは、サラリーマン諸氏にとっても目の前が開けているような気がするんじゃないないですか? 一帯一路の主導権争いだって、ようやく中国と対抗できる線が繋がるかもという、感じかな?

 まあ、トランプさんと金さんが遇ったというだけで、ここまで話を盛り上げちゃう、日本人サラリーマンも、お酒の席で、こんな風に仕事の話にしちゃえるというのは、それなりに訓練されているというか、それとも、それだけ閉塞感に閉じ込められていたのか? だけどねえ。

 でも最後に、空気を支配するのは、「でもなあ、このところの安倍さんの外交は完全に失敗だし、挽回できるんかなあ。他に代わる人がいないし」
 口には出さなくても、そんな感じで締めになりますね。
 つまり、仕切り直し後の土俵にあがる力士として。この人でいいの? 論がどうしても出て来る。
 「だいたい彼には、北だけじゃなくて、南にも人脈があるんかね」なんて感じでね。

 でもどうやら、統一朝鮮?は無理でも、対立の時代から、ユナイテッド・コリア時代へと時代は進む。これは変わらんでしょ。
 でもって、造船会社OBさんは、「これからの物流は船じゃなくて鉄道かな」と悲観的な話へ。
 「いや、どんなことがあっても、釜山までは船だろうし、港は増える」って。海運OB。

 日本も京浜地方から関西、長州、九州へと経済の中心が西に動く! って、話がバラバラになるのがこういう話のいいところ。

 首都は下関? ってそうか、アベッチの狙いはそこだったのか! って? ないない!