日刊ゲンダイと言う新聞は、「夕刊紙」という名称を日本に定着させた、というか、産経新聞の「夕刊フジ」とタブロイド紙という紙面の便利さを武器に、日本に新しい新聞文化を切り開いた! なんて大袈裟な評価をしても仕方がないか。
 方やゴリゴリ右派のフジに対して、反権力を紙面づくりの旗印にしていて、まあ本当か嘘か知らんけど、読んでいて小気味がいいですね。

 昨日久しぶりに上京したのですが、昨日付け(地方での販売を配慮しているのか、発行日は18日付だですが)では、紙面の半分を占めるかのようなデッカイ活字で、「安倍健康不安、再燃」と、アベノスキャンダルを掲載していました。
 で、実質「20億円しか予算化していない」のに、さもいろいろやっているかのように西日本大水害対策の印象操作を指摘していると。
 この新聞を読むと、サラリーマン生活時代に、帰宅途中で、その日の憂さ晴らしていた現役時代のことを思いだして、我が意を得たり、と溜飲を下げるのです。

 ですがね。我が現役時代には、電車の座席やつり革族の中に必ずひとりや二人はいた夕刊族ですがね、今はまったく見なくなっちゃって。夕刊紙族が絶滅危惧種になって行くのかと、ちょいと寂しい思いをしているところです。

 僕は、電車に乗らない日には、わが地元の小さな駅のNewDaysか、セブンイレブンまで散歩がてら出かけて、日刊ゲンダイを購入するのですが、夕刊紙が、店頭に到着する午後4時前後になると、なんかなあ、御同輩と思しき、団塊崩れが三々五々集まって来て、ゲンダイを求めて行く。
 そう、この新聞、いまや団塊の左翼崩れさんというメイン読者層を失いつつあって、団塊リタイアとともに…。なんてね。
 でも、競馬ファンもいるし、風俗情報もあるやん!ですけどね。
  
 まあ我が駅近のNewDaysさんには、フジが置いていなくて、このあたりでの夕刊戦争は、ゲンダイの勝ちかな? ああ、東京スポーツも結構売れていますね。
 なんて、夕刊紙の解説をしてどうするの?ね。 今日書きたかったのは、連載している中国ウォッチャーの近藤大介さんが、「米中貿易戦争」の行く末に対するコラムを書かれていたということでした。

 先日T.Iさんが書かれた、「米中戦争の流れは、米国船の中国マーケットからの締め出しに繋がる」という論について、僕はそんな風にならない? と書いたわけですが、まったく違う視点から米中経済戦争は観光戦争に発展する?と書いていました。
 まあ直接、中国に入港するクルーズ船が規制されるというところまで中国人の観光動向に触れているわけではないですが。
 習さん、中国産品への関税強化に対して、「相応の対抗関税」を表明しているわけですが、2000億ドル相当の中国産品に対して10%の関税をかけるというトランプさんに対して、中国は「相応の」対抗措置は取りようがない!という話なんですね。
 簡単な話で、去年の中国のアメリカ製品の輸入高は1539億ドルしかなくて、対抗のしようもない。

 でもって、困った習さんは、きっとアメリカへの観光旅行の自粛なり、留学生の引き揚げなどの措置で埋め合わせるのでは? と分析しているんですね。
 この予測が当たるかどうかは分かりませんが、そんな方策を取るとしたら、確かにアメリカンテイストというか、アメリカ文化の象徴かもしれないクルーズ船への乗船規制あたりはかなり手ごろな対抗措置になるかもしれない! なんて、ようやく座れた座席で、ゲンダイを眺めながら思ったわけです。
 
 まあそうなれば、中国人を乗せたクルーズ船の行き先である日韓がもろに影響を受ける?
 という騒々しい未来がやってくるんかな?
 なんて考え直しちゃったですけどね。

 でもねえ、電車の中を見渡しても、クルーズレジャーなんて考えている乗客はほとんどいないんじゃないですか?
 確かに日本国にとって、百万人くらい来るようになっているのかな? 中国人のクルーズ人口が減ったりするのは痛手?かもしれんけど、中国にとっては100万や200万の旅行客が出て行くなんて、あんまり関係ないんだろうな? 習さんはそんなとこままで思いつくかな? なんて考えながら、目の前に座った派手なOLさんに見とれつつ、まだまだ遠い家路を辿ったのでありました。

 なんてね。にしても日刊ゲンダイが去年から書き続けている「安倍首相、健康不安」説は、いつになったら現実化するんだろうねえ。そろそろ3選が見えて来ちゃったぜ。
 まあ、いいか?