朝から絶食です。水だけは呑めるものなら…。という具合に飲んでいて、まさに水腹。
 あの洞窟に閉じ込められたタイの少年達の気分を思い起こしたですね。
 これから下剤を飲んで、2リットルに及ぶかという水を飲んで、はい午後から大腸の内視鏡。

 大腸の中のものは全部さらけ出せ!というので、昨夜は素うどんを食べただけで、それ以降は水ばかり。つまり腹黒いものは全部出しなさいね! というお医者様のご指導で。これっていわばデトックスですよね。

 5年前に、この大腸内清掃大作戦はやったことがあるんで、その時よりは落ち着いて臨めますがね。これを契機に毒を吐き出し、これまでの生き方を悔い改めて、新しい人生を送りないさいねということなんでしょうかね。
 というより、今はハングリーな気分ではなくて、生まれ変わるような清々しさです。
 ちょっと大げさですが、気分は大分変わりますね。

 昔々、タイのチェンマイ近くの健康村というか、ヨーロッパ人ばかりが集まる、いわば健康リゾートなんですが、そこを体験取材したことがあるんです。滞在中、自然食品ばかりを食べて、朝はラジオ体操ならぬ、なんか宗教色も混ざった体操とお祈りをして、健康的な生活とはこういうものよ!みたいな指導を受ける。そんな体験でしたね。

 僕はタイ式のマッサージくらいしか受けませんでしたけど、宿泊客に人気だったのがデトックスでしたね。お腹の中のものを全部出して、いわば体の清掃をするんかな? まあ3泊ぐらいしないとできないプログラムでしたが、なんか良さそうで、もう一度戻って来て体感したいなあ、なんて考えたんですがね。いまだ実現してない。

 タイの農村と原生林の中に切られた健康ビレッジみたいなところでしたが、まだあるんだろうか?
 って、はいタイの洞窟少年団のエピソードと、大腸デトックスで、この時の健康リゾートのことを今、思い出しているところです。

 とにかく集まる客はヨーロッパ人ばかり、バンガローに泊って…。でもいい値段が付けられていましたよ。チェンマイ空港からの送迎付きですが、食は自然食? つまり大したものは出ませんからね。内心「いい商売かも」なんても、思いました。
 まだ当時は、旅行業というと宿泊の世話と食事、それが旅行受け入れ側の仕事の一切ぐらいに割り切っていたんですがね、旅先で何を提供するか、そのソフトに価値があるんですよね。
 と、最近では食い改めていますけどね。

 でも、年に一度くらい大腸を清掃するっていいかも知れないですね。ホント! ぼくら「昨日の続きが明日」みたいな生活を続けて、退屈し切っていますが、はい大腸内視鏡も楽しむ気分というか。
 でもって終わったら、たっぷり刺し身と金目の煮魚あたりをつっついて、なんてね。でも、2,3日お酒は禁止のようですけどね。それもいいか?ですよね

 このところ、海外のクルーズサイトを見ているんですがね。7日間で50ドルなんて、カリブのクルーズはますます安値競争が進んじゃって、さすがに日本人にも「憧れの豪華客船」なんてイメージではなくなっていますが、その一方では、2億ドルもかけて20年物の客船を改装し、船名も変えてまるで新造船のように登場させて、目先を変えるなんて。つまり新造船が間に合わないという造船所不足と、老齢船の転配先がなくて、ショウガナイ既存船に手を入れて…。成功したビジネスモデルをトレースするみたいな、安易なというか、苦肉の策が取られている。
 伝統的なクルーズゾーンにも、面白みはなくなってきましたね。

 でもって昨日書いた「スカーレットレディ」じゃないけど、ちょっぴりワイルドでディープなクルーズサービスの提供みたいな新味を追う動き。上手く行くかはともかくね。
 ということで考えてみると、次はなんですかね。僕は、医療だよねと思うんですがね。
 BSのテレビなんか見ていると、健康維持のためのお薬だとか健康器具の宣伝ばかりだもん。これに旅を組み合わせる。

 まあ船で医療というと、軍用とか、病院船みたいなものも思い浮かぶけど、ケアが必要な人々向けの客船というか、健康増進プログラムだけを目指した客船。そんなのも出てきていいんじゃないの? 中古船の改装でいいから。って。悪くないと思うんですけどね。

 まあいいやまずは大腸でしたね! ガンでなければいいんだけどねえ。